G‐7ホールディングス7508
G-7 HOLDINGS Inc.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたのカーライフや食生活を、G-7ホールディングスが支えているかもしれません。例えば、愛車のタイヤ交換やオイル交換で「オートバックス」を利用したことはありませんか?あの黄色い看板のお店は、同社が運営する主力事業の一つです。また、週末に家族で食料品のまとめ買いをする際、大容量で低価格な「業務スーパー」に足を運ぶこともあるでしょう。この業務スーパーも同社がフランチャイズ展開しており、私たちの暮らしに欠かせないサービスを提供しているのです。
オートバックスと業務スーパーのフランチャイズ事業を二本柱とする複合小売企業。2025期は売上高2,141.3億円(前期比+11.0%)、営業利益71.22億円(同+2.9%)と増収を確保したものの、利益成長は鈍化。2026期は売上高2,300億円、営業利益85億円と回復を見込んでいます。近年はEC企業買収などM&Aを通じて事業の多角化を加速させており、既存事業とのシナジー創出が今後の成長の鍵となります。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 兵庫県神戸市須磨区弥栄台2丁目1番地の3
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 22.8% | 9.4% | - |
| 2022/03期 | 22.8% | 10.0% | - |
| 2023/03期 | 14.8% | 6.9% | - |
| 2024/03期 | 18.2% | 8.7% | 3.6% |
| 2025/03期 | 15.8% | 7.5% | 3.3% |
| 3Q 2026/03期 | 12.3%(累計) | 5.5%(累計) | 3.4% |
収益性は、高インフレ下のコスト上昇や競争激化の影響を一部受け、営業利益率は3%台で推移しています。しかし、効率的なフランチャイズ運営モデルにより、ROE(自己資本利益率)は15%から22%の高い水準を維持しており、株主資本を効率的に活用した成長を実現しています。今後は既存店でのさらなる収益性向上が利益率回復の鍵となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1,636億円 | — | 48.5億円 | 105.8円 | — |
| 2022/03期 | 1,685億円 | — | 52.5億円 | 119.3円 | +3.0% |
| 2023/03期 | 1,769億円 | — | 38.2億円 | 86.8円 | +5.0% |
| 2024/03期 | 1,930億円 | 69.2億円 | 51.8億円 | 117.5円 | +9.1% |
| 2025/03期 | 2,141億円 | 71.2億円 | 49.4億円 | 112.7円 | +11.0% |
G-7ホールディングスは、オートバックスや業務スーパーのフランチャイズ事業を軸に、継続的な出店による売上高の拡大を維持しています。2025/03期には売上高が2,141億円に到達し、積極的な店舗展開が収益の成長を支える構造です。今期2026/03期の会社予想でも売上高2,300億円、純利益57億円を見込んでおり、強固な成長トレンドが持続しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1739億円(通期予想比76%)、営業利益59億円(同69%)、純利益42億円(同74%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
「業務スーパー」や「オートバックス」のフランチャイズ事業を中核に、食・車・住のライフスタイル関連事業を展開しています。開示されている事業リスクには、競合環境の激化や経済情勢による消費動向の変化が挙げられており、多角的な事業ポートフォリオによる収益の安定化が経営の要となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 2,200億円 | — | 2,141億円 | -2.7% |
| 2024期 | 1,850億円 | — | 1,930億円 | +4.3% |
| 2023期 | 1,800億円 | — | 1,769億円 | -1.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 82億円 | — | 71.2億円 | -13.1% |
| 2024期 | 77億円 | — | 69.2億円 | -10.1% |
| 2023期 | 77億円 | — | 65.0億円 | -15.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現在進行中の中期経営目標では、2027年3月期までに売上高2,500億円、経常利益100億円を掲げています。直近の2025期実績では、売上高進捗率が85.6%と順調な一方、経常利益は72.8%とややビハインドしています。近年の業績予想は、売上高は概ね達成するものの、営業利益が期初予想を下回る傾向にあり、コスト管理や既存事業の収益性向上が目標達成の鍵となります。配当性向30%以上の目標は安定して達成しており、株主還元への意識は高いと評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
EC販売事業を展開する株式会社新流を買収し、オンライン販売チャネルの強化を決定。
2026年3月期第3四半期決算にて、経常利益62.63億円を達成し増収増益の基調を維持。
記念配当を実施し、配当利回りを向上させることで株主還元姿勢を強化。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
財務基盤については、事業拡大に伴い有利子負債が2025/03期末時点で約328億円まで増加していますが、これは積極投資を継続している結果です。自己資本比率は約46%を維持しており、安定した財務健全性を保ちながら、新規出店やM&Aを通じた成長投資を優先させています。今後も成長のための先行投資と資本効率のバランスが重要です。 【3Q 2026/03期】総資産823億円、純資産349億円、自己資本比率43.1%、有利子負債207億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 93.1億円 | ▲29.7億円 | ▲65.5億円 | 63.4億円 |
| 2022/03期 | 56.3億円 | ▲32.5億円 | ▲16.2億円 | 23.9億円 |
| 2023/03期 | 39.6億円 | ▲33.1億円 | ▲20.0億円 | 6.5億円 |
| 2024/03期 | 73.9億円 | ▲40.0億円 | ▲19.4億円 | 33.9億円 |
| 2025/03期 | 75.1億円 | ▲88.3億円 | 10.0億円 | ▲13.3億円 |
営業キャッシュフローは堅調な本業の稼ぎにより安定的にプラスを維持しており、成長投資の源泉となっています。特に2025/03期は投資キャッシュフローが約88億円の支出と大幅に拡大し、M&Aや店舗拡充への意欲的な投資姿勢が鮮明です。一時的にフリーキャッシュフローはマイナスとなりましたが、将来の収益基盤を構築するための戦略的な支出と評価できます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は18.0%と、小売業の中では比較的高い女性登用比率を実現しています。16社の連結子会社を抱えるグループ経営を支えるため、監査等委員会設置会社制度を採用して実効性の高い監査体制を構築しており、経営の透明性向上に取り組んでいます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 581万円 | 2,204人 | - |
従業員平均年収は581万円となっており、小売業界の平均水準と比較して堅実な給与体系を維持しています。近年、M&Aによる業容拡大や店舗網の拡充が継続していることから、組織規模の拡大に伴う人材確保の必要性が年収水準を下支えする要因となっています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)をTOPIXと比較すると、2022期を除き、市場平均を下回る「アンダーパフォーム」が続いています。これは、増収は続いているものの、利益成長の鈍化や、市場の期待を超えるようなカタリスト(成長の起爆剤)が限定的であったことが株価に反映された結果と考えられます。特に2024期以降はTOPIXの上昇率が大きかったため、相対的な劣後が目立ちました。今後は、M&A戦略の成功による利益貢献や株主還元強化が、TSRを向上させる上で重要な要素となります。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 47円 | 30.5% |
| 2017/03期 | 53円 | 30.9% |
| 2018/03期 | 66円 | 30.2% |
| 2019/03期 | 23.6円 | 31.1% |
| 2021/03期 | 33円 | 31.2% |
| 2023/03期 | 38円 | 43.8% |
| 2024/03期 | 40円 | 34.1% |
| 2025/03期 | 40円 | 35.5% |
現在、株主優待制度は実施していません。
同社は配当性向30%以上を目安とし、利益成長に応じた累進配当を基本方針としています。安定的な利益成長を背景に、株主への利益還元を強化する姿勢が明確です。将来的な経営環境の変化に応じた見直しの可能性はありますが、基本的には持続的な増配を志向する方針を継続しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 116.6万円 | 16.6万円 | 16.6% |
| 2022期 | 148.6万円 | 48.6万円 | 48.6% |
| 2023期 | 133.9万円 | 33.9万円 | 33.9% |
| 2024期 | 137.0万円 | 37.0万円 | 37.0% |
| 2025期 | 130.1万円 | 30.1万円 | 30.1% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
小売業界の平均PER(22.0倍)と比較して、当社のPERは10.7倍と低く、株価は割安と判断される可能性があります。一方でPBRは1.86倍と業界平均をやや上回っています。信用買残が売残を大幅に上回っており、信用倍率は56.22倍と高水準です。これは将来の株価上昇を期待した買いが多いことを示しますが、一方で需給面での重荷となる可能性も秘めています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 73.1億円 | 24.5億円 | 33.5% |
| 2022/03期 | 78.8億円 | 26.2億円 | 33.3% |
| 2023/03期 | 68.1億円 | 29.9億円 | 43.9% |
| 2024/03期 | 73.2億円 | 21.4億円 | 29.3% |
| 2025/03期 | 74.7億円 | 25.3億円 | 33.8% |
法人税等の支払額は経常的な利益水準に連動して推移しており、概ね法定実効税率に近い水準で管理されています。2023/03期には税負担率が一時的に43.9%へ上昇しましたが、これは特定の税務上の要因や非課税所得の変動によるものと考えられます。現在は30%台前半の安定した水準に回帰しており、適切に納税が履行されています。
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