7482プライム

シモジマ

SHIMOJIMA Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE5.9%
BPS148.8円
自己資本比率83.9%
FY2025/3 有報データ

暮らしとビジネスを彩る、包装資材のパイオニア

すべての事業者に「商売繁盛」を、すべての人に「暮らしを豊かにする選択肢」を提供し、ビジネスと暮らしを支援するプラットフォーマーになる。

この会社ってなに?

あなたがカフェでドリンクをテイクアウトするとき、その容器や手提げ袋はシモジマの製品かもしれません。また、雑貨屋さんでプレゼントを買った際の可愛いラッピングや、お気に入りのパン屋さんの紙袋も、実はシモジマが供給しています。普段の生活で商品を「包む」場面の裏側には、この会社の存在があります。最近では、昭和レトロなデザインの包装紙が文具や雑貨として人気を集めており、思いがけない形であなたの目に触れている可能性もあります。

包装資材卸の老舗シモジマは、FY2025に売上高606.8億円、営業利益29.86億円を記録。価格改定やM&A効果でコロナ禍以降のV字回復を果たし、FY2024には過去最高益を達成しました。現在は中期経営計画の最終年度として、業務用ECサイトの取扱商品を130万点に拡大する目標を掲げるなど、DX化を加速させています。連結配当性向50%以上、DOE3%超という高い株主還元方針も明確にしており、安定した収益基盤と株主重視の姿勢が特徴です。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
東京都台東区浅草橋五丁目29番8号
公式
www.shimojima.co.jp

社長プロフィール

笠井 義彦
笠井 義彦
代表取締役社長
挑戦者
当社は100年以上の歴史を持つ包装資材のリーディングカンパニーとして、時代の変化に柔軟に対応し続けています。今後は、リアル店舗とECを融合させた『シモジマ型オムニチャネル』を推進し、M&Aも活用しながら事業領域を拡大することで、お客様のあらゆるニーズに応え、社会に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1920
創業の第一歩

下島商店として創業。紙袋や包装紙などの包装用品の販売を開始し、100年以上にわたる歴史の幕開けとなった。

1962
株式会社シモジマ設立

事業拡大に伴い、株式会社シモジマを設立。卸売業としての基盤を固め、組織的な成長を目指す体制を整えた。

1995
株式店頭登録(現・上場)

日本証券業協会に株式を店頭登録(現JASDAQ)。企業としての社会的信用を高め、さらなる飛躍への足掛かりを築いた。

2001
東証二部へ上場

東京証券取引所市場第二部へ上場。安定した経営基盤を背景に、株主からの信頼を得て事業を拡大していく。

2019
M&Aによる事業拡大

包装資材卸売のミタチパッケージを子会社化。M&Aを積極的に活用し、事業領域とサービス提供エリアの拡大を加速させる。

2021
越境EC事業への挑戦

海外物流・越境EC事業を行うグローバルブランドを子会社化。国内で培ったノウハウを活かし、グローバル市場への展開を本格化。

2024
EC事業の強化

業務用ECサイトの取扱商品を130万点に拡大する計画を発表。リアル店舗とECを融合させる「シモジマ型オムニチャネル」戦略を推進する。

2026
中期経営計画最終年度へ

ROE8.0%、PBR1倍以上を目標とする中期経営計画の最終年度を迎える。株主還元と持続的成長の両立を目指し、企業価値向上に取り組む。

注目ポイント

株主への還元意識が高い

連結配当性向50%以上、DOE3.0%超という高い目標を掲げています。安定した配当に加え、QUOカードなどの株主優待も魅力です。

ECとM&Aで成長を加速

リアル店舗の強みを活かしつつ、ECサイトの品揃えを大幅に強化。さらに積極的なM&Aで越境ECなど新領域にも進出し、成長を続けています。

レトロ可愛いデザインで人気再燃

1970年代のファンシーな包装紙デザインが復刻され、アパレルブランドや雑貨とのコラボで大人気に。100年の歴史を持つデザイン資産が新たな価値を生んでいます。

サービスの実績は?

130万点
業務用ECサイト取扱商品数目標
2026年3月期計画
+30% vs 現在
54
1株当たり配当金
FY2025実績
+5.9% YoY
6,966万円
連結従業員一人当たり売上高
FY2025実績
+4.9% YoY
60.4%
連結配当性向
FY2025実績
目標:50%以上
4
公表M&A・組織再編件数
2019年以降
事業拡大

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 54円
安全性
安定
自己資本比率 83.9%
稼ぐ力
普通
ROE 5.9%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
54
方針: 連結配当性向50%目標かつDOE3%基準
1株配当配当性向
FY2021/32216.8%
FY2022/322594.6%
FY2023/32233.2%
FY2024/35150.1%
FY2025/35460.4%
2期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

同社は株主還元を重視しており、連結配当性向50%以上とDOE(連結株主資本配当率)3%超を目標に掲げています。近年の増益に合わせて配当水準も大幅に引き上げており、累進的な還元姿勢が評価されています。堅実な財務基盤があるため、長期的にも安定した配当が期待できる銘柄です。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.9%
業界平均
7.8%
営業利益率下回る
この会社
4.9%
業界平均
4.9%
自己資本比率上回る
この会社
83.9%
業界平均
48.4%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3481億円
FY2023/3550億円
FY2024/3578億円
FY2025/3607億円
営業利益
FY2022/34,400万円
FY2023/320.1億円
FY2024/332.6億円
FY2025/329.9億円

シモジマは包装資材や店舗用品の卸売を展開しており、近年は通販チャネルの強化により売上高が順調に伸長しています。FY2021/3にはコロナ禍の影響で営業赤字を計上しましたが、以降は包装資材の需要回復やEC事業の拡大により、FY2024/3には営業利益が約32.6億円まで急回復しました。今後はさらなる商品ラインナップの拡充により、安定した成長継続を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
4.9%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/3-1.0%-0.9%0.6%
FY2022/30.3%0.2%0.1%
FY2023/34.7%3.9%3.7%
FY2024/36.8%5.5%5.6%
FY2025/35.9%5.0%4.9%

収益性はコロナ禍の打撃を受けたFY2021/3から劇的に改善しており、営業利益率は0.6%から5%台まで回復しました。業務効率化と高付加価値商品へのシフトが功を奏し、ROE(自己資本利益率)はFY2024/3には6.8%に達しています。足元では投資先行により一時的な減益傾向にありますが、依然として健全な収益構造を維持しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率83.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
2.0億円
会社の純資産
352億円

同社は非常に強固な財務基盤を有しており、自己資本比率は一貫して80%前後という極めて高い水準を維持しています。有利子負債は極めて少額に留まっており、無借金経営に近い状態と言えます。潤沢な自己資本を背景に、成長投資と株主還元をバランスよく進められる体質を確立しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+9.2億円
営業CF
投資に使ったお金
-8.6億円
投資CF
借入・返済など
-16.9億円
財務CF
手元に残ったお金
+5,900万円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/311.0億円-4.1億円-4.0億円7.0億円
FY2022/34.3億円-13.8億円-6.5億円-9.5億円
FY2023/323.3億円-3.8億円-6.9億円19.5億円
FY2024/347.0億円-14.8億円-6.8億円32.2億円
FY2025/39.2億円-8.6億円-16.9億円5,900万円

営業キャッシュフローは本業の安定した収益力を反映してプラスを維持しており、潤沢なキャッシュを生み出す構造が定着しています。FY2024/3にはフリーキャッシュフロー(FCF)が約32.2億円と大幅な黒字を記録しました。近年は積極的な成長投資と並行して、株主還元のための資金需要が財務CFに反映される動きが見られます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1財務報告 財務報告において虚偽があった場合、当社グループの信用は失墜し、当社の企業価値は大幅に毀損する可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/35.5億円8.8億円160.0%
FY2022/33.8億円2.9億円77.4%
FY2023/323.9億円8.5億円35.4%
FY2024/336.2億円12.5億円34.5%
FY2025/333.0億円12.2億円36.8%

FY2021/3やFY2022/3は、利益水準が低かったために一時的に実効税率が高騰しました。業績が回復した直近の数年間は、法定実効税率に近い30%台半ばで安定して推移しています。今後の予想においても、法人税負担は利益水準の拡大に伴い適正な範囲に収まる見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
593万円
従業員数
842
平均年齢
39.1歳
平均年収従業員数前年比
当期593万円842-

従業員平均年収は593万円と、卸売業界の水準と比較して安定した水準を維持しています。福利厚生の充実や残業時間の少なさが、働きやすいホワイト中堅企業として一定の評価を得る背景となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主58.9%
浮動株41.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関8.8%
事業法人等50.1%
外国法人等2.8%
個人その他38.1%
証券会社0.3%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。

㈲謙友(4,605,000株)19.71%
㈲ケイエヌジェイ(2,587,000株)11.07%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,227,000株)5.25%
㈲和貴(888,000株)3.8%
下島 和光(659,000株)2.82%
シモジマ従業員持株会(633,000株)2.71%
下島 公明(624,000株)2.67%
日本生命保険相互会社(560,000株)2.39%
シモジマ取引先持株会(534,000株)2.28%
有限会社K&M(492,000株)2.1%
有限会社R&T(492,000株)2.1%

同社は創業家に関連する有限会社が上位株主を占めており、安定した経営基盤を維持しています。筆頭株主の㈲謙友(19.71%)をはじめとする資産管理会社が大きな影響力を持ち、浮動株比率は比較的限られる傾向にあります。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億9,900万円
取締役7名の合計

包装用品の製造・卸売を主軸に、直営店やFC展開を行うパッケージプラザを通じた小売り事業を強化しています。事業上のリスクとしては、原材料価格の高騰や包装資材の需要変動、およびデジタル化による需要の変化などが挙げられます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 1名(8.3% 男性 11
8%
92%
監査報酬
3,900万円
連結子会社数
9
設備投資額
9.9億円
平均勤続年数(従業員)
15.3
臨時従業員数
377

監査等委員会設置会社への移行を通じてガバナンス体制を強化しており、経営の監督機能と迅速な意思決定の両立を図っています。女性役員比率は8.3%であり、今後の多様性確保に向けた登用が中長期的な課題です。

会社の計画は順調?

A
総合評価
利益目標は前倒しで大幅達成しており、計画実行力は高い。ただし、会社予想は保守的な傾向が見られる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

5ヵ年中期経営計画
FY2022-FY2026
営業利益: 目標 25億円 前倒し達成 (29.86億円)
119.44%
営業利益率: 目標 3.5% 前倒し達成 (4.9%)
140%
ROE: 目標 8.0% 順調 (5.8%)
72.5%
PBR: 目標 1.0倍以上 順調 (0.95倍)
95%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025618億円607億円-1.8%
FY2024576億円580億円578億円+0.3%
FY2023507億円550億円+8.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202538億円30億円-21.4%
FY202421億円27億円33億円+55.3%
FY20234億円20億円+458.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

FY2026年を最終年度とする5ヵ年中期経営計画では、営業利益25億円、営業利益率3.5%の目標をFY2024時点で既に超過達成しており、極めて好調に進捗しています。これは、コロナ禍からの経済正常化に加え、M&Aや価格改定が奏功した結果です。一方で、ROE(自己資本利益率)やPBR(株価純資産倍率)といった資本効率関連の目標は道半ばであり、今後の株価を意識した経営が課題となります。FY2024以降は会社予想を大幅に上回る着地が続いており、計画に対しては保守的な業績予想を出す傾向があります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、配当を含めても一貫して市場平均であるTOPIXのパフォーマンスを下回っています。これは、コロナ禍での一時的な業績悪化や、卸売業という業態から急成長が期待されにくく、株価が大きく上昇しづらいことが背景にあります。しかし、直近の業績回復と株主還元強化により、今後はTOPIXを上回るパフォーマンスへの転換が期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+17.1%
100万円 →117.1万円
17.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021108.0万円+8.0万円8.0%
FY202281.6万円-18.4万円-18.4%
FY202386.5万円-13.5万円-13.5%
FY2024122.8万円+22.8万円22.8%
FY2025117.1万円+17.1万円17.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残35,500株
売り残461,500株
信用倍率0.08倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月中旬
定時株主総会2026年6月下旬

PER13.3倍、PBR0.95倍と、業界平均と比較して割安な水準にあります。一方で、配当利回りは3.80%と業界平均を大きく上回っており、高い株主還元姿勢が評価されています。信用倍率は0.08倍と売り残が買い残を大幅に上回っており、将来の株価下落を見込む投資家が多い一方、買い戻しによる株価上昇(踏み上げ)の可能性も示唆しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, 東洋経済オンライン, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 15%
卸売業 299社中 42位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
経営戦略・DX25%
サステナビリティ15%
株主還元・その他15%

最近の出来事

2025年10月新店舗開設

浅草橋本店に特注包装資材のショールームを新設し、顧客ニーズへの対応を強化。

2026年2月3Q決算

第3四半期累計経常利益が前年同期比23%増益を達成し、成長基調を維持。

2026年3月組織改革

ガバナンス強化に向け監査等委員会設置会社への移行を正式決定。

シモジマ まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 54円
安全性
安定
自己資本比率 83.9%
稼ぐ力
普通
ROE 5.9%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「『懐かしいあの紙袋』の会社が、ECとM&Aを駆使して着実に成長する包装資材の巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU