ナガイレーベン
NAGAILEBEN Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月28日
国内シェア6割!医療現場を支える白衣のトップランナー
高機能なユニフォームを通じて、世界中の医療・介護従事者が最高のパフォーマンスを発揮できる未来を創造し、人々の健康と安心を支え続けます。
この会社ってなに?
あなたが病院やクリニックを訪れたとき、医師や看護師が着ている清潔な白衣やスクラブ。その多くは、実はナガイレーベンが作っているかもしれません。同社は医療用白衣で圧倒的なシェアを誇り、機能性やデザイン性を追求した製品で医療現場を支えています。普段何気なく目にしているユニフォームの裏側で、最先端の技術と快適性を追求し、医療従事者が働きやすい環境づくりに貢献している会社です。
医療用白衣で国内シェア6割を誇るトップメーカー。FY2025は売上高169.8億円、営業利益35.83億円と、原材料価格の高騰や円安の影響で近年は減益傾向にある。一方で、自己資本比率92.5%という鉄壁の財務基盤と、創業110周年を記念した1株100円への大幅増配(FY2025)など積極的な株主還元が特徴。コスト削減を進めつつ、高付加価値製品の投入で収益性改善と再成長を目指す。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 8月
- 本社
- 東京都千代田区鍛冶町2丁目1番10号
- 公式
- www.nagaileben.co.jp
社長プロフィール
当社は110年以上の歴史を持つ医療用白衣のリーディングカンパニーとして、快適さとプロフェッショナリズムを追求してきました。これからも医療従事者を支える存在として、環境配慮型製品の開発や社会貢献活動にも力を入れ、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
この会社のストーリー
長井貿易株式会社として創業。医療用白衣の分野で事業を開始し、日本の医療ユニフォームの歴史を切り拓く。
事業の成長に伴い、ナガイ白衣工業株式会社を設立。本格的に白衣の製造・販売体制を強化し、業界での地位を固める。
日本証券業協会に株式を店頭登録(現JASDAQ)。企業としての信頼性を高め、さらなる成長への基盤を築く。
事業領域の拡大とブランドイメージの刷新を目指し、現在の「ナガイレーベン株式会社」に社名を変更。東京証券取引所市場第二部に上場。
東京証券取引所市場第一部(現プライム市場)へ指定替え。日本を代表する企業の一つとして社会的な責任を担う。
創業から100年を迎える。長年にわたり培ってきた技術と信頼を基に、次の100年に向けて新たな一歩を踏み出す。
秋田大学との共同研究や認定NPO法人ジャパンハートへの支援など、環境負荷低減や国際医療協力に積極的に取り組み、企業の社会的責任を果たす。
中期経営計画にて、2028年8月期に売上高195億円、営業利益47億円を目指す目標を掲げ、持続的な成長を目指す。
注目ポイント
衛生白衣市場において国内シェア約60%を誇るトップメーカー。高い品質と機能性で医療現場から絶大な信頼を得ています。
営業利益率25%超という高い収益性を維持。機能性素材などの高付加価値製品で差別化を図り、安定した財務基盤を構築しています。
配当性向50%程度を目安とし、安定配当を継続。創業110周年記念配当を実施するなど、株主への利益還元に積極的な姿勢が魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 60円 | 54.1% |
| FY2022/3 | 60円 | 51.8% |
| FY2023/3 | 60円 | 60.0% |
| FY2024/3 | 60円 | 67.6% |
| FY2025/3 | 100円 | 120.1% |
現在、株主優待制度は実施していません。
当社は純利益の約5割を配当性向の目標とする方針を掲げており、安定的な配当継続を重視しています。2025年8月期には創業110周年を記念した特別配当を実施し、年間100円への増配を行いました。高水準な株主還元を維持しつつ、必要に応じて自己株式の取得を積極的に推進しています。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の売上高はFY2021/3からFY2024/3にかけて減少傾向にありましたが、FY2026/3には180億円への回復を見込んでいます。利益面では前期まで減益が続いていたものの、今期は底打ちし営業利益が約40億円へと反転する見通しです。医療用白衣の国内トップメーカーとして、引き続き高付加価値製品の拡販に努めています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8.7% | 7.9% | 29.7% |
| FY2022/3 | 8.9% | 8.0% | 28.4% |
| FY2023/3 | 7.5% | 6.8% | 26.8% |
| FY2024/3 | 6.6% | 6.0% | 24.4% |
| FY2025/3 | 6.2% | 5.8% | 21.1% |
当社の営業利益率はFY2021/3の約29.7%からFY2025/3には21.1%まで低下傾向にあります。これは原材料価格の高騰や競合環境の変化が影響していますが、依然として20%を超える高い利益水準を維持しています。ROEも6%〜8%台で推移しており、効率的な経営体制を継続しています。
財務は安全?
当社の財務健全性は極めて高く、自己資本比率は92.5%という極めて強固な水準を誇っています。有利子負債はゼロであり、検索結果からも実質無借金経営であることが裏付けられています。潤沢なネットキャッシュを背景に、将来的な成長投資や株主還元を柔軟に実施できる財務基盤を有しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 44.5億円 | -32.5億円 | -19.7億円 | 11.9億円 |
| FY2022/3 | 34.4億円 | -4.7億円 | -32.0億円 | 29.7億円 |
| FY2023/3 | 18.1億円 | 34.2億円 | -29.4億円 | 52.3億円 |
| FY2024/3 | 22.9億円 | -17.7億円 | -29.3億円 | 5.2億円 |
| FY2025/3 | 21.8億円 | 11.1億円 | -38.9億円 | 32.9億円 |
営業活動によるキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、本業での着実な稼ぐ力を示しています。財務キャッシュフローは配当や自己株式の取得により継続的にマイナスとなっており、株主還元を重視する姿勢が反映されています。投資キャッシュフローの変動は、資産運用や設備投資の内容によって流動的に推移しています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 53.1億円 | 16.6億円 | 31.3% |
| FY2022/3 | 51.4億円 | 13.6億円 | 26.5% |
| FY2023/3 | 46.7億円 | 14.5億円 | 31.0% |
| FY2024/3 | 40.7億円 | 12.5億円 | 30.7% |
| FY2025/3 | 37.1億円 | 11.3億円 | 30.6% |
法人税等の支払額は、業績変動に伴う税引前利益の推移と連動しています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、税務上の大きな特異点は見当たりません。今期は利益回復が見込まれる中、税負担もそれに伴い適正に計上される見通しです。
会社の公式開示情報
医療用白衣事業の単一セグメントを主軸とし、国内シェア約6割を誇ります。為替や原材料価格の変動リスクは存在するものの、強固な財務体質と安定した市場シェアにより、継続的な事業運営がなされています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 178億円 | — | 164億円 | -7.8% |
| FY2023 | 182億円 | — | 172億円 | -5.6% |
| FY2022 | 177億円 | — | 177億円 | +0.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 46億円 | — | 40億円 | -13.2% |
| FY2023 | 46億円 | — | 46億円 | +0.7% |
| FY2022 | 50億円 | — | 50億円 | +0.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は外部環境の変動を考慮し、毎期計画を見直すローリング方式を採用。FY2028を最終年度とする中期経営計画では売上高195億円、営業利益47億円を目標としています。しかし、直近の業績は原材料高や円安の影響で伸び悩んでおり、特にFY2024は売上・利益ともに期初予想を大幅に下回りました。目標達成には、コスト管理の徹底と高付加価値製品による収益性改善が急務です。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は2.71倍と、買い残が売り残を上回る標準的な水準です。過熱感はなく、将来の売り圧力への懸念は限定的と言えます。業界平均と比較するとPER・PBRはやや割高ですが、配当利回りは魅力的な水準にあります。時価総額は業界内で中規模に位置づけられます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
第1四半期連結業績にて売上高29.2億円、純利益3.17億円を記録し、前年同期比で大幅な減益となりました。
創業110周年を迎え、記念配当40円を実施し、年間配当を100.0円に増配する株主還元策を決定しました。
秋田大学と共同で医療用白衣の環境負荷低減を目指す研究を開始し、サステナビリティ経営を加速させています。
最新ニュース
ナガイレーベン まとめ
ひとめ診断
「『白衣のガリバー』、盤石の財務基盤と高シェアを武器に、新たな成長軌道を描けるか正念場」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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