JUMP

Enjin7370

Enjin Co.,Ltd.

グロースUpdated 2026/05/18
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 38円
安全性
安定
自己資本比率 87.5%
稼ぐ力
高い
ROE 12.0%
話題性
不評
ポジ 25%

この会社ってなに?

テレビや新聞の経済コーナーで「中小企業の社長インタビュー」を見たことありませんか? 実はそうした露出を裏で仕掛けているのがEnjinです。同社のPRコンサルティングは累計5,000社超の中小企業や医療機関を支援し、テレビ・新聞・WEBへの掲載を成功報酬型でプロデュース。経営者を紹介する動画メディア「KENJA GLOBAL」や「覚悟の瞬間」、医療機関の広報支援、メディアと企業をマッチングする「メディチョク」など、独自のメディア網も運営しています。さらに2026年には不動産売買のクロスロードや訪日観光のホタルスを子会社化し、PR一本足から不動産・観光へと事業領域を拡大中。配当利回り約5%の高還元グロース銘柄として、インカム狙いの個人投資家から注目を集めています。

中小企業・医療機関向けPRコンサルティングを主力とするEnjinは、2025年10月に中期経営計画を取り下げ、その後も業績の下振れが続いています。2026/05期の通期予想は売上高26.0億円(前期比△10.9%)・営業利益4.0億円(同△52.4%)・経常利益4.25億円・純利益2.78億円・EPS40.14円と大幅減益見通しで、Q3累計でも売上15.6億円(△21.4%)・営業利益1.5億円(△69.6%)と進捗は重く、本業のPR事業は採用環境変化に伴う人員減少(ピークの204名から当期136名へ)が響いています。一方で2026年1月14日発表・3月1日付で不動産事業のクロスロード社を66%取得(売却予定不動産24.2億円規模)、2026年3月11日発表・4月1日付で子会社En Journeyを通じて訪日観光のホタルス社を51%取得と多角化を急ピッチで進行。自己資本比率87.5%・有利子負債ゼロの堅固な財務基盤と、4期連続増配(2026/05期予 1株40円・予想配当利回り約5%)の高還元方針が下値を支えている格好です。

サービス業グロース市場

注目ポイント

中小企業・医療機関PRのプロ集団

成功報酬型PRコンサルティングで累計5,000社超の中小企業・医療機関を支援。「KENJA GLOBAL」「覚悟の瞬間」「メディチョク」などの独自メディアを通じてテレビ・新聞・WEBへの露出を実現します。

盤石な財務基盤と高配当

自己資本比率87.5%・有利子負債ゼロ・ネットキャッシュ31億円超の堅固な財務体質を背景に、2022/05期の初配当以来4期連続増配を継続。2026/05期は1株40円・予想配当利回り約5%とグロース市場で突出した高還元銘柄です。

不動産・観光M&Aによる多角化

2026年1月に不動産のクロスロード(株式66%取得)、4月に子会社En Journey経由で訪日観光のホタルス(株式51%取得)を相次いで子会社化。PR一本足から脱却し、第二の成長軸として不動産・観光領域を本格立ち上げ中です。

会社概要

業種
サービス業
決算期
5月
本社
東京都中央区銀座5-13-16 ヒューリック銀座イーストビル8F
公式
www.y-enjin.co.jp

サービスの実績は?

40
1株当たり配当金
2026/05期 予想
4期連続増配
5.0%前後
予想配当利回り
2026/05期 予想
グロース市場上位
87.5%
自己資本比率
2025/05期 実績
有利子負債ゼロ
5,000社超
PR支援実績
中小企業・医療機関
累計
136
従業員数
2025/05期期末
前期比△19%
9.6%
営業利益率
Q3 2026/05期累計
前年同期25.0%から低下
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

PRコンサルティングサービス
Q3累計 14.1億円0.7%)
メディアプラットフォームサービス
Q3累計 1.5億円0.1%)
不動産事業(クロスロード)
FY2026/5予 約3億円0.1%)
観光事業(ホタルス/En Journey経由)
FY2027/5以降本格寄与99.1%)
PRコンサルティングサービスQ3累計 14.1億円
利益: Q3累計 2.0億円利益率: 14.3%

中小企業・医療機関向けの成功報酬型PR支援が主力。Q3累計の売上は1,407,904千円(前年同期比△20.0%)、セグメント利益は200,969千円(△56.2%)と、売上計上時期の来期ずれ込みで減収減益。

メディアプラットフォームサービスQ3累計 1.5億円
利益: Q3累計 △0.5億円

WEBメディア「KENJA GLOBAL」「覚悟の瞬間」、メディア×企業マッチング「メディチョク」を運営。Q3累計の売上152,223千円(前年同期比△32.7%)、サービス改善期間に入った影響でセグメント損失△50,849千円。

不動産事業(クロスロード)FY2026/5予 約3億円

2026年3月1日付で連結化した株式会社クロスロードの不動産売買仲介。東京23区内4案件・売却予定額24.2億円規模を保有。2026/05期はPMI費用・PPA精査中のため利益貢献はゼロ前提で計画。

観光事業(ホタルス/En Journey経由)FY2027/5以降本格寄与

2026年4月1日付でEn Journeyを通じてホタルス株式51%を取得し孫会社化。訪日インバウンド・富裕層向け体験型ツアーを展開。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
12.0%
株主資本の利回り
ROA
10.4%
総資産の活用度
Op. Margin
28.8%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/05期34.3%21.2%28.1%
2022/05期32.8%24.1%39.2%
2023/05期22.0%16.9%37.4%
2024/05期17.6%14.2%32.0%
2025/05期12.0%10.4%28.8%
3Q FY2026/52.3%(累計)2.0%(累計)9.6%

2022/05期の営業利益率39.2%・ROE32.8%をピークに、収益性は3期連続で低下しています。2025/05期は営業利益率28.8%・ROE12.0%と、それでも上場企業平均を大きく上回る高収益体質を維持しているのが特徴です。一方でQ3 2026/05期は営業利益率が9.6%まで急低下しており、PR事業の人員減少(136名→Q3時点さらに減少)と新規不動産事業の利益貢献遅延(PPA精査中・PMI費用先行)が複合的に効いています。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPS増収率
2021/05期21.6億円6.1億円4.2億円70.5円
2022/05期30.6億円12.0億円8.3億円112.7円+41.7%
2023/05期34.8億円13.0億円8.8億円119.4円+13.6%
2024/05期32.7億円10.4億円7.5億円105.1円-6.1%
2025/05期29.2億円8.4億円5.4億円76.7円-10.7%

2023/05期にピークを迎えた業績は、その後3期連続で減収減益が続いています。2025/05期は売上29.2億円(前期比△10.7%)・営業利益8.41億円(前期比△19.5%)へ減少し、採用環境の変化に伴う人員減少(前期168名→136名)が主因となりました。2026/05期は2026年4月13日付で通期予想を修正し、クロスロード連結化で売上を2,300→2,600百万円へ上方修正した一方、営業利益は4億円(前期比△52.4%)に据置。Q3累計は売上15.6億円(△21.4%)・営業利益1.5億円(△69.6%)と進捗率はそれぞれ60.0%・37.5%に留まり、通期達成のハードルは高めです。 【3Q 2026/05期実績】売上16億円(通期予想比60%)、営業利益1.5億円(同38%)、純利益1.0億円(同37%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
12.0%
業界平均
11.2%
営業利益率上回る
この会社
28.8%
業界平均
9.5%
自己資本比率上回る
この会社
87.5%
業界平均
53.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

今期の業績予想と進捗

3Q 2026/05期予想据置

単純進捗ベース
やや下振れ3指標中3つ
前年同期進捗比較
-10.6pt予想額 加重平均
期間経過 75%
売上高
累計実績
15.6億円
通期予想 26.0億円
60.0%
前年同期
8.1pt
営業利益
累計実績
1.5億円
通期予想 4.0億円
37.5%
前年同期
21.2pt
最終利益
累計実績
1.0億円
通期予想 2.8億円
36.7%
前年同期
19.0pt

会社の公式開示情報

役員報酬

7,727万円
3名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
PRコンサルティングサービスQ3累計 14.1億円Q3累計 2.0億円14.3%
メディアプラットフォームサービスQ3累計 1.5億円Q3累計 △0.5億円-
不動産事業(クロスロード)FY2026/5予 約3億円--
観光事業(ホタルス/En Journey経由)FY2027/5以降本格寄与--

PRコンサルティングを主力に、メディアプラットフォーム(KENJA GLOBAL / 覚悟の瞬間 / メディチョク)、2026年3月以降の不動産事業(クロスロード)、2026年4月以降の観光事業(ホタルス)と多角化を進めています。Q3 2026/05期時点では主力PR事業の売上計上ずれ込みとメディチョクの改善期間入りで売上15.6億円(前年同期△21.4%)と苦戦。クロスロード連結化で売上は4月13日に上方修正された一方、営業利益は4億円据置と、新規事業の利益貢献は2027/05期以降が本格化見通しです。

会社の計画は順調?

C
総合評価
中期経営計画の取り下げと2026年4月の通期下方修正により、業績予想の達成力には引き続き課題。配当方針の継続は評価。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2025/05期に営業利益が前期比△19.5%と未達、2026/05期も売上△10.9%・営業利益△52.4%の通期予想で進捗率は低位。クロスロード・ホタルス買収による第二の成長軸構築が当面のテーマ。
FY2026/5 通期業績予想(2026年4月13日修正後)
2025年6月〜2026年5月
売上高: 目標 2,600百万円(前期比△10.9%) やや遅れ (Q3累計 1,560百万円(進捗60.0%))
60%
営業利益: 目標 400百万円(前期比△52.4%) 大幅遅れ (Q3累計 150百万円(進捗37.5%))
37%
経常利益: 目標 425百万円(前期比△49.6%) 大幅遅れ (Q3累計 176百万円(進捗41.5%))
41%
親会社株主に帰属する当期純利益: 目標 278百万円(前期比△48.4%) 大幅遅れ (Q3累計 102百万円(進捗36.7%))
36%
1株当たり配当金: 目標 40円(4期連続増配) 進行中 (据置発表(中間20円予定))

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024/5 通期32億円33億円+2.0%
FY2025/5 通期27億円29億円+8.1%
FY2026/5 通期31億円26億円Q3累計 15.60億円下方→上方修正・進捗60%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025/5 通期5億円8億円+53.5%
FY2026/5 通期9億円4億円Q3累計 1.50億円△56.7%(修正後)

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

中期経営計画を2025年10月に取り下げた背景には、2024/05期以降の3期連続減収減益があります。2025/05期通期は前期比△10.7%減収・△19.5%営業減益で着地(期初予想27.01億円・5.48億円に対しては上振れ)、続く2026/05期 Q3累計は売上15.6億円(△21.4%)・営業利益1.5億円(△69.6%)と大幅減益。2026年4月13日に通期予想を売上2,300→2,600百万円へ上方修正しましたが、これはクロスロード連結化(売上約300百万円寄与)によるテクニカルな上方修正であり、本業のPR事業は依然苦戦中です。営業利益は4億円据置(前期比△52.4%)と保守的で、新規事業の利益貢献本格化は2027/05期以降が見込みです。

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・事業拡大30%
ガバナンス・人事20%
株主還元10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
48
前月比 -12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 日本M&Aセンター, PR TIMES
業界内ランキング
上位 35%
サービス業 450社中 158位
報道のトーン
25%
好意的
45%
中立
30%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

2006年
大阪にて事業開始・KENJA GLOBAL開設

PR支援事業を目的として大阪で事業をスタート。同年10月、経営者のメッセージを動画で発信するWEBメディア「KENJA GLOBAL」の運営を開始しました。

2007年
東京本社を開設

首都圏での本格的な事業展開を見据え、東京本社を開設。3月には法人を設立し、組織体制を整えました。

2010年
WEBメディア「覚悟の瞬間」オープン

新たなWEBメディアを立ち上げ、多くの経営者・リーダーの想いを発信する場を拡大。同年3月には本社を移転しました。

2020年
メディチョク開始

メディアと企業を直接マッチングするプラットフォーム「メディチョク」の提供を開始。PR支援の新たなチャネルを構築しました。

2021年
東証マザーズ上場

事業成長と社会的信用の向上を目指し、2021年6月に東証マザーズ(現グロース市場)への上場を果たしました。初値は2,150円。

2023年
アズ・ワールドコムジャパン子会社化

アズ・ワールドコムジャパン株式会社を子会社化し、PR事業の提供価値の幅を広げました。一方で業績は2023/05期にピークを迎え、その後減収減益局面に入ります。

2025年
中期経営計画取下げ

10月に中期経営計画を取り下げ、経営環境の変化に対応した戦略見直しを実施。総還元性向30%目安の株主還元方針は維持しました。

2026年
不動産・観光への多角化

1月に不動産売買仲介の株式会社クロスロードを子会社化(株式66%)、4月に子会社En Journeyを通じて訪日観光の株式会社ホタルスを孫会社化(株式51%)。PR一本足から不動産・観光へと事業領域を拡大しています。

2026年〜
高配当維持と第二の成長軸構築

配当利回り約5%の手厚い還元(4期連続増配・2026/05期予 1株40円)を維持しつつ、不動産・観光M&Aによる新規事業の利益貢献本格化(2027/05期以降)で持続的な企業価値向上を目指します。

出来事の年表

2026年4月予想修正

通期業績予想を修正。クロスロード連結化により売上高を2,300→2,600百万円へ上方修正、一方で営業利益は保守的に4億円据置(PMI費用・PPA精査中のため)。

2026年4月孫会社化

連結子会社En Journeyを通じて訪日観光事業の株式会社ホタルスの株式51%を取得。インバウンド・富裕層向け体験型ツアーへ進出。

2026年4月減益決算

2026/05期 第3四半期決算を発表。Q3累計の売上15.6億円(△21.4%)、営業利益1.5億円(△69.6%)と大幅減益。PR売上計上のずれ込みとメディチョクのサービス改善期間が主因。

2026年3月子会社化

不動産売買仲介の株式会社クロスロードの株式66%を取得し連結子会社化。東京23区内4案件・売却予定額24.2億円規模のポートフォリオを引継ぎ、不動産領域へ本格進出。

2025年10月中計取下

中期経営計画を取り下げ、経営環境の変化に伴う事業戦略の見直しを実施。総還元性向30%目標の株主還元方針は維持。

2025年8月社外取締役

俳優・菊川怜氏が社外取締役に就任。多様性の確保とブランディング強化を狙う。

2024年7月制度導入

役員へのインセンティブ強化を目的に譲渡制限付株式報酬制度を導入。

社長プロフィール

本田 幸大
代表取締役社長 グループCEO兼COO
ビジョナリー
私たちは「社会の役に立つ立派な人間を一人でも多く輩出する」というパーパスのもと、「あらゆる価値を可視化する」ことをミッションに掲げ、PRを通じて魅力ある企業・団体を世の中に伝えるサービスを展開しています。中小企業・医療機関を中心に累計5,000社超の支援実績を持ち、テレビ・新聞・WEBへの露出を成功報酬型でプロデュースしてきました。技術革新と社会変化のスピードが加速する中、PRに加えて不動産・観光といった隣接領域へも事業の幅を広げ、社会に新たな価値を提供し続けます。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率87.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
0円
借金(有利子負債)
Net Assets
46.4億円
会社の純資産

自己資本比率87.5%・有利子負債ゼロの極めて健全な財務体質を維持しています。2025/05期期末で総資産53億円・純資産46.4億円、手元現預金は41.3億円と潤沢で、配当原資・M&A原資ともに十分です。Q3 2026/05期は配当支払いと投資有価証券取得(+12.2億円)の影響で現預金が17.6億円減少し、総資産は51億円・自己資本比率85.3%へ微減しましたが、依然として超優良な財務水準です。クロスロード・ホタルス買収後ものれん発生は限定的(Q3時点のれん0.48億円)で財務リスクは低位です。 【3Q 2026/05期】総資産51億円、純資産43億円、自己資本比率85.3%。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+6.9億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+1.6億円
投資に使ったお金
Financing CF
-2.6億円
借入・返済など
Free CF
+8.6億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/05期5.1億円▲2,400万円0円4.8億円
2022/05期9.7億円▲2.0億円17.4億円7.7億円
2024/05期2.3億円▲1.6億円▲5.8億円6,500万円
2025/05期6.9億円1.6億円▲2.6億円8.6億円

2025/05期は営業CFが6.94億円と前期比3倍に拡大し、本業の現金創出力が大きく改善しました。投資CFがプラス転換したのは投資有価証券の売却・回収によるもの。財務CFは配当支払いと自己株式取得による△2.57億円で、フリーキャッシュフローは+8.57億円と潤沢です。手元現預金41.3億円を活かし、クロスロード・ホタルス買収などの戦略投資と4期連続増配の両立を実現しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 7名)
女性 1名(14.3% 男性 6
14%
86%
監査報酬
2,700万円
連結子会社数
1
設備投資額
5,341万円
平均勤続年数(従業員)
3.6

監査等委員会設置会社へ移行し、監督機能を強化しています。女性役員比率は14.3%と改善の余地がありますが、機動的な意思決定を重視する小規模組織として、内部統制と資本効率の高さを維持している点が特徴です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主60.3%
浮動株39.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
事業法人等44.2%
外国法人等1.3%
個人その他51.7%
証券会社2.7%

創業者・代表取締役本田幸大氏の資産管理会社「S&Sホールディングス」が42.6%、本田氏個人が15.95%を保有しており、創業家一体で約58.5%を握る極めて安定した支配体制です。経営の機動性が高い一方で少数株主の影響力は限定的です。

株式会社S&Sホールディングス(3,000,000株)42.59%
本田 幸大(1,123,980株)15.95%
株式会社WiseWealth(127,800株)1.81%
楽天証券株式会社(71,100株)1%
平田 佑司(48,300株)0.68%
小川 浩平(48,100株)0.68%
MSIP CLIENT SECURITIES(40,400株)0.57%
JPモルガン証券株式会社(36,950株)0.52%
原口 博光(35,000株)0.49%
鉢嶺 登(31,900株)0.45%

筆頭株主は代表取締役本田幸大氏の資産管理会社株式会社S&Sホールディングスで42.59%、続いて本田幸大氏個人が15.95%を保有しており、創業家一体で約58.5%を握る支配的な資本構造です。上位株主には経営幹部の平田佑司氏・小川浩平氏も並び、グロース市場の小型株として個人投資家の保有比率が高い構成となっています(最新有価証券報告書時点)。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1PR事業の競争激化および採用環境の変化による人員確保の困難化(前期比△19%の従業員減少が業績に影響)
2中期経営計画取り下げに見られる経営戦略の不透明性と業績予想の精度低下
3クロスロード買収に伴う不動産事業のPMI費用・PPA調整による利益圧迫リスク
4創業者本田氏とS&Sホールディングス(合計58.5%)への株主集中による少数株主の影響力限定
5グロース市場における流動性リスクおよび株価下落リスク
6メディチョクのサービス改善期間長期化リスクおよびメディアプラットフォーム事業の赤字継続

社員の給料はどのくらい?

平均年収
420万円
従業員数
136
平均年齢
29.1歳
平均年収従業員数前年比
当期420万円136-

従業員の平均年収は420万円であり、平均年齢が29.1歳と若年層が中心の組織構成を反映した水準です。PR業界は人材流動性が高く、平均勤続年数3.6年と短いものの、早期に戦力化を促すインセンティブ体系が構築されています。採用環境の変化による人員確保が課題となっており、人件費と生産性のバランスが今後の業績に影響します。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

上場来のTSR(株主総利回り)は31.5%とTOPIXの157.9%を大幅にアンダーパフォーム。IPO高値からの調整局面が長く、配当込みでもインデックスに大きく劣後しています。ただし2025年以降は配当利回り約5%への政策的引き上げにより、インカム面でのリターンは積み上がりつつあります。

※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
40
方針: 総還元性向30%目安(DOE3%相当)
1株配当配当性向
2021/05期00.0%
2022/05期34.530.6%
2023/05期35.830.0%
2024/05期36.835.0%
2025/05期3849.5%
2026/05期(予想)4099.7%
4期連続増配
株主優待
なし

なし

2022/05期の初配当以来4期連続増配を継続。2026/05期は1株40円(前期38円)・予想配当利回り約5%を見込んでおり、グロース市場では突出した高水準です。配当方針は総還元性向30%目安ですが、純利益の落ち込みを受け2025/05期の実効配当性向は49.5%、2026/05期予想では純利益2.78億円に対し総配当2.92億円規模で配当性向99.7%(ほぼ全額還元)となります。中期経営計画取下後も配当方針は維持されており、業績下振れ局面でも株主還元へのコミットメントが強い銘柄です。株主優待制度はありません。

もし5年前に投資していたら?

+
2023期初めに100万円を投資した場合
100万円が 131.5万円 になりました (31.5万円)
+31.5%
年度末時点評価額損益TSR
2023期142.2万円42.2万円42.2%
2024期138.5万円38.5万円38.5%
2025期131.5万円31.5万円31.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残155,900株
売り残3,900株
信用倍率39.97倍
2026年5月1日時点
今後の予定
2026/05期 通期決算発表2026年7月中旬
2026/05期 株主総会2026年8月下旬

2026/05期の通期下方修正後はEPS40.14円ベースで予想PERは約20倍と、減益見通しを織り込んだ水準です。配当利回り約5.0%はグロース市場では突出した高さで、インカム狙いの需要を集めています。信用倍率が39.97倍と極端な買い長(買い残155,900株 vs 売り残3,900株)の状態にあり、需給面では戻り売りに押されやすい構造です。ネットキャッシュは時価総額の過半に達する水準で、下値抵抗となる潤沢な現預金が安心材料です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/05期6.0億円1.8億円30.0%
2022/05期12.4億円4.1億円33.0%
2023/05期13.1億円4.3億円33.1%
2024/05期10.8億円3.3億円30.5%
2025/05期8.4億円3.0億円36.1%

法人税等の支払額は税引前利益に連動して推移しており、2025/05期の実効税率は36.1%とやや上昇しました。2026/05期予想では税引前利益425百万円に対し実効税率34.6%と、PR業界の標準的な水準を維持する見通しです。同社は研究開発税制等の特例適用を受けておらず、本業の利益水準が税負担を素直に反映する構造です。

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Enjin まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 38円
安全性
安定
自己資本比率 87.5%
稼ぐ力
高い
ROE 12.0%
話題性
不評
ポジ 25%

「中計取下+通期下方修正のPR専業が、不動産・観光M&Aで第二の成長軸を模索」

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最終更新: 2026/06/14 / データ提供: OSHIKABU