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(株)メディネット2370

MEDINET Co.,Ltd.

グロースUpdated 2026/03/25
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
低迷
赤字(バイオベンチャーとして研究開発フェーズにあり、VISION2030に基づき2028年9月期の黒字化を目指している)
配当
なし
配当なし
安全性
安定
自己資本比率 86.1%(自己資本比率88.8%・無借金経営で財務は健全だが、赤字継続による純資産の減少に注意)
稼ぐ力
低い
ROE -9.5%(累計)
話題性
普通
ポジ 30%

この会社ってなに?

がんと診断された患者さんの免疫細胞を体外で培養・活性化し、再び体内に戻す「免疫細胞療法」の細胞加工を担っています。また、心不全などの難治性疾患に対する再生医療の治験製品の製造受託や、スマートフォンで心音を解析して不整脈リスクを検知するアプリ「心プロ」の開発にも取り組んでおり、最先端の医療技術を通じて人々の健康に貢献しています。

メディネットは1995年に東京大学医科学研究所の技術を基盤に設立されたバイオベンチャーです。がん免疫細胞療法の細胞加工(CMO)や再生医療等製品の開発・製造受託(CDMO)を主力とし、特定細胞加工物製造のトータルソリューション・プロバイダーを目指しています。2025/09期期の売上高は8.1億円(前年比+5.5%)と増収基調ですが、研究開発投資の先行により営業赤字が継続しています。企業ビジョン「VISION2030」のもと、2028年9月期の細胞加工業黒字化を中期目標に掲げています。

サービス業グロース市場

注目ポイント

がん免疫細胞療法のパイオニア

東大医科研の技術を基盤に、がん免疫細胞療法の細胞加工で20年以上の実績を持つパイオニア企業です。再生医療等安全性確保法の下で許可を取得した数少ない特定細胞加工物製造事業者です。

AGCとの戦略的提携で成長加速

世界的な素材メーカーAGCとの提携により、国内外のCDMO拠点を活用した大規模な細胞治療薬の製造受託が可能に。グローバル展開への道が開かれています。

無借金経営で財務安定

自己資本比率88.8%、有利子負債ゼロの無借金経営を維持。赤字が続く中でも新株発行による資金調達で財務基盤を確保し、研究開発に集中できる体制を構築しています。

会社概要

業種
サービス業
決算期
9月
本社
東京都大田区平和島六丁目1番1号 TRCセンタービル9階
公式
www.medinet-inc.co.jp

サービスの実績は?

112
従業員数
2024年9月末時点
+5.5%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
88.8%
自己資本比率
2025期実績
0
有利子負債
無借金経営
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

細胞加工業
7.5億円92.6%)
再生医療等製品事業
0.6億円7.4%)
細胞加工業7.5億円
利益: -4.5億円利益率: -60.0%

がん免疫細胞療法向けの特定細胞加工物の製造受託(CMO)が主力。提携医療機関向けに免疫細胞の培養・加工サービスを提供。売上構成比約93%を占めるコア事業。

再生医療等製品事業0.6億円
利益: -10.0億円

再生医療等製品や治験製品の開発・製造受託(CDMO)。AGCとの戦略的提携により海外展開も視野。九州大学との慢性心不全向け治験など複数の開発パイプラインを保有。

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません
ROE
-9.5%(累計)
株主資本の利回り
ROA
-8.3%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
-204.9%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2016/09期27.7%21.5%88.1%
2017/09期45.6%37.4%105.7%
2018/09期69.3%59.8%270.6%
2019/09期26.9%22.6%95.2%
2020/09期22.8%20.2%118.3%
2021/09期17.4%15.9%158.1%
2022/09期24.1%21.9%210.6%
2023/09期27.2%24.5%215.6%
2024/09期24.9%22.5%180.2%
2025/09期30.4%27.4%178.4%
1Q FY2026/99.5%(累計)8.3%(累計)204.9%

先行投資フェーズのバイオベンチャーとして、営業利益率は大幅なマイナスが続いています。ただし2024/09期以降は売上高の増加に伴い営業利益率の赤字幅が縮小傾向にあり、VISION2030の下で2028年9月期の細胞加工業の黒字化を目標に掲げています。

儲かってるの?

赤字です
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/09期6.8億円10.8億円8.4億円-4.9円-12.8%
2022/09期6.3億円13.3億円12.5億円-6.3円-7.3%
2023/09期6.6億円14.3億円14.4億円-6.7円+4.4%
2024/09期7.7億円13.8億円12.8億円-5.0円+16.2%
2025/09期8.1億円14.4億円13.6億円-5.2円+5.5%

売上高は2021/09期の6.8億円から2025/09期の8.1億円へ緩やかな増収トレンドを維持しています。一方、再生医療等製品の研究開発やCDMO事業の基盤構築に向けた先行投資により、営業赤字は年間13〜14億円規模で推移しています。2026/09期は売上高9.4億円(+16.4%)を予想し、収益改善の兆しが見えつつあります。 【1Q 2026/09期実績】売上1.8億円(前年同期比-11.3%)、営業利益△3.7億円、純利益△3.4億円。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
-9.5%(累計)
業界平均
11.4%
営業利益率下回る
この会社
-204.9%
業界平均
10.5%
自己資本比率上回る
この会社
86.1%
業界平均
53.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

7,185万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
細胞加工業7.5億円-4.5億円-60.0%
再生医療等製品事業0.6億円-10.0億円-

細胞加工業が売上の約93%を占めるコア事業で、がん免疫細胞療法向けの細胞加工サービスを提供しています。再生医療等製品事業は将来の成長ドライバーとして開発投資を継続しており、AGCとの戦略的提携やkokoromilオンライン外来など新領域への展開も進めています

会社の計画は順調?

C
総合評価
黒字化目標に向けた道のりはまだ遠く、売上高は予想を下回る傾向にある。CDMO事業の成長とコスト構造改善が急務。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

企業ビジョン VISION2030
2023期〜2030期
細胞加工業 黒字化: 目標 FY2028/9 大幅遅れ (営業損失▲14.5億円 (FY2025))
25%
売上高成長: 目標 継続的増収 やや遅れ (8.1億円 (FY2025, +5.5%))
50%
CDMO事業拡大: 目標 複数パイプライン確立 大幅遅れ (AGC提携・九大治験等)
30%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期9億円8億円-12.9%
2024期9億円8億円-9.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

VISION2030のもと2028年9月期の細胞加工業黒字化を中期目標に掲げています。2025期は売上高8.1億円と増収を維持しましたが、当初予想(9.3億円)を下回りました。AGCとの戦略的提携によるCDMO事業の拡大や臨床研究の進展が今後の成長の鍵となります。

どんな話題が多い?

再生医療・CDMO35%
業績・決算25%
臨床研究・パイプライン25%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや慎重
報道件数(30日)
32
前月比 +8.5%
メディア数
15
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 60%
バイオ関連 約30社中 18位
報道のトーン
30%
好意的
45%
中立
25%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1995
東大医科研の技術で創業

東京大学医科学研究所の免疫細胞療法に関する技術を基盤として設立。がん治療の新たな可能性に挑戦を開始した。

2003
東証マザーズに上場

東証マザーズ(現グロース)市場に株式を上場。バイオベンチャーとして資本市場からの資金調達を本格化した。

2014
再生医療等安全性確保法の施行

法改正により細胞加工の外部委託が可能に。メディネットの細胞加工受託事業にとって大きな追い風となった。

2022
VISION2030を策定

2030年を見据えた企業ビジョンを策定。再生・細胞医療のトータルソリューション・プロバイダーを目指す方向性を明確化。

2025
AGCとCDMO戦略提携

AGCの国内外の細胞治療薬CDMO拠点との連携により、大規模かつ海外での開発・製造が可能に。成長の加速を図る。

2028
細胞加工業の黒字化目標

VISION2030の中間マイルストーンとして、2028年9月期での細胞加工業の黒字化達成を目指す。

出来事の年表

2026年3月臨床研究参画

グリーンメチルの先制医療領域の臨床研究に栄養評価で参画。新たな事業領域の開拓を推進。

2026年2月臨床研究開始

免疫細胞の複数回投与効果の検証に加え、がんリスク・腸内細菌叢・ストレス等の総合検証に向けた臨床研究を開始。

2025年11月通期決算・成長計画

2025/09期通期決算を発表。同時に事業計画及び成長可能性に関する説明資料を公表し、VISION2030の進捗を報告。

社長プロフィール

久布白 兼直
代表取締役社長
変革推進型リーダー
次世代の医療を支える革新的な技術及びサービスを創造し、迅速かつ効率的に社会に提供し続ける。再生・細胞医療を通じて、病気やけがを治すとともに、健康維持・改善に寄与することにより、Well-beingな社会の実現に貢献してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率86.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
0円
借金(有利子負債)
Net Assets
34.3億円
会社の純資産

自己資本比率は88〜91%と極めて高水準を維持しており、有利子負債はゼロです。赤字継続による純資産の減少が見られますが、新株発行による資金調達で財務基盤を補強しています。BPSは14.3円に対し株価30円でPBR 2.10倍と、将来の成長期待が織り込まれた水準です。 【1Q 2026/09期】総資産40億円、純資産34億円、自己資本比率86.1%。

お金の流れは?

本業で稼げていません
Operating CF
-14.1億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-5.7億円
投資に使ったお金
Financing CF
-200万円
借入・返済など
Free CF
-19.8億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2016/09期10.9億円4.3億円4.4億円6.6億円
2017/09期13.3億円2.0億円9.8億円11.3億円
2018/09期25.0億円1.5億円11.1億円23.4億円
2019/09期9.4億円5,000万円9,000万円8.9億円
2020/09期6.3億円8,600万円27.9億円5.5億円
2021/09期9.7億円3.4億円10.8億円6.3億円
2022/09期11.6億円2,000万円15.8億円11.8億円
2023/09期12.6億円300万円11.6億円12.6億円
2024/09期12.7億円6,500万円14.6億円12.1億円
2025/09期14.1億円5.7億円200万円19.8億円

営業キャッシュフローは毎期10〜14億円のマイナスとなっており、研究開発型バイオベンチャー特有の資金消費構造です。2021期〜2024は新株発行等の財務CFで資金を確保してきましたが、2025/09期は財務CFが微減となり、手元資金の動向に注意が必要です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 7名)
女性 0名(0.0% 男性 7
100%
連結子会社数
0
平均勤続年数(従業員)
5
臨時従業員数
0

役員数は7名(うち社外役員3名)で、社外取締役比率42%とガバナンス強化に取り組んでいます。代表取締役社長の久布白兼直氏は製薬業界出身で経営の多角化を推進。女性役員は現在ゼロですが、多様性向上が今後の課題となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主12%
浮動株88%
所有者別内訳(有価証券報告書)
外国法人等1.5%
個人その他94.3%
証券会社4.2%

浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 個人投資家が圧倒的多数を占める分散構造。

楽天証券株式会社(8,898,300株)3.36%
木村 佳司(7,884,922株)2.98%
SBI証券株式会社(1,888,204株)0.71%
廣瀨 成留(1,780,000株)0.67%
久布白 兼直(1,400,000株)0.53%

筆頭株主は楽天証券(3.36%)で、取締役会長の木村佳司氏が2.98%を保有しています。CEOの久布白兼直氏も0.53%を保有。機関投資家の保有は極めて少なく、個人投資家が圧倒的多数を占める株主構成です。株主数は約52,876人と多く、バイオ関連銘柄として個人の関心が高い銘柄です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1再生医療等製品の開発遅延・承認取得の不確実性
2継続的な営業赤字による財務基盤の毀損リスク
3資金調達の必要性(新株発行による希薄化リスク)
4規制環境の変化(再生医療等安全性確保法の改正等)
5競合他社との技術競争・特許リスク
6主要取引先への依存リスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
570万円
従業員数
112
平均年齢
39歳
平均年収従業員数前年比
2025/09期570万円112-

従業員数は112名(2024年9月末時点)と小規模な研究開発型企業です。平均年齢39.0歳と比較的若い組織構成で、専門性の高いバイオ技術者を中心とした人員構成となっています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

メディネットのTSRは5年間で57%(=株価が43%下落)と、TOPIXの213%を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。バイオベンチャーとして黒字化前の投資フェーズにあるため、VISION2030の進捗と収益化のタイミングがTSR改善の鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 赤字継続中のため無配。黒字化後の株主還元を検討
1株配当配当性向
2016/09期00.0%
2017/09期00.0%
2018/09期00.0%
2019/09期00.0%
2020/09期00.0%
2021/09期00.0%
2022/09期00.0%
2023/09期00.0%
2024/09期00.0%
2025/09期00.0%
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

赤字が継続しているため、配当は実施されていません。研究開発への集中投資を優先しており、VISION2030の達成による黒字化が実現した段階で株主還元策の検討が期待されます。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 57.0万円 になりました (-43.0万円)
-43.0%
年度末時点評価額損益TSR
2021期100.0万円0.0万円0.0%
2022期86.0万円14.0万円-14.0%
2023期86.0万円14.0万円-14.0%
2024期92.0万円8.0万円-8.0%
2025期57.0万円43.0万円-43.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残15,296,500株
売り残0株
信用倍率-
2026/01/24時点
今後の予定
2026年9月期 第2四半期決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年12月下旬(予定)

赤字継続のためPERは算出不能で、PBR 2.10倍はバイオセクター平均(3.5倍)を下回る水準です。信用買い残が約1,530万株と厚く、個人投資家の期待が反映されています。配当はゼロのため、投資リターンはキャピタルゲインに完全に依存する構造です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2016/09期-18.2億円0円-
2017/09期-17.4億円0円-
2018/09期-27.1億円0円-
2019/09期-9.9億円0円-
2020/09期-8.4億円0円-
2021/09期-8.7億円0円-
2022/09期-13.1億円0円-
2023/09期-14.2億円0円-
2024/09期-12.6億円0円-
2025/09期-13.4億円0円-

税引前損失が続いているため、法人税等の納付は発生していません。繰越欠損金が蓄積されており、将来黒字化が実現した際には税負担の軽減効果が見込まれます。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

(株)メディネット まとめ

業績
低迷
赤字(バイオベンチャーとして研究開発フェーズにあり、VISION2030に基づき2028年9月期の黒字化を目指している)
配当
なし
配当なし
安全性
安定
自己資本比率 86.1%(自己資本比率88.8%・無借金経営で財務は健全だが、赤字継続による純資産の減少に注意)
稼ぐ力
低い
ROE -9.5%(累計)
話題性
普通
ポジ 30%

「東大医科研発のバイオベンチャー。がん免疫細胞療法と再生医療CDMOで未来の医療を切り拓く」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU