2492プライム

インフォマート

Infomart Corporation

最終更新日: 2026年3月27日

ROE20.6%
BPS53.6円
自己資本比率66.8%
FY2025/3 有報データ

日本の商取引をDXで支える、BtoBプラットフォームの巨人

私たちは、企業や人が中心となり、世界中の時間が価値あるものに変わる社会を創ります。

この会社ってなに?

あなたがレストランで食事をするとき、その食材がスムーズに届けられる裏側でインフォマートのシステムが活躍しているかもしれません。同社は、飲食店が食材を注文したり、スーパーがメーカーに発注したりする作業をデジタル化する『BtoBプラットフォーム』を提供しています。紙の請求書やFAXでのやり取りをなくし、スマホやPCで簡単に取引を完結させることで、多くの企業の業務を効率化しています。あなたが普段利用するお店の円滑な運営を、目に見えないところで支えている会社です。

2025年12月期決算で売上高188.2億円、営業利益28.63億円を達成し、成長軌道にあります。特に翌期は営業利益50.00億円と大幅な伸長を予想しており、利益拡大フェーズへの移行が鮮明です。主力である請求書電子化サービスが好調なことに加え、第一生命HDとの資本業務提携による顧客基盤拡大も期待されます。積極的なM&Aや提携を通じて、提供価値の向上と事業領域の拡大を加速させています。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
12月
本社
東京都港区海岸1-2-3 汐留芝離宮ビルディング
公式
corp.infomart.co.jp

社長プロフィール

中島 健
中島 健
代表取締役社長
挑戦者
私たちは『BtoBプラットフォーム』の強化を通じ、新サービスや新プロダクトで企業の生産性向上に貢献します。中期経営計画の達成に向けて既存事業の深化と拡張・成長を目的とした戦略的投資を進め、社会の発展に寄与してまいります。

この会社のストーリー

1998
創業。食の安全・安心を支えるASP事業を開始

外食産業向けの企業間電子商取引(BtoB)プラットフォームの提供を目的に株式会社インフォマートを設立。食の安全・安心を支える「FOODS Info Mart」を開始した。

2006
東証マザーズへ上場

事業の成長と社会的な信用の獲得を目指し、東京証券取引所マザーズ市場へ上場。公開価格を70%以上上回る初値をつけ、市場から高い期待を集めた。

2015
業界を越える請求書の電子化へ挑戦

フード業界で培ったノウハウを活かし、あらゆる業界で利用可能な「BtoBプラットフォーム 請求書」の提供を開始。企業の請求業務の完全電子化という新たな挑戦を始めた。

2017
東証一部へ市場変更、プラットフォーム利用企業が拡大

事業規模の拡大と安定した経営基盤が評価され、東京証券取引所市場第一部(現:プライム市場)へ市場変更。プラットフォームの利用企業数は15万社を突破した。

2021
成長期待による株価ピークと市場の変動

デジタルトランスフォーメーションの波に乗り、事業への期待から株価は上場来高値を更新。しかしその後、金利上昇などを背景に市場全体のテック株が調整局面を迎えるという試練も経験した。

2024
利用社数100万社を突破、年間流通金額は44兆円超へ

主力サービスである「BtoBプラットフォーム」の利用企業数が100万社を突破。プラットフォーム全体の年間流通総額も44兆円を超え、日本のBtoBインフラとして確固たる地位を築いた。

2026
第一生命HDとの資本業務提携、次世代プロダクト開発へ

第一生命ホールディングスと174億円規模の資本業務提携を締結。AI技術などを活用し、アナログからデジタルまでを網羅する次世代サービスの共同開発を開始し、新たな成長ステージへと向かう。

注目ポイント

圧倒的なプラットフォーム規模

「BtoBプラットフォーム」は120万社以上が利用し、年間の総流通金額は62兆円超。日本の企業間取引を支える巨大な経済圏を形成しており、高い参入障壁と安定した収益基盤を誇ります。

成長を加速させる戦略的提携

第一生命HDとの大型資本業務提携や、AI-OCR技術を持つinvox社との連携など、M&Aや提携を積極的に活用。自社の顧客基盤と他社の技術を掛け合わせ、サービスの進化を加速させています。

株主還元への高い意識

単独配当性向50%という明確な株主還元方針を掲げています。業績拡大に伴う継続的な増配が期待され、企業の成長を株主と共に分かち合う姿勢が魅力です。

サービスの実績は?

120万社
BtoBプラットフォーム 利用企業数
2026年3月時点
62兆円
プラットフォーム年間総流通金額
2026年3月時点
2兆円
BtoB-PF 受発注 年間流通金額
2026年3月時点
1.74
1株あたり配当金
FY2024実績
+79.4% YoY
5.44
1株あたり配当金
FY2025実績
+212.6% YoY
691
従業員数
2026年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 5.44円
安全性
安定
自己資本比率 66.8%
稼ぐ力
高い
ROE 20.6%
話題性
好評
ポジティブ 75%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
5.44
方針: 配当性向50%目標
1株配当配当性向
FY2016/35.9127.0%
FY2017/33.3208.2%
FY2018/33.754.5%
FY2019/37.41100.0%
FY2020/33.7183.6%
FY2021/31.4360.6%
FY2022/30.7257.6%
FY2023/30.9774.0%
FY2024/31.7460.0%
FY2025/35.4464.1%
3期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

同社は利益成長に合わせた株主還元を重視しており、単独配当性向50%を目標とした積極的な配当政策を採用しています。業績拡大に伴い、直近では1株あたり配当金が5.44円まで増加するなど増配基調にあります。今後も収益性の向上と並行して、株主への還元強化を図る方針です。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
20.6%
業界平均
12.4%
営業利益率上回る
この会社
15.2%
業界平均
11.8%
自己資本比率上回る
この会社
66.8%
業界平均
51.3%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3110億円
FY2023/3134億円
FY2024/3156億円
FY2025/3188億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/312.0億円
FY2025/328.6億円

インフォマートは、BtoBプラットフォームの提供により売上高が堅調に拡大しており、FY2025/3には約188億円に達しました。前期比で大幅な増益を達成しており、主力である受発注システムや請求書プラットフォームの導入社数増加が収益を牽引しています。FY2026/3予想では売上高約213億円、営業利益50億円を見込むなど、成長軌道が鮮明となっています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
20.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
10.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
15.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/35.7%3.9%-
FY2022/32.8%2.1%-
FY2023/31.8%2.2%-
FY2024/37.3%4.4%7.7%
FY2025/320.6%10.6%15.2%

収益性はFY2022/3を底に、営業利益率がFY2025/3時点で15.2%まで急速に回復・改善しました。売上総利益率の高いクラウド事業の特性に加え、データセンター費用の抑制などコスト構造の最適化が寄与しています。ROEも15.8%まで高まっており、資本効率を重視した経営へ転換していることが示唆されます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率66.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
55.4億円
会社の純資産
122億円

同社は無借金経営を継続してきましたが、FY2024/3以降は成長投資等の資金需要に伴い有利子負債を導入し、FY2025/3時点では約55億円の有利子負債を計上しています。自己資本比率は66.8%と依然として高水準を維持しており、財務健全性は良好です。資産の多くを流動資産が占めるクラウド企業らしい構成となっています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+46.7億円
営業CF
投資に使ったお金
-31.0億円
投資CF
借入・返済など
+2.8億円
財務CF
手元に残ったお金
+15.7億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/316.8億円-18.0億円-5.3億円-1.3億円
FY2022/39.9億円-9.8億円-3.0億円400万円
FY2023/318.3億円-17.9億円-12.1億円3,200万円
FY2024/320.7億円-29.1億円2.1億円-8.4億円
FY2025/346.7億円-31.0億円2.8億円15.7億円

営業キャッシュフローは安定してプラスを維持しており、FY2025/3には約47億円を創出しました。システム開発等の投資キャッシュフローが継続的に発生しているものの、直近では営業CFの大幅な伸びによりフリーキャッシュフローが約16億円の黒字へ転換しました。事業成長に伴うキャッシュ創出能力が着実に向上しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります
3当社グループの事業拡大のためには、利用企業の利便性追求を通じて顧客満足度を向上させ、継続的な利用を維持するとともに、新規企業の獲得による利用企業数の拡大が必要になります
4また、商習慣の変化や顧客ニーズを速やかに捉えた機能やサービスの開発・提供を通じた月額顧客単価の増加が必要となります
5従いまして、利用企業数の増加、月額顧客単価の増加が当社グループの事業拡大のための前提条件になります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/310.2億円4.8億円47.3%
FY2022/34.7億円1.8億円38.5%
FY2023/36.3億円3.3億円52.8%
FY2024/311.9億円5.3億円44.8%
FY2025/328.4億円9.1億円32.2%

実効税率は年度によって変動がありますが、直近では利益水準の向上に伴い、おおむね法定実効税率に近い水準で推移しています。FY2023/3などは特殊要因等により一時的に税負担率が上昇したものの、業績の安定化とともに納税額も増加傾向にあります。将来的な利益成長が見込まれる中で、適切な税務管理が継続される見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
668万円
従業員数
856
平均年齢
36.6歳
平均年収従業員数前年比
当期668万円856-

従業員の平均年収は668万円で、ソフトウェア・サービス業界としては堅実な給与水準を維持しています。デジタル化の進展に伴う人材獲得競争が激化する中、専門的なスキルを持つエンジニアやセールス職の確保に向けた報酬設計がなされています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主19.1%
浮動株80.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関16.6%
事業法人等2.5%
外国法人等49.2%
個人その他30.5%
証券会社1.1%

浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主はTHE SFP VALUE REALIZATION MASTER FUND LTD. (常任代理人 立花証券)・JP MORGAN CHASE BANK 385642 (常任代理人 みずほ銀行)・STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 みずほ銀行)。

THE SFP VALUE REALIZATION MASTER FUND LTD. (常任代理人 立花証券株式会社)(47,884,400株)21.15%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(29,572,900株)13.06%
米多比 昌治(12,796,000株)5.65%
JP MORGAN CHASE BANK 385642 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(9,717,027株)4.29%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(8,471,489株)3.74%
藤田 尚武(6,836,218株)3.02%
株式会社三菱UFJ銀行(6,400,000株)2.83%
株式会社ジェフグルメカード(6,400,000株)2.83%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140051 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(5,918,225株)2.61%
BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(5,298,900株)2.34%

大株主には海外の運用ファンドであるTHE SFP VALUE REALIZATION MASTER FUND LTD.が筆頭株主として21.15%を保有しており、強い影響力を持っています。また、創業者の米多比昌治氏も上位株主として名を連ねており、機関投資家と創業家双方が存在感を示す構造です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億4,405万円
取締役5名の合計

主力事業である「BtoBプラットフォーム」は請求書や受発注のクラウドサービスとして120万社以上の利用実績を誇ります。事業リスクとしては、競合他社の参入や市場競争の激化、および技術革新に伴うシステム刷新コストの増大が継続的に開示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 1名(8.3% 男性 11
8%
92%
監査報酬
4,200万円
連結子会社数
2
設備投資額
21.3億円
平均勤続年数(従業員)
5.77
臨時従業員数
47

女性役員比率は8.3%と依然として低い水準にあり、今後多様性の向上が課題です。監査体制については年間4,200万円の監査報酬を投じており、企業規模に応じた適正かつ厳格な監査環境を確保しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
利益面で保守的な予想を大きく上回る傾向が強く、株主期待に応えている。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2026年12月期 通期業績予想
FY2026
売上高: 目標 213.5億円 順調 (188.2億円)
88.15%
営業利益: 目標 50.00億円 やや遅れ (28.63億円)
57.26%
当期純利益: 目標 30.97億円 やや遅れ (19.22億円)
62.06%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2022110億円110億円+0.1%
FY2023129億円134億円+3.3%
FY2024161億円156億円-2.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20221億円5億円+426.0%
FY20233億円8億円+176.7%
FY202410億円12億円+20.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は正式な中期経営計画を開示していませんが、通期の業績予想を目標として追跡します。FY2022、FY2023ともに営業利益予想を大幅に上回って着地しており、保守的な予想を大きく超える実績を出す傾向にあります。売上高はほぼ計画通りに進捗する一方で、利益面での上振れが目立ちます。FY2026も売上高213.5億円、営業利益50.00億円という過去最高の業績予想を掲げており、利益拡大フェーズへの移行が達成できるかが最大の焦点です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、2021年をピークとした株価の大幅な調整が主な要因です。高い成長期待から株価が先行して上昇したものの、その後の金利上昇局面などでグロース株全体が売られた影響を大きく受けました。ただし、直近の業績回復と株価の反発により、今後はTOPIXを上回るパフォーマンスへの転換が期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+44.1%
100万円 →144.1万円
44.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021195.3万円+95.3万円95.3%
FY2022136.5万円+36.5万円36.5%
FY2023150.7万円+50.7万円50.7%
FY2024131.8万円+31.8万円31.8%
FY2025144.1万円+44.1万円44.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,681,300株
売り残681,100株
信用倍率2.47倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年4月下旬
定時株主総会2027年3月25日

PER・PBRともにサービス業界平均を上回っており、市場からの成長期待が高いことがうかがえます。時価総額も1,000億円を超え、業界内で一定のプレゼンスを確立しています。信用倍率は2.47倍と均衡しており、短期的な需給の偏りは限定的です。今後の決算で高い成長期待に応え続けられるかが、株価を維持・上昇させる上での鍵となります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
48
前月比 +15.4%
メディア数
42
日本経済新聞, ロイター, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス, 株探
業界内ランキング
上位 12%
サービス業 2,500社中 300位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

資本業務提携・投資40%
決算・業績推移30%
新規プロダクト開発20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月資本提携

第一生命ホールディングスより174億円の出資を受け、資本業務提携を締結。

2026年1月業務提携

株式会社invoxと業務提携し、AIを活用した次世代請求書サービスの開発を開始。

2025年10月業績修正

通期連結業績予想を修正し、営業利益28.63億円を見込むなど大幅な増益を報告。

インフォマート まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 5.44円
安全性
安定
自己資本比率 66.8%
稼ぐ力
高い
ROE 20.6%
話題性
好評
ポジティブ 75%

「『食』のDXから始まり、今や日本中の請求書インフラを目指すBtoBプラットフォーマー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU