新明和工業7224
ShinMaywa Industries,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段街で見かけるゴミ収集車やダンプカー、実はその多くは新明和工業が作っているかもしれません。同社はこうした「はたらくくるま」のトップメーカーです。また、都市部の高層ビルやマンションにあるタワーパーキングを使ったことはありませんか?あの立体駐車場も同社の主力製品の一つです。さらに、空港で飛行機に乗り込む際に渡る「搭乗橋」も手掛けており、私たちの暮らしや移動の裏側を、様々な場所でその技術が支えています。
ダンプトラック等の特装車で国内首位を誇り、航空機やパーキングシステム等、社会インフラを多角的に支える輸送用機器メーカー。2025年3月期は売上高2,664.4億円、営業利益139.7億円と増収増益を達成し、続く2026年3月期も売上高2,900億円、営業利益150億円と成長継続を見込んでいます。中期経営計画「SG-2026」のもと、安定的な株主還元と、次世代交通システムへの出資など将来の成長に向けた投資を両立させる方針です。
会社概要
- 業種
- 輸送用機器
- 決算期
- 3月
- 本社
- 兵庫県宝塚市新明和町1-1
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 6.2% | 2.6% | - |
| 2022/03期 | 7.5% | 3.2% | - |
| 2023/03期 | 7.5% | 3.3% | - |
| 2024/03期 | 7.0% | 3.0% | 4.6% |
| 2025/03期 | 8.1% | 3.4% | 5.2% |
| 3Q FY2026/3 | 6.0%(累計) | 2.3%(累計) | 4.5% |
当社の収益性は、営業利益率が概ね4%から5%台で安定的に推移しており、製造業として一定の利益確保能力を示しています。ROE(自己資本利益率)は2025/03期時点で7.9%まで改善しており、株主資本を効率的に活用した経営が浸透しつつあります。ROA(総資産利益率)も緩やかながら向上傾向にあり、資産効率の改善が着実に進んでいると言えます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 2,092億円 | — | 54.9億円 | 83.5円 | - |
| 2022/03期 | 2,168億円 | — | 69.1億円 | 105.0円 | +3.6% |
| 2023/03期 | 2,252億円 | — | 73.1億円 | 111.0円 | +3.9% |
| 2024/03期 | 2,571億円 | 118億円 | 72.8億円 | 110.4円 | +14.2% |
| 2025/03期 | 2,664億円 | 140億円 | 89.6億円 | 135.6円 | +3.6% |
新明和工業の業績は、特装車やパーキングシステム等の需要が堅調に推移し、売上高は2021/03期の約2,092億円から2025/03期には約2,664億円まで成長を遂げました。利益面では原材料価格高騰の影響を受ける場面もありましたが、製品の価格改定や効率化により営業利益は139億円規模まで拡大しています。2026/03期にはさらなる増収増益を見込んでおり、堅実な事業ポートフォリオが成長を支えています。 【3Q 2026/03期実績】売上1957億円(通期予想比67%)、営業利益89億円(同59%)、純利益63億円(同69%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
輸送用機器の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業として特装車、パーキングシステム、航空機関連などを展開しています。市場環境の変化や原材料価格の高騰が事業リスクとして挙げられる一方、独自の技術力を背景にした安定的な需要を取り込むことで、堅実な経営を行っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 2,850億円 | — | 2,664億円 | -6.5% |
| 2024期 | 2,700億円 | — | 2,570億円 | -4.8% |
| 2023期 | 2,250億円 | — | 2,251億円 | +0.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 130億円 | — | 140億円 | +7.5% |
| 2024期 | 120億円 | — | 118億円 | -2.0% |
| 2023期 | 90億円 | — | 93億円 | +3.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
新中期経営計画「SG-2026」では、最終年度の2027年3月期に売上高2,900億円、営業利益150億円を目標に掲げています。旧中計「SG-2023」では、売上高目標は達成したものの、営業利益とROEは未達に終わりました。利益率の改善が継続的な課題です。会社予想の精度は期によってばらつきがあり、特に売上高は下方修正される傾向が見られます。計画達成に向けては、主力の特装車事業の収益性向上と、成長分野への投資成果がカギとなります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
次世代交通システム「Zippar」開発のZip Infrastructureと資本業務提携を締結し、インフラ技術の活用を推進。
2026年3月期第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比10.1%増の92.9億円を達成し、堅調な業績を示した。
椢原敬士氏が新代表取締役社長に就任し、新たな経営体制による成長戦略の推進が開始された。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性については、自己資本比率が40%前後で安定しており、強固な資本基盤を維持しています。2024/03期以降は有利子負債が増加傾向にありますが、これは今後の成長投資やインフラ整備に向けた戦略的な資金調達が主因です。総資産も着実に拡大しており、負債を適切に活用しながら事業拡大を図る健全な財務構造を保っています。 【3Q 2026/03期】総資産2857億円、純資産1182億円、自己資本比率37.6%、有利子負債593億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 181億円 | 91.3億円 | 59.7億円 | 89.9億円 |
| 2022/03期 | 160億円 | 72.2億円 | 52.0億円 | 87.8億円 |
| 2023/03期 | 64.0億円 | 71.6億円 | 41.1億円 | 7.6億円 |
| 2024/03期 | 141億円 | 82.2億円 | 58.8億円 | 58.5億円 |
| 2025/03期 | 205億円 | 108億円 | 51.1億円 | 96.9億円 |
営業キャッシュフローは安定した利益創出により、2025/03期には約205億円と高い水準を確保しています。投資キャッシュフローには将来の成長を見据えた設備投資が含まれており、営業活動で得たキャッシュを適切に再投資するサイクルが確立されています。財務キャッシュフローは継続的な借入金返済や配当支払いを通じて調整されており、フリーキャッシュフローの創出を通じて着実な還元余力を高めています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が40.0%と高く、多様性を重視したガバナンス体制を構築しています。連結子会社30社を擁する大規模な事業展開を行っており、適切な監査体制を通じて透明性の高い経営を維持しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 728万円 | 6,473人 | - |
従業員平均年収は728万円と、製造業の中でも安定した水準を維持しています。特装車や航空関連機器といった専門性の高い事業を展開しており、高い技術力と安定した業績がこの給与水準を支える背景となっています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、配当を含めても市場平均であるTOPIXを一貫して下回る「アンダーパフォーム」という結果になっています。これは、同期間において株価の伸びが市場全体の成長ペースに追いついていなかったことを示唆しています。安定配当は実施しているものの、株価上昇によるキャピタルゲインが限定的だったことが主な要因と考えられます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 14円 | 13.6% |
| 2017/03期 | 14円 | 15.0% |
| 2018/03期 | 23円 | 31.0% |
| 2019/03期 | 45円 | 58.9% |
| 2020/03期 | 87円 | 76.9% |
| 2021/03期 | 38円 | 45.5% |
| 2022/03期 | 42円 | 40.0% |
| 2023/03期 | 45円 | 40.5% |
| 2024/03期 | 47円 | 42.6% |
| 2025/03期 | 52円 | 38.3% |
現在、株主優待制度は実施していません。
新明和工業は、DOE(株主資本配当率)3%程度を目標に掲げ、安定的かつ継続的な増配を重視する方針を採用しています。利益成長に合わせて配当金も順調に増額されており、株主への利益還元姿勢を鮮明にしています。中長期的な視点での株主還元を重視しており、今後も安定的な配当が期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 94.1万円 | 5.9万円 | -5.9% |
| 2022期 | 87.5万円 | 12.5万円 | -12.5% |
| 2023期 | 115.9万円 | 15.9万円 | 15.9% |
| 2024期 | 126.3万円 | 26.3万円 | 26.3% |
| 2025期 | 144.3万円 | 44.3万円 | 44.3% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は約7倍と買い残が多く、短期的な需給面では上値が重くなる可能性があります。業界平均と比較すると、PER・PBRはやや割高な水準にあり、市場からの成長期待が一定程度反映されているとみられます。配当利回りは平均並みですが、時価総額は業界内で中規模クラスに位置付けられます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 112億円 | 57.0億円 | 50.9% |
| 2022/03期 | 118億円 | 49.1億円 | 41.6% |
| 2023/03期 | 99.0億円 | 25.9億円 | 26.1% |
| 2024/03期 | 121億円 | 48.3億円 | 39.9% |
| 2025/03期 | 135億円 | 45.8億円 | 33.8% |
法人税等の支払額は各期の税引前利益水準に連動しており、おおむね法定税率に近い範囲で推移しています。2023/03期には実効税率が一時的に低下していますが、これは税効果会計の影響などによる一時的な変動です。今後は安定した利益成長に伴い、適正な納税を通じて社会的な責任を果たしていく見通しです。
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