ユニソルホールディングス7128
UNISOL Holdings Corporation
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段利用する高層ビルや商業施設、その頑丈な骨組みとなる鉄骨などの資材を供給しているのがユニソルホールディングスです。また、スマートフォンや自動車を製造する工場で、精密な作業をこなす産業用ロボットや工作機械も同社が世界中から調達し、日本のモノづくり企業に提供しています。普段目にすることの多い製品や建物の裏側で、同社は日本の産業基盤を幅広く支えているのです。あなたの生活も、間接的に同社の事業によって成り立っているかもしれません。
機械専門商社のマルカと建設資材専門商社のフルサト工業が統合して誕生した持株会社。2025期は売上高1,590.4億円(前期比1.7%減)、営業利益33.80億円(同12.4%減)と減収減益の見込みで、利益水準は低下傾向にある。一方でPBRは0.73倍と1倍を大きく下回り、割安感も指摘される。進行中の中期経営計画は下方修正されており、収益力の回復と成長戦略の再構築が今後の焦点となる。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 大阪市中央区南新町1-2-10
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 1.5% | 1.0% | - |
| 2022/12期 | 6.5% | 3.9% | - |
| 2023/12期 | 6.5% | 3.9% | - |
| 2024/12期 | 6.3% | 3.8% | 2.4% |
| 2025/12期 | 2.6% | 1.6% | 2.1% |
| 2025/12期 | 2.7% | 1.6% | 2.1% |
収益性に関しては、経営統合後の初期に利益率が向上したものの、足元では営業利益率が2.1%、ROE(自己資本利益率)も2.6%まで低下しています。これは競争激化や人件費・物流費の上昇といった外部環境の変化を反映したものです。今後は、高収益事業の選別や業務効率化を通じて、資本効率の改善をどれだけ実現できるかが課題となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 743億円 | — | 10.4億円 | 67.1円 | - |
| 2022/12期 | 1,624億円 | — | 45.3億円 | 178.9円 | +118.6% |
| 2023/12期 | 1,730億円 | — | 47.0億円 | 188.3円 | +6.5% |
| 2024/12期 | 1,617億円 | 38.6億円 | 46.1億円 | 190.8円 | -6.5% |
| 2025/12期 | 1,590億円 | 33.8億円 | 19.1億円 | 79.8円 | -1.7% |
当社は機械商社と建設資材商社の経営統合により成長基盤を構築してきましたが、直近の業績は、売上高が約1,590億円、営業利益が33.8億円と減収減益となりました。建設需要の変動やコスト増加が利益を圧迫しており、2026年12月期も引き続き慎重な利益水準が見込まれています。今後は、ニデックドライブテクノロジーのES事業譲受などのM&A戦略を通じた事業拡大により、業績回復と成長を目指す方針です。 【2025/12期実績】売上1590億円(前期比-1.7%)、営業利益34億円、純利益19億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
機械および建設資材販売を主軸とし、連結子会社23社を擁するグループ経営を行っています。直近の決算では原材料コスト増や競争激化による影響が懸念されていますが、M&Aや事業譲受を通じた成長戦略の実行が重要なリスク管理・成長ドライバーとなっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 1,570億円 | — | 1,624億円 | +3.5% |
| 2023期 | 1,700億円 | — | 1,730億円 | +1.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 41億円 | — | 59億円 | +43.8% |
| 2023期 | 57億円 | — | 57億円 | +0.1% |
| 2024期 | 55億円 | — | 39億円 | -29.8% |
| 2025期 | 45億円 | — | 34億円 | -24.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2022年に策定した中期経営計画「UNISOL」は、当初売上高2,000億円、営業利益80億円という野心的な目標を掲げていました。しかし、外部環境の変化などを受け、2026年2月に最終年度(2026年12月期)の目標を売上高1,650億円、営業利益34億円へと大幅に下方修正しました。2024期、2025期と2期連続で期初予想を大幅に下回る着地となっており、計画の信頼性回復が急務です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
ニデックドライブテクノロジーのES事業を譲受し、機械事業のさらなる強化を図る。
2025年12月期決算発表と同時に、中期経営計画の目標値を修正し減益基調を公表した。
脱炭素化支援として国内最大級のソーラーカーポートを完工させるなどESG経営を推進。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は非常に安定しており、自己資本比率は62.1%と高い水準を維持しています。過去には有利子負債がゼロでしたが、現在は事業拡大に伴い約44億円の借り入れがあるものの、総資産に対する割合は低く財務基盤は強固です。潤沢なネット資産(純資産)を背景に、将来的な成長投資や株主還元を継続できる余裕を有しています。 【2025/12期】総資産1170億円、純資産739億円、自己資本比率59.2%、有利子負債8.7億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 8.5億円 | 1.1億円 | 5.4億円 | 9.7億円 |
| 2022/12期 | 38.0億円 | 22.9億円 | 5.0億円 | 15.1億円 |
| 2023/12期 | 60.3億円 | 46.7億円 | 53.7億円 | 13.6億円 |
| 2024/12期 | 78.6億円 | 14.3億円 | 33.7億円 | 93.0億円 |
| 2025/12期 | 55.0億円 | 12.6億円 | 26.5億円 | 42.4億円 |
営業キャッシュフローは概ね安定的にプラスを維持しており、本業による稼ぐ力は健在です。2024/03期には投資資産の売却等によりフリーキャッシュフローが急増しましたが、基本的には事業成長に向けた投資と、配当などの株主還元を両立させています。今後もM&Aを絡めた積極的な投資が続く見通しであり、キャッシュの適切な配分が重要となります。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が22.2%と、製造・商社業界としては比較的高い水準で多様性の確保が進んでいます。社外取締役を過半数に登用する体制を整え、独立した監査機能により透明性の高い企業統治を実現しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 706万円 | 1,966人 | - |
従業員平均年収は706万円であり、機械・建設資材商社という業界特性を考慮すると比較的高い水準で安定しています。経営統合による組織体制の強化が、長期的な人材確保と待遇維持に寄与していると推測されます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価変動と配当金を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。2023期以降、同社のTSRは3期連続でTOPIXをアンダーパフォーム(下回る)しています。これは、安定した配当にもかかわらず、業績の伸び悩みを背景とした株価の低迷が主な要因です。株主価値向上のためには、株価を上昇させるための具体的な成長戦略とその着実な実行が求められます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2021/12期 | 14.5円 | 21.6% |
| 2022/12期 | 113円 | 63.2% |
| 2023/12期 | 66円 | 35.1% |
| 2024/12期 | 107円 | 56.1% |
| 2025/12期 | 101円 | 126.5% |
| 権利確定月 | 12月 |
配当方針として「配当性向」を基準としつつ、株主還元の強化に積極的な姿勢を示しています。配当利回りは4%台後半と高水準を維持しており、インカムゲイン重視の投資家にとって魅力的な銘柄といえます。ただし、直近は利益水準の低下により配当性向が一時的に上昇しているため、今後の業績回復による収益の安定化が配当継続の鍵となります。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2022期 | 155.3万円 | 55.3万円 | 55.3% |
| 2023期 | 118.0万円 | 18.0万円 | 18.0% |
| 2024期 | 120.8万円 | 20.8万円 | 20.8% |
| 2025期 | 110.7万円 | 10.7万円 | 10.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は0.45倍と売り残が買い残を上回る状況で、株価の下落を見込む投資家が多いことを示唆しています。これは将来的な買い戻し(踏み上げ)のエネルギーにもなり得ますが、現時点では需給は緩んでいます。業界比較では、PBRは0.73倍と業界平均より大幅に割安で、配当利回りも高い水準にありますが、PERは割高となっており、市場からの利益成長期待は低い状態です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 20.3億円 | 10.0億円 | 49.0% |
| 2022/12期 | 70.5億円 | 25.2億円 | 35.8% |
| 2023/12期 | 66.5億円 | 19.5億円 | 29.4% |
| 2024/12期 | 46.6億円 | 4,600万円 | 1.0% |
| 2025/12期 | 41.8億円 | 22.7億円 | 54.4% |
法人税等の支払額は、各期の税引前利益の変動に連動しています。2024/03期は税額が極端に低くなっていますが、これは繰延税金資産の計上など一時的な税効果会計の影響を受けたためです。2025/03期以降は、概ね法定実効税率に近い水準で推移する見込みです。
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ユニソルホールディングス まとめ
「産業ロボットと建設資材、2つの専門商社が融合した社会インフラの縁の下の力持ち」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。