高速
KOHSOKU CORPORATION
最終更新日: 2026年3月28日
「食」の現場を支え続ける、安定成長のパッケージ専門商社
創立60周年を機に、2035年を見据えた次期長期ビジョン「高速ファンづくりチャレンジ 2035 to be a good company」を策定。ステークホルダーから愛される「良い会社」を目指す。
この会社ってなに?
あなたがスーパーマーケットでお惣菜や生鮮食品を手に取るとき、その商品を包んでいる透明なトレーやラップ、お弁当の容器をきっと目にしていますよね。実は、それらの食品パッケージの多くを全国の食品メーカーや小売店に供給しているのが高速という会社です。普段何気なく使っている食品パッケージの裏側で、日本の食の安全と利便性を支える重要な役割を担っています。この会社がなければ、私たちの食生活は少し不便になってしまうかもしれません。
高速は、食品軽包装資材の専門商社として安定した成長を続けています。直近の2025年3月期決算では売上高1159.2億円、営業利益45.32億円と過去最高を更新し、続く2026年3月期も増収増益を見込んでいます。景気動向に左右されにくい食品インフラを支える事業特性に加え、積極的なM&Aによる規模拡大が成長を牽引している点が特徴です。安定した配当実績も魅力であり、堅実な成長を求める投資家に注目されています。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 宮城県仙台市宮城野区扇町二丁目3番14号
- 公式
- www.kohsoku.com
社長プロフィール

食品軽包装資材の専門商社として、お客様のニーズに迅速かつ的確にお応えし、豊かな食生活を支えることを使命としています。環境配慮型製品の提供も推進しながら、社会の変化に対応し、持続的な成長と企業価値の向上を目指します。
この会社のストーリー
食品包装資材の販売を目的として、宮城県仙台市に株式会社高速を設立。食文化を支える事業がスタートした。
事業拡大に伴い、日本証券業協会に株式を店頭登録。社会的な信用を高め、さらなる成長への基盤を築いた。
事業の成長と安定性が評価され、東証二部へ市場変更。企業としてのステージを一段階引き上げた。
継続的な業績拡大を背景に、東京証券取引所市場第一部(現プライム市場)へ指定。日本を代表する企業の一社となった。
2025年度までの中期経営計画をスタート。持続的な成長と企業価値向上に向けた具体的な戦略を推進する。
堅調な需要を背景に、売上高・利益ともに成長を継続。安定した事業基盤と経営手腕を証明した。
創立60周年を迎え、2035年を見据えた長期ビジョン「高速ファンづくりチャレンジ 2035」を発表。持続可能な未来へ向けて新たな一歩を踏み出す。
注目ポイント
スーパーやコンビニで使われる食品トレーやラップフィルムなどを扱う専門商社。景気の影響を受けにくい「食」の分野で、安定した業績と成長を続けています。
個人株主にも嬉しい株主優待制度を導入。100株以上の保有でQUOカードが、300株以上ではカタログギフトが贈呈され、投資の魅力を高めています。
創立60周年を機に、2035年に向けた新たな長期ビジョンを策定。環境配慮型製品の拡販など、社会の変化に対応しながら企業価値の向上を目指しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 42円 | 33.5% |
| FY2022/3 | 44円 | 31.9% |
| FY2023/3 | 46円 | 29.8% |
| FY2024/3 | 52円 | 32.3% |
| FY2025/3 | 54円 | 30.1% |
| 必要株数 | 100株以上(約31万円) |
| 金額相当 | 約500円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
同社は業績連動型の配当政策を採用しており、安定的な利益成長を背景に配当額を着実に積み上げる増配基調を継続しています。配当性向は30%程度を目標としており、株主への還元と成長投資のバランスを重視する方針です。今後も連結業績の拡大とともに、株主に対する利益還元を強化していく姿勢が期待されます。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
食品軽包装資材の専門商社である同社は、消費者の利便性向上を背景に売上高が着実に拡大しており、FY2025/3には1,159億円に達しました。単なる物販にとどまらず、顧客への提案営業を強化したことで営業利益も連続で成長を遂げています。FY2026/3の予想においても売上高1,240億円、純利益36.5億円を見込んでおり、強固な収益基盤が成長を牽引しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8.0% | 4.8% | 3.7% |
| FY2022/3 | 8.3% | 5.1% | 4.0% |
| FY2023/3 | 8.7% | 5.3% | 4.1% |
| FY2024/3 | 8.4% | 5.1% | 4.0% |
| FY2025/3 | 8.7% | 5.7% | 3.9% |
売上高純利益率の改善とともに自己資本利益率(ROE)が概ね8%台後半で安定的に推移しており、資本効率の高さが際立っています。営業利益率は4%前後で安定しており、薄利多売になりがちな卸売業の中で確かな付加価値を提供できている証左です。資産効率を示すROAも5%台を維持しており、経営資源を効率よく利益創出に結びつけています。
財務は安全?
有利子負債は極めて少なく、自己資本比率は65.0%と非常に高い水準を維持しており、盤石な財務健全性を誇ります。総資産は612億円規模に成長しつつも、ネットアセットの積み上げによりBPS(1株あたり純資産)はFY2025/3時点で2,043円まで着実に増加しました。キャッシュポジションの厚みと負債の少なさは、不透明な経済環境下でも柔軟な投資を行うための強力な武器となっています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 31.8億円 | -9.8億円 | -8.8億円 | 22.0億円 |
| FY2022/3 | 32.5億円 | -39.1億円 | -10.0億円 | -6.6億円 |
| FY2023/3 | 25.6億円 | -25.8億円 | -10.3億円 | -2,100万円 |
| FY2024/3 | 45.8億円 | -15.8億円 | -10.6億円 | 30.0億円 |
| FY2025/3 | 9.7億円 | -25.2億円 | -9.5億円 | -15.5億円 |
営業キャッシュフローは本業の好調さから概ね安定してプラスを維持しており、事業活動による高い現金創出力が経営の根幹を支えています。投資キャッシュフローは拠点拡大や物流設備への投資により適宜マイナスを計上しており、中長期的な成長に向けた前向きな資金投下が行われています。財務キャッシュフローについては配当支払や負債の返済により着実な資金還元と健全な負債管理が継続されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 35.4億円 | 11.2億円 | 31.6% |
| FY2022/3 | 39.0億円 | 12.4億円 | 31.7% |
| FY2023/3 | 42.4億円 | 12.6億円 | 29.8% |
| FY2024/3 | 45.3億円 | 14.1億円 | 31.2% |
| FY2025/3 | 48.4億円 | 13.8億円 | 28.4% |
法人税等の支払額は税引前利益の拡大とともに推移しており、適正な納税が行われています。実効税率は概ね30%前後で安定しており、税務上の大きな特異点は見られません。FY2026/3期の予想では税率が24.7%程度に低下する見込みですが、これは税額控除や会計上の見積もりに基づく一時的な変動の可能性があります。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 575万円 | 1,120人 | - |
従業員平均年収は575万円であり、食品包装資材を扱う専門商社という業態を考慮すると、安定した水準を維持しています。近年は物価上昇への対応や人材確保の観点から、ベースアップや各種手当の拡充に注力する傾向にあります。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はビービーエイチ フオー フイデリテイー ロープライス ストツク フアンド (常任代理人 三菱UFJ銀行)・光通信・高速興産B号。
同社は創業家に関連する管理信託や高速興産が上位株主に名を連ねており、創業家による安定した経営基盤が特徴です。機関投資家や海外投資家の保有も見られますが、特定株主の比率が高く、長期的な視点での経営方針が維持されやすい構成となっています。
会社の公式開示情報
役員報酬
食品軽包装資材の専門商社として、外食産業や食品製造業の動向が直接的な事業リスクとして影響を受けやすい構造です。開示情報からは、持続可能なサプライチェーンの構築に向けた設備投資や環境対応製品への注力が重要な経営課題として読み取れます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が25.0%と、上場企業の中でも比較的高い水準を維持しており、多様な視点を取り入れた意思決定体制が整っています。監査役会設置会社として監査体制も整備されており、規模に応じた透明性の高いガバナンスが構築されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 1,120億円 | 1,120億円 | 1,159億円 | +3.5% |
| FY2024 | 1,030億円 | — | 1,062億円 | +3.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 44億円 | 44億円 | 45億円 | +4.2% |
| FY2024 | 42億円 | — | 42億円 | +1.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社はFY2021〜FY2025の中期経営計画で掲げた売上高1,000億円、営業利益37億円の目標を、最終年度を待たずにFY2024時点で前倒し達成しています。さらに、毎期の業績予想も期初計画を上回って着地する傾向があり、経営の安定感と実行力の高さがうかがえます。2026年2月には次期長期ビジョン「高速ファンづくりチャレンジ 2035」を発表しており、M&Aや新規事業創出による持続的成長を目指す方針です。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
同社のTSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を含めた投資家へのリターンを示す指標です。過去5年間を見ると、FY2022とFY2023はTOPIXを上回る優れたパフォーマンス(アウトパフォーム)を達成しました。これは、安定した業績成長と継続的な増配が株価に好影響を与えた結果です。一方で、相場全体の地合いによってはTOPIXに劣後する年もありましたが、FY2025ではほぼ同水準となっており、長期的に市場平均並みかそれ以上のリターンを株主に提供してきたと評価できます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 126.3万円 | +26.3万円 | 26.3% |
| FY2022 | 138.8万円 | +38.8万円 | 38.8% |
| FY2023 | 176.7万円 | +76.7万円 | 76.7% |
| FY2024 | 204.3万円 | +104.3万円 | 104.3% |
| FY2025 | 188.5万円 | +88.5万円 | 88.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は0.24倍と売り残が買い残を大幅に上回っており、将来の株価下落を見込む空売りが多い状況です。これは短期的な過熱感への警戒や、貸借銘柄としてのヘッジ売り需要を示唆している可能性があります。一方で、PERやPBRは業界平均をやや上回っており、市場からは安定成長性がある程度評価されていると言えるでしょう。今後の決算で堅調な業績を示し、空売りの買い戻しを誘発できるかが注目されます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
26年3月期第3四半期決算にて、売上高956億円を記録し、前年同期比での成長を維持。
創立60周年を記念し、次期長期ビジョン「高速ファンづくりチャレンジ2035」を発表。
最新ニュース
高速 まとめ
ひとめ診断
「スーパーの総菜コーナーを陰で支える、食品包装の「黒子」的トップ企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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