オルバヘルスケアホールディングス
OLBA HEALTHCARE HOLDINGS,Inc.
最終更新日: 2026年3月30日
創業100年超、地域医療を支え株主と共に成長するヘルスケア企業
地域社会の健康と幸福に貢献し、中国・四国エリアNo.1のヘルスケアリーディングカンパニーであり続けること。
この会社ってなに?
あなたが病院で診察や手術を受けるとき、医師が使うメスや注射器、最新のMRI装置まで、あらゆる医療機器が必要です。オルバヘルスケアは、そうした何千種類もの医療機器を全国の病院やクリニックに安定的に供給する「縁の下の力持ち」です。また、ご家族が介護サービスを利用する際に目にする介護用ベッドや車椅子。これらのレンタルや販売、住宅改修の相談まで手掛けているのも同社です。私たちの健康と安心な暮らしを、医療と介護の両面から舞台裏で支えている企業なのです。
オルバヘルスケアHDは、医療機器の卸売を中核事業とする安定企業です。2025年6月期は売上高1,227.0億円(前期比+3.5%)と増収を維持したものの、仕入価格上昇の影響で営業利益は19.79億円(同-11.1%)と減益になりました。現在、2028年6月期に売上高1,420億円、営業利益27億円を目指す中期経営計画を推進中です。5期連続増配と株主還元にも積極的で、安定した財務基盤を背景にM&AやDX投資による成長を模索しています。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 岡山県岡山市北区下石井1-1-3 日本生命岡山第二ビル8階
- 公式
- www.olba.co.jp
社長プロフィール

当社グループは創業以来、医療・介護の現場に寄り添い、地域社会の健康を支えてまいりました。変化する医療環境に迅速に対応するため、ICTを活用した業務効率化と顧客サービスの質向上に努め、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。
この会社のストーリー
川西医療器械店として創業。地域の医療を支えるという使命を胸に、医療機器の販売を開始した。
大阪証券取引所第二部に上場(現:東証スタンダード市場)。企業としての信頼性を高め、事業拡大の基盤を築いた。
カワニシホールディングス株式会社を設立し、持株会社体制へ移行。グループ全体の経営効率化とシナジー創出を図る。
創業100周年を機に「オルバヘルスケアホールディングス」へ商号変更。新たなブランドイメージで次の100年へ踏み出した。
医療機器開発のNozomi MedAllianceや同業のディーブイエックスと提携。オープンイノベーションで新規事業育成を加速する。
5期連続の増配を発表するなど、安定した業績を背景に積極的な株主還元策を実施。投資家からの評価も高まっている。
中期経営計画の最終年度として売上高1,420億円、営業利益27億円の目標を掲げる。DX推進と事業効率化で目標達成を目指す。
注目ポイント
5期連続の増配を記録し、配当利回りは3%後半と高水準です。さらに1年以上保有の株主にはQUOカードの優待もあり、株主を大切にする姿勢が魅力です。
1921年の創業以来、中国・四国地方の医療インフラを支えてきました。景気の影響を受けにくい医療分野で、地域に根差した強固な事業基盤を築いています。
歴史ある企業ながら、DX推進による業務効率化や、スタートアップ企業との資本業務提携など、未来の成長に向けた新しい取り組みにも積極的に挑戦しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 30円 | 55.1% |
| FY2017/3 | 30円 | 24.4% |
| FY2018/3 | 40円 | 21.3% |
| FY2019/3 | 40円 | 28.9% |
| FY2020/3 | 45円 | 79.3% |
| FY2021/3 | 50円 | 30.7% |
| FY2022/3 | 60円 | 23.7% |
| FY2023/3 | 70円 | 29.8% |
| FY2024/3 | 80円 | 31.8% |
| FY2025/3 | 80円 | 33.1% |
| 権利確定月 | 6月 |
当社は配当性向30%程度を目安としつつ、業績向上に伴う利益還元を重視した安定的な配当政策を実施しています。配当金は直近で5期連続の増配や維持を継続するなど株主還元意識が高く、配当利回りも高い水準を維持しています。今後も強固な財務体質をベースに、中長期的な収益成長と連動した還元が期待されます。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の売上高は医療機器流通事業の堅調な推移により年々着実な成長を遂げ、直近のFY2025/3には1,227億円に達しました。営業利益についてもコスト管理の徹底により20億円前後の水準で安定的な推移を維持しています。次期FY2026/3においても増収を見込んでおり、医療器材およびSPD事業を軸とした事業基盤の強さが際立っています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 6.6% | 1.0% | 0.5% |
| FY2017/3 | 12.7% | 2.2% | 1.0% |
| FY2018/3 | 16.4% | 3.1% | 1.1% |
| FY2019/3 | 11.4% | 2.3% | 1.2% |
| FY2020/3 | 4.5% | 1.0% | 0.9% |
| FY2021/3 | 12.2% | 2.7% | 1.4% |
| FY2022/3 | 16.9% | 3.8% | 1.9% |
| FY2023/3 | 13.7% | 3.5% | 1.9% |
| FY2024/3 | 13.2% | 3.5% | 1.9% |
| FY2025/3 | 11.7% | 3.1% | 1.6% |
売上高純利益率や営業利益率は卸売業の特性から低い水準に留まるものの、ROEは10%台前半を維持しており資本効率を意識した経営が行われています。資産回転率とあわせ、限られたマージンの中で効率的に利益を生み出す収益構造が定着しています。今後はDX推進による更なる業務効率化が収益性の向上に寄与するかどうかが注目されます。
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、自己資本比率は20%台後半で推移し安定した推移を見せています。特筆すべきは有利子負債がゼロの実質無借金経営を実現している点であり、非常に強固な財務体質を構築しています。潤沢な自己資本を背景に、将来の成長投資や安定配当を維持できる基盤が整っていると言えます。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 7.1億円 | -7.0億円 | -2.1億円 | 500万円 |
| FY2017/3 | 8.7億円 | -9,900万円 | -7.4億円 | 7.7億円 |
| FY2018/3 | -3.1億円 | -2.7億円 | -2.3億円 | -5.8億円 |
| FY2019/3 | 1.4億円 | -3.6億円 | -6,200万円 | -2.3億円 |
| FY2020/3 | 8.6億円 | -5.0億円 | 4.4億円 | 3.7億円 |
| FY2021/3 | 31.3億円 | -6.3億円 | -22.6億円 | 25.0億円 |
| FY2022/3 | 24.2億円 | -2.1億円 | -11.7億円 | 22.1億円 |
| FY2023/3 | -6.6億円 | -3.1億円 | 1.8億円 | -9.7億円 |
| FY2024/3 | 20.8億円 | -6.7億円 | -10.9億円 | 14.1億円 |
| FY2025/3 | 16.3億円 | -16.4億円 | 6.9億円 | -900万円 |
営業キャッシュフローは事業拡大に伴い安定してプラスを維持していますが、FY2025/3には積極的な投資活動により投資キャッシュフローがマイナス16億円へと拡大しました。これに伴いフリーキャッシュフローは一時的に縮小していますが、将来の競争力強化に向けた資本投下であると評価できます。財務キャッシュフローについては、無借金経営を維持しつつも必要に応じた資金調達や還元を行っています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 5.6億円 | 2.5億円 | 45.1% |
| FY2017/3 | 11.1億円 | 4.2億円 | 37.9% |
| FY2018/3 | 12.3億円 | 1.8億円 | 14.7% |
| FY2019/3 | 13.1億円 | 5.3億円 | 40.8% |
| FY2020/3 | 9.1億円 | 5.8億円 | 64.0% |
| FY2021/3 | 15.4億円 | 5.5億円 | 35.9% |
| FY2022/3 | 21.2億円 | 5.8億円 | 27.6% |
| FY2023/3 | 21.6億円 | 7.4億円 | 34.5% |
| FY2024/3 | 22.4億円 | 7.4億円 | 33.2% |
| FY2025/3 | 19.6億円 | 5.3億円 | 27.1% |
実効税率は概ね30%前後で推移しており、日本の一般的な法人税制に基づいた水準です。FY2022/3やFY2025/3においては税率が27%台まで低下する場面もありましたが、これは税効果会計や税額控除等の影響によるものです。おおむね税引前利益の変動に比例して、年間5億円から7億円規模の納税を行っています。
会社の公式開示情報
主な事業は医療器材卸売とSPD(物流管理)事業であり、高齢化社会を背景に需要は堅調です。一方で、仕入価格の上昇やコスト増加が利益を圧迫するリスクを抱えており、中期経営計画を通じた収益性の改善と事業ポートフォリオの最適化が重要な開示テーマとなっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 1,237億円 | — | 1,227億円 | -0.8% |
| FY2024 | 1,184億円 | — | 1,186億円 | +0.1% |
| FY2023 | 1,095億円 | — | 1,105億円 | +0.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 23億円 | — | 20億円 | -12.8% |
| FY2024 | 22億円 | — | 22億円 | +1.2% |
| FY2023 | 20億円 | — | 22億円 | +7.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社はローリング方式で毎年、中計を見直しています。現行計画では2028年6月期に売上高1,420億円、営業利益27億円という高い目標を掲げています。直近のFY2025実績は増収減益となり、特に利益面での進捗が課題です。過去の業績予想の精度を見ると、売上高は比較的正確ですが、営業利益は外部環境(仕入価格上昇など)の影響を受けやすく、やや下振れする傾向が見られます。計画達成には、DX推進による効率化や高付加価値サービスの拡大が鍵となります。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較すると、PER・PBRは割安な水準にあり、一方で配当利回りは3.82%と業界平均を大きく上回って魅力的です。これは同社の安定した収益力と株主還元姿勢を反映しています。時価総額は131億円と小型株に分類され、今後の成長次第では大きな株価上昇も期待できます。信用倍率は3.92倍とやや買い残が多いものの、過熱感がある水準ではありません。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
中期経営計画におけるDX推進やロジスティクス革新の進捗状況を開示。
FY2025売上高1227.0億円、営業利益19.79億円を達成した決算を発表。
海外の医療機器導入を加速させるためNozomi MedAllianceへの出資を実施。
最新ニュース
オルバヘルスケアホールディングス まとめ
ひとめ診断
「創業100年超、岡山の医療機器商社がDXとM&Aを両輪に『地域の健康インフラ』へ進化中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
同じ業種の企業
「卸売業」に分類される他の企業
お菓子の縁の下の力持ちが、自社ブランドで表舞台にも立つ、堅実成長の食品商社
創業180年超、江戸時代から続く老舗商社が半導体・宇宙防衛の最先端を走る
高配当を武器に海外M&Aで成長を狙う、半導体と化学の二刀流技術商社
半導体商社の再編を主導し、ソニー製センサーも扱うエレクトロニクスの情報プラットフォーマー
トヨタグループ唯一の総合商社として、自動車バリューチェーンとアフリカ事業で独自の成長ポジションを確立
日本の食卓を支える米穀の巨人が、米価高騰を追い風に記録的利益を叩き出し、業界再編も仕掛ける攻めの姿勢
非資源100%の『堅実経営』で高ROEを叩き出し、専門商社へと変貌を遂げた創業130年超の老舗
主力取引先を失った老舗半導体商社が、M&Aと資本提携で生き残りをかけた事業再構築の真っ最中