Fast Fitness Japan7092
Fast Fitness Japan Incorporated
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが街中で見かける紫色の看板のジム「ANYTIME FITNESS」、実はこの会社が日本で運営しています。深夜や早朝、思い立った時にいつでもトレーニングできるのが魅力で、多くの人が利用しています。もしあなたが会員なら、追加料金なしで全国、さらには世界中の店舗を使えることをご存知ですか?出張先や旅行先でも、普段と同じようにトレーニングを続けられる便利なサービスの裏側には、この会社の存在があるのです。
24時間ジム「エニタイムフィットネス」を国内でFC展開する最大手。2025期は売上高180.1億円、営業利益33.39億円と堅調な成長を維持しています。会員数は110万人、店舗数も1,200店舗を突破し、ストック型の収益モデルを確立。直近ではMBO(経営陣による買収)による株式非公開化を発表しており、短期的な市場評価に左右されない中長期的な成長戦略へ舵を切る方針です。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都新宿区西新宿6丁目3番1号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 11.3% | 4.4% | - |
| 2022/03期 | 19.1% | 8.0% | - |
| 2023/03期 | 18.3% | 9.0% | - |
| 2024/03期 | 17.6% | 9.9% | 22.1% |
| 2025/03期 | 15.1% | 9.3% | 18.5% |
営業利益率は2022/03期には22.5%と高い水準を記録しましたが、成長のための先行投資や広告宣伝費の増加により、2025/03期には18.5%へ低下しています。ROE(自己資本利益率)は14.6%から17.6%の範囲で推移しており、効率的な資産運用を実現しています。今後は非公開化に伴い、短期的な市場評価に縛られない中長期的な利益成長の最大化が求められます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 112億円 | — | 9.2億円 | 58.9円 | — |
| 2022/03期 | 131億円 | — | 17.0億円 | 91.0円 | +17.3% |
| 2023/03期 | 148億円 | — | 19.1億円 | 102.4円 | +12.9% |
| 2024/03期 | 158億円 | 35.0億円 | 21.2億円 | 113.5円 | +7.0% |
| 2025/03期 | 180億円 | 33.4億円 | 20.3億円 | 108.2円 | +13.8% |
当社の売上高は国内エニタイムフィットネスの会員数増加を背景に、2021/03期の約111億円から2025/03期には約180億円まで順調に拡大を続けてきました。しかし、2026/03期予想ではMBO(経営陣による買収)に伴う経営方針の転換や非公開化の影響もあり、売上高は157億円へ減収を見込んでいます。利益面でも積極的なプロモーション費用や投資により、直近は成長投資を優先するフェーズへと移行しています。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
国内の「エニタイムフィットネス」運営を核としつつ、海外事業や新規事業へ投資を拡大しています。開示情報によれば、急速な店舗拡大に伴う競争激化や会員獲得コストの増加が主要な事業リスクとして注視されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 157億円 | — | 180億円 | +14.7% |
| 2024期 | 152億円 | — | 158億円 | +4.1% |
| 2023期 | 140億円 | — | 148億円 | +5.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 33億円 | — | 33億円 | +1.2% |
| 2024期 | 28億円 | — | 35億円 | +25.1% |
| 2023期 | 30億円 | — | 34億円 | +12.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2026期を最終年度とする中期経営計画では、売上高200億円、営業利益43億円を目標に掲げています。2025期実績ベースでは、売上高進捗率90.1%、営業利益進捗率77.7%と順調に進捗中です。特に利益面では期初予想を大幅に上回る実績を連発しており、事業の収益性が高まっていることが伺えます。今後はMBOによる非公開化が決定しているため、計画の前提が変わる可能性には注意が必要です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
海外事業を成長の柱に据える戦略を発表し、グローバル展開を加速。
国内会員数が100万人を突破し、第2四半期累計で41.0%の増益を達成。
経営陣による買収(MBO)を発表し、上場廃止に向けたTOBを開始。
株式併合および単元株式数の定めの廃止を決定し、ガバナンス体制の再構築を推進。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれもFY2025/3末時点
財務健全性は極めて高く、2021/03期から2023/03期まで無借金経営を継続し、自己資本比率は63.4%まで向上しました。2024/03期以降は成長投資のための有利子負債を取り入れたものの、総資産に対するネット資産の割合は安定しており、極めて強固な財務基盤を維持しています。この健全な財務体質が、将来的な成長投資やMBO後の安定経営の支えとなっています。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 19.5億円 | ▲21.7億円 | 48.4億円 | ▲2.2億円 |
| 2022/03期 | 33.5億円 | ▲14.7億円 | ▲17.6億円 | 18.8億円 |
| 2023/03期 | 29.8億円 | ▲7.4億円 | ▲20.1億円 | 22.4億円 |
| 2024/03期 | 33.4億円 | ▲7.9億円 | ▲20.4億円 | 25.5億円 |
| 2025/03期 | 27.7億円 | ▲24.5億円 | ▲24.3億円 | 3.3億円 |
営業キャッシュフローは本業の好調さにより毎期20億円から30億円規模を安定的に創出しており、強固な収益力を証明しています。投資キャッシュフローは店舗展開や新規事業への投資が中心ですが、2025/03期には戦略的な投資を強化したことで一時的に支出が増加しました。財務キャッシュフローは借入の返済や配当支払いによりマイナス傾向にあり、潤沢な現金を活用した株主還元と投資のバランスを重視しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が22.2%と、フィットネス事業のターゲット層を反映し多様性を重視した経営体制です。社外取締役を過半数配置するなど、プライム市場上場企業として高いガバナンスレベルの維持に努めてきましたが、今後はMBOによる非公開化に伴い体制が移行する見込みです。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 589万円 | 274人 | - |
従業員平均年収は589万円と、サービス業のフィットネス業界においては堅実な水準を維持しています。出店ペースの加速による組織拡大と、フランチャイズ事業の成長が給与水準を支える背景となっています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去4年間のTSR(株主総利回り)は、毎年TOPIXを大幅に下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、成長期待からIPO時に高い株価がついたものの、その後の株価が伸び悩んだことが主な要因です。会員数や店舗数の増加といった事業成長が株主への直接的なリターンに結びついていない状況が続いており、今回のMBOによる非公開化は、こうした市場評価からの脱却と、より長期的な視点での企業価値向上を目指す経営判断であると考えられます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2021/03期 | 11円 | 15.6% |
| 2022/03期 | 12円 | 13.2% |
| 2023/03期 | 25円 | 24.4% |
| 2024/03期 | 45円 | 39.7% |
| 2025/03期 | 45円 | 41.6% |
株主優待制度はMBOに伴い2025年3月権利分をもって廃止となりました。
当社は成長投資と株主還元の両立を基本方針としており、配当は業績連動かつ安定的な向上を目指してきました。配当性向は近年の成長に伴い、20%から40%水準へ引き上げています。なお、MBOによる非公開化に伴い、今後は上場企業としての一般的な配当政策から、新たな資本構成下での方針へ移行する予定です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2022期 | 163.4万円 | 63.4万円 | 63.4% |
| 2023期 | 149.5万円 | 49.5万円 | 49.5% |
| 2024期 | 140.1万円 | 40.1万円 | 40.1% |
| 2025期 | 150.6万円 | 50.6万円 | 50.6% |
※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は0.49倍と売り残が買い残を上回る「売り長」の状態で、将来的な株価下落を見込む投資家が多いことを示唆しています。しかし、これはMBO発表に伴う特殊な需給状況が影響している可能性があります。業界平均と比較するとPERは割安ですが、PBRはやや割高な水準です。時価総額は業界平均に比べると小規模であり、今後の成長余地があるとも捉えられます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 22.6億円 | 13.3億円 | 59.2% |
| 2022/03期 | 29.4億円 | 12.4億円 | 42.2% |
| 2023/03期 | 34.0億円 | 14.9億円 | 43.7% |
| 2024/03期 | 36.4億円 | 15.1億円 | 41.6% |
| 2025/03期 | 33.3億円 | 13.0億円 | 39.1% |
法人税等の実効税率は概ね39%から44%の間で推移しており、法的な税負担水準に近い適正な納税が行われています。2021/03期は一時的な要因により税率が高まりましたが、それ以降は概ね安定しています。今後も業績変動に応じた適切な納税を通じて、企業としての社会的責任を果たしていく方針です。
もっと知る
まとめと、関連情報・似た会社へ
Fast Fitness Japan まとめ
「24時間ジム最大手が、MBOによる非公開化で『筋肉質な経営』への肉体改造に挑む」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。