(株)アルバイトタイムス
ARBEIT-TIMES CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月25日
静岡発の求人メディアから、採用DXで中小企業の人手不足を解決するプラットフォーマーへ
採用DXで、すべての企業に最適な採用を
この会社ってなに?
コンビニや飲食店で見かけるフリーペーパー『DOMO(ドーモ)』は、アルバイトタイムスが発行する求人情報誌です。静岡・愛知・東京を中心に、地元の求人情報を無料で届けています。また、企業向けには『ワガシャ de DOMO』というIndeed・求人ボックスなどに自動連携する採用管理システムを提供しており、中小企業の人手不足解消に貢献しています。
アルバイトタイムスは1973年に静岡県で創業し、無料求人情報誌『DOMO』の発行を起点に成長した求人メディア企業です。現在は紙媒体からデジタルへの転換を進め、サブスク型採用管理システム『ワガシャ de DOMO』を新たな主軸として展開。FY2026/2は売上高47億円・営業利益1.4億円を予想し、前期比2倍の営業利益を見込んでいます。2025年にはRPO(採用代行)企業WHOMを子会社化し、採用支援の幅を広げています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 東京都中央区京橋2-6-13 京橋ヨツギビル5F
- 公式
- www.atimes.co.jp
社長プロフィール
当社は創業以来、求人情報の提供を通じて企業と求職者をつなぐ事業を展開してまいりました。採用管理システム『ワガシャ de DOMO』を軸に、中小企業の採用課題をテクノロジーで解決し、すべての企業が最適な人材を採用できる社会の実現を目指します。
この会社のストーリー
静岡県で求人情報会社として創業。地域密着型の求人情報提供を開始した。
フリーペーパー型の求人情報誌『DOMO(ドーモ)』を創刊。コンビニや駅に設置され、静岡県内で圧倒的な知名度を獲得。
2002年12月にJASDAQ市場に上場。資金調達を通じて事業拡大を加速。
新型コロナウイルスの影響で求人市場が急激に縮小。FY2021/2は営業赤字5.5億円と創業以来最大の危機に直面。
紙媒体からデジタルへの転換を加速。サブスク型採用管理システム『ワガシャ de DOMO』を新たな事業の柱として本格展開。
採用代行サービスのWHOMを子会社化しRPO事業に参入。3カ年中期経営計画を策定し、採用DXプラットフォーマーへの変革を宣言。
注目ポイント
紙媒体の求人情報誌からサブスク型採用管理システム『ワガシャ de DOMO』へビジネスモデルを転換中。Indeed・求人ボックスと自動連携し、中小企業の採用効率を飛躍的に高めるプラットフォームです。
有利子負債ゼロ・自己資本比率83.5%と極めて堅実な財務体質。現預金約20億円を保有しており、M&Aや新規事業投資に十分な余力があります。
FY2026/2は営業利益を前期比2倍に拡大する計画。WHOM子会社化によるRPO事業の立ち上げと中期経営計画の始動で、成長加速への期待が高まっています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2022/2 | 3円 | 198.7% |
| FY2023/2 | 3円 | 176.5% |
| FY2024/2 | 5円 | - |
| FY2025/2 | 2.5円 | - |
株主優待制度はありません。
FY2021/2はコロナ禍の業績悪化により無配でしたが、FY2022/2に1株3円で復配し、FY2024/2には設立50周年記念配当を含む1株5円に増配しました。FY2025/2は2.5円に減配となっていますが、FY2026/2の会社予想配当は1株5円と前期の2倍への増配を計画しています。配当利回りは2.59%(予想ベース)と改善が見込まれます。
儲かってるの?
コロナ禍で大きく落ち込んだFY2021/2(営業赤字5.5億円)から回復基調にあり、FY2022/2以降は3期連続で営業黒字を維持しています。FY2025/2は子会社フリーシェアードジャパンの吸収合併に伴う特別損失等で最終赤字となりましたが、本業の営業利益は黒字を確保。FY2026/2は売上高47億円・営業利益1.4億円と前期比2倍の営業利益を予想しています。
事業ごとの売上・利益
求人情報誌『DOMO』、求人サイト『DOMO NET』『JOB』、新卒採用サイト『TSUNORU』、採用管理システム『ワガシャ de DOMO』を展開。サブスク型の『ワガシャ de DOMO』が成長ドライバー。売上構成比約84%を占める主力セグメント。
フリーペーパーの取次、ターゲットメディア事業、販促物の制作・配布を手掛ける。売上構成比約16%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/2 | -11.6% | -10.2% | -17.6% |
| FY2022/2 | 0.9% | 0.8% | 0.0% |
| FY2023/2 | 1.0% | 0.9% | 1.3% |
| FY2024/2 | -1.0% | -0.8% | 2.5% |
| FY2025/2 | -16.9% | -14.1% | 1.6% |
営業利益率はFY2021/2の-17.6%からFY2024/2には2.5%まで改善しており、本業の収益力は着実に回復しています。ROEはFY2025/2で-16.9%と大幅なマイナスですが、これは子会社合併に伴う特別損失の影響であり、FY2026/2は黒字転換を予想しています。採用管理システム『ワガシャ de DOMO』のサブスク型収益モデルの拡大が、今後の収益性向上の鍵です。
財務は安全?
有利子負債ゼロの無借金経営を継続しており、自己資本比率は83〜88%台と極めて健全な財務基盤を維持しています。総資産は自己株式取得や特別損失計上により縮小傾向ですが、実質的な財務リスクは低い水準にあります。BPSは151円と現在の株価194円に対してPBR 1.28倍で、資産面からの下値支持力があります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/2 | -4.4億円 | -5,100万円 | -1.9億円 | -4.9億円 |
| FY2022/2 | 1.2億円 | -2.1億円 | -400万円 | -8,600万円 |
| FY2023/2 | 2,300万円 | -2.1億円 | -1.9億円 | -1.8億円 |
| FY2024/2 | 1.7億円 | -1.6億円 | -9.2億円 | 500万円 |
| FY2025/2 | 9,700万円 | -1.5億円 | -9,800万円 | -4,900万円 |
営業キャッシュフローはFY2021/2の赤字からFY2024/2には1.7億円の黒字に回復しています。FY2024/2の財務CFが大幅マイナス(-9.2億円)となっているのは、自己株式取得による株主還元の実施によるものです。投資CFは毎期1〜2億円程度のシステム開発投資を継続しており、デジタルシフトへの投資を着実に進めています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/2 | -5.2億円 | 0円 | - |
| FY2022/2 | 1,200万円 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/2 | 6,700万円 | 2,300万円 | 34.3% |
| FY2024/2 | 4,600万円 | 7,800万円 | 169.6% |
| FY2025/2 | 8,800万円 | 5.5億円 | 630.7% |
FY2024/2・FY2025/2は実効税率が異常に高くなっていますが、これは子会社合併に伴う税効果会計の影響や繰延税金資産の取崩しによるものです。FY2021/2・FY2022/2は繰越欠損金の活用により法人税が低く抑えられていました。FY2026/2は実効税率57.7%を見込んでおり、正常化に向かう見通しです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 518万円 | 187人 | - |
従業員の平均年収は518万円で、サービス業界の中では標準的な水準です。平均年齢40歳・平均勤続年数11.1年と、安定した雇用環境を提供しています。連結従業員数は187名の少数精鋭体制で、パート・臨時従業員222名と合わせた組織運営を行っています。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はアルバイトタイムス従業員持株会氏・堀田氏・公益財団法人就職支援財団。
筆頭株主は公益財団法人就職支援財団(10.12%)で、同社の創業理念に関連する公益法人です。第2位の光通信(9.58%)は投資目的での保有であり、光通信グループの出資比率は20%超に上昇しています。代表取締役の堀田欣弘氏(1.98%)が個人で株式を保有し、従業員持株会(2.14%)と合わせて経営陣・従業員のコミットメントが確認できます。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 情報提供事業 | 35億円 | 0.5億円 | 1.4% |
| 販促支援事業 | 6.6億円 | 0.2億円 | 3.0% |
情報提供事業が売上の約84%を占める主力セグメントで、求人メディア『DOMO』と採用管理システム『ワガシャ de DOMO』が中心です。紙媒体の『DOMO』は縮小傾向にありますが、サブスク型の『ワガシャ de DOMO』がIndeedや求人ボックスと自動連携する機能で導入企業を拡大中。販促支援事業(16%)は安定収益基盤として機能しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役10名中、女性が2名(20.0%)を占めており、ダイバーシティの推進に取り組んでいます。連結子会社2社を統括するコンパクトなグループ経営を行い、2025年にはWHOMを子会社化してRPO事業を強化。平均勤続年数11.1年と人材の定着率も良好です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 46億円 | — | 42億円 | -9.5% |
| FY2024 | 44億円 | — | 43億円 | -1.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
アルバイトタイムスは2025年4月に3カ年の中期経営計画を新たに策定しました。採用DXプラットフォーマーとしての成長を目指し、『ワガシャ de DOMO』の拡大とWHOM子会社化によるRPO事業の展開が柱です。直近の業績予想は下振れ傾向にありますが、FY2026/2は営業利益2倍と大幅改善を見込んでおり、計画初年度の実績が今後の評価の鍵となります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株価リターンを、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
アルバイトタイムスのTSRは5年間で96.9%と元本割れの水準であり、TOPIX(401.4%)を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。コロナ禍での業績悪化と紙媒体の構造的な縮小が株価に影響しました。ただし、足元ではデジタルシフトの進展とM&A戦略により回復の兆しが見え始めており、中期経営計画の実行が逆転の鍵です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし昔100万円買ってたら?
52週安値の135円で購入していれば+43.7%のリターンを実現できました。一方、5年前の株価水準(約200円)からは微減しており、長期保有のリターンはほぼ横ばいです。足元では採用DXへの転換期待から株価が回復基調にあり、中期経営計画の進捗が今後の株価の鍵となります。
※ 上記は過去の株価に基づく仮定の計算であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。株式投資にはリスクが伴い、元本を割り込む可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。
株の売買状況と今後の予定
PERは60.4倍と業界平均を大きく上回る高水準ですが、これはFY2025/2の最終赤字からの回復過渡期であり、FY2026/2の利益予想(EPS 3.2円)に対する期待が織り込まれています。PBRは1.28倍と業界平均(2.5倍)を下回っており、資産面での割安感があります。信用買残が28万株と一定の買い需要が確認できます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年2月期〜2028年2月期の3カ年中期経営計画を策定。採用DXプラットフォーマーとしての成長戦略を発表。
採用代行サービスの株式会社WHOMを子会社化。RPO(採用代行)事業を新たに展開し、採用支援の幅を拡大。
FY2026/2第3四半期累計の経常利益が前年同期比2.1倍に急拡大。ワガシャ de DOMOの成長が寄与。
最新ニュース
(株)アルバイトタイムス まとめ
ひとめ診断
「静岡発の求人メディアから、採用DXプラットフォーマーへ。中小企業の採用課題を解決するスタンダード企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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