フォーラムエンジニアリング
Forum Engineering Inc.
最終更新日: 2026年3月28日
テクノロジーでエンジニアの未来を拓く、機電系人材サービスのパイオニア
テクノロジーの力で、すべてのエンジニアが自身の能力を最大限に発揮できる社会を実現し、未来の産業を創造する。
この会社ってなに?
普段私たちが使う自動車やスマートフォン、家電製品。これらの製品が開発・製造される裏側では、非常に多くの専門技術を持ったエンジニアが活躍しています。フォーラムエンジニアリングは、そうした『モノづくり』の現場に、機械や電気に詳しい専門エンジニアを派遣している会社です。独自のAI技術『Cognavi(コグナビ)』を使って、エンジニア一人ひとりのスキルを細かく分析し、最適なプロジェクトに結びつけることで、日本の製造業を支えています。あなたが手にする新製品の誕生に、この会社のエンジニアが関わっているかもしれません。
機電系エンジニア派遣に特化した人材サービス企業。直近の2025年3月期決算では売上高346.9億円、営業利益42.01億円と過去最高益を達成し、好調を維持しています。2026年3月期も売上高382.0億円、営業利益50.0億円と2桁成長を見込んでいます。2025年11月に米投資ファンドKKRによるTOB(株式公開買付)が発表され、今後は非公開化を通じて独自のAIマッチング技術「Cognavi」への投資やM&Aを加速させる方針です。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区虎ノ門2-10-4 オークラプレステージタワー15階
- 公式
- www.forumeng.co.jp
社長プロフィール

エンジニア一人ひとりのスキルを可視化する独自のプラットフォーム『Cognavi』を通じて、個人のキャリア形成と企業の成長を支援します。これにより日本のものづくり産業の発展に貢献し、すべてのステークホルダーにとっての企業価値向上を目指してまいります。
この会社のストーリー
技術系人材サービス企業として創業。日本のものづくりを支えるエンジニアの育成と輩出を開始した。
エンジニアのスキルを可視化する独自のマッチングプラットフォーム「Cognavi」を開発・提供開始し、事業のデジタル変革を推進した。
創業から約40年を経て、東証一部(現プライム市場)への上場を果たす。社会的信用を高め、さらなる事業拡大の基盤を築いた。
インドの名門、インド工科大学ハイデラバード校に「Cognavi」を導入。グローバルな人材交流と事業展開への挑戦を開始した。
「Cognavi」を中核とした成長戦略を発表。エンジニア派遣事業の強化とプラットフォーム事業の拡大を掲げ、持続的な成長を目指す。
非上場化による機動的な経営判断と大規模な成長投資を目指し、米KKRによるTOBを受け入れることを発表。新たな成長フェーズへの転換点を迎えた。
TOB完了後、非公開企業として新たなスタートを切る。機動的な経営体制のもと、M&Aや提携を含む大胆な成長戦略を加速させる計画。
注目ポイント
エンジニアのスキルをAIで定量的に評価・可視化する独自プラットフォーム「Cognavi」を開発。企業とエンジニアのミスマッチを防ぎ、双方にとって最適な出会いを創出しています。
配当性向60%以上という高い目標を掲げ、安定的な配当を実施してきました。非上場化後も企業価値向上を通じてステークホルダーへの貢献を目指します。
米大手投資ファンドKKRと共に、非上場化による迅速かつ柔軟な経営体制へ移行。M&Aなども活用し、これまでにないスピードで事業成長を加速させる計画です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 24円 | 94.5% |
| FY2022/3 | 24円 | 98.7% |
| FY2023/3 | 25円 | 55.4% |
| FY2024/3 | 18.75円 | 95.2% |
| FY2025/3 | 26.5円 | 96.2% |
現在、株主優待制度は実施していません。
当社は持続的な価値向上を目指し、配当性向60%以上を維持することを基本方針としています。中期経営計画期間においては累進配当の導入を掲げており、安定かつ安心な利益還元を強化しています。利益成長と連動した積極的な配当により、株主への還元姿勢を明確に示しています。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社は機電系エンジニア派遣を中核とし、2021年3月期から2026年3月期(予想)にかけて売上高を約277億円から382億円まで着実に拡大させています。積極的な採用活動とスキル可視化プラットフォーム「コグナビ」の活用により、エンジニアの稼働率と単価が向上しています。2025年3月期には営業利益が42億円に達するなど、利益率の改善に伴う収益力の強化が顕著です。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 11.1% | 6.4% | 8.5% |
| FY2022/3 | 10.4% | 6.0% | 6.8% |
| FY2023/3 | 9.7% | 6.6% | 5.6% |
| FY2024/3 | 15.3% | 11.4% | 9.7% |
| FY2025/3 | 21.9% | 15.4% | 12.1% |
売上原価の効率化と高付加価値案件へのシフトにより、営業利益率は2023年3月期の5.6%から2025年3月期には12.1%まで大幅に改善しました。ROE(自己資本利益率)は21.9%にまで上昇しており、少ない資本を効率的に活用して大きな利益を生み出す高い資本効率を実現しています。エンジニア特化型というビジネスモデルの特性が、市場拡大と相まって高い収益性を支えています。
財務は安全?
当社は有利子負債を抱えない強固な実質無借金経営を継続しており、財務の安全性は極めて高い状態です。自己資本比率は68.8%と安定した水準を維持しつつ、事業成長のための投資資金を潤沢な内部留保で賄うことが可能です。盤石な財務基盤は、市場環境の変化に対する強力な耐性として機能しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 26.9億円 | -3.7億円 | 28.1億円 | 23.2億円 |
| FY2022/3 | 14.6億円 | -8.4億円 | -14.1億円 | 6.2億円 |
| FY2023/3 | 15.2億円 | -5.9億円 | -42.1億円 | 9.2億円 |
| FY2024/3 | 33.0億円 | -10.8億円 | -27.7億円 | 22.2億円 |
| FY2025/3 | 39.7億円 | 1.1億円 | -29.7億円 | 40.8億円 |
事業成長に伴い営業キャッシュフローが安定的に創出されており、2025年3月期には約40億円を計上しました。投資キャッシュフローは規律ある投資により低水準に抑えられ、高いフリーキャッシュフロー創出能力を示しています。財務キャッシュフローでは、稼ぎ出した資金を積極的な株主還元である配当支払いに充当する傾向が明確です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 22.8億円 | 9.3億円 | 40.9% |
| FY2022/3 | 18.2億円 | 5.7億円 | 31.3% |
| FY2023/3 | 16.2億円 | 4.6億円 | 28.2% |
| FY2024/3 | 30.2億円 | 9.8億円 | 32.4% |
| FY2025/3 | 42.8億円 | 14.0億円 | 32.7% |
法人税等の支払額は税引前利益の増大に連動し、直近では約14億円規模に拡大しています。実効税率は概ね30%台前半で推移しており、法廷実効税率に準じた標準的な水準です。利益成長に伴い納税額も順調に増加しており、企業としての社会貢献を果たしています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 460万円 | 5,026人 | - |
従業員の平均年収は460万円であり、同業の人材派遣業界の平均的な水準に位置しています。売上高の大半を占めるエンジニア派遣事業において、経験やスキルに基づいた単価設定が給与の原資となっており、業界全体の賃上げトレンドと連動して推移する傾向があります。
誰がこの会社の株を持ってる?
金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はラテールホールディングス。
筆頭株主である株式会社ラテールホールディングスが約37.55%の株式を保有しており、創業家や関連会社による強固な支配体制が特徴です。これに機関投資家や信託銀行が続く構成となっており、市場での流通性が限られる中で、KKRによる公開買付(TOB)が実施されるなど、資本政策上の大きな転換期を迎えています。
会社の公式開示情報
役員報酬
機械・電気系エンジニアの特定派遣を主力事業としており、「コグナビ」によるスキル可視化を通じたマッチング精度の高さが成長を支えています。一方で、事業リスクとしてエンジニアの採用難や景気変動による顧客企業からの需要減退が挙げられており、人材確保の競争力維持が重要な経営課題となっています。
この会社のガバナンスは?
取締役会における女性役員比率は16.7%を維持しており、経営の多様性確保に向けた取り組みが見られます。監査報酬を4,000万円拠出するなど、上場企業として一定のガバナンス体制を構築していますが、KKRによるTOBを経た今後の資本構成の変化に伴い、経営管理体制も新たなフェーズへ移行することが予想されます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 279億円 | — | 269億円 | -3.4% |
| FY2023 | 314億円 | — | 288億円 | -8.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 18億円 | — | 18億円 | +0.8% |
| FY2023 | 30億円 | — | 16億円 | -46.3% |
| FY2024 | 29億円 | — | 30億円 | +3.7% |
| FY2025 | 35億円 | — | 42億円 | +21.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画「cognavi Vision2026」では、FY2026に売上高382億円、営業利益50億円を目標に掲げています。直近FY2025実績は売上高346.9億円(進捗率90.8%)、営業利益42.01億円(進捗率84.0%)と、最終年度を前にして目標達成に射程圏内という順調な進捗を見せています。一方で、過去の業績予想にはブレが見られ、特にFY2023は大幅な未達となりましたが、直近では上振れ着地が続いており、収益管理の精度が改善している様子がうかがえます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、FY2024を除き、一貫して市場平均であるTOPIXを上回るパフォーマンスを示しています。これは、安定した事業成長を背景とした業績拡大と、配当性向60%以上という高い株主還元策が評価され、株価上昇と配当の両面で株主にリターンを提供できた結果です。FY2024に一時的にTOPIXを下回ったものの、FY2025には再び上回っており、企業価値向上へのコミットメントが維持されています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 181.5万円 | +81.5万円 | 81.5% |
| FY2022 | 149.1万円 | +49.1万円 | 49.1% |
| FY2023 | 161.9万円 | +61.9万円 | 61.9% |
| FY2024 | 186.8万円 | +86.8万円 | 86.8% |
| FY2025 | 204.3万円 | +104.3万円 | 104.3% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社比較では、PERは業界平均並みですが、PBRは6.90倍と著しく高く評価されています。これは、自己資本比率の高さとROE(自己資本利益率)の高さが市場から評価されていることを示唆します。配当利回りも3%を超えており、株主還元への積極的な姿勢がうかがえます。KKRによるTOB発表後は、株価が買付価格である1,710円に近い水準で推移しており、市場の関心はTOBの動向に集まっています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
第3四半期決算に伴う通期業績予想の修正を発表。業績の着実な進捗が市場から評価されています。
米系ファンドKKRによる公開買付(TOB)が発表され、非上場化に向けた手続きが開始されました。
インド工科大学への『Cognavi』導入により、グローバルなエンジニア採用網の拡大が確認されました。
最新ニュース
フォーラムエンジニアリング まとめ
ひとめ診断
「機電系エンジニア派遣の雄が、米投資ファンドと組み非公開化でDXを加速させる」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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