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UTグループ(株)

UT Group Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE42.2%
BPS741.4円
自己資本比率44.1%
FY2025/3 有報データ

はたらく力で、イキイキをつくる。製造業の現場を支える人材プラットフォーム企業

はたらく力で、イキイキをつくる。これからのはたらき方のプラットフォームへ

この会社ってなに?

あなたが使うスマートフォンやパソコンの半導体チップ、乗っている自動車の部品――これらを工場で製造しているのは、UTグループから派遣された技術者かもしれません。同社は製造現場に正社員として技術者を送り出す「無期雇用派遣」のパイオニア。AI面接や定着支援ツール「マイリク」など、テクノロジーを活用した採用・定着の仕組みも業界に先駆けて導入しています。

UTグループは1995年に創業し、製造業向け人材派遣・請負事業を中核とする人材サービス企業です。半導体・自動車など大手製造業へ技術者を派遣し、業界では珍しい無期雇用(正社員)派遣を大規模に推進しています。2025年3月期は売上高1,948億円(前年比+16.6%)、当期純利益90億円と成長を継続。第5次中期経営計画では派遣事業の拡大と人材紹介事業への参入を掲げ、2029年3月期に向けた成長戦略を推進中です。配当利回りは約5.4%と高水準で、配当性向60%の株主還元方針を掲げています。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
3月
本社
東京都品川区東五反田一丁目11番15号 電波ビル6階
公式
www.ut-g.co.jp

社長プロフィール

若山 陽一
代表取締役社長 兼 CEO
改革志向の起業家
はたらく力で、イキイキをつくる。UTグループは、無期雇用派遣という新しい働き方を通じて、製造業の現場で活躍する一人ひとりのキャリアを支援し、日本のモノづくりの未来に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1995
わずか2名で人材派遣事業をスタート

若山陽一氏が「人材派遣業界を変える」という志のもと、製造業向け人材派遣・請負事業を創業。

2007
UTグループとして持株会社体制へ

UTグループ株式会社を設立し、グループ経営体制を構築。JASDAQ市場に上場を果たす。

2009
リーマンショックを乗り越える

製造業の急激な需要減少に直面するも、無期雇用モデルを維持して事業を継続。逆境を乗り越えた経験が企業文化の礎に。

2017
東証一部(現プライム)に昇格

東証一部への市場変更を実現。半導体・自動車向け派遣を中心に事業を拡大し、業界トップクラスの地位を確立。

2025
株主還元100%方針を発表

配当性向60%+自社株買いで当期純利益の100%を株主に還元する方針を決定。社員向け株式報酬制度も導入。

2029
第5次中計の完成形を目指す

派遣事業38,000名体制と人材紹介事業への参入により、はたらき方のプラットフォーム企業への進化を目指す。

注目ポイント

配当利回り5.4%の高還元株

当期純利益の100%を配当と自社株買いで還元する方針を掲げ、配当利回りは5.4%と業界トップクラス。3期連続増配で、安定した高配当が魅力です。

半導体・EV需要で成長する人材ニーズ

半導体工場の新設ラッシュやEV関連の設備投資拡大により、製造業の人材需要は構造的に増加。UTグループはこのトレンドの最大の受益者の一つです。

無期雇用派遣のパイオニア

派遣社員を正社員として雇用する「無期雇用派遣」を業界に先駆けて大規模展開。高い定着率と技術者の成長が、顧客企業からの信頼と競争優位の源泉です。

サービスの実績は?

10.85
1株当たり配当金
FY2026予想(分割後)
+20.6% YoY
5.40%
予想配当利回り
FY2026予想
36,344
連結従業員数
2025年3月時点
+16.6%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(FY2025/3は事業譲渡益等の特別利益により純利益が増加。営業利益はFY2024/3から減少している点に注意)
配当
少なめ
1株 134.98円
安全性
普通
自己資本比率 44.1%(自己資本比率44.1%と改善傾向。有利子負債は239億円だが返済が進行中)
稼ぐ力
高い
ROE 42.2%
話題性
好評
ポジティブ 50%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
134.98
方針: 親会社株主に帰属する当期純利益の60%を配当、残りを自社株買い等で還元
1株配当配当性向
FY2016/300.0%
FY2017/300.0%
FY2018/300.0%
FY2019/361.9350.3%
FY2020/300.0%
FY2021/36662.0%
FY2022/32430.8%
FY2023/300.0%
FY2024/396.1559.9%
FY2025/3134.9859.9%
1期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。配当による利益還元を重視しています。

UTグループは2025年5月に株主還元方針を強化し、配当性向60%+自社株買いによる100%還元を掲げています。FY2023/3は無配でしたが、FY2024/3に復配後は急速に増配を進めています。FY2026/3の予想配当は1株あたり10.85円(分割後基準)で、配当利回りは約5.4%と高水準です。なお、社員向け株式報酬制度として四半期純利益の30%相当を自己株式で従業員に付与する制度も運用中です。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
42.2%
業界平均
12.3%
営業利益率下回る
この会社
4.1%
業界平均
11.9%
自己資本比率下回る
この会社
44.1%
業界平均
51.4%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/31,568億円
FY2023/31,706億円
FY2024/31,670億円
FY2025/31,947億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/393.4億円
FY2025/380.7億円

UTグループの売上高は、製造派遣事業の拡大によりFY2021/3の1,151億円からFY2025/3には1,948億円へと約1.7倍に成長しました。FY2024/3は一時的な減収となりましたが、FY2025/3に大幅増収で回復。FY2026/3は売上高1,962億円・営業利益117億円を予想しており、営業利益は過去最高を見込んでいます。なお、EPSは2025年10月の株式分割(1:15)前の基準値です。

事業ごとの売上・利益

製造派遣事業
1,680億円86.2%)
エンジニア事業
157億円8.1%)
その他事業
111億円5.7%)
製造派遣事業1,680億円
利益: 63億円利益率: 3.8%

半導体・自動車等の大手製造業向けに技術者を正社員派遣。無期雇用派遣を基本とし、約3万名超の技術者が全国500以上の拠点で就業。売上構成比86%を占める主力事業。

エンジニア事業157億円
利益: 17億円利益率: 10.8%

設計開発・ITエンジニアの派遣事業。半導体設計やソフトウェア開発など高付加価値領域を展開。利益率が高い成長セグメント。

その他事業111億円
利益: 1億円利益率: 0.9%

建設エンジニア派遣、海外事業等。ベトナム事業からは撤退済み。今後は人材紹介事業への参入を計画。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
42.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
13.5%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
4.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/350.4%8.2%-
FY2022/327.9%4.9%-
FY2023/3-7.6%5.3%-
FY2024/346.5%9.3%5.6%
FY2025/342.2%13.5%4.1%

ROEは12〜25%と人材サービス業界の中でも高水準で推移しており、特にFY2025/3は24.7%と突出した資本効率を実現しています。営業利益率は4〜6%台と人材派遣業としては堅実な水準です。FY2025/3は事業譲渡益等の特別利益により純利益が増加し、ROE・ROAが大幅に改善しました。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率44.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
239億円
会社の純資産
363億円

総資産はFY2023/3の716億円をピークにやや縮小しましたが、自己資本比率は36%から44%へ着実に改善しています。FY2024/3に有利子負債288億円が計上されましたが、FY2025/3には239億円に減少。BPSは741円と堅調に増加しており、財務体質の強化が進んでいます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+56.8億円
営業CF
投資に使ったお金
+58.7億円
投資CF
借入・返済など
-91.4億円
財務CF
手元に残ったお金
+115億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/366.5億円-24.1億円26.1億円42.4億円
FY2022/322.8億円-63.0億円45.5億円-40.2億円
FY2023/3130億円-21.4億円-47.5億円109億円
FY2024/339.9億円-2.1億円-64.3億円37.8億円
FY2025/356.8億円58.7億円-91.4億円115億円

営業キャッシュフローは毎期プラスを維持しており、FY2023/3には130億円の過去最高を記録しました。FY2025/3は投資CFが+59億円とプラスに転じていますが、これは子会社売却等による資金回収が主因です。財務CFは自社株買い・配当支払い等の株主還元を反映し、マイナスが拡大しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1製造業の景気変動による派遣需要の増減リスク
2半導体・自動車産業の設備投資サイクルへの依存リスク
3人材獲得競争の激化による採用コスト上昇リスク
4派遣法改正等の法規制変更リスク
5大口顧客への依存リスク(半導体・自動車メーカー)
6M&Aに伴うのれん減損リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/371.9億円28.9億円40.2%
FY2022/359.5億円28.1億円47.3%
FY2023/388.3億円50.0億円56.6%
FY2024/394.0億円30.4億円32.3%
FY2025/382.7億円0円0.0%

実効税率は年度により大きく変動しています。FY2023/3は56.6%と高率でしたが、これはのれんの減損損失等による影響です。FY2025/3は事業譲渡に伴う税務上の処理により実効税率が0%となる特殊要因がありました。FY2026/3は34.2%と正常化する見込みです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
513万円
従業員数
36,344
平均年齢
38.6歳
平均年収従業員数前年比
当期513万円36,344-

従業員の平均年収は513万円で、製造派遣業界の水準としては標準的です。平均年齢38.6歳・平均勤続年数5.9年と比較的若い組織構成です。36,344名の大規模な従業員数は、全国の製造現場に展開する派遣スタッフを含んでいます。なお、派遣社員も無期雇用(正社員)として採用する点が同社の大きな特徴です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主54.1%
浮動株45.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関24.2%
事業法人等5.7%
外国法人等21.6%
個人その他43.5%
証券会社4.9%

経営者・創業家が24.2%を保有するオーナー経営企業です。 安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はUTグループ社員持株会氏・若山氏・Lei Hau'oli。

若山 陽一(9,031,178株)22.89%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(5,160,200株)13.08%
株式会社日本カストディ銀行(信託E口)(2,192,500株)5.56%
株式会社Lei Hau‘oli(1,817,200株)4.6%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,792,500株)4.54%
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社(647,596株)1.64%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(623,658株)1.58%
UTグループ社員持株会(524,945株)1.33%
JPモルガン証券株式会社(483,818株)1.23%
MLI FOR CLIENT GENERAL OMNI NON COLLATERAL NON TREATY-PB(常任代理人 BOFA証券株式会社)(429,471株)1.09%

筆頭株主は創業者の若山陽一氏(22.89%)で、同氏の資産管理会社Lei Hau'oliと合わせると約28%を保有しています。信託銀行が合計約23%を保有し、機関投資家の関心の高さがうかがえます。外国人投資家比率は21.6%と比較的高く、グローバルな製造業人材需要への期待を反映しています。社員持株会が1.33%を保有しており、従業員の経営参画意識も見られます。

会社の公式開示情報

役員報酬

6,000万円
取締役2名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
製造派遣事業1,680億円63億円3.8%
エンジニア事業157億円17億円10.8%
その他事業111億円1億円0.9%

製造派遣事業が売上の86%を占める圧倒的な主力セグメントです。半導体・自動車向けを中心に、無期雇用での大規模派遣体制を構築しています。エンジニア事業は売上構成比8%ながら利益率10.8%と高収益で、設計開発・IT領域での成長が期待されています。第5次中期経営計画では人材紹介事業への参入により、収益源の多角化を進める方針です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 5名)
女性 1名(20.0% 男性 4
20%
80%
監査報酬
5,100万円
連結子会社数
11
設備投資額
3.7億円
平均勤続年数(従業員)
5.9

取締役5名中、女性が1名(20.0%)を占めています。11社の連結子会社を統括するグループ経営体制を構築。平均勤続年数5.9年は人材派遣業界の特性を反映しており、派遣スタッフの定着率向上が経営課題の一つです。設備投資は3.7億円と軽量な資産構造で、人的資本を中心としたビジネスモデルです。

会社の計画は順調?

B
総合評価
中計の数値目標を見直し、最終年度を2029年に延長。事業環境の変化に対応した柔軟な計画修正と評価できるが、当初目標からの下方修正は留意点。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第5次中期経営計画(見直し後)
FY2025〜FY2029
派遣事業在籍数: 目標 38,000名 順調 (約32,000名 (FY2025推定))
85%
営業利益: 目標 未開示 順調 (81億円 (FY2025))
70%
人材紹介事業: 目標 新規参入 大幅遅れ (計画策定中)
20%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20252,150億円1,948億円-9.4%
FY20242,000億円1,670億円-16.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

UTグループは第5次中期経営計画を2025年11月に見直し、最終年度を2029年3月期に延長しました。派遣事業38,000名体制の構築と人材紹介事業への参入が柱です。FY2025実績は当初計画比で売上高が未達となりましたが、利益率の改善と株主還元の強化を通じて企業価値向上を図っています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

UTグループの5年間TSRは213%で、TOPIXの213.4%とほぼ同水準のパフォーマンスとなっています。FY2024にはTSR 345.6%とTOPIXを大幅にアウトパフォームしましたが、FY2025は株価調整によりインラインに収束。高配当還元を加味した今後のTSR改善に期待が持てます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+113.0%
100万円 →213.0万円
113.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021333.4万円+233.4万円233.4%
FY2022287.8万円+187.8万円187.8%
FY2023229.4万円+129.4万円129.4%
FY2024345.6万円+245.6万円245.6%
FY2025213.0万円+113.0万円113.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残6,027,500株
売り残1,314,000株
信用倍率4.59倍
3/13時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PERは15.5倍と人材派遣セクター平均(18倍)を下回る水準にあります。PBRは4.08倍とやや高めですが、高いROE(24.7%)を反映した水準です。信用買い残が売り残の4.59倍と買い長の需給となっており、個人投資家の買い意欲の強さがうかがえます。配当利回り5.4%は業界トップクラスです。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +8.5%
メディア数
22
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, ダイヤモンド・ザイ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 20%
サービス業(人材派遣) 主要20社中 4位
報道のトーン
50%
好意的
40%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
配当・株主還元30%
半導体・製造業人材20%
その他15%

最近の出来事

2026年2月Q3決算好調

FY2026/3第3四半期の経常利益が前年同期比35.3%増の49.9億円。派遣技術者の在籍数増加が寄与。

2025年11月中計見直し

第5次中期経営計画を見直し、最終年度を2029年3月期に延長。派遣事業38,000名体制と人材紹介事業への参入を目標に設定。

2025年5月還元強化

株主還元方針を変更し、当期純利益の100%を配当と自社株買いで還元する方針を発表。配当性向60%を基本に。

UTグループ(株) まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(FY2025/3は事業譲渡益等の特別利益により純利益が増加。営業利益はFY2024/3から減少している点に注意)
配当
少なめ
1株 134.98円
安全性
普通
自己資本比率 44.1%(自己資本比率44.1%と改善傾向。有利子負債は239億円だが返済が進行中)
稼ぐ力
高い
ROE 42.2%
話題性
好評
ポジティブ 50%

「製造派遣のパイオニア。無期雇用×テクノロジーで“はたらく”を変えるプライム企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU