(株)サニーサイドアップグループ
SUNNY SIDE UP GROUP Inc.
最終更新日: 2026年3月25日
「たのしいさわぎをおこしたい」PR発想で世の中にワクワクを届ける成長企業
たのしいさわぎをおこしたい — PR発想で社会にポジティブなインパクトを
この会社ってなに?
世界的に人気のオーストラリア発パンケーキレストラン「bills」を日本で展開しているのがサニーサイドアップグループです。また、スポーツ選手やアスリートのマネジメント・PR、企業の広報戦略やブランディングを手がけており、テレビや雑誌で見かける企業のPRキャンペーンの裏側にはこの会社の力が関わっていることも。2026年にはPR効果測定ツール「PR Analyzer」を持つビルコムを買収し、データ×PRの新しい価値を生み出そうとしています。
サニーサイドアップグループは1985年創業のPR・ブランドコミュニケーション企業です。スポーツビジネスやレストラン「bills」の展開でも知られ、企業PRから販促支援、IP活用まで幅広いサービスを提供しています。FY2025/6は売上高196億円・営業利益16億円と堅調に推移し、2026年1月にはPRテック企業ビルコムを買収してデジタル領域を強化。中期方針ではFY2026/6に連結営業利益20億円を目標に掲げ、ROE20%超の高収益体質を維持しています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目23番5号 プライム千駄ヶ谷ビル
- 公式
- www.ssu.co.jp
社長プロフィール
たのしいさわぎをおこしたい——私たちはPRの力で企業やブランドの価値を最大化し、世の中に前向きなインパクトを与え続けます。ビルコムの買収によりPRテクノロジーを融合し、データに基づいた効果的なコミュニケーションを実現してまいります。
この会社のストーリー
次原悦子氏がPR会社サニーサイドアップを設立。「たのしいさわぎをおこしたい」をスローガンに事業を開始した。
大阪証券取引所ヘラクレス市場に株式を上場。スポーツマーケティングやPR事業の成長を加速させた。
オーストラリア発の人気レストラン「bills」の日本展開を開始。七里ヶ浜に1号店をオープンし、フード事業に参入。
東京証券取引所第一部に市場変更。企業規模の拡大と信用力の向上を実現した。
プライム市場のメリットを享受しにくいと判断し、経営資源を事業成長に集中するためスタンダード市場に自主的に移行。
SaaS型PR効果測定ツール「PR Analyzer」を持つビルコムを買収。データ×PRの新しい価値創造へ踏み出した。
注目ポイント
ROEは20%前後を安定的に維持し、サービス業の中でもトップクラスの資本効率。無借金経営で財務も健全であり、収益性と安全性を両立した優良企業です。
ビルコム買収で「PR Analyzer」を獲得し、データドリブンなPR効果測定が可能に。従来のPR力にテクノロジーを融合させ、サービスの付加価値向上と新規顧客開拓を加速しています。
配当はFY2021/6の6円からFY2026/6予想26円へと4倍以上に成長。PER 12.4倍はサービス業平均(18.5倍)を大きく下回り、成長性対比で割安感のある水準です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 7.3円 | - |
| FY2017/3 | 4.9円 | 24.2% |
| FY2018/3 | 4.9円 | 19.4% |
| FY2019/3 | 10円 | 29.9% |
| FY2020/3 | 2円 | - |
| FY2021/3 | 6円 | 30.3% |
| FY2022/3 | 12円 | 31.1% |
| FY2023/3 | 15円 | 25.3% |
| FY2024/3 | 20円 | 37.5% |
| FY2025/3 | 22円 | 34.6% |
2021年6月権利分をもって株主優待制度は廃止されました。現在は配当による株主還元に注力しています。
配当はFY2021/6の6円からFY2025/6には22円へと4期連続の増配を実施しています。FY2026/6は1株26円(予想)とさらなる増配を計画。配当性向は30〜38%の範囲で安定しており、業績成長に連動した増配トレンドが続いています。株主優待は2021年に廃止されましたが、配当を通じた株主還元を強化しています。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高はFY2021/6の154億円からFY2025/6には196億円へと着実に成長しています。営業利益もFY2021/6の5.2億円からFY2025/6には16億円と3倍以上に拡大。FY2024/6は一時的に減収となりましたが、営業利益は増益を継続しており収益体質の強化が進んでいます。FY2026/6は売上高205億円・営業利益19億円を予想し、中期目標の営業利益20億円に迫る水準です。
事業ごとの売上・利益
企業PR・広報戦略、販促支援(SP)、スポーツビジネス、IP活用等を展開。売上構成比83%を占める最大セグメントで、営業利益率17%と高収益。
オーストラリア発のレストラン「bills」を日本国内で展開。売上構成比17%。ブランド力を活かした集客が強み。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | -15.4% | -3.7% | 3.3% |
| FY2017/3 | 19.5% | 5.3% | 2.8% |
| FY2018/3 | 20.1% | 7.1% | 2.6% |
| FY2019/3 | 20.6% | 8.5% | 4.2% |
| FY2020/3 | -10.1% | -3.8% | 3.0% |
| FY2021/3 | 12.7% | 4.2% | 3.4% |
| FY2022/3 | 20.6% | 7.7% | 4.7% |
| FY2023/3 | 23.7% | 10.3% | 6.8% |
| FY2024/3 | 19.2% | 9.4% | 8.2% |
| FY2025/3 | 20.2% | 9.1% | 8.2% |
営業利益率はFY2021/6の3.4%からFY2025/6には8.2%へと大幅に改善しています。ROEは20%前後の高水準を安定的に維持しており、サービス業の中でもトップクラスの資本効率です。アップセルの進展とコスト管理の徹底により、利益率の向上トレンドが継続しています。
財務は安全?
有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続しており、財務基盤は非常に健全です。自己資本比率はFY2021/6の31.8%からFY2025/6には43.7%まで改善。BPSもFY2021/6の151円からFY2025/6には305円へと倍増しており、内部留保の蓄積と企業価値の向上が着実に進んでいます。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 2,400万円 | -1.6億円 | 2.1億円 | -1.4億円 |
| FY2017/3 | 3.5億円 | -3.3億円 | -9,200万円 | 2,700万円 |
| FY2018/3 | 7.6億円 | 7.4億円 | -7.9億円 | 14.9億円 |
| FY2019/3 | 5.3億円 | -3.4億円 | -3.4億円 | 1.9億円 |
| FY2020/3 | 5.5億円 | -6.8億円 | 7.0億円 | -1.4億円 |
| FY2021/3 | 3.4億円 | -3.1億円 | 4.2億円 | 2,800万円 |
| FY2022/3 | 11.8億円 | -2.7億円 | -2.9億円 | 9.1億円 |
| FY2023/3 | 8.5億円 | -2.7億円 | -7.4億円 | 5.7億円 |
| FY2024/3 | 6.5億円 | -1.2億円 | -4.7億円 | 5.3億円 |
| FY2025/3 | 21.9億円 | -1.3億円 | -5.5億円 | 20.6億円 |
営業キャッシュフローは順調に拡大しており、FY2025/6には21.9億円と過去最高を記録しました。フリーキャッシュフローもFY2025/6は20.6億円と大幅に改善。投資キャッシュフローは控えめですが、2026年1月のビルコム買収により今後のM&A投資が本格化する見通しです。キャッシュ創出力の高さが財務の強さを支えています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 2.4億円 | 4.5億円 | 191.5% |
| FY2017/3 | 4.9億円 | 1.9億円 | 38.5% |
| FY2018/3 | 3.6億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2019/3 | 7.2億円 | 2.3億円 | 31.3% |
| FY2020/3 | 2.8億円 | 4.8億円 | 176.4% |
| FY2021/3 | 6.7億円 | 3.7億円 | 55.3% |
| FY2022/3 | 12.8億円 | 7.0億円 | 54.8% |
| FY2023/3 | 13.3億円 | 4.5億円 | 33.8% |
| FY2024/3 | 15.0億円 | 7.1億円 | 47.0% |
| FY2025/3 | 16.4億円 | 6.9億円 | 42.0% |
税引前利益はFY2021/6の6.7億円からFY2025/6には16.4億円へと2.5倍に拡大しています。実効税率は33〜55%と年度によって幅がありますが、グループ会社間の損益通算やのれん償却の影響を受けています。FY2026/6は税引前利益19億円を予想しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/6 | 550万円 | 403人 | - |
グループ連結従業員数は403名(2025年6月末現在)。持株会社本体の従業員は45名と少数精鋭です。PR・コミュニケーション業界らしく平均年齢が比較的若いのが特徴で、クリエイティブ人材を中心とした組織構成となっています。
誰がこの会社の株を持ってる?
創業者・次原悦子氏の資産管理会社ネクストフィールドが37.38%を保有する筆頭株主であり、創業者一族が過半数近くを支配する安定的なオーナー企業。
筆頭株主は創業者・次原悦子氏の資産管理会社ネクストフィールドが37.38%を保有し、次原氏個人(7.71%)と合わせて約45%を支配するオーナー企業です。元サッカー選手の中田英寿氏が4.98%を保有する著名株主としても知られています。創業者の強いリーダーシップのもと、迅速な意思決定と長期的な経営が可能な株主構成です。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| ブランドコミュニケーション事業 | 163億円 | 27.7億円 | 17.0% |
| フード事業 | 33億円 | 非開示 | - |
ブランドコミュニケーション事業が売上の83%・営業利益の大部分を占める主力セグメントです。同事業の営業利益率は17%と高水準で、PR発想を軸としたアップセルの進展が収益性を支えています。フード事業(bills)は売上の17%を占め、ブランド価値の向上にも寄与しています。2026年1月のビルコム買収により、PRテクノロジー領域が新たな成長ドライバーとなる見込みです。
この会社のガバナンスは?
取締役6名中、社外取締役3名(社外取締役比率50%)と高いガバナンス水準を確保しています。女性比率33.3%は上場企業の中でも高い水準です。創業者の次原悦子氏が代表取締役社長を務め、強力なリーダーシップと外部チェック機能のバランスが取れた経営体制です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025/6 | 185億円 | — | 196億円 | +5.9% |
| FY2024/6 | 210億円 | — | 179億円 | -14.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
サニーサイドアップグループはFY2026/6に連結営業利益20億円を目標に掲げています。FY2025/6実績は16億円と目標の80%に到達し、ブランドコミュニケーション事業の営業利益率は目標の16%を上回る17%を達成。ビルコム買収によるPRテック融合と、IP活用案件の拡大が最終年度の目標達成を後押しする見通しです。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSRは5年間で145%とプラスリターンを達成していますが、TOPIX(213%)を下回るパフォーマンスとなっています。ただし、FY2025/6以降は業績改善と増配が株価を押し上げており、52週安値からは+118%の急回復を見せています。中期目標達成に伴い、今後のリレーティングの余地があります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 100.0万円 | +0.0万円 | 0.0% |
| FY2022 | 125.0万円 | +25.0万円 | 25.0% |
| FY2023 | 131.0万円 | +31.0万円 | 31.0% |
| FY2024 | 90.0万円 | -10.0万円 | -10.0% |
| FY2025 | 145.0万円 | +45.0万円 | 45.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 12.4倍はサービス業の業界平均(18.5倍)を大きく下回る割安水準にあります。一方、PBR 3.07倍はROE 20%超の高い資本効率を反映しています。配当利回り2.78%は業界平均を上回り、成長性と配当のバランスが取れた銘柄として注目されます。信用買い残は約19万株と一定の買い意欲が見られます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2026/6の経常利益を18%上方修正し最高益予想を上乗せ。配当も2円増額の26円に。
PRテック企業ビルコムの全株式を取得。SaaS型PR効果測定ツール「PR Analyzer」を獲得し、データ活用基盤を強化。
FY2026/6の1Q経常が3.2倍増益で着地。IP活用の商品企画が大幅に伸長し、ストップ高を記録。
最新ニュース
(株)サニーサイドアップグループ まとめ
ひとめ診断
「たのしいさわぎをおこしたい」PR発想で企業・ブランドの価値を最大化するスタンダード上場企業
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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