コプロ・ホールディングス7059
COPRO-HOLDINGS.Co.,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段街中で見かける高層ビルや新しい道路の建設現場。実はその裏側では、多くの専門技術者がプロジェクトを支えています。コプロ・ホールディングスは、そうした建設現場に対して「こんなスキルを持つ技術者が必要です」という企業の要望に応え、ピッタリの人材を派遣する会社です。人手不足が課題となっている建設業界で、プロジェクトが計画通りに進むよう「人の力」でサポートしています。あなたが利用する新しい施設や道路も、同社の派遣した技術者が関わっているかもしれません。
コプロ・ホールディングスは、建設技術者派遣を主力事業とし、業界の人手不足を背景に急成長を続けています。2025年3月期には売上高300.1億円、営業利益27.63億円を達成し、過去最高益を更新。さらに2026年3月期はM&A効果も加わり、売上高380.0億円、営業利益38.0億円と大幅な増収増益を見込んでいます。中期経営計画では目標を上方修正するなど、建設業界の構造変化を的確に捉え、事業拡大を加速させている点が投資家から注目されています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 愛知県名古屋市中村区名駅3丁目28番12号 大名古屋ビルヂング 25F
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 16.1% | 11.9% | - |
| 2022/03期 | 15.0% | 11.1% | - |
| 2023/03期 | 12.6% | 9.2% | - |
| 2024/03期 | 19.2% | 13.2% | 8.9% |
| 2025/03期 | 22.1% | 14.4% | 9.2% |
| 3Q FY2026/3 | 18.3%(累計) | 10.4%(累計) | 9.4% |
営業利益率は直近で約9%台を維持しており、技術者派遣という労働集約型ビジネスにおいて高い収益性を確保しています。ROEは20%を超える水準まで上昇しており、効率的な資本活用が実現されています。技術者教育を通じた付加価値の提供が、競合に対する差別化と高い利益率を両立させる要因となっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 148億円 | — | 10.1億円 | 53.4円 | - |
| 2022/03期 | 156億円 | — | 9.6億円 | 51.1円 | +5.1% |
| 2023/03期 | 188億円 | — | 8.7億円 | 46.5円 | +20.5% |
| 2024/03期 | 241億円 | 21.4億円 | 14.6億円 | 77.7円 | +28.2% |
| 2025/03期 | 300億円 | 27.6億円 | 18.2億円 | 95.5円 | +24.6% |
コプロ・ホールディングスは、建設・プラント業界向け技術者派遣を核として安定的な増収基調を維持しています。2025/03期には売上高が約300億円に達し、2026/03期にはさらなる成長を見込み売上高380億円、純利益24.7億円を予想しています。人材需給の逼迫を背景とした単価上昇と稼働率向上が、力強い業績拡大を支えています。 【3Q 2026/03期実績】売上260億円(通期予想比68%)、営業利益24億円(同64%)、純利益15億円(同62%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
売上高の約9割を建設技術者派遣事業が占める建設・プラント業界特化型の事業構造です。深刻な建設現場の人手不足を背景に堅調に推移していますが、市場環境や法規制の変化による採用コストの増加を主要な経営リスクとして認識しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 300億円 | — | 300億円 | +0.03% |
| 2024期 | 243億円 | — | 241億円 | -0.82% |
| 2023期 | 179億円 | — | 188億円 | +5.27% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 27億円 | — | 28億円 | +2.33% |
| 2024期 | 18億円 | — | 21億円 | +18.94% |
| 2023期 | 10億円 | — | 13億円 | +28.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は現行の中期経営計画「Build the Future 2027」において、最終年度(2027年3月期)の目標を売上高470億円、Non-GAAP営業利益62億円へと当初計画から大幅に引き上げています。これは主力の建設技術者派遣事業の好調さに加え、積極的なM&Aによる事業拡大が寄与する見込みのためです。過去の業績予想も、特に利益面で期初予想を上回る実績を出す傾向があり、経営陣の計画達成能力は高いと評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
トライトエンジニアリングを完全子会社化し、建設技術者派遣のシェア拡大を加速。
2025年度新卒内定式にて過去最多の201名を採用し、組織基盤を強化。
2025期の売上高300.1億円、営業利益27.63億円を達成し連続最高益を更新。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
自己資本比率は60%超を維持しており、強固な財務健全性を誇ります。有利子負債はゼロの「実質無借金」経営を継続しており、財務リスクは極めて限定的です。豊富なキャッシュポジションを活用し、トライトエンジニアリングの買収など、さらなる成長に向けた戦略的投資を推進しています。 【3Q 2026/03期】総資産166億円、純資産87億円、自己資本比率51.3%、有利子負債25億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 9.9億円 | 8,300万円 | 4.2億円 | 9.1億円 |
| 2022/03期 | 8.3億円 | 12.6億円 | 8.3億円 | 4.4億円 |
| 2023/03期 | 10.1億円 | 2.9億円 | 3.7億円 | 7.2億円 |
| 2024/03期 | 23.3億円 | 3.2億円 | 4.7億円 | 20.1億円 |
| 2025/03期 | 22.3億円 | 3.5億円 | 16.4億円 | 18.8億円 |
事業活動による営業キャッシュフローが安定してプラスを計上しており、強固な稼ぐ力を示しています。投資キャッシュフローは成長のための投資活動に伴い流出していますが、全体としてフリーキャッシュフローは高い水準で推移しています。借入に依存せず、稼ぎ出した資金で自社成長と株主還元をバランスよく行っているのが特徴です。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は11.1%と発展途上ですが、取締役会の独立性・客観性を重視した指名・報酬委員会等の設置を進めています。連結子会社3社を擁する組織規模に対し、監査体制を適宜拡充することでガバナンスの実効性向上に努めています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 484万円 | 5,154人 | - |
従業員平均年収は484万円であり、人材派遣業としての業界水準に適正な範囲にあります。建設技術者という専門スキルを持つ人材を確保するため、育成体制の強化や付加価値向上を図ることで、競合他社に対する競争力を維持しようとしています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、分析対象期間のほぼ全てでTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。特に2024期と2025期は、TOPIXが210%台であるのに対し、同社はそれぞれ494.3%、457.7%と2倍以上のリターンを記録しました。これは、建設業界の人手不足という追い風を受けて連続最高益を更新し続けた高い成長性が、配当と株価上昇の両面で株主に還元された結果です。市場全体を大きく上回るパフォーマンスは、同社の事業戦略と成長力が高く評価されていることを示しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2019/03期 | 42円 | 18.5% |
| 2020/03期 | 60円 | 26.1% |
| 2021/03期 | 37.5円 | 70.3% |
| 2022/03期 | 40円 | 39.2% |
| 2023/03期 | 25円 | 53.7% |
| 2025/03期 | 60円 | 62.9% |
現在、株主優待制度は実施していません。
同社は株主還元を経営の重要課題と位置づけ、配当による利益還元を基本方針としています。業績連動に加え、安定的かつ継続的な配当を意識した施策を講じています。今後も成長投資とバランスを取りながら、高い配当利回りの水準を維持することを目指しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 189.2万円 | 89.2万円 | 89.2% |
| 2022期 | 144.2万円 | 44.2万円 | 44.2% |
| 2023期 | 194.9万円 | 94.9万円 | 94.9% |
| 2024期 | 494.3万円 | 394.3万円 | 394.3% |
| 2025期 | 457.7万円 | 357.7万円 | 357.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは13.6倍と業界平均の22.9倍に比べて割安な水準にありますが、PBRは4.08倍と資本効率の高さを評価され、業界平均を上回っています。配当利回りは4.52%と高く、株主還元への意識が強いことがうかがえます。信用買残が売り残を大きく上回る12.02倍となっており、将来の株価上昇を期待する買いが多い一方で、需給面での重さも意識されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 14.4億円 | 4.3億円 | 29.9% |
| 2022/03期 | 16.2億円 | 6.6億円 | 40.6% |
| 2023/03期 | 13.2億円 | 4.6億円 | 34.7% |
| 2024/03期 | 22.1億円 | 7.5億円 | 33.9% |
| 2025/03期 | 27.8億円 | 9.6億円 | 34.6% |
法人税等の支払額は、税引前利益の増加に連動して増加傾向にあります。概ね30%から35%程度の範囲内で推移しており、法的な税負担は標準的です。業績の拡大に伴い納税額も順調に増えており、企業としての社会的貢献を果たしています。
もっと知る
まとめと、関連情報・似た会社へ
コプロ・ホールディングス まとめ
「建設業界の『2024年問題』を追い風に、技術者派遣とM&Aで急成長を遂げる人材ソリューション企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。