ツカダ・グローバルホールディング2418
TSUKADA GLOBAL HOLDINGS Inc.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
友人の結婚式に参列したとき、素敵なチャペルや緑あふれるガーデン付きの邸宅で感動した経験はありませんか?ツカダ・グローバルホールディングは、そのような『ゲストハウスウェディング』を日本に広めたパイオニアです。あなたが「素敵だな」と感じた結婚式場の多くを、実はこの会社が運営しているかもしれません。また、「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」といった、記念日などに利用するような特別なホテルも手掛けています。あなたが誰かの大切な日をお祝いしたり、非日常を味わったりする、その特別な瞬間の裏側で、同社が「最高のおもてなし」を提供しているのです。
ツカダ・グローバルホールディングは、コロナ禍からの回復が鮮明なブライダル・ホテル運営企業です。2025年12月期決算では、売上高731.0億円(前期比15.0%増)、営業利益95.40億円(同28.8%増)と大幅な増収増益を達成しました。主力のゲストハウスウェディング事業に加え、M&Aや提携で強化してきたホテル事業が成長を牽引し、収益性の改善が顕著です。2026年12月期も増収増益と増配を見込んでおり、リオープン需要を着実に捉えた成長戦略が投資家の注目を集めています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 港区海岸1丁目16番1号 ニューピア竹芝サウスタワー
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 29.7% | 6.8% | - |
| 2022/12期 | 6.9% | 1.7% | - |
| 2023/12期 | 18.7% | 5.2% | - |
| 2024/12期 | 16.7% | 5.0% | 11.7% |
| 2025/12期 | 12.9% | 3.8% | 13.1% |
| 2025/12期 | 12.9% | 3.8% | 13.1% |
収益性は、コロナ禍での一時的な落ち込みを経て大幅に改善しました。2025/03期には営業利益率が13.1%に達しており、高付加価値なホテル・婚礼サービスの提供が利益率向上に寄与しています。ROE(自己資本利益率)も二桁水準を維持しており、資本効率を重視した経営が着実に成果を生んでいるといえます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 334億円 | — | 61.4億円 | -128.7円 | - |
| 2022/12期 | 517億円 | — | 15.0億円 | 31.4円 | +54.7% |
| 2023/12期 | 575億円 | — | 47.3億円 | 99.2円 | +11.2% |
| 2024/12期 | 635億円 | 74.1億円 | 51.5億円 | 107.9円 | +10.6% |
| 2025/12期 | 731億円 | 95.4億円 | 47.7億円 | 100.6円 | +15.0% |
当社の業績は、婚礼事業の回復とホテル事業の成長により、2021/03期のコロナ禍による赤字から力強く復活を遂げました。2025/03期には売上高が約731億円、営業利益が約95億円に達し、積極的な事業拡大が収益を押し上げています。2026/03期も成長基調が続き、売上高約778億円、純利益約60億円の過去最高水準を見込むなど好調を維持しています。 【2025/12期実績】売上731億円(前期比15.0%)、営業利益95億円、純利益48億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業の柱であるウエディング事業に加え、ホテル・ウェルネス事業を拡大しており、多様な顧客体験の提供によって収益源の多角化を進めています。設備投資に312.6億円を投じるなど積極的な拠点展開を行う一方、景気動向や人流の変化が業績リスクとして常に存在する構造です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 710億円 | — | 731億円 | +3.0% |
| 2024期 | 608億円 | — | 636億円 | +4.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 88億円 | — | 95億円 | +8.4% |
| 2024期 | 60億円 | — | 74億円 | +23.4% |
| 2023期 | 45億円 | — | 53億円 | +18.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は正式な中期経営計画を開示していませんが、毎期の業績予想に対する達成度で経営の実行力を評価できます。コロナ禍後の需要回復を的確に捉え、2024期、2025期と2期連続で売上・利益ともに期初予想を上回って着地しており、ポジティブなサプライズが続いています。これは、主力の婚礼事業の単価上昇や、インバウンド需要を取り込んだホテル事業の好調が背景にあります。明確な数値目標がない点はやや物足りませんが、足元の業績は堅調に推移していると言えます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2025年12月期決算にて営業利益95.40億円を達成し、2期ぶりの最高益を更新。
ホテル事業において名古屋地区の開業10周年記念プロモーションを開始。
青山セントグレース大聖堂にてデュアルスタイルラウンジを新規オープン。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務状況は、積極的な設備投資と事業拡大に伴い有利子負債が増加傾向にあります。総資産は2025/03期時点で約1,401億円に拡大しましたが、自己資本比率は約26.6%と一定の財務健全性を維持しています。今後は、拡大した資産を活用してさらなる収益成長と負債の適正化を両立できるかが注目されます。 【2025/12期】総資産1401億円、純資産398億円、自己資本比率25.2%、有利子負債661億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 9.0億円 | 19.2億円 | 29.8億円 | 28.1億円 |
| 2022/12期 | 79.6億円 | 20.8億円 | 54.2億円 | 100億円 |
| 2023/12期 | 80.8億円 | 118億円 | 11.7億円 | 36.9億円 |
| 2024/12期 | 104億円 | 111億円 | 27.3億円 | 7.4億円 |
| 2025/12期 | 103億円 | 72.6億円 | 36.0億円 | 30.8億円 |
営業キャッシュフローは、事業の回復に伴い年間100億円規模の安定した創出能力を確立しています。一方で、成長に向けた投資活動が継続しており、投資キャッシュフローはマイナスで推移しています。本業で稼いだ資金を新規施設や設備へ再投資する成長戦略が明確であり、強固な経営基盤を構築しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は11.1%と改善の余地があるものの、社外取締役を含む3名の業務執行取締役体制により経営の透明性と健全性の維持を図っています。27社の連結子会社を抱えるグループ経営において、強固な監査体制の構築は重要な経営課題となっています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 564万円 | 2,365人 | - |
従業員平均年収は564万円であり、婚礼・ホテル・サービス業という業界の性質上、人材育成やサービス品質向上への投資を重視しつつ、業績連動性を考慮した賃金水準を維持しています。過去の業績回復に伴う賃金改善傾向が、従業員のエンゲージメント向上に寄与していると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、2021期から2025期までの5年間、一貫してTOPIXを上回るパフォーマンスを記録しています。特に2025期には240.6%と、TOPIX(164.1%)を大きくアウトパフォームしました。これは、コロナ禍からの急速な業績回復と、それに伴う株価の上昇、さらに増配傾向にある配当政策が株主に評価された結果です。経営陣が株主価値向上にコミットしている姿勢が、良好なTSRに繋がっています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 10円 | 24.8% |
| 2017/12期 | 10円 | 21.6% |
| 2018/12期 | 10円 | 19.7% |
| 2019/12期 | 10円 | 18.6% |
| 2020/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2021/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2022/12期 | 5円 | 15.9% |
| 2023/12期 | 10円 | 10.1% |
| 2024/12期 | 11円 | 10.2% |
| 2025/12期 | 12円 | 11.9% |
| 必要株数 | 100株以上(約6万円) |
| 金額相当 | 利用回数等により変動 |
| 権利確定月 | 6月・12月 |
配当方針は、業績の成長に合わせた安定的な配当の実施を基本としています。配当性向は低水準を維持しており、成長投資を優先しつつも着実な増配を行う姿勢が鮮明です。株主還元策として優待制度も充実させており、トータルでの株主価値向上を目指しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 120.3万円 | 20.3万円 | 20.3% |
| 2022期 | 143.0万円 | 43.0万円 | 43.0% |
| 2023期 | 157.0万円 | 57.0万円 | 57.0% |
| 2024期 | 185.3万円 | 85.3万円 | 85.3% |
| 2025期 | 240.6万円 | 140.6万円 | 140.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
競合他社が含まれるサービス業の平均と比較して、PER4.9倍、PBR0.79倍と、株価は著しく割安な水準にあります。これは市場が同社の成長性や安定性をまだ完全には評価しきれていないことを示唆しています。信用倍率は36.90倍と高く、買い残が積み上がっているため、将来の株価上昇を見込む投資家が多い一方、需給面での重しとなる可能性も考えられます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | -54.5億円 | 0円 | - |
| 2022/12期 | 47.6億円 | 32.6億円 | 68.5% |
| 2023/12期 | 57.4億円 | 10.1億円 | 17.6% |
| 2024/12期 | 77.3億円 | 25.8億円 | 33.4% |
| 2025/12期 | 74.9億円 | 27.3億円 | 36.4% |
税引前利益が赤字だった2021/03期期は法人税等の負担はありませんでした。業績回復後の各期においては、実効税率は概ね標準的な範囲内で推移しています。将来の業績拡大に伴い、適切な納税と企業価値向上のバランスを考慮した経営が求められています。
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ツカダ・グローバルホールディング まとめ
「ゲストハウスウェディングの先駆者が、ホテル事業の強化でコロナ禍からV字回復を遂げたおもてなし企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。