2120プライム

(株)LIFULL

LIFULL Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE20.3%
BPS203.1円
自己資本比率63.6%
FY2025/3 有報データ

住まい探しを、もっとラクに。テクノロジーで暮らしの「あたりまえ」を変える不動産DX企業

あらゆるLIFEを、FULLに。

この会社ってなに?

引っ越しや住まい探しで「LIFULL HOME'S」を使ったことがある方は多いのではないでしょうか。賃貸・売買・新築マンションの物件情報を一括検索でき、「おとり物件」撲滅にも取り組んでいます。また、統合型AIエージェントによる次世代の住まい探し構想も発表しており、不動産DXの最前線を走っています。

LIFULLは1997年創業の不動産情報サービス企業で、日本最大級の不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営しています。FY2025/9期は海外事業の整理(スペイン子会社譲渡)を経て、国内HOME'S事業に経営資源を集中。売上高281億円・営業利益38億円と黒字転換に成功しました。FY2026/9期は売上高297億円・営業利益30億円を予想。2026年2月には株主優待制度を新設し、配当+優待の総合利回りは7%超と個人投資家に魅力的な還元策を打ち出しています。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
9月
本社
東京都千代田区麹町1丁目4番4号
公式
lifull.com

社長プロフィール

伊東 祐司
代表取締役社長執行役員
変革推進型リーダー
あらゆるLIFEを、FULLに。LIFULLは、テクノロジーの力で住まい探しをもっと簡単に、もっと楽しくすることを目指しています。一人ひとりが自分らしい暮らしを実現できる社会の構築に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1997
ネクスト(現LIFULL)設立

井上高志が26歳で創業。不動産情報の非対称性を解消するため、インターネットを活用した不動産情報サービスを開始。

2006
東証マザーズに上場

公募価格220,000円に対し初値298,000円(騰落率+35%)。不動産テック企業としての成長を市場が評価した。

2014
HOME'Sが掲載物件数No.1に

不動産・住宅情報サイト「HOME'S」が物件掲載数で日本最大級に。ブランド認知度も大幅に向上。

2017
社名をLIFULLに変更

「あらゆるLIFEを、FULLに。」を掲げ、住まいに留まらないライフサービス企業への転換を宣言。

2021
海外事業の拡大と苦戦

スペインのTrovitを軸とした海外展開を加速するも、大幅赤字を計上。事業モデルの見直しを迫られた。

2025
構造改革完了・黒字転換

海外事業を整理し、国内HOME'S事業に集中。営業利益38億円を達成し、新たな成長フェーズへ。AIエージェント構想も発表。

注目ポイント

配当+優待利回り7%超

2026年2月に新設された株主優待制度により、4,000株以上の長期保有で年間30,000円分の電子マネーが贈呈されます。配当と合わせた総合利回りは7%超と非常に魅力的です。

V字回復の黒字転換銘柄

FY2024/9の84億円赤字からFY2025/9に営業利益38億円へV字回復。海外事業の整理を完了し、高収益な国内HOME'S事業に集中する新たな成長ステージに入りました。

日本最大級の住まい探しプラットフォーム

LIFULL HOME'Sは掲載物件数日本最大級を誇る不動産情報サイト。AIエージェント構想により、次世代の住まい探し体験を実現しようとしています。

サービスの実績は?

7.4%
配当+優待利回り
4,000株保有時
新設
13.6%
営業利益率
FY2025/9実績
+5.6%
売上高成長率
FY2026/9予想 (YoY)
1,200
連結従業員数
2025年9月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2024/9の赤字は海外事業の減損損失が主因。FY2025/9に黒字転換済み)
配当
少なめ
1株 10.41円
安全性
安定
自己資本比率 63.6%(無借金経営で自己資本比率63%超。財務は極めて健全)
稼ぐ力
高い
ROE 20.3%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
10.41
方針: 業績連動型、配当性向25%目標
1株配当配当性向
FY2016/34.519.7%
FY2017/30.8219.9%
FY2019/34.424.2%
FY2020/35.2960.3%
FY2022/32.2525.0%
FY2023/34.2653.1%
FY2024/30.73-
FY2025/310.4125.1%
1期連続増配
株主優待
あり
電子マネー15,000円分+自社サービス特典(年2回)
必要株数4000株以上(約82万円)
金額相当30,000円相当/年
権利確定月3月・9月
長期特典初回は半年以上の継続保有が条件

2026年2月に株主優待制度を新設し、4,000株以上の長期保有で年間30,000円分の電子マネーが贈呈されます。配当+優待の総合利回りは7%超と非常に魅力的な水準です。配当はFY2025/9に10.41円と大幅増配しましたが、FY2026/9予想は5.21円。業績の変動に応じた柔軟な配当方針を採用しています。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
20.3%
業界平均
12.4%
営業利益率上回る
この会社
13.6%
業界平均
11.8%
自己資本比率上回る
この会社
63.6%
業界平均
51.3%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3357億円
FY2023/3364億円
FY2024/3345億円
FY2025/3281億円
営業利益
FY2022/316.8億円
FY2023/319.6億円
FY2024/3-64.4億円
FY2025/338.1億円

LIFULLの業績は、FY2021/9とFY2024/9に大幅な赤字を計上した後、FY2025/9に営業利益38億円と黒字転換を達成しました。FY2024/9の赤字は海外事業(スペイン子会社LIFULL CONNECT)に関連する減損損失が主因です。FY2025/9は海外事業の整理と国内HOME'S事業の好調により大幅改善。FY2026/9は売上高297億円・営業利益30億円を見込み、安定成長フェーズに移行しています。

事業ごとの売上・利益

HOME'S関連事業
219億円77.9%)
海外事業
42億円14.9%)
その他事業
20億円7.1%)
HOME'S関連事業219億円
利益: 42億円利益率: 19.2%

日本最大級の不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営。賃貸・売買・新築マンション等の物件情報掲載料が主な収益源。売上構成比約78%を占める主力セグメント。

海外事業42億円
利益: -8億円利益率: -19.0%

スペイン等での不動産ポータルサイト運営。2024年にLIFULL CONNECTの譲渡を決定し、事業整理を進行中。FY2025/9で大幅に縮小。

その他事業20億円
利益: 4億円利益率: 20.0%

地方創生、引越し見積もり比較サービス、介護施設検索「LIFULL介護」等の周辺サービスを展開。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
20.3%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
13.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
13.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/315.6%10.6%15.5%
FY2017/32.5%1.9%6.4%
FY2018/313.0%9.8%12.5%
FY2019/37.2%5.4%10.5%
FY2020/33.5%2.1%7.1%
FY2021/3-20.7%-12.9%-18.5%
FY2022/33.8%2.4%4.7%
FY2023/33.2%2.0%5.4%
FY2024/3-35.0%-20.5%-18.7%
FY2025/320.3%13.0%13.6%

収益性は年度による変動が大きいですが、FY2025/9には営業利益率13.6%・ROE 20.3%と大幅に改善しました。海外事業の整理により不採算部門が解消され、国内HOME'S事業の高い収益力が反映された結果です。今後は安定的な二桁営業利益率の維持が期待されます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率63.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
262億円

無借金経営を継続しており、自己資本比率は58〜64%と非常に高い水準を維持しています。FY2024/9の純資産減少は海外事業の減損損失によるものですが、FY2025/9には回復基調に転じました。実質的に有利子負債ゼロの健全な財務体質が特徴です。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+48.1億円
営業CF
投資に使ったお金
-119億円
投資CF
借入・返済など
+38.9億円
財務CF
手元に残ったお金
-70.4億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/331.8億円9,300万円-8.7億円32.7億円
FY2017/319.1億円-10.0億円-16.0億円9.1億円
FY2018/346.7億円-15.3億円-10.7億円31.4億円
FY2019/321.7億円-28.4億円27.8億円-6.7億円
FY2020/348.8億円-17.3億円33.9億円31.5億円
FY2021/312.9億円-10.7億円-32.9億円2.2億円
FY2022/327.0億円3.9億円-5,400万円30.9億円
FY2023/362.3億円-17.4億円-50.8億円44.9億円
FY2024/316.7億円-7.2億円-29.8億円9.5億円
FY2025/348.1億円-119億円38.9億円-70.4億円

営業キャッシュフローは毎期プラスを維持しており、FY2025/9は48億円と安定した現金創出力を示しています。FY2025/9の投資CFが大幅マイナスとなっているのは、事業ポートフォリオ再編に伴う資金移動が含まれるためです。FY2023/9には62億円の営業CFを記録するなど、基盤事業の収益力は高い水準にあります。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1不動産市況の変動リスク(景気後退による広告出稿減少)
2競合他社との競争激化リスク(SUUMO・アットホーム等との競争)
3テクノロジー変化への対応リスク(AIエージェント等の新技術対応)
4個人情報・データセキュリティリスク
5海外事業の再編・撤退に伴うリスク
6人材確保・流出リスク(エンジニア人材の獲得競争)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率

FY2021/9とFY2024/9は赤字のため法人税の負担はありません。FY2025/9は税引前利益38億円に対し実効税率0%となっていますが、これは過年度の繰越欠損金の活用によるものです。FY2026/9予想では通常水準の36.7%に戻る見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
612万円
従業員数
1,200
平均年齢
35.2歳
平均年収従業員数前年比
FY2025/9612万円1,200-

従業員の平均年収は612万円で、IT・不動産テック業界の中では標準的な水準です。平均年齢35.2歳と比較的若い組織構成で、成長企業らしいダイナミズムが感じられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主45.5%
浮動株54.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関12.5%
事業法人等4.5%
外国法人等8%
個人その他72%
証券会社3%

創業者の井上高志氏が25.5%を保有する筆頭株主であり、代表取締役の伊東祐司氏と合わせて経営陣が約30%を保有。従業員持株会も2.8%を保有し、安定した株主構成です。

井上 高志(創業者)(34,315,000株)25.5%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(9,689,000株)7.2%
伊東 祐司(代表取締役)(6,728,000株)5%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(4,710,000株)3.5%
LIFULL従業員持株会(3,768,000株)2.8%
楽天グループ株式会社(2,826,000株)2.1%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(2,019,000株)1.5%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY(1,615,000株)1.2%

筆頭株主は創業者の井上高志氏(25.5%)で、代表取締役の伊東祐司氏(5.0%)と合わせて経営陣が約30%を保有しています。オーナー色の強い株主構成で、長期的な経営方針の一貫性が期待できます。従業員持株会の保有(2.8%)も従業員のコミットメントの高さを示しています。楽天グループも2.1%を保有し、民泊事業での協業関係を反映しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億5,000万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
HOME'S関連事業219億円42億円19.2%
海外事業42億円-8億円-19.0%
その他事業20億円4億円20.0%

HOME'S関連事業が売上の約78%を占める主力セグメントで、営業利益率19.2%と高い収益性を誇ります。海外事業はスペイン子会社の譲渡により大幅に縮小し、今後は国内HOME'S事業への集中が鮮明になっています。その他事業も20%の利益率を確保しており、国内事業の収益基盤は堅固です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 2名(22.2% 男性 7
22%
78%
監査報酬
3,500万円
連結子会社数
15
設備投資額
12億円
平均勤続年数(従業員)
5.8
臨時従業員数
350

取締役9名中、社外取締役が5名(55.6%)と過半数を占め、高いガバナンス水準を維持しています。女性取締役は2名(22.2%)で、ダイバーシティにも配慮した構成です。平均勤続年数5.8年はIT企業としては標準的で、人材の流動性が高い業界特性を反映しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
海外事業整理に伴い売上高は予想を大きく下回ったが、営業利益は予想を上回る黒字転換を達成。構造改革は順調に進展。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(FY2026〜FY2028)
FY2026〜FY2028
売上収益: 目標 350億円 順調 (297億円 (FY2026予想))
84.9%
営業利益: 目標 50億円 やや遅れ (30億円 (FY2026予想))
60%
営業利益率: 目標 14%以上 順調 (10.1% (FY2026予想))
72.1%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025380億円281億円-26.0%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202535億円38億円+8.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

LIFULLはFY2025/9期決算と同時に新たな中期経営計画を発表。FY2028/9にかけて売上収益350億円・営業利益50億円を目指しています。海外事業の整理により売上規模は一時的に縮小しましたが、営業利益率の改善は計画を上回るペースで進んでおり、国内HOME'S事業の成長余力に期待がかかります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

LIFULLのTSRは5年間で62%と、TOPIXの213%を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。FY2021/9・FY2024/9の大幅赤字が株価を押し下げた影響が大きく、長期投資家にとっては厳しい結果です。ただし、FY2025/9からの回復基調と株主優待の新設により、TSR改善の転換点となる可能性があります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+62.0%
100万円 →162.0万円
62.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021155.0万円+55.0万円55.0%
FY2022152.0万円+52.0万円52.0%
FY2023150.0万円+50.0万円50.0%
FY2024138.0万円+38.0万円38.0%
FY2025162.0万円+62.0万円62.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残3,542,900株
売り残1,783,000株
信用倍率1.99倍
3/17時点
今後の予定
2026年9月期 第2四半期決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年12月下旬(予定)

LIFULLの株価指標は、PER 14.5倍・PBR 1.01倍とサービス業の中では割安な水準にあります。信用倍率1.99倍と買い長の状態で、個人投資家の買い意欲が強い状況です。配当利回り2.54%に加え株主優待の総合利回りを考慮すると、還元面での魅力が際立つ銘柄です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +8.5%
メディア数
20
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
サービス業 150社中 58位
報道のトーン
60%
好意的
30%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
株主優待・還元25%
不動産DX・AI25%
その他15%

最近の出来事

2026年2月株主優待新設

4,000株以上の長期保有で年間30,000円分の電子マネーを贈呈する株主優待制度を新設。配当+優待利回り7%超。

2026年2月Q1好決算

FY2026/9期Q1は売上収益120億円・営業利益16億円と好調なスタートを切った。

2025年11月黒字転換

FY2025/9期通期決算で営業利益38億円と黒字転換を達成。中期経営計画も同時に発表。

(株)LIFULL まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2024/9の赤字は海外事業の減損損失が主因。FY2025/9に黒字転換済み)
配当
少なめ
1株 10.41円
安全性
安定
自己資本比率 63.6%(無借金経営で自己資本比率63%超。財務は極めて健全)
稼ぐ力
高い
ROE 20.3%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「住まい探しをもっとラクに。不動産情報サービスのリーディングカンパニーが描くDXの未来」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU