(株)CSSホールディングス
CSS HOLDINGS,LTD.
最終更新日: 2026年3月25日
ホテルの裏方から始まった「おもてなし」のプロフェッショナル。食と空間で、人々の笑顔を支える企業
質の高い「おもてなし」の創造
この会社ってなに?
ホテルのレストランで食事をしたあと、ピカピカに磨かれた食器やグラスが次のお客様に届くまでの裏方を担っているのがCSSグループです。また、企業の社員食堂や高齢者施設の給食運営、ホテルのバンケット(宴会場)の音響・照明・映像システムの設計施工なども手がけています。旅行やホテル利用時に、見えないところで快適な体験を支えている企業です。
CSSホールディングスは1984年にスチュワード(食器洗浄・衛生管理)事業のパイオニアとして創業し、現在はフードサービス(社員食堂・給食)や空間プロデュース(音響映像・セキュリティ)も展開する総合サービス企業です。2025年9月期は売上高195億円(前年比+10.6%)、営業利益7.2億円と5期連続の増収増益を達成。PER 8.0倍・配当利回り4.76%と割安かつ高配当の魅力があり、中期経営計画「Go Beyond! Next20」で更なる成長を目指しています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都中央区日本橋小伝馬町10番1号
- 公式
- www.css-holdings.jp
社長プロフィール
CSSグループは「質の高いおもてなしの創造」を理念とし、スチュワード事業のパイオニアとして40年にわたりホスピタリティ業界を支えてまいりました。次の20年に向けて、テクノロジーの活用と人材投資により、更なる成長を目指します。
この会社のストーリー
食器洗浄・厨房衛生管理を専門とするスチュワード事業で創業。ホテルの裏方を支えるプロ集団としてスタートした。
JASDAQ市場に株式を上場。事業拡大と信用力向上の基盤を確立した。
会社分割により純粋持株会社体制に移行し、CSSホールディングスに商号変更。グループ経営を本格化。
新型コロナウイルスの影響でホテル・外食産業が壊滅的な打撃を受け、スチュワード事業も大幅に落ち込んだ。
インバウンド回復とホテル需要の復活により、売上高148億円・営業黒字転換を達成。成長軌道に復帰した。
創業40周年を迎え、次の20年を見据えた中期経営計画をスタート。TechMagicとのロボット協業など新たな挑戦を開始。
注目ポイント
4期連続増配で配当額は4年で9倍に。PER 8.0倍と割安ながら、配当利回り4.76%は業界トップクラス。増配余力も十分あり、インカムゲイン狙いの投資先として魅力的です。
有利子負債ゼロの完全無借金経営を維持。自己資本比率48.9%と財務体質は盤石で、景気変動にも耐えうる安定性を持ちます。ROE 19.0%と資本効率も優秀です。
訪日観光客の増加でホテル稼働率が上昇し、スチュワード事業の需要が拡大中。TechMagicとの調理ロボット協業など、テクノロジー活用による生産性向上も成長を後押しします。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 10円 | 10.9% |
| FY2017/3 | 10円 | 33.1% |
| FY2018/3 | 10円 | 31.8% |
| FY2019/3 | 10円 | - |
| FY2020/3 | 5円 | 107.5% |
| FY2021/3 | 5円 | - |
| FY2022/3 | 15円 | 72.7% |
| FY2023/3 | 17円 | 36.9% |
| FY2024/3 | 30円 | 34.9% |
| FY2025/3 | 45円 | 38.3% |
株主優待制度はありません。
配当は4期連続の増配で、FY2021/9の5円からFY2025/9には45円と9倍に増加しました。配当利回りは4.76%と高配当銘柄として注目される水準です。配当性向は38.3%と適正な範囲にあり、業績成長に伴う更なる増配が期待できます。株主優待制度はありませんが、配当による直接的な還元を重視しています。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
CSSホールディングスはコロナ禍で大きく落ち込んだ業績をV字回復させました。FY2021/9には営業赤字7.2億円でしたが、ホテル・外食需要の回復とともに急成長し、FY2025/9には売上高195億円・営業利益7.2億円を達成。FY2026/9は売上高202億円・営業利益8億円を予想し、6期連続の増収と黒字定着が見込まれています。
事業ごとの売上・利益
ホテル・レストランの食器洗浄・厨房衛生管理が主力。売上構成比約48%を占める最大セグメント。インバウンド回復に伴いホテル稼働率が向上し好調。
企業の社員食堂運営や高齢者施設・病院の給食受託。売上構成比約24%。安定的な受託需要を背景に堅調な成長。
ホテル宴会場等の音響・映像・照明・セキュリティシステムの設計・施工・保守。売上構成比約28%。TechMagicとの調理ロボット協業も開始。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 18.2% | 6.9% | 2.5% |
| FY2017/3 | 5.6% | 2.3% | 1.6% |
| FY2018/3 | 5.6% | 2.2% | 1.5% |
| FY2019/3 | -4.2% | -1.9% | 2.5% |
| FY2020/3 | 0.9% | 0.4% | -9.0% |
| FY2021/3 | -19.8% | -8.9% | -7.6% |
| FY2022/3 | 4.7% | 2.0% | -1.7% |
| FY2023/3 | 9.8% | 4.0% | 1.9% |
| FY2024/3 | 16.0% | 7.2% | 3.4% |
| FY2025/3 | 19.0% | 9.3% | 3.7% |
収益性は劇的に改善しており、ROEはFY2021/9の-19.8%からFY2025/9には19.0%へとV字回復しています。営業利益率も-7.6%から3.7%へ転換し、サービス業として安定的な収益基盤を構築。無借金経営のもとROA 9.3%と資産効率も高く、資本効率の優れた経営が実現されています。
財務は安全?
CSSホールディングスの最大の特徴は有利子負債ゼロの完全無借金経営です。自己資本比率は48.9%と高水準で、BPSもFY2021/9の426円からFY2025/9には626円へと着実に積み上がっています。総資産も47億円から63億円へ拡大しており、堅実な財務基盤のもとで成長を続けています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 3.8億円 | 1.9億円 | -5.8億円 | 5.7億円 |
| FY2017/3 | 2.1億円 | -1.3億円 | -2.9億円 | 8,400万円 |
| FY2018/3 | 3.5億円 | -2.0億円 | -1.6億円 | 1.4億円 |
| FY2019/3 | 4.3億円 | -7,400万円 | -6.2億円 | 3.5億円 |
| FY2020/3 | 3.5億円 | -7,100万円 | 6,700万円 | 2.7億円 |
| FY2021/3 | -3.6億円 | 800万円 | -1.7億円 | -3.5億円 |
| FY2022/3 | 2.9億円 | -800万円 | -2.0億円 | 2.8億円 |
| FY2023/3 | 4.7億円 | -3,500万円 | -3.7億円 | 4.4億円 |
| FY2024/3 | 6.0億円 | -5,300万円 | -4.2億円 | 5.5億円 |
| FY2025/3 | 7.1億円 | -5,800万円 | -4.2億円 | 6.5億円 |
営業キャッシュフローはFY2021/9の-3.6億円からFY2025/9には7.1億円へと大幅に改善しました。投資キャッシュフローは小幅なマイナスにとどまり、フリーキャッシュフローは6.5億円と潤沢です。財務キャッシュフローのマイナスは主に配当支払いによるもので、安定的なキャッシュ創出力を示しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 5.0億円 | 3,900万円 | 7.8% |
| FY2017/3 | 2.9億円 | 1.4億円 | 47.8% |
| FY2018/3 | 2.7億円 | 1.1億円 | 41.5% |
| FY2019/3 | 4.5億円 | 5.5億円 | 124.7% |
| FY2020/3 | 2.6億円 | 2.4億円 | 91.1% |
| FY2021/3 | 3,400万円 | 4.5億円 | 1335.3% |
| FY2022/3 | 8,100万円 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 3.1億円 | 8,300万円 | 26.5% |
| FY2024/3 | 6.3億円 | 2.0億円 | 31.9% |
| FY2025/3 | 7.4億円 | 1.6億円 | 20.9% |
税引前利益はFY2021/9の0.3億円からFY2025/9には7.4億円へ大幅に拡大しています。FY2021/9の実効税率が極端に高いのは、営業赤字下での経常利益がわずかだったことによる一時的な歪みです。FY2023/9以降は26〜32%の正常な水準に落ち着いています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/9 | 450万円 | 350人 | - |
CSSホールディングスは純粋持株会社のため、単体の従業員数は限定的です。グループ全体ではスチュワード・フードサービス・空間プロデュースの3事業で多数の従業員を擁しており、外国人材の積極採用や評価制度の整備を進めています。
誰がこの会社の株を持ってる?
代表取締役社長の水野克裕氏が7.75%を保有し、社員持株会も5.10%と高い保有率。経営陣と従業員の参画意識が高い株主構成。浮動株比率が高く流動性に留意が必要。
筆頭株主は信託銀行(12.81%)ですが、代表取締役社長の水野克裕氏が7.75%を保有するオーナー色の強い株主構成です。社員持株会も5.10%を保有し、経営陣と従業員が一体となった経営が行われています。個人投資家比率が高く、配当利回りの高さが個人投資家から支持されていることがうかがえます。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| スチュワード事業 | 94億円 | 5.6億円 | 6.0% |
| フードサービス事業 | 47億円 | 0.9億円 | 2.0% |
| 空間プロデュース事業 | 54億円 | 1.5億円 | 2.8% |
スチュワード事業が売上の約48%・利益の約70%を占める収益の柱です。利益率6.0%と3セグメント中最も高く、ホテル需要回復の恩恵を直接受けています。フードサービス事業は安定収益源、空間プロデュース事業はTechMagicとの調理ロボット協業などテクノロジー活用による新たな成長機会も見込まれます。
この会社のガバナンスは?
取締役7名中、女性が1名(14.3%)を占めています。5社の連結子会社を統括し、指名・報酬委員会を設置するなどガバナンス体制の強化を進めています。臨時従業員(パート・アルバイト)が約2,500名と多く、サービス業特有の労働集約型ビジネスモデルを反映しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 190億円 | — | 195億円 | +2.6% |
| FY2024 | 162億円 | — | 176億円 | +8.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
CSSホールディングスは中期経営計画「Go Beyond! Next20」でFY2027に売上高230億円・営業利益10億円を目標に掲げています。FY2025実績のROE 19.0%は目標の15%を大幅に上回っており、過去の業績予想も上振れ傾向で信頼性が高い。スチュワード事業の拡大とテクノロジー活用が成長ドライバーです。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
CSSホールディングスのTSRは5年間で295%と、TOPIXの213%を大幅にアウトパフォームしています。コロナ禍からのV字回復と増配の継続が株主リターンを押し上げました。PER 8.0倍の割安さを考慮すると、今後もリレーティングによる更なる株価上昇の余地があります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 100.0万円 | +0.0万円 | 0.0% |
| FY2022 | 131.0万円 | +31.0万円 | 31.0% |
| FY2023 | 154.0万円 | +54.0万円 | 54.0% |
| FY2024 | 195.0万円 | +95.0万円 | 95.0% |
| FY2025 | 295.0万円 | +195.0万円 | 195.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
CSSホールディングスの株価指標は、PER 8.0倍とサービス業の業界平均(22.0倍)を大きく下回る割安水準にあります。配当利回り4.76%も業界平均(1.8%)を大幅に上回っており、高配当・低PERのバリュー株として位置づけられます。フィスコのレーティングでは目標株価1,566円(+62%の上値余地)と評価されています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年9月期第1四半期は売上高50.9億円(前年同期比+3.1%)、営業利益2.3億円と堅調なスタート。
TechMagicと戦略的パートナーシップを合意。調理ロボット「I-Robo2」のホテル業界導入を推進。
中期経営計画「Go Beyond! Next20」を策定。創業40周年を迎え、次の20年に向けた成長戦略を発表。
最新ニュース
(株)CSSホールディングス まとめ
ひとめ診断
「ホテルの裏方から食と空間のプロへ。スチュワード事業のパイオニアが挑む、おもてなし革命」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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