アミタホールディングス(株)
AMITA HOLDINGS CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月25日
「捨てる」をなくす。廃棄物を資源に変え、持続可能な社会をデザインする循環型ビジネスのパイオニア
持続可能な社会の実現に向けて、自然と人が共生する循環型の社会をデザインする
この会社ってなに?
企業の工場や事業所から排出される廃棄物を、セメント原料や燃料として100%再資源化するのがアミタの主力事業です。「捨てるものをゼロにする」というビジョンのもと、企業の脱炭素経営支援やサステナビリティコンサルティングも展開。三井住友ファイナンス&リースとの廃棄物マネジメント連携など、大手企業との協業も拡大中です。
アミタホールディングスは、廃棄物の再資源化や環境コンサルティングを手掛ける循環型社会デザイン企業です。2025年12月期は売上高48.6億円、営業利益4.3億円を計上。大平洋金属との資本業務提携を基盤に、サーキュラーエコノミー(循環経済)の社会実装を推進しています。PER 17.7倍・PBR 2.19倍とグロース市場にふさわしい成長期待が株価に織り込まれており、脱炭素・資源循環テーマの中核銘柄として注目されています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 京都府京都市中京区烏丸通押小路上ル秋野々町535番地 日土地京都ビル2階
- 公式
- www.amita-hd.co.jp
社長プロフィール
自然資本と人間関係資本の毀損から生まれる社会的コストの増大を食い止めるため、持続可能な社会の実現に向けた事業を展開してまいります。「捨てる」という概念をなくし、すべてのものが循環する社会をデザインすることが、アミタの使命です。
この会社のストーリー
熊野英介氏が廃棄物の再資源化事業に着手。「捨てる」をなくすというビジョンの原点。
アミタホールディングスとして上場を果たし、循環型社会の実現に向けた事業基盤を強化。
大平洋金属との資本業務提携を締結。産業廃棄物の再資源化における連携を深化させた。
子会社アミタの一部事業を会社分割し、サーキュラーエコノミーのコンサルティング機能を強化。
三井住友ファイナンス&リースとの廃棄物マネジメント連携、BELLグループとの防災DX事業など、事業領域を拡大。
2028年に売上高100億円を目指す中長期経営戦略を発表。循環型社会デザイン事業のプラットフォーム化を推進。
注目ポイント
廃棄物を100%再資源化する独自技術を持ち、循環型経済(サーキュラーエコノミー)の社会実装を推進。脱炭素・ESG投資の追い風を受ける成長テーマの中核企業です。
創業者・熊野英介氏(31.47%)と大平洋金属(32.74%)で過半数を超え、長期的な経営ビジョンの実行力が担保されています。敵対的買収リスクもほぼゼロです。
環境サービス業界では高水準の営業利益率を確保。FY2023/12まで無借金経営を続けた財務基盤の強さも魅力です。将来的に配当性向30%を目指す株主還元方針にも期待。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2017/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2018/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2019/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 10円 | 27.7% |
| FY2022/3 | 3円 | 9.9% |
| FY2023/3 | 4円 | 22.8% |
| FY2024/3 | 4円 | 16.6% |
| FY2025/3 | 5円 | 28.2% |
株主優待制度はありません。
FY2021/12は株式分割前の高額配当(1株30円)でしたが、分割後はFY2022/12の3円から3期連続で増配し、FY2025/12には5円となりました。投資・開発期間中のため配当性向は抑制的ですが、将来的に配当性向30%を目標としており、業績成長に伴う増配余地があります。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高はFY2022〜2023に一時的に減収となりましたが、FY2024/12には49.3億円と増収に転じました。FY2025/12は循環型事業への先行投資の影響で微減収・減益となったものの、FY2026/12には売上高52億円・営業利益5億円と増収増益への回復を見込んでいます。営業利益率は約9%と安定しており、環境サービス業界では高い水準です。
事業ごとの売上・利益
廃棄物を100%再資源化する主力事業。セメント原料や燃料への再資源化を手掛ける。売上構成比の約6割を占める。
企業の脱炭素経営支援、環境認証審査、サステナビリティ戦略の策定支援。高利益率の成長セグメント。
地域の互助共助社会づくり、防災DX事業など、循環型社会の基盤を構築する新規事業領域。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 98.4% | 14.3% | 12.9% |
| FY2022/3 | 30.8% | 11.0% | 15.8% |
| FY2023/3 | 8.8% | 5.0% | 24.2% |
| FY2024/3 | 17.2% | 6.4% | 25.3% |
| FY2025/3 | 65.8% | 4.0% | 45.0% |
ROEはFY2021/12の43.4%をピークに低下傾向ですが、これは自己資本の充実に伴う自然な推移です。FY2025/12でもROE 10.3%を確保しており、グロース企業として十分な資本効率を維持しています。営業利益率は9〜13%の高水準で推移しており、環境サービス分野での高い収益力が示されています。
財務は安全?
総資産はFY2021/12の44億円からFY2025/12には77億円へと約1.7倍に拡大しています。FY2023/12まで無借金経営でしたが、FY2024/12以降は成長投資のために有利子負債を活用。自己資本比率は38%台を維持しており、積極的な投資と財務健全性のバランスが取れています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8.7億円 | -7,400万円 | -6.5億円 | 8.0億円 |
| FY2022/3 | 5.8億円 | -7,000万円 | -1.4億円 | 5.2億円 |
| FY2023/3 | 7.3億円 | -4.4億円 | 7.5億円 | 2.8億円 |
| FY2024/3 | 4.8億円 | -5.1億円 | -1.1億円 | -3,900万円 |
| FY2025/3 | 5.8億円 | -8.0億円 | 6.0億円 | -2.2億円 |
営業キャッシュフローは毎期4.7〜8.7億円の安定したプラスを維持しています。FY2024〜2025はサーキュラーエコノミー事業への積極的な設備投資によりFCFがマイナスに転じていますが、これは将来の成長基盤を構築するための戦略的投資です。FY2023/12とFY2025/12の財務CFプラスは、事業拡大に伴う資金調達を反映しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 6.3億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 7.2億円 | 1.9億円 | 25.8% |
| FY2023/3 | 5.3億円 | 2.2億円 | 42.0% |
| FY2024/3 | 5.6億円 | 1.4億円 | 24.2% |
| FY2025/3 | 4.7億円 | 1.6億円 | 33.8% |
FY2021/12の実効税率0%は繰越欠損金の活用によるものです。その後は24〜42%と年度によってばらつきがありますが、FY2026/12は27.4%と標準的な水準に落ち着く見通しです。税引前利益はFY2026/12に5億円を見込んでおり、回復基調にあります。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 617万円 | 189人 | - |
従業員の平均年収は617万円で、平均年齢37.9歳と比較的若い組織構成です。従業員数189名と少数精鋭の体制で、環境・サステナビリティ分野の専門人材が中心。サービス業の平均年収と比較して遜色のない水準を確保しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
経営者・創業家が33.5%を保有するオーナー経営企業です。 金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はアミタ社員持株会氏・熊野氏・大平洋金属。
筆頭株主は資本業務提携先の大平洋金属(32.74%)で、次いで創業者・代表取締役会長の熊野英介氏(31.47%)が続きます。この2者だけで発行済株式の64%超を保有しており、経営の安定性は極めて高い水準です。社員持株会(2.04%)やMCPジャパン(3.76%)も含め、安定株主比率は約72%に達しています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 資源循環事業 | 約30億円 | 約3億円 | 10.0% |
| サステナビリティコンサルティング事業 | 約12億円 | 約1.5億円 | 12.5% |
| 社会デザイン事業 | 約7億円 | 約0.5億円 | 7.1% |
資源循環事業が売上の約6割を占める主力セグメントで、廃棄物の100%再資源化を実現しています。サステナビリティコンサルティング事業は利益率12.5%と高収益であり、企業の脱炭素需要の高まりを受けて成長が期待されます。社会デザイン事業は新規領域ですが、BELLグループとの防災DX連携など事業基盤の拡大が進んでいます。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役8名中、女性が1名(12.5%)を占めています。社外取締役比率は40%とガバナンスの透明性確保に注力しています。5社の連結子会社を統括し、平均勤続年数8.8年はベンチャー気質の残る組織文化を反映しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 53億円 | — | 49億円 | -8.1% |
| FY2024 | 48億円 | — | 49億円 | +2.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
アミタHDは2028年に売上高100億円・営業利益率15%を目標に掲げています。FY2025実績は売上高48.6億円と道半ばですが、三井住友ファイナンス&リースとの廃棄物マネジメント連携やBELLグループとの防災DX協業など、成長基盤の構築は着実に進展しています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
アミタHDのTSRはFY2022にピーク(594%)を記録した後、大幅に調整しました。直近FY2025のTSR 157.6%はTOPIXの213.2%を下回るアンダーパフォームです。FY2022の急騰は脱炭素テーマでの投機的な買いによるもので、その後の調整は正常化の過程と言えます。業績成長が軌道に乗れば、TSRの回復余地は大きいと考えられます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 287.0万円 | +187.0万円 | 187.0% |
| FY2022 | 594.4万円 | +494.4万円 | 494.4% |
| FY2023 | 276.3万円 | +176.3万円 | 176.3% |
| FY2024 | 169.7万円 | +69.7万円 | 69.7% |
| FY2025 | 157.6万円 | +57.6万円 | 57.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 17.7倍はサービス業の業界平均(約20倍)を下回っており、成長性を加味すると割安感があります。PBR 2.19倍はやや高めですが、環境・サステナビリティ関連企業として無形資産の価値が反映されています。信用買残197,900株は個人投資家の関心の高さを示しています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年事業計画および成長可能性に関する事項を公表。循環型社会デザイン事業の拡大戦略を示す。
2025年12月期決算を発表。FY2026/12は増収増益の業績予想を公表。
連結子会社AMIDAO株式会社を吸収合併し、グループ組織を効率化。
最新ニュース
アミタホールディングス(株) まとめ
ひとめ診断
「捨てる」をなくす社会を目指す、循環型ビジネスのパイオニア。廃棄物を資源に変えるグロース企業
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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