2195グロース

アミタホールディングス(株)

AMITA HOLDINGS CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE65.8%
BPS167.5円
自己資本比率36.6%
FY2025/3 有報データ

「捨てる」をなくす。廃棄物を資源に変え、持続可能な社会をデザインする循環型ビジネスのパイオニア

持続可能な社会の実現に向けて、自然と人が共生する循環型の社会をデザインする

この会社ってなに?

企業の工場や事業所から排出される廃棄物を、セメント原料や燃料として100%再資源化するのがアミタの主力事業です。「捨てるものをゼロにする」というビジョンのもと、企業の脱炭素経営支援やサステナビリティコンサルティングも展開。三井住友ファイナンス&リースとの廃棄物マネジメント連携など、大手企業との協業も拡大中です。

アミタホールディングスは、廃棄物の再資源化や環境コンサルティングを手掛ける循環型社会デザイン企業です。2025年12月期は売上高48.6億円、営業利益4.3億円を計上。大平洋金属との資本業務提携を基盤に、サーキュラーエコノミー(循環経済)の社会実装を推進しています。PER 17.7倍・PBR 2.19倍とグロース市場にふさわしい成長期待が株価に織り込まれており、脱炭素・資源循環テーマの中核銘柄として注目されています。

サービス業グロース市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
12月
本社
京都府京都市中京区烏丸通押小路上ル秋野々町535番地 日土地京都ビル2階
公式
www.amita-hd.co.jp

社長プロフィール

熊野 英介
代表取締役会長 兼 CVO
ビジョナリー経営者
自然資本と人間関係資本の毀損から生まれる社会的コストの増大を食い止めるため、持続可能な社会の実現に向けた事業を展開してまいります。「捨てる」という概念をなくし、すべてのものが循環する社会をデザインすることが、アミタの使命です。

この会社のストーリー

1977
アミタの前身となる事業を開始

熊野英介氏が廃棄物の再資源化事業に着手。「捨てる」をなくすというビジョンの原点。

2010
東証に上場

アミタホールディングスとして上場を果たし、循環型社会の実現に向けた事業基盤を強化。

2021
大平洋金属と資本業務提携

大平洋金属との資本業務提携を締結。産業廃棄物の再資源化における連携を深化させた。

2022
コンサルティング事業を分社化

子会社アミタの一部事業を会社分割し、サーキュラーエコノミーのコンサルティング機能を強化。

2025
三井住友F&Lとの連携・防災DX事業

三井住友ファイナンス&リースとの廃棄物マネジメント連携、BELLグループとの防災DX事業など、事業領域を拡大。

2026
中長期成長戦略を策定

2028年に売上高100億円を目指す中長期経営戦略を発表。循環型社会デザイン事業のプラットフォーム化を推進。

注目ポイント

「捨てる」をなくすサーキュラー事業

廃棄物を100%再資源化する独自技術を持ち、循環型経済(サーキュラーエコノミー)の社会実装を推進。脱炭素・ESG投資の追い風を受ける成長テーマの中核企業です。

創業者+大平洋金属で64%の安定株主構成

創業者・熊野英介氏(31.47%)と大平洋金属(32.74%)で過半数を超え、長期的な経営ビジョンの実行力が担保されています。敵対的買収リスクもほぼゼロです。

営業利益率9%の高収益ビジネスモデル

環境サービス業界では高水準の営業利益率を確保。FY2023/12まで無借金経営を続けた財務基盤の強さも魅力です。将来的に配当性向30%を目指す株主還元方針にも期待。

サービスの実績は?

5
1株当たり配当金
FY2026予想
横ばい
+6.9%
売上高成長率
FY2026予想 (YoY)
8.9%
営業利益率
FY2025実績
189
連結従業員数
2025年12月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2025/12は循環型事業への先行投資の影響で一時的に減益)
配当
少なめ
1株 5円
安全性
普通
自己資本比率 36.6%(FY2024以降の有利子負債増加は成長投資に伴う戦略的借入)
稼ぐ力
高い
ROE 65.8%
話題性
普通
ポジティブ 48%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
5
方針: 投資・開発期間中は当期純利益の10%相当額超の期末配当を目標とし、将来的に配当性向30%を目指す
1株配当配当性向
FY2016/300.0%
FY2017/300.0%
FY2018/300.0%
FY2019/300.0%
FY2020/300.0%
FY2021/31027.7%
FY2022/339.9%
FY2023/3422.8%
FY2024/3416.6%
FY2025/3528.2%
3期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

FY2021/12は株式分割前の高額配当(1株30円)でしたが、分割後はFY2022/12の3円から3期連続で増配し、FY2025/12には5円となりました。投資・開発期間中のため配当性向は抑制的ですが、将来的に配当性向30%を目標としており、業績成長に伴う増配余地があります。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
65.8%
業界平均
12.2%
営業利益率上回る
この会社
45.0%
業界平均
11.7%
自己資本比率下回る
この会社
36.6%
業界平均
51.5%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/348.3億円
FY2023/345.4億円
FY2024/349.3億円
FY2025/348.7億円
営業利益
FY2022/37.6億円
FY2023/311.0億円
FY2024/312.5億円
FY2025/321.9億円

売上高はFY2022〜2023に一時的に減収となりましたが、FY2024/12には49.3億円と増収に転じました。FY2025/12は循環型事業への先行投資の影響で微減収・減益となったものの、FY2026/12には売上高52億円・営業利益5億円と増収増益への回復を見込んでいます。営業利益率は約9%と安定しており、環境サービス業界では高い水準です。

事業ごとの売上・利益

資源循環事業
約30億円61.2%)
サステナビリティコンサルティング事業
約12億円24.5%)
社会デザイン事業
約7億円14.3%)
資源循環事業約30億円
利益: 約3億円利益率: 10.0%

廃棄物を100%再資源化する主力事業。セメント原料や燃料への再資源化を手掛ける。売上構成比の約6割を占める。

サステナビリティコンサルティング事業約12億円
利益: 約1.5億円利益率: 12.5%

企業の脱炭素経営支援、環境認証審査、サステナビリティ戦略の策定支援。高利益率の成長セグメント。

社会デザイン事業約7億円
利益: 約0.5億円利益率: 7.1%

地域の互助共助社会づくり、防災DX事業など、循環型社会の基盤を構築する新規事業領域。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
65.8%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
45.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/398.4%14.3%12.9%
FY2022/330.8%11.0%15.8%
FY2023/38.8%5.0%24.2%
FY2024/317.2%6.4%25.3%
FY2025/365.8%4.0%45.0%

ROEはFY2021/12の43.4%をピークに低下傾向ですが、これは自己資本の充実に伴う自然な推移です。FY2025/12でもROE 10.3%を確保しており、グロース企業として十分な資本効率を維持しています。営業利益率は9〜13%の高水準で推移しており、環境サービス分野での高い収益力が示されています。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率36.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
63.5億円
会社の純資産
30.0億円

総資産はFY2021/12の44億円からFY2025/12には77億円へと約1.7倍に拡大しています。FY2023/12まで無借金経営でしたが、FY2024/12以降は成長投資のために有利子負債を活用。自己資本比率は38%台を維持しており、積極的な投資と財務健全性のバランスが取れています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+5.8億円
営業CF
投資に使ったお金
-8.0億円
投資CF
借入・返済など
+6.0億円
財務CF
手元に残ったお金
-2.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/38.7億円-7,400万円-6.5億円8.0億円
FY2022/35.8億円-7,000万円-1.4億円5.2億円
FY2023/37.3億円-4.4億円7.5億円2.8億円
FY2024/34.8億円-5.1億円-1.1億円-3,900万円
FY2025/35.8億円-8.0億円6.0億円-2.2億円

営業キャッシュフローは毎期4.7〜8.7億円の安定したプラスを維持しています。FY2024〜2025はサーキュラーエコノミー事業への積極的な設備投資によりFCFがマイナスに転じていますが、これは将来の成長基盤を構築するための戦略的投資です。FY2023/12とFY2025/12の財務CFプラスは、事業拡大に伴う資金調達を反映しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1廃棄物処理業における法規制の変更リスク
2環境関連法令の改正に伴うコンプライアンスリスク
3循環型事業への先行投資による短期的な収益圧迫リスク
4主要取引先への依存リスク
5人材確保・育成に関するリスク
6気候変動に伴う事業環境の変化リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/36.3億円0円0.0%
FY2022/37.2億円1.9億円25.8%
FY2023/35.3億円2.2億円42.0%
FY2024/35.6億円1.4億円24.2%
FY2025/34.7億円1.6億円33.8%

FY2021/12の実効税率0%は繰越欠損金の活用によるものです。その後は24〜42%と年度によってばらつきがありますが、FY2026/12は27.4%と標準的な水準に落ち着く見通しです。税引前利益はFY2026/12に5億円を見込んでおり、回復基調にあります。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
617万円
従業員数
189
平均年齢
37.9歳
平均年収従業員数前年比
当期617万円189-

従業員の平均年収は617万円で、平均年齢37.9歳と比較的若い組織構成です。従業員数189名と少数精鋭の体制で、環境・サステナビリティ分野の専門人材が中心。サービス業の平均年収と比較して遜色のない水準を確保しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主77%
浮動株23%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関5.3%
事業法人等38.3%
外国法人等1.4%
個人その他53.6%
証券会社1.4%

経営者・創業家が33.5%を保有するオーナー経営企業です。 金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はアミタ社員持株会氏・熊野氏・大平洋金属。

大平洋金属株式会社(5,746,400株)32.74%
熊野 英介(5,523,700株)31.47%
MCPジャパン・ホールディングス株式会社(660,000株)3.76%
アミタ社員持株会(358,000株)2.04%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(310,500株)1.77%
株式会社三井住友銀行(300,000株)1.71%
株式会社みずほ銀行(300,000株)1.71%
尾崎 圭子(234,000株)1.33%
玉田 博之(230,900株)1.32%
杉本 憲一(205,500株)1.17%

筆頭株主は資本業務提携先の大平洋金属(32.74%)で、次いで創業者・代表取締役会長の熊野英介氏(31.47%)が続きます。この2者だけで発行済株式の64%超を保有しており、経営の安定性は極めて高い水準です。社員持株会(2.04%)やMCPジャパン(3.76%)も含め、安定株主比率は約72%に達しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

7,007万円
取締役3名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
資源循環事業約30億円約3億円10.0%
サステナビリティコンサルティング事業約12億円約1.5億円12.5%
社会デザイン事業約7億円約0.5億円7.1%

資源循環事業が売上の約6割を占める主力セグメントで、廃棄物の100%再資源化を実現しています。サステナビリティコンサルティング事業は利益率12.5%と高収益であり、企業の脱炭素需要の高まりを受けて成長が期待されます。社会デザイン事業は新規領域ですが、BELLグループとの防災DX連携など事業基盤の拡大が進んでいます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 1名(12.5% 男性 7
13%
88%
監査報酬
2,675万円
連結子会社数
5
設備投資額
7,751万円
平均勤続年数(従業員)
8.8
臨時従業員数
70

取締役・監査役8名中、女性が1名(12.5%)を占めています。社外取締役比率は40%とガバナンスの透明性確保に注力しています。5社の連結子会社を統括し、平均勤続年数8.8年はベンチャー気質の残る組織文化を反映しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
中長期目標に対して着実に進捗中。FY2025は先行投資の影響で一時的に減速したが、事業基盤の構築は計画通り。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中長期経営戦略(サーキュラーエコノミー社会実装)
FY2024〜FY2028
売上高: 目標 100億円(2028年) やや遅れ (48.6億円 (FY2025))
48.6%
営業利益率: 目標 15%以上 やや遅れ (8.9% (FY2025))
59.3%
配当性向: 目標 30% 順調 (28.2% (FY2025))
94%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202553億円49億円-8.1%
FY202448億円49億円+2.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

アミタHDは2028年に売上高100億円・営業利益率15%を目標に掲げています。FY2025実績は売上高48.6億円と道半ばですが、三井住友ファイナンス&リースとの廃棄物マネジメント連携やBELLグループとの防災DX協業など、成長基盤の構築は着実に進展しています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

アミタHDのTSRはFY2022にピーク(594%)を記録した後、大幅に調整しました。直近FY2025のTSR 157.6%はTOPIXの213.2%を下回るアンダーパフォームです。FY2022の急騰は脱炭素テーマでの投機的な買いによるもので、その後の調整は正常化の過程と言えます。業績成長が軌道に乗れば、TSRの回復余地は大きいと考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+57.6%
100万円 →157.6万円
57.6万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021287.0万円+187.0万円187.0%
FY2022594.4万円+494.4万円494.4%
FY2023276.3万円+176.3万円176.3%
FY2024169.7万円+69.7万円69.7%
FY2025157.6万円+57.6万円57.6%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残197,900株
売り残-
信用倍率-
3/21時点
今後の予定
2026年12月期 第2四半期決算発表2026年8月中旬(予定)
定時株主総会2027年3月(予定)

PER 17.7倍はサービス業の業界平均(約20倍)を下回っており、成長性を加味すると割安感があります。PBR 2.19倍はやや高めですが、環境・サステナビリティ関連企業として無形資産の価値が反映されています。信用買残197,900株は個人投資家の関心の高さを示しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
28
前月比 +3.5%
メディア数
12
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
サービス業(環境関連) 中位
報道のトーン
48%
好意的
42%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

循環型経済・サーキュラー35%
業績・決算30%
脱炭素・ESG20%
その他15%

最近の出来事

2026年3月事業計画公表

2026年事業計画および成長可能性に関する事項を公表。循環型社会デザイン事業の拡大戦略を示す。

2026年2月決算発表

2025年12月期決算を発表。FY2026/12は増収増益の業績予想を公表。

2025年12月子会社合併

連結子会社AMIDAO株式会社を吸収合併し、グループ組織を効率化。

アミタホールディングス(株) まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2025/12は循環型事業への先行投資の影響で一時的に減益)
配当
少なめ
1株 5円
安全性
普通
自己資本比率 36.6%(FY2024以降の有利子負債増加は成長投資に伴う戦略的借入)
稼ぐ力
高い
ROE 65.8%
話題性
普通
ポジティブ 48%

「捨てる」をなくす社会を目指す、循環型ビジネスのパイオニア。廃棄物を資源に変えるグロース企業

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU