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カナデビア7004

Kanadevia Corporation

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 25円
安全性
注意
自己資本比率 24.5%
稼ぐ力
低い
ROE -3.8%(累計)
話題性
不評
ポジ 35%

この会社ってなに?

あなたが毎日出すごみ、それがどうなるか考えたことはありますか?実はカナデビアの技術が、そのごみを燃やして電気に変えています。あなたが住む街のごみ処理施設の裏側では、同社のプラントが24時間稼働しているかもしれません。また、あなたが利用する地下鉄のトンネルも、カナデビアが作る「シールド掘進機」という巨大な機械が掘り進めたものかもしれません。海外では、きれいな飲み水を作る海水淡水化プラントも手掛けており、私たちの生活や社会を文字通り「根っこ」から支えている会社なのです。

旧日立造船から社名変更したカナデビアは、ごみ焼却発電プラントを主力に社会インフラ事業を展開するエンジニアリング企業です。2025期は売上高6,105.2億円、営業利益269.46億円と増収増益を達成し、安定した成長基盤を築いています。現在は日鉄エンジニアリングとの経営統合に向けた協議を進めており、実現すれば国内トップクラスの環境・インフラ企業が誕生する見込みです。株価はPBR1倍割れと割安感があり、統合によるシナジー発現と企業価値向上への期待が今後の焦点となります。

機械プライム市場

会社概要

業種
機械
決算期
3月
本社
大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89号

サービスの実績は?

6,105億円
売上高
2025期実績
+9.8% YoY
269億円
営業利益
2025期実績
+10.8% YoY
221億円
純利益
2025期実績
+16.3% YoY
131.3
1株当たり利益(EPS)
2025期実績
+16.5% YoY
25
1株当たり配当金
2025期実績
+8.7% YoY
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません
ROE
-3.8%(累計)
株主資本の利回り
ROA
-1.0%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
-1.1%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期3.3%1.0%-
2022/03期6.1%1.8%-
2023/03期11.4%3.3%-
2024/03期12.2%3.8%4.4%
2025/03期12.1%3.9%4.4%
3Q FY2026/33.8%(累計)1.0%(累計)1.1%

売上規模の拡大と並行し、経営効率化が進んだことでROE(自己資本利益率)は2021/03期の3.3%から2025/03期には11.2%まで着実に改善しました。営業利益率は4%前後で安定しており、重厚長大産業の中でも一定の採算性を維持しています。ただし、海外プロジェクトのトラブルやインフラ事業のコスト変動が利益率を左右する要因となっており、持続的な高収益体制の構築が今後の課題です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期4,086億円42.6億円25.3円-
2022/03期4,418億円79.0億円46.9円+8.1%
2023/03期4,927億円156億円92.4円+11.5%
2024/03期5,558億円243億円190億円112.7円+12.8%
2025/03期6,105億円269億円221億円131.3円+9.8%

カナデビアはごみ焼却発電設備を核に、安定した受注環境を背景として売上高が2021/03期の約4,086億円から2025/03期には約6,105億円まで右肩上がりに成長しています。営業利益もこれに伴い堅調に拡大してきましたが、2026/03期予想では高採算案件の減少やインフラ事業の苦戦が影響し、純利益が約160億円へ一時的な減益を見込んでいます。今後も環境プラント分野での海外展開を軸に、収益基盤の多様化が業績回復の鍵となります。 【3Q 2026/03期実績】売上4247億円(通期予想比69%)、営業利益△47億円(同-17%)、純利益△63億円(同-39%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

機械の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
-3.8%(累計)
業界平均
8.4%
営業利益率下回る
この会社
-1.1%
業界平均
10.2%
自己資本比率下回る
この会社
24.5%
業界平均
56.6%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億9,000万円
取締役6名の合計

EDINET開示情報によると、ごみ焼却発電設備を主力とする環境部門に加え、機械インフラ部門を展開しています。直近の決算では海外子会社の技術トラブルや社会インフラ事業の悪化による赤字転落が報告されており、これら事業リスクの管理が喫緊の課題となっています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
期初予想を上回る着地が続いており、計画達成に向けた実行力は高いと評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 通期業績予想
2026期
売上高: 目標 6,200億円 順調 (6,105.2億円)
98.5%
営業利益: 目標 270億円 順調 (269.46億円)
99.8%
純利益: 目標 160億円 順調 (221.03億円)
138.1%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期5,700億円6,105億円+7.1%
2024期5,200億円5,558億円+6.9%
2023期4,400億円4,927億円+12.0%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期260億円269億円+3.6%
2024期220億円243億円+10.6%
2023期200億円201億円+0.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は具体的な中期経営計画を公表していませんが、毎期の業績予想が実質的な経営目標となります。過去3期連続で売上高・営業利益ともに期初予想を上回る実績を上げており、安定した事業運営と収益管理能力を示しています。特に2026期の業績予想では、売上高6,200億円、営業利益270億円を目指しており、前期(2025期)の実績ベースで進捗率はほぼ100%と順調な滑り出しです。今後は日鉄エンジニアリングとの経営統合の行方が、将来の成長軌道を大きく左右する最重要テーマとなります。

どんな話題が多い?

経営統合・M&A40%
決算・業績修正30%
海外事業・プラント20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
482
前月比 +12.5%
メディア数
84
日本経済新聞, 株探, 日刊工業新聞, Yahoo!ファイナンス ほか
業界内ランキング
上位 15%
機械業界 300社中 42位
報道のトーン
35%
好意的
25%
中立
40%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月経営統合

日鉄エンジニアリングと経営統合に向けた検討を開始し、業界再編の動きが注目されている。

2025年11月業績修正

第3四半期における高採算案件の減少と社会インフラ事業の悪化により通期予想を下方修正した。

2025年6月社名変更

日立造船からカナデビアへの社名変更を正式に実施し、新たなブランド構築を推進している。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率24.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
16.5億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,869億円
会社の純資産

総資産は2021/03期の約4,293億円から2025/03期には約6,097億円へ大幅に増加しており、積極的な投資活動がうかがえます。特筆すべきは負債構成の変化で、かつて無借金経営であった状態から成長投資に伴い有利子負債が約2,774億円まで膨らんでいる点です。自己資本比率は約31%を維持しており、財務健全性は確保されていますが、負債による資本コストの管理が重要性を増しています。 【3Q 2026/03期】総資産6552億円、純資産1869億円、自己資本比率24.5%、有利子負債16億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+248億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-566億円
投資に使ったお金
Financing CF
+302億円
借入・返済など
Free CF
-318億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期227億円138億円52.7億円88.3億円
2022/03期269億円9.4億円87.6億円278億円
2023/03期280億円24.6億円78.4億円255億円
2024/03期4.8億円215億円26.1億円210億円
2025/03期248億円566億円302億円318億円

営業キャッシュフローは概ね200億円以上のプラスを維持し、本業での稼ぐ力を示していますが、近年は積極的な設備投資やバイオガスプラント買収など投資キャッシュフローが大幅なマイナスとなっています。これに伴いフリーキャッシュフローはマイナス圏で推移しており、成長のための戦略的な資金投下を行っている段階です。今後は投下資本の回収と、それによる収益性向上への転換が期待されます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 3名(25.0% 男性 9
25%
75%
監査報酬
1億7,900万円
連結子会社数
158
設備投資額
274.9億円
平均勤続年数(従業員)
16

女性役員比率は25.0%と、東証プライム上場企業として一定の多様性を確保しています。158社の連結子会社を抱える巨大な企業グループを統括するため、監査報酬1億7,900万円を投じてガバナンス体制の強化を図っています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主39.5%
浮動株60.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関37.9%
事業法人等1.7%
外国法人等32.7%
個人その他24.9%
証券会社2.8%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主はSTATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301 (常任代理人 みずほ銀行)・三菱UFJ銀行。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(29,089,000株)17.26%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(18,163,000株)10.78%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(6,623,000株)3.93%
株式会社三菱UFJ銀行(5,291,000株)3.14%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(4,060,000株)2.41%
HSBC BANK PLC A/C M AND G(ACS)VALUE PARTNERS CHINA EQUITY FUND (常任代理人 香港上海銀行東京支店)(4,035,000株)2.39%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(3,262,000株)1.94%
JP MORGAN CHASE BANK 385632 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(2,861,000株)1.7%
カナデビア職員持株会(2,626,000株)1.56%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(2,532,000株)1.5%

株主構成は、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が上位を占める安定的な構造です。海外金融機関の保有比率も高く、機関投資家の影響力が強い一方で、特定の創業家や支配的な親会社による直接的な支配構造ではない点が特徴です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1受注段階におけるリスク管理体制 個別受注案件の見積段階において、関係各部門が、技術、コスト、納期、契約条件等に関するリスクの抽出及び評価を行った上でその対策を検討し、計画どおりに工事を完遂するためのリスク検討会を行う等、受注前にあらゆるリスクを検討した上で受注の可否を判断している
2金利上昇及び為替変動 当社グループは、有利子負債の削減を軸に財務体質の強化を進めるとともに、社内管理規程に基づき、金利変動リスク及び為替変動リスクをヘッジしているが、想定以上の金利上昇や為替変動が発生した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に悪影響を与える可能性がある
3固定資産の減損 当社グループが保有する固定資産について、時価が著しく下落した場合や事業の損失が継続するような場合には、固定資産の減損損失の計上により、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性がある

社員の給料はどのくらい?

平均年収
792万円
従業員数
12,964
平均年齢
43.6歳
平均年収従業員数前年比
当期792万円12,964-

従業員平均年収は792万円であり、製造業の平均水準と比較しても安定した給与体系を維持しています。近年の海外事業の拡大や技術トラブルによる業績の変動はあるものの、人材確保を重要視する経営姿勢がこの水準に反映されていると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、継続してTOPIXを大幅にアウトパフォームしており、株主へのリターン創出において非常に優れた実績を示しています。これは、安定した業績成長を背景とした株価上昇と、積極的な増配による株主還元策が両輪となって実現されたものです。特に2024期にはTSRが397.7%に達するなど、強力な株価パフォーマンスが投資家に評価されていることを裏付けています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
25
方針: 安定配当
1株配当配当性向
2016/03期1234.3%
2017/03期1234.5%
2018/03期1293.2%
2019/03期1237.1%
2020/03期1292.0%
2021/03期1247.5%
2022/03期1225.6%
2023/03期1819.5%
2024/03期2320.4%
2025/03期2519.0%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施しておりません。

同社は業績連動を基本としつつ、安定的な配当の継続を重視しており、近年は増配傾向にあります。配当性向は20%前後で推移しており、成長投資を優先しつつも株主還元を強化する方針が見て取れます。今後は、事業統合や技術開発投資の影響を考慮しつつ、長期的なキャッシュフローに基づいた還元策の継続が期待されます。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 288.8万円 になりました (188.8万円)
+188.8%
年度末時点評価額損益TSR
2021期260.6万円160.6万円160.6%
2022期221.3万円121.3万円121.3%
2023期260.9万円160.9万円160.9%
2024期397.7万円297.7万円297.7%
2025期288.8万円188.8万円188.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,414,200株
売り残964,300株
信用倍率1.47倍
2026年3月19日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月上旬
第2四半期決算発表2026年11月上旬

信用倍率は1.47倍と拮抗しており、買い方と売り方の需給バランスが取れている状態です。一方で、同業の機械セクター平均と比較すると、PER・PBRともに割安な水準に置かれています。これは、同社の安定した収益基盤や将来性が株価にまだ十分に織り込まれていない可能性を示唆しています。日鉄エンジニアリングとの統合が具体化すれば、市場からの再評価が進む可能性があります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期118億円75.3億円63.9%
2022/03期118億円38.8億円33.0%
2023/03期178億円22.6億円12.7%
2024/03期256億円66.5億円25.9%
2025/03期243億円22.3億円9.1%

法人税等の支払額は年度により大きく変動しており、これは繰延税金資産の取り崩しや海外事業にかかる現地税制の影響を受けているためです。2023/03期および2025/03期は実効税率が低下していますが、これは税務上の優遇措置や一時的な利益調整による影響です。2026/03期予想では実効税率が約41%と高水準に見積もられており、標準的な税負担への回帰が見込まれます。

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もっと知る

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カナデビア まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 25円
安全性
注意
自己資本比率 24.5%
稼ぐ力
低い
ROE -3.8%(累計)
話題性
不評
ポジ 35%

「『脱・造船』から1世紀、ごみ焼却発電と社会インフラで世界に挑むエンジニアリングの巨人」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU