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野村マイクロ・サイエンス6254

Nomura Micro Science Co.,Ltd.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 80円
安全性
普通
自己資本比率 32.2%
稼ぐ力
普通
ROE 8.2%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが毎日使うスマートフォンやパソコン、ゲーム機。これらの頭脳である「半導体」は、製造過程でチリやホコリを徹底的に洗い流す必要があります。この洗浄に使われるのが、不純物を極限まで取り除いた「超純水」という特別な水です。野村マイクロ・サイエンスは、この超純水を作り出すためのプラント(装置一式)を設計・製造している会社です。普段私たちが目にすることのない半導体工場の裏側で、最先端の技術を支える重要な役割を担っています。

半導体製造に不可欠な「超純水」製造装置で世界的な競争力を持つ企業。旺盛な半導体設備投資を追い風に、2025年3月期は売上高963.6億円(前期比+32.0%)、営業利益153.72億円(同+44.4%)と過去最高業績を達成しました。しかし、大規模プロジェクトの完了に伴い、2026年3月期は売上高600.0億円、営業利益62.0億円と大幅な減収減益を見込んでいます。この受注サイクルの波を乗りこなし、次の中期的な成長軌道に戻れるかが投資家の注目点です。

機械プライム市場

会社概要

業種
機械
決算期
3月
本社
神奈川県厚木市岡田二丁目9番10号

サービスの実績は?

963.6億円
連結売上高
2025年3月期実績
+32.0% YoY
153.72億円
連結営業利益
2025年3月期実績
+44.4% YoY
15.9%
営業利益率
2025年3月期実績
+1.3pt YoY
80
1株当たり配当金
2025年3月期実績
-68.0% YoY
29.5%
配当性向
2025年3月期実績
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.2%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.5%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
11.3%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期19.8%10.6%-
2022/03期22.6%12.7%-
2023/03期31.1%16.8%-
2024/03期31.7%14.2%14.6%
2025/03期30.9%10.9%16.0%
3Q FY2026/38.2%(累計)2.5%(累計)11.3%

半導体業界の設備投資活発化を背景に受注残高が積み上がり、営業利益率は2021/03期の13.1%から2025/03期には16.0%まで着実に向上しています。ROE(自己資本利益率)も27%超の高水準を維持しており、限られた資本を効率よく活用して高い利益を生み出す経営体質が定着しました。今後は市場環境の変化に対応しつつ、この高い収益性をいかに維持できるかが注目点です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期304億円26.2億円71.2円-
2022/03期319億円32.9億円89.4円+5.1%
2023/03期496億円58.1億円156.9円+55.5%
2024/03期730億円106億円79.8億円213.5円+47.2%
2025/03期964億円154億円102億円270.8円+32.0%

半導体製造プロセスに不可欠な超純水製造装置の需要拡大により、売上高は過去5年間で約3倍の963億円まで急成長しました。営業利益もこれに伴い、2021/03期の約40億円から2025/03期には約154億円へと大幅に伸長しています。一方で、2026/03期期については大型案件の端境期を想定し、売上高600億円、営業利益62億円と一時的な減収減益を見込んでいます。 【3Q 2026/03期実績】売上410億円(通期予想比68%)、営業利益46億円(同75%)、純利益29億円(同75%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

機械の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
8.2%(累計)
業界平均
8.3%
営業利益率上回る
この会社
11.3%
業界平均
10.1%
自己資本比率下回る
この会社
32.2%
業界平均
56.6%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

5億994万円
取締役4名の合計

超純水製造装置の専業メーカーとして、半導体製造プロセスにおける「水」の重要性を担う独自のポジショニングを築いています。一方で、半導体業界の設備投資サイクルに強く依存するため、市場の景況感変動が業績に直接的な影響を及ぼすリスクを内包しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
過去計画は大幅達成だが、現行計画は市況の急変で下方修正リスクを抱える。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「TTT-26」
2024期〜2026期
売上高: 目標 880億円 やや遅れ (600億円(FY2026予想))
68.2%
営業利益: 目標 120億円 やや遅れ (62億円(FY2026予想))
51.7%
ROE: 目標 15%以上 順調
100%
(旧)中期経営計画「HiPES-2023」
2021期〜2023期
売上高: 目標 350億円 前倒し達成 (495.9億円)
141.7%
営業利益: 目標 35億円 前倒し達成 (65.5億円)
187.1%
ROE: 目標 10%以上 達成 (18.6%)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期880億円920億円964億円+9.5%
2024期580億円650億円730億円+25.9%
2023期380億円440億円496億円+30.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期120億円140億円154億円+28.1%
2024期70億円80億円106億円+52.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

旧中計「HiPES-2023」は、旺盛な半導体需要を背景に最終年度を待たずに売上・利益ともに目標を大幅に上回って達成しました。しかし、現行の中計「TTT-26」は、2025期に記録的な業績を達成した反動で、最終年度(2026期)は大幅な減収減益を見込んでおり、計画達成には不透明感が漂います。過去2年間、会社予想を大幅に上回る実績を叩き出してきた予想精度の高さは評価できますが、受注産業特有の業績の波をどう乗り越えるかが課題です。

どんな話題が多い?

半導体・超純水装置事業50%
決算・財務情報25%
M&A・業務提携15%
株価・市況動向10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +15.4%
メディア数
48
株探, 日本経済新聞, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス ほか
業界内ランキング
上位 12%
機械業種 1,200社中 144位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月決算好調

第3四半期連結経常利益が前年同期比38.1%増を記録し、堅調な半導体投資需要を背景に成長を維持。

2026年3月判断格上げ

ゴールドマン・サックス証券による投資判断の格上げを受け、来期の業績V字回復期待から株価が急騰。

2025年1月業務提携

TATA SEMICONDUCTORとの提携を開始し、インド市場における超純水供給事業のグローバル展開を加速。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率32.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
502億円
借金(有利子負債)
Net Assets
387億円
会社の純資産

総資産は成長に伴い2021/03期の約248億円から2025/03期には1,168億円まで急拡大しました。事業拡大に向けた設備投資や運転資金確保のため有利子負債が増加し、自己資本比率は2021/03期の53.1%から31.2%まで低下しています。成長フェーズにおける戦略的な負債活用が見られますが、今後は負債の圧縮と安定した財務基盤の再構築が求められます。 【3Q 2026/03期】総資産1097億円、純資産387億円、自己資本比率32.2%、有利子負債502億円。

お金の流れは?

本業で稼げていません
Operating CF
-202億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-27.4億円
投資に使ったお金
Financing CF
+272億円
借入・返済など
Free CF
-229億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期59.5億円4.3億円9.4億円55.2億円
2022/03期11.3億円1.3億円8.8億円12.7億円
2023/03期46.8億円6,500万円2,500万円47.5億円
2024/03期187億円3.9億円175億円183億円
2025/03期202億円27.4億円272億円229億円

2024/03期以降、運転資金の急増などにより営業キャッシュフローが一時的に大幅なマイナスとなりました。これに対し、銀行借入などの財務キャッシュフローを通じて積極的に資金を調達し成長投資を賄っている状況です。足元は投資先行型となっており、今後は案件の完工に伴う売上回収を通じてキャッシュフローの改善が期待されます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
3,797万円
連結子会社数
6
設備投資額
21.8億円
平均勤続年数(従業員)
11.9
臨時従業員数
37

女性役員比率は11.1%にとどまっていますが、監査体制の強化や連結子会社6社によるグローバル経営を推進しています。技術革新と市場分散化を両立させるためのガバナンス体制を整備しており、企業規模に見合った経営の透明性確保に努めています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主36.9%
浮動株63.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関12.3%
事業法人等24.5%
外国法人等6.8%
個人その他52.7%
証券会社3.6%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は北興化学工業・りそな銀行・野村殖産。

北興化学工業株式会社(4,350,000株)11.49%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(2,977,400株)7.86%
株式会社りそな銀行(1,200,000株)3.17%
野村殖産株式会社(1,200,000株)3.17%
千田 豊作(1,178,200株)3.11%
カツラギ工業株式会社(866,000株)2.29%
ノムラ・ジャパン株式会社(800,000株)2.11%
国土防災技術株式会社(580,000株)1.53%
BNYMSANV RE BNYMSANVDUB RE LEGAL (AND) GENERAL UCITS ETF PLC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(572,300株)1.51%
野村 信弘(500,000株)1.32%

北興化学工業株式会社が筆頭株主として11.49%を保有し、次いで日本マスタートラスト信託銀行などの信託口が続く構成です。創業家や関連会社も一定の株式を保持しており、安定した株主基盤と経営体制が維持されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2(1)特定業種・顧客への依存 当社グループの主力事業である水処理装置事業は、電子部品関連、特に半導体市場が主要マーケットとなっておりますが、半導体用途の拡大、微細化、高集積化を背景に設備投資規模・投資件数が拡大する等、当社グループ業績拡大の要因である反面、主要顧客の投資動向による需要の変動が避けられない状況にあります
3したがいまして、予期せぬ市場変動等によって顧客の設備投資計画の延期・凍結等があった場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります
4当社グループはこのような市場変動に対応するため、顧客の投資動向等に関する情報収集に努めております
5また中期的な成長戦略として、半導体をはじめとする電子産業のほか、国内を中心とした製薬関連分野の成長加速に注力するとともに、メンテナンス及び消耗品受注を促進し、安定収益の確保に努めております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
941万円
従業員数
580
平均年齢
41.5歳
平均年収従業員数前年比
当期941万円580-

従業員平均年収は941万円と、製造業・エンジニアリング業界の中でも非常に高い水準にあります。半導体市場の旺盛な投資を背景とした好業績が、賞与を通じて従業員へ手厚く還元されていることが主な要因です。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。当社のTSRは、2021期から2025期までの5年間、一貫してTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。特に2024期には2379.6%という驚異的なリターンを記録しました。これは、世界的な半導体設備投資の活況を背景に業績が急拡大し、それに伴い株価が大きく上昇したことが主な要因です。積極的な配当政策も株主還元に寄与しており、資本市場から高く評価されていることを示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
80
方針: 連結配当性向30%を目標とした安定配当
1株配当配当性向
2016/03期317.6%
2017/03期1519.3%
2018/03期2018.0%
2019/03期3026.5%
2020/03期3323.7%
2021/03期6522.8%
2022/03期9526.6%
2023/03期15023.9%
2024/03期250117.1%
2025/03期8029.5%
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

同社は利益成長に応じた株主還元を重視しており、安定的な配当の継続と向上を基本方針としています。業績が急拡大した2024/03期には増配を実施し、高い配当性向を記録しました。今後も成長のための内部留保と配当のバランスを考慮し、持続的な還元を目指す姿勢です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 1026.6万円 になりました (926.6万円)
+926.6%
年度末時点評価額損益TSR
2021期365.9万円265.9万円265.9%
2022期432.0万円332.0万円332.0%
2023期436.9万円336.9万円336.9%
2024期2379.6万円2279.6万円2279.6%
2025期1026.6万円926.6万円926.6%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残2,485,700株
売り残411,300株
信用倍率6.04倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
第58回定時株主総会2026年6月下旬

信用倍率は6倍台とやや高く、短期的な値動きを狙った個人投資家の買い意欲がうかがえます。将来の売り圧力となる可能性があるため注意が必要です。PER・PBRともに業界平均を上回っており、市場からの高い成長期待を反映していますが、来期の減益予想を踏まえると割高感も意識されます。ゴールドマン・サックス証券が投資判断を引き上げるなど、アナリストの評価は分かれている状況です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期36.4億円10.2億円28.0%
2022/03期45.8億円12.9億円28.2%
2023/03期64.2億円6.1億円9.5%
2024/03期108億円28.4億円26.3%
2025/03期134億円32.0億円23.9%

各期の法人税等は税引前利益の変動に応じて推移しています。2023/03期は一時的な税務要因により実効税率が9.5%と低くなりましたが、通常期はおおむね20%台後半で推移しています。今後の見通しでは、利益水準の低下に伴い相対的な税負担率が上昇する予測となっています。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

野村マイクロ・サイエンス まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 80円
安全性
普通
自己資本比率 32.2%
稼ぐ力
普通
ROE 8.2%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「半導体工場の血液『超純水』を供給する、縁の下の世界的巨人」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU