日精エー・エス・ビー機械
NISSEI ASB MACHINE CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月28日
PETボトル成形機の技術で世界をリードする、ニッチトップ企業
世界中のお客様から真っ先に相談される、なくてはならない会社になる。
この会社ってなに?
あなたがコンビニで手に取るペットボトルのお茶やジュース、ドレッシングや化粧品の容器。実はその多くが、日精エー・エス・ビー機械の作った機械によって生み出されています。同社は、プラスチックの粒(原料)を溶かして、様々な形の容器に一気に成形する「ストレッチブロー成形機」という特殊な機械の世界的なメーカーです。普段何気なく使っているプラスチック容器の裏側で、この会社の高い技術力が私たちの便利な生活を支えているのです。
ペットボトル容器成形機のニッチトップ企業。海外売上比率が9割を超え、特にインド市場での強みが成長を牽引しています。FY2025は売上高436.5億円(前期比18.7%増)、営業利益106.41億円(同34.6%増)と大幅な増収増益を達成。続くFY2026も売上高468億円、営業利益115億円と連続での過去最高益更新を見込んでおり、配当も200円へと大幅増配を計画するなど株主還元にも積極的です。
会社概要
- 業種
- 機械
- 決算期
- 9月
- 本社
- 長野県小諸市甲4586番地3
- 公式
- www.nisseiasb.co.jp
社長プロフィール

創業以来、PETボトルなどの成形機に特化し、技術力で世界市場を開拓してきました。「世界中のお客様から真っ先に相談される、なくてはならない会社」を目指し、独自の強みである技術力、グローバルネットワーク、ニッチ市場での高いプレゼンスをさらに磨き上げていきます。
この会社のストーリー
長野県坂城町で、PETボトル成形機メーカーとして日精エー・エス・ビー機械株式会社を設立。わずか4人の技術者からスタートした。
独自の「4ステーション1ステップ射出延伸ブロー成形法」を確立。高品質な容器を効率的に生産できる技術で、業界に革命をもたらした。
インド・ムンバイ近郊に全額出資の子会社と工場を設立。グローバルな生産・販売体制を構築し、海外売上比率9割超の基盤を築いた。
日本証券業協会JASDAQ市場に株式を上場。企業の信頼性と知名度を高め、さらなる成長へのステップを踏んだ。
JASDAQ市場に加え、東京証券取引所市場第二部にも上場。より大きな市場で評価される企業へと成長を遂げた。
海外新興国市場での協業を目指し、芝浦機械との業務提携に向けた覚書を締結。新たな成長機会を模索するも、翌年に協議は中止となった。
生産状況を「見える化」する新たな制御システム「Vision1」を開発。DXを推進し、顧客の生産性向上に貢献するソリューションを提供開始した。
2026年9月期の業績予想で、経常利益が2期連続で過去最高を更新する見込みを発表。好調な業績を背景に、さらなる飛躍を目指す。
注目ポイント
PETボトルなどをつくる「ストレッチブロー成形機」のパイオニア。特に非飲料分野に強く、世界トップクラスのシェアを誇っています。
売上の9割以上を海外市場で稼ぎ出すグローバル企業です。インドに主要な生産拠点を持ち、世界中に製品を供給しています。
業績は好調で、2期連続で過去最高の経常利益を更新する見通しです。安定した財務基盤と成長性が魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 100円 | 22.4% |
| FY2022/3 | 100円 | 24.5% |
| FY2023/3 | 120円 | 35.4% |
| FY2024/3 | 150円 | 38.9% |
| FY2025/3 | 200円 | 38.7% |
株主優待制度は現在実施されておりません。
配当方針として「配当性向35%以上」を目標に掲げており、業績成長に伴う増配を継続しています。特に近年の利益拡大を背景に、配当金を200円まで大幅に引き上げるなど、株主への利益還元を積極的に進めています。安定した収益基盤と無借金経営を強みとして、今後も株主還元を重視する姿勢を継続する見通しです。
同業比較(収益性)
機械の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の売上高は成長基調にあり、2025年3月期には過去最高水準となる436億円を達成しました。世界的に需要が堅調なペットボトル成形機事業が牽引しており、成形機および金型の販売が業績を押し上げています。翌期もさらに売上高468億円、純利益81億円と2期連続での最高益更新を見込んでおり、強固な事業基盤がうかがえます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 17.6% | 10.4% | 24.3% |
| FY2022/3 | 13.4% | 8.9% | 18.4% |
| FY2023/3 | 10.1% | 7.2% | 20.6% |
| FY2024/3 | 10.9% | 7.9% | 21.5% |
| FY2025/3 | 13.1% | 9.9% | 24.4% |
収益性は非常に高く、売上高営業利益率は概ね20%超の高水準を維持しています。特に2025年3月期は営業利益率が24.4%まで向上しており、付加価値の高い製品提供が利益創出に直結しています。ROE(自己資本利益率)も10%超を安定して確保しており、資本効率を重視した経営が着実に成果を上げています。
財務は安全?
財務健全性は極めて良好であり、自己資本比率は75.1%という高水準に達しています。有利子負債はゼロの「実質無借金経営」を継続しており、外部環境の変化に対する耐性が非常に強い企業です。潤沢な自己資本を背景に、将来の成長投資や株主還元を機動的に行える財務基盤が確立されています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 55.8億円 | -18.8億円 | -28.8億円 | 37.0億円 |
| FY2022/3 | 34.5億円 | -31.7億円 | -37.1億円 | 2.8億円 |
| FY2023/3 | 78.8億円 | -6.8億円 | -33.9億円 | 72.1億円 |
| FY2024/3 | 96.1億円 | -7.9億円 | -33.7億円 | 88.2億円 |
| FY2025/3 | 83.9億円 | -10.0億円 | -38.7億円 | 73.9億円 |
営業キャッシュフローは毎期安定してプラスを維持しており、本業でしっかりと現金を稼ぐ力が備わっています。設備投資も適切な範囲内に抑えられているため、強力なフリーキャッシュフロー(約74億円)を創出できているのが強みです。潤沢なキャッシュは、主に配当の支払いといった株主還元に向けられており、健全な資本循環が機能しています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 95.8億円 | 29.0億円 | 30.2% |
| FY2022/3 | 89.3億円 | 28.0億円 | 31.3% |
| FY2023/3 | 69.5億円 | 18.7億円 | 26.9% |
| FY2024/3 | 80.1億円 | 22.3億円 | 27.8% |
| FY2025/3 | 109億円 | 31.7億円 | 29.1% |
法人税等の支払いは、連結税引前利益の増減に伴い概ね30%前後で推移しています。業績の拡大に応じて納税額も増加傾向にあり、2025年3月期には約32億円の法人税等を計上しました。適正な範囲内での納税を継続しており、法令順守に基づく安定的な経営姿勢が見て取れます。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、同社はペットボトル成形機事業を単一セグメントとして展開しており、海外売上高比率が約9割と非常に高い点が特徴です。経営上の主なリスクとして、為替変動による影響や、主要市場である海外新興国の地政学的リスク、原材料価格の高騰を挙げています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 300億円 | — | 303億円 | +0.9% |
| FY2023 | 340億円 | — | 348億円 | +2.4% |
| FY2024 | 372億円 | — | 368億円 | -1.1% |
| FY2025 | 410億円 | — | 437億円 | +6.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 54億円 | — | 56億円 | +2.9% |
| FY2025 | 90億円 | — | 106億円 | +18.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は明確な中期経営計画を開示していませんが、毎期公表される通期業績予想が実質的な経営目標となります。特にFY2025は期初予想を大幅に上回る着地となり、売上高は+6.5%、営業利益は+18.2%とポジティブな乖離を見せました。これはインド市場の旺盛な需要や円安効果が想定を上回ったことが要因です。来期(FY2026)も増収増益を見込んでおり、高い確度で自己記録を更新し続ける実行力が評価されます。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は2.51倍と比較的落ち着いており、過度な買い越しによる需給の悪化懸念は限定的です。業界平均と比較すると、PERは割安な水準にありますが、PBRはやや高めとなっています。これは同社が業界平均を上回る高い収益性(ROE)を誇るため、資産価値に対して高い評価を受けていることを示唆しています。また、配当利回りも業界平均より高く、インカムゲインを重視する投資家にとっても魅力的な水準です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2025において売上高436.5億円、営業利益106.41億円を達成し、高い収益性を証明。
新制御システム「Vision1」の開発を発表し、製造工程のデジタル化を推進。
26年9月期第1四半期決算にて経常利益27.3億円(前年同期比11.2%増)を発表。
最新ニュース
日精エー・エス・ビー機械 まとめ
ひとめ診断
「ペットボトル成形機の隠れた世界王者、海外売上9割で新興国需要を追い風に最高益を更新中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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