6250プライム

やまびこ

YAMABIKO CORPORATION

最終更新日: 2026年3月28日

ROE15.0%
BPS2932.5円
自己資本比率57.8%
FY2025/3 有報データ

暮らしと自然を支える、世界で戦う小型機械のトップランナー

世界中の人々の暮らしと、緑豊かな自然環境の共存に貢献する、グローバル総合機械メーカーとなる。

この会社ってなに?

あなたが週末に庭の手入れをする時、公園の木々がきれいに刈り込まれているのを見た時、その裏側で活躍しているのが「やまびこ」の製品かもしれません。同社はチェンソーや草刈り機といった、緑を管理するための小型エンジン付き機械の国内トップメーカーです。林業や農業のプロが使う本格的な機械から、家庭用のガーデニングツールまで、「KIORITZ」「shindaiwa」「ECHO」といったブランド名で世界中の現場を支えています。普段何気なく目にしている整えられた風景は、やまびこの技術力によって作られているのです。

小型屋外作業機械の国内首位メーカー。FY2025は売上高1,740.2億円、営業利益197.2億円と堅調な業績を維持。主力の北米市場での堅調な需要と円安効果が業績を牽引しています。株主還元にも積極的で、FY2025の配当は前期と同水準の90円を維持。新中期経営計画「やまびこ計画2028」を始動させ、2028年度の売上高2,100億円、営業利益率13%以上を目標に、水素エンジンなど新領域への投資も加速させています。

機械プライム市場

会社概要

業種
機械
決算期
12月
本社
東京都青梅市末広町1-7-2
公式
www.yamabiko-corp.co.jp

社長プロフィール

久保 浩
久保 浩
代表取締役 社長執行役員
ビジョナリー
当社は「人と自然と未来をつなぐ」という経営理念のもと、世界中のお客様の暮らしと自然環境に貢献するため、高性能で環境に優しい製品を提供し続けます。中期経営計画2028を通じて変革を加速させ、2030年の売上高2,500億円達成という目標に向け、持続的な成長を実現していきます。

この会社のストーリー

1944
共立農機株式会社設立

やまびこの前身の一つである共立農機株式会社が設立。主に動力噴霧機などの農業用管理機械の製造から歴史が始まる。

1952
新ダイワ工業株式会社設立

もう一つの前身、新ダイワ工業株式会社が設立。チェンソーや発電機、溶接機などの製造で独自の技術を築いていく。

2008
株式会社やまびこ誕生

小型屋外作業機械の共立と、産業用機械に強みを持つ新ダイワ工業が経営統合。それぞれの強みを活かし、総合機械メーカーとして新たなスタートを切る。

2009
東京証券取引所第一部に上場

経営統合後、新生やまびことして東京証券取引所市場第一部に上場。グローバル市場でのさらなる飛躍を目指す基盤を固める。

2017
ロボット芝刈機メーカーを買収

ベルギーのロボット芝刈機メーカーであるBelrobotics社を買収。成長が期待されるロボティクス分野へ本格的に参入し、事業領域を拡大する。

2022
中期経営計画2025を策定

持続的な成長に向けた「中期経営計画2025」を発表。2025年に売上高1,700億円を目指すという具体的な目標を掲げ、全社的な変革を推進する。

2025
水素エンジン新興企業と提携

脱炭素社会の実現に向け、水素エンジンを開発するi Laboと資本業務提携。次世代動力源を見据えた製品開発に挑戦し、未来への投資を加速させる。

2026
新中期経営計画2028始動

「中期経営計画2028」を策定し、2028年に売上高2,100億円、ROE14.0%以上という高い目標を設定。さらなる成長ステージへと歩みを進める。

注目ポイント

グローバルに展開するトップメーカー

小型屋外作業機械分野で国内首位、米州でもトップクラスのシェアを誇ります。世界100カ国以上で製品が愛用されており、グローバルな事業基盤が強みです。

積極的な株主還元と成長投資

着実な利益成長を背景に、連続増配を実施しています。2026年12月期には前期比20円増の年間110円配当を予定しており、株主への還元姿勢も魅力的です。

未来を見据えた脱炭素への挑戦

カーボンニュートラル社会の実現に向け、水素エンジンやバイオ燃料対応製品の開発に注力。環境変化に対応し、持続可能な未来を切り拓く先進性が光ります。

サービスの実績は?

1,740億円
連結売上高
2025年12月期実績
+5.6% YoY
197億円
連結営業利益
2025年12月期実績
+0.4% YoY
90
1株当たり配当金
2025年12月期実績
±0% YoY
25.5%
配当性向
2025年12月期実績
-8.2pt YoY
3.2%
売上高研究開発費率
2025年12月期計画

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 90円
安全性
安定
自己資本比率 57.8%
稼ぐ力
高い
ROE 15.0%
話題性
好評
ポジティブ 55%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
90
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
FY2016/33026.4%
FY2017/33529.3%
FY2018/34039.5%
FY2020/34025.0%
FY2021/34524.9%
FY2022/35234.3%
FY2023/35525.1%
FY2024/39023.3%
FY2025/39025.5%
8期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は設けておりません。

配当方針として利益成長に応じた株主還元を重視しており、配当性向30%を目標に掲げています。近年の大幅増益を背景に1株あたりの配当金を引き上げており、株主への積極的な利益還元姿勢を鮮明にしています。今後も業績拡大に伴い、安定的かつ持続的な配当を継続する方針です。

同業比較(収益性)

機械の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
15.0%
業界平均
9.3%
営業利益率下回る
この会社
11.3%
業界平均
11.5%
自己資本比率上回る
この会社
57.8%
業界平均
52.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,562億円
FY2023/31,514億円
FY2024/31,648億円
FY2025/31,740億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/3196億円
FY2025/3197億円

同社は小型屋外作業機械のグローバルメーカーとして事業を展開しており、FY2024/3には売上高1,648億円、営業利益196億円を記録し過去最高を達成しました。北米市場での堅調な需要や製品ラインナップの拡充が寄与し、FY2025/3においても売上高1,740億円まで成長を維持しています。今後は新中期経営計画に基づき、2030年までの売上高2,500億円の達成を目指し、水素エンジン技術などの新領域へも注力しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
15.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
8.5%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
11.3%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/311.5%6.1%-
FY2022/313.7%4.5%-
FY2023/310.1%6.8%-
FY2024/322.3%10.2%11.9%
FY2025/315.0%8.5%11.3%

収益性は安定的な向上傾向にあり、FY2024/3には営業利益率が11.9%に達し、ROEも14.8%まで改善しました。製品の高性能・高品質化による付加価値向上と、徹底したコストダウン施策が奏功した結果です。FY2025/3は一時的に利益率が微減しましたが、高収益体質への転換は定着しており、今後も安定した収益確保が見込まれます

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率57.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
308億円
会社の純資産
1,200億円

財務健全性は極めて強固であり、FY2025/3時点で自己資本比率は70.8%と高い水準を維持しています。過去には実質無借金経営を実現していましたが、成長投資に伴い有利子負債を適度に活用する資本効率重視の姿勢へと移行しました。潤沢な自己資本を背景に、将来の買収や技術開発などの戦略的投資に対する高い対応力を有しています

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+89.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-44.6億円
投資CF
借入・返済など
-34.7億円
財務CF
手元に残ったお金
+44.7億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/359.2億円-46.5億円-25.1億円12.7億円
FY2022/3-51.5億円-37.5億円105億円-89.0億円
FY2023/3193億円-36.5億円-180億円156億円
FY2024/3140億円-34.3億円-75.7億円106億円
FY2025/389.3億円-44.6億円-34.7億円44.7億円

営業キャッシュフローは本業の好調により安定して黒字を確保しており、潤沢なキャッシュを生み出す強固な事業構造を構築しています。投資活動には継続的な設備投資や戦略的な事業買収が含まれており、将来の成長に向けた資金投下を優先しています。強固なフリーキャッシュフロー(FCF)の創出を維持しながら、株主還元と事業投資のバランスを適正に管理しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 当社グループの財務状況および経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクは次のとおりであります
2これらは当社グループの全てのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外の予見できないリスクも存在します
3そのようなリスクが顕在化した場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります
4なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります
5(1) 社会情勢等 当社グループは、全世界において事業を展開しておりますが、国内外の各地域の政治、経済、社会情勢や政策の変化、紛争、テロ等による社会的混乱、投資規制、収益の本国への送金規制、輸出入規制、外国為替規制、税制等を含む各種規制の動向が、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/399.1億円24.1億円24.3%
FY2022/392.2億円29.2億円31.7%
FY2023/3141億円49.7億円35.3%
FY2024/3209億円50.1億円24.0%
FY2025/3195億円50.9億円26.1%

法人税等の支払額は税引前利益の変動に連動しており、利益水準の拡大に伴い年々増加傾向にあります。FY2023/3には実効税率が35%を超えましたが、翌期以降は24%から28%程度の標準的な範囲で推移しています。国際的な事業展開を考慮し、各国税制の影響を適正に反映した納税が行われています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
806万円
従業員数
2,945
平均年齢
44.1歳
平均年収従業員数前年比
当期806万円2,945-

平均年収は806万円であり、製造業の中でも堅実な業績を反映した高水準を維持しています。過去の推移を見ても配当の増額や着実な成長に伴い、従業員への還元も安定しており、持続的な企業価値向上が給与水準を下支えしていると言えます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主51.5%
浮動株48.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関44.8%
事業法人等6.7%
外国法人等20.1%
個人その他26.8%
証券会社1.7%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はやまびこ取引先持株会・横浜銀行・もみじ銀行。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,626,000株)11.24%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,072,000株)5.04%
みずほ信託銀行株式会社退職給付信託みずほ銀行口再信託受託者株式会社日本カストディ銀行(1,696,000株)4.12%
やまびこ取引先持株会(1,635,000株)3.98%
三井住友信託銀行株式会社(1,605,000株)3.9%
農林中央金庫(1,397,000株)3.4%
株式会社横浜銀行(1,356,000株)3.3%
株式会社もみじ銀行(1,356,000株)3.3%
日本生命保険相互会社(1,045,000株)2.54%
株式会社三菱UFJ銀行(1,017,000株)2.47%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が上位を占めており、機関投資家による安定的な保有が目立ちます。一方で、取引先持株会や複数の銀行も名を連ねており、長年の事業継続を通じた強固な関係性が維持されていることが伺えます。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億2,500万円
取締役12名の合計

主力事業である小型屋外作業機械は、国内首位かつ北米でも高いシェアを誇ります。事業リスクとして為替変動による業績への影響や、グローバル展開における激しい競争が挙げられますが、中期経営計画を通じた成長戦略が適切に開示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 2名(15.4% 男性 11
15%
85%
監査報酬
6,500万円
連結子会社数
14
設備投資額
50.9億円
平均勤続年数(従業員)
18.4
臨時従業員数
515

女性役員比率は15.4%であり、さらなる多様性の確保が求められるフェーズです。監査体制については年間6,500万円の監査報酬を支払うなど透明性の確保に努めており、14社の連結子会社を抱えるグループ経営において、ガバナンスの監視機能が適切に運用されています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
旧中計を前倒しで達成し、新計画へ移行。計画達成能力は高いが、業績予想はやや保守的な傾向。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2028
FY2026~FY2028
連結売上高: 目標 2,100億円 順調 (1,740億円)
82.8%
営業利益率: 目標 13.0% 順調 (11.3%)
87.2%
ROE: 目標 14.0% 順調 (12.7%)
90.7%
(旧)中期経営計画2025
FY2023~FY2025
連結売上高: 目標 1,700億円 前倒し達成 (1,740億円)
102.3%
営業利益率: 目標 7.0% 前倒し達成 (11.3%)
161.4%
ROE: 目標 10.0% 前倒し達成 (12.7%)
127%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,850億円1,740億円-5.9%
FY20241,720億円1,648億円-4.2%
FY20231,580億円1,514億円-4.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025210億円197億円-6.1%
FY2024190億円196億円+3.4%
FY2023143億円142億円-0.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

旧中期経営計画2025は、売上高・営業利益率・ROEの全指標を最終年度を待たずに達成し、非常に高い実行力を示しました。これを受け、新たに「中期経営計画2028」を策定し、2028年度に売上高2,100億円、ROE14.0%という、より挑戦的な目標を掲げています。一方で、期初の会社予想は実績に対してやや下振れする傾向が見られ、保守的な見積もりを行う姿勢がうかがえます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

同社のTSR(株主総利回り)は、FY2023まではTOPIXを下回る年もありましたが、FY2024以降はTOPIXを大幅に上回るパフォーマンスを見せています。これは、好調な業績を背景とした株価の上昇と、積極的な増配による株主還元強化が市場に評価された結果です。特にFY2025にはTSRが254.9%に達し、TOPIXの213.2%を大きくアウトパフォームしており、企業価値向上と株主還元の両立が実現できていることを示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+154.9%
100万円 →254.9万円
154.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202199.6万円-0.4万円-0.4%
FY202292.3万円-7.7万円-7.7%
FY2023127.2万円+27.2万円27.2%
FY2024215.4万円+115.4万円115.4%
FY2025254.9万円+154.9万円154.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残81,600株
売り残8,800株
信用倍率9.27倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月中旬
2026年12月期 第2四半期決算発表2026年8月上旬

同社のPERは9.7倍と業界平均の15.0倍を下回っており、株価は業績に比べて割安な水準にある可能性を示唆しています。一方で、PBRは業界平均をわずかに上回り、配当利回りも平均より高い水準です。信用倍率は9.27倍と比較的高く、将来の株価上昇を見込んだ買い需要が強いことを示していますが、将来的な売り圧力になる可能性も注視が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES
業界内ランキング
上位 15%
機械業種 1,200社中 180位
報道のトーン
55%
好意的
30%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・提携25%
新製品・技術20%
株価・市況15%

最近の出来事

2025年8月資本業務提携

水素エンジン開発を手掛けるi Laboとの提携を発表し、次世代技術への注力を明確化しました。

2025年12月システム導入

岩手県滝沢市へのマルチハイブリッドシステムの世界初導入が大きな注目を集めました。

2026年2月過去最高益・増配

2025年12月期決算にて過去最高益を更新し、年間配当を110円とする大幅増配を発表しました。

やまびこ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 90円
安全性
安定
自己資本比率 57.8%
稼ぐ力
高い
ROE 15.0%
話題性
好評
ポジティブ 55%

「『森と庭の小さな巨人』、北米市場でエンジンを唸らせる屋外作業機械の国内トップメーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

機械」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU