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日本ケミコン6997

NIPPON CHEMI-CON CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
なし
配当なし
安全性
注意
自己資本比率 21.9%
稼ぐ力
普通
ROE 3.5%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが普段使っているスマートフォンやパソコン、テレビ、ゲーム機。また、通勤で乗る電車や家族で出かける自動車。これらのハイテク製品が正しく動くためには、内部で電気の流れをきれいに整える「コンデンサ」という非常に重要な部品が欠かせません。日本ケミコンは、このコンデンサの中でも特に「アルミ電解コンデンサ」という分野で世界トップクラスのシェアを持つ会社です。製品の内部に隠れていて直接目にすることはありませんが、実はあなたの快適で便利な生活のすぐそばで、日本ケミコンの技術が活躍しているのです。

日本ケミコンはアルミ電解コンデンサで世界トップシェアを誇る電子部品メーカーです。直近の2025期決算では売上高1,226.8億円、営業利益37.40億円と減収減益で着地しましたが、続く2026期は売上高1,460億円、営業利益75億円へのV字回復を見込んでいます。生成AIサーバーやEV(電気自動車)向けといった高付加価値分野での需要拡大を捉え、宮城工場に新製造棟を竣工するなど積極投資に転じており、7期ぶりの復配も予定しています。利益の安定化と成長市場でのシェア拡大が今後の焦点となります。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
東京都品川区大崎5丁目6番4号

サービスの実績は?

1,226.8億円
連結売上高
2025期実績
-18.6% YoY
37.40億円
連結営業利益
2025期実績
-60.3% YoY
0.37億円
連結純利益
2025期実績
-100.2% YoY
1
アルミ電解コンデンサ世界シェア
会社四季報より
0
1株あたり配当金
2025期実績
20
1株あたり配当金予想
2026期予想(7期ぶり復配予定)
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
3.5%(累計)
株主資本の利回り
ROA
0.8%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
1.9%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期3.9%1.5%-
2022/03期25.1%8.2%-
2023/03期4.8%1.4%-
2024/03期40.8%12.7%6.3%
2025/03期0.1%0.0%3.0%
3Q FY2026/33.5%(累計)0.8%(累計)1.9%

収益性は市場環境の影響を強く受けており、過去には営業利益率が一時低下したものの、足元では高付加価値製品の販売増により利益率の改善を目指しています。ROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)については、純損益の変動による乱高下が見られるものの、今後は安定した収益確保により資本効率の向上を図るフェーズです。引き続き、原材料コストの抑制と製品ミックスの最適化が収益性改善の鍵となります。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1,108億円20.4億円114.8円-
2022/03期1,403億円121億円-597.9円+26.7%
2023/03期1,619億円22.7億円112.1円+15.4%
2024/03期1,507億円94.2億円213億円-1029.2円-6.9%
2025/03期1,227億円37.4億円3,700万円1.8円-18.6%

当社の売上高は車載やデータセンター向け電子部品の需要変動により推移しており、2026年3月期は生成AI関連需要の拡大を背景に業績回復を見込んでいます。過去には一時的な費用増や市場環境の悪化により最終赤字を計上する期もありましたが、構造改革の推進により収益体制の再構築を図っています。今後は高付加価値製品へのシフトを進め、持続的な利益成長を目指す方針です。 【3Q 2026/03期実績】売上1001億円(通期予想比69%)、営業利益19億円(同26%)、純利益12億円(同28%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
3.5%(累計)
業界平均
7.7%
営業利益率下回る
この会社
1.9%
業界平均
8.1%
自己資本比率下回る
この会社
21.9%
業界平均
54.9%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

8,000万円
取締役4名の合計

アルミ電解コンデンサで世界トップシェアを誇る主力事業を中心に、車載用やデータセンター向けの需要が収益を支えています。一方で、世界的な価格競争や為替変動が業績に影響を与える可能性があるため、これらのリスクに対するコスト競争力の維持が経営上の重要課題です。

会社の計画は順調?

C
総合評価
業績予想は市況変動の影響を受けやすく、特に直近は大幅な下方修正が目立つ。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第11次中期経営計画(基本方針)
2026期〜2028期
売上高: 目標 1,460億円 順調 (1,226.8億円)
84%
営業利益: 目標 75.0億円 やや遅れ (37.40億円)
49.9%
純利益: 目標 44.0億円 大幅遅れ (0.37億円)
0.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,530億円1,250億円1,227億円-20.0%
2024期1,600億円1,507億円-5.8%
2023期1,550億円1,619億円+4.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期115億円40億円37億円-67.5%
2024期100億円94億円-5.8%
2023期93億円129億円+39.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2026年度からの新中期経営計画では、成長市場での競争力強化と汎用品市場での収益力向上を掲げています。具体的な数値目標はまだ公表されていませんが、2026期の会社予想は売上高1,460億円、営業利益75億円とV字回復を目指す意欲的な内容です。一方で、過去の業績予想は市況の悪化を背景に大幅な下方修正を行うケースが散見され、特に2025期は営業利益予想を期初115億円から最終的に37.4億円へと大幅に引き下げました。計画達成に向けた収益安定性の確保が最大の課題と言えるでしょう。

どんな話題が多い?

決算・業績45%
生成AI・需要動向25%
海外展開・提携15%
経営戦略・その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +15.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, 四季報オンライン, Yahoo!ファイナンス ほか
業界内ランキング
上位 15%
電気機器業界 1200社中 180位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月上方修正

第11次中期経営計画の公表と合わせて、26年3月期最終利益を従来予想の15億円から30億円へ上方修正を発表。

2025年11月海外展開

インド市場の拡大を見込み、車載用電子部品の販売体制強化を目的としたインド販売子会社の設立を完了。

2025年7月業務提携

米国の半導体大手マイクロチップ・テクノロジーおよびネットビジョンと戦略的提携を結び、製品開発力を強化。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率21.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
718億円
借金(有利子負債)
Net Assets
582億円
会社の純資産

財務基盤は過去の設備投資や赤字の影響を受けてきたものの、有利子負債の管理を含めた資本構成の改善に注力しています。総資産は電子部品市場の成長に伴う設備増強により積み上がっており、現在は自己資本比率を維持しながら健全なバランスシートの構築を進めています。引き続き、事業投資と財務の安全性のバランスをとりながら、強固な経営基盤を維持していく方針です。 【3Q 2026/03期】総資産1638億円、純資産582億円、自己資本比率21.9%、有利子負債718億円。

お金の流れは?

本業で稼げていません
Operating CF
-4.9億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-97.5億円
投資に使ったお金
Financing CF
-119億円
借入・返済など
Free CF
-102億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期20.7億円30.3億円34.7億円9.7億円
2022/03期51.0億円52.1億円2.2億円1.0億円
2023/03期48.6億円68.3億円120億円117億円
2024/03期130億円48.2億円354億円178億円
2025/03期4.9億円97.5億円119億円102億円

営業キャッシュフローは、近年の業績低迷や一時的な費用計上の影響により不安定な推移となっています。成長に向けた戦略的な設備投資を継続しているため、フリーキャッシュフローはマイナス圏で推移する期間が続いています。財務キャッシュフローは必要に応じた資金調達によって補填されており、収益力の回復を通じて自律的なキャッシュ創出体制への転換を図っています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
6,400万円
連結子会社数
19
設備投資額
76.3億円
平均勤続年数(従業員)
17.3

女性役員比率は10.0%と、依然としてジェンダーダイバーシティの推進が求められる状況です。ガバナンス面では監査報酬として6,400万円を投じており、連結子会社19社を含むグローバルな事業体制に対する厳格な監査体制の構築を継続しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主30.8%
浮動株69.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関25.2%
事業法人等5.6%
外国法人等31.4%
個人その他35.4%
証券会社2.4%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主はBBH CO FOR ARCUS JAPAN VALUE FUND (常任代理人 三菱UFJ銀行)。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(2,751,000株)12.56%
KOREA SECURITIES DEPOSITORY-SAMSUNG (常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(1,662,000株)7.59%
BBH CO FOR ARCUS JAPAN VALUE FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(826,000株)3.77%
株式会社三菱UFJ銀行(524,000株)2.39%
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信 託銀行株式会社)(513,000株)2.34%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(485,000株)2.22%
INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブロ ーカーズ証券信託銀行株式会社)(459,000株)2.1%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(456,000株)2.08%
MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)(445,000株)2.03%
株式会社トップパーツ(336,000株)1.53%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行等の信託口が名を連ねており、機関投資家による保有割合が高い構成です。特定の創業家や支配的な親会社が経営を独占する状況ではなく、市場主導型の株主構成となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 当社では、リスクマネジメントを経営が関与する最上位の規格に位置づけております
2当社は「リスクマネジメント基本方針」に基づきリスクマネジメント委員会を設立し、グループのリスクを横断的・総括的に管理しております
3現に存在するリスクや将来考慮すべき各種リスクを「戦略リスク」「財務リスク」「ハザードリスク」「オペレーショナルリスク」「気候関連リスク」に分類し、年2回リスクマネジメント委員会でとりまとめ、取締役会及び経営委員会に報告しております
4このようにして特定・報告されたリスクのうち、連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性のある主要なリスクには以下のようなものがあります
5なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
587万円
従業員数
5,551
平均年齢
41.1歳
平均年収従業員数前年比
当期587万円5,551-

従業員平均年収は587万円であり、同規模の電子部品メーカーと比較して標準的な水準です。近年の業績回復や生成AI向け需要の拡大に伴う利益改善が、今後の賃金体系にどう反映されるかが注目されます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、2021期を除き一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、長年の無配継続や、業績の不安定さに起因する株価の低迷が主な要因です。特に市況が悪化した2025期にはTSRが75.8%と大きく落ち込みました。株主還元の強化(7期ぶりの復配予定)と、生成AI・車載といった成長分野での安定的な利益創出が、TSRを改善し市場平均を上回るための鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
0
方針: 業績連動(成長投資優先)
1株配当配当性向
2016/03期3-
2017/03期358.1%
2018/03期30-
2019/03期3053.2%
2020/03期00.0%
2021/03期00.0%
2022/03期00.0%
2023/03期00.0%
2024/03期00.0%
2025/03期00.0%
株主優待
なし

株主優待制度は実施していません。

当社は経営基盤の安定化と成長投資を最優先としており、現在は無配を継続していますが、業績回復に伴う復配が今後の重要課題となっています。収益力の改善による財務体質の強化を達成した上で、株主への還元再開を検討する方針です。将来的には、持続可能な利益成長に応じた配当実施を目指しています。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 75.8万円 になりました (-24.2万円)
-24.2%
年度末時点評価額損益TSR
2021期163.3万円63.3万円63.3%
2022期159.2万円59.2万円59.2%
2023期176.8万円76.8万円76.8%
2024期122.5万円22.5万円22.5%
2025期75.8万円24.2万円-24.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残961,600株
売り残167,100株
信用倍率5.75倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬
定時株主総会2025年6月27日

同業種の電気機器セクターと比較して、PER・PBRともに著しく割安な水準にあります。これは過去の業績の不安定さや、低い利益率が市場からディスカウントされていることを示唆します。信用倍率は5.75倍と買い残が多く、将来の株価上昇を見込んだ個人投資家の買いが優勢ですが、需給面では将来的な売り圧力となる可能性も秘めています。今後の決算で業績回復の確度が高まれば、割安感の修正が進むと期待されます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期20.9億円5,300万円2.5%
2022/03期80.4億円202億円250.8%
2023/03期110億円87.2億円79.3%
2024/03期79.1億円292億円369.1%
2025/03期15.7億円15.3億円97.6%

実効税率が著しく高くなっている主な理由は、一部の期において繰延税金資産の取り崩し等の会計処理が行われ、税引前利益に対して法人税等の負担が一時的に重くなったためです。営業利益は黒字であっても、特定の事業年度における特別損失や税務上の調整により、純利益が圧縮されたことが要因です。今後は業績安定化に伴い、税率も段階的に標準的な水準へ回帰していくことが見込まれます。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

日本ケミコン まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
なし
配当なし
安全性
注意
自己資本比率 21.9%
稼ぐ力
普通
ROE 3.5%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「アルミ電解コンデンサ世界首位の老舗が、生成AIと車載向け次世代部品で再成長のアクセルを踏む」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU