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沖電気工業6703

Oki Electric Industry Company,Limited

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 45円
安全性
普通
自己資本比率 35.6%
稼ぐ力
普通
ROE 5.0%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが銀行やコンビニのATMでお金をおろすとき、その機械はOKIが作ったものかもしれません。また、普段何気なく利用している高速道路のETCゲートや、企業のコールセンターの電話システムなど、社会を支える様々なインフラの裏側でOKIの技術が活躍しています。オフィスで使う大型プリンターも手掛けており、私たちの生活や仕事に欠かせない場面で、140年以上の歴史を持つこの会社の製品やサービスが動いているのです。

沖電気工業は2025期に売上高4524.6億円、営業利益186.27億円と堅調な業績を維持しています。ATM事業を日立と、プリンタ事業をリコー・東芝テック連合と統合する大規模な事業ポートフォリオ改革を断行。これらで得た経営資源を、成長領域である社会インフラ向けシステムやEMS(電子機器受託製造サービス)に再投資しています。2031年度に売上高6000億円、営業利益率7%以上を目指す長期計画を掲げ、守りの経営から攻めの経営への転換を鮮明にしています。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
東京都港区虎ノ門1丁目7番12号

サービスの実績は?

45
1株当たり配当金
2025期実績
+50.0% YoY
4524.6億円
売上高
2025期実績
+7.3% YoY
186.27億円
営業利益
2025期実績
-0.3% YoY
521万円
従業員一人当たり売上高
2025期実績 (推定)
+7.3% YoY
4.1%
営業利益率
2025期実績
-0.3pt YoY
35%以上
目標配当性向
新経営計画
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.0%(累計)
株主資本の利回り
ROA
1.8%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
2.1%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期0.7%0.2%-
2022/03期1.9%0.6%-
2023/03期2.7%0.7%-
2024/03期21.3%6.3%4.4%
2025/03期8.7%3.0%4.1%
3Q FY2026/35.0%(累計)1.8%(累計)2.1%

かつては競争の激しいハードウェア市場で利益率が低迷していましたが、高付加価値なEMS事業やソリューション事業への転換により、収益性は着実に改善しています。2024/03期には営業利益率が4.4%まで向上し、ROE(自己資本利益率)も18.2%と高い資本効率を実現しました。今後はさらなるコスト効率化と事業の選別により、持続的な高収益体制の構築を推進しています。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期3,929億円8.2億円-9.5円-
2022/03期3,521億円20.6億円23.9円-10.4%
2023/03期3,691億円28.0億円-32.3円+4.8%
2024/03期4,219億円187億円256億円295.9円+14.3%
2025/03期4,525億円186億円125億円143.9円+7.3%

OKIは長年、ATMやプリンター、社会インフラシステムを主力としてきましたが、近年の業績回復は、構造改革と事業ポートフォリオの最適化が牽引しています。2024/03期にはEMS(電子機器受託製造)事業の好調や構造改革の成果により、純利益は約256億円と大幅な黒字化を達成しました。続く2025/03期も堅調な売上を維持しており、今後は安定的な利益成長を目指すフェーズにあります。 【3Q 2026/03期実績】売上2822億円(通期予想比63%)、営業利益61億円(同32%)、純利益74億円(同53%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.0%(累計)
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
2.1%
業界平均
8.1%
自己資本比率下回る
この会社
35.6%
業界平均
54.8%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億6,500万円
取締役5名の合計

沖電気工業は情報通信システム、プリンタ、ATM、EMS(電子機器受託製造)の4本柱を軸としたセグメント構成を特徴としています。EDINET開示情報によれば、為替変動や部材価格高騰といった事業リスクに対して、事業再編やコスト構造の改革で対応を図る姿勢が示されています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
業績予想の精度に課題は残るが、長期ビジョンを掲げ改革を進める姿勢は評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

(旧)FY2024 連結業績予想
〜2024期
売上高: 目標 4,400億円 未達 (4,218.5億円)
95.9%
営業利益: 目標 110億円 達成 (186.92億円)
169.9%
当期純利益: 目標 40億円 達成 (256.49億円)
641.2%
新経営計画(骨子)
2031期
売上高: 目標 6,000億円以上 順調 (4,524.6億円)
75.4%
営業利益率: 目標 7%以上 やや遅れ (4.1%)
58.7%
ROE: 目標 10%以上 順調 (9.9%)
99%
配当性向: 目標 35%以上 順調 (31.2%)
89.1%
FY2025 業績予想
2025期
売上高: 目標 4,500億円 達成 (4,524.6億円)
100.5%
営業利益: 目標 190億円 未達 (186.27億円)
98%
当期純利益: 目標 140億円 未達 (124.79億円)
89.1%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期4,600億円4,500億円4,525億円-1.6%
2024期4,400億円4,219億円-4.1%
2023期4,250億円3,691億円-13.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期160億円190億円186億円+16.4%
2024期110億円187億円+69.9%
2023期90億円24億円-73.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は2031年度に向けた長期計画を策定し、売上高6,000億円、営業利益率7%以上という野心的な目標を掲げています。これはATMやプリンタ事業の統合で事業構造を大きく変革し、社会インフラDXやEMSを新たな成長エンジンとする強い意志の表れです。一方で、近年の業績予想は変動が大きく、特に2023期は大幅な未達となりました。計画達成力を市場に示すためには、まずは毎年の業績予想を安定的に達成し、信頼を積み重ねることが重要です。

どんな話題が多い?

決算・財務35%
事業提携・統合30%
新技術・製品20%
ESG・サステナビリティ15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
482
前月比 +12.5%
メディア数
145
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 30%
電気機器業 228社中 68位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年6月新技術

300mmシリコンウエハーへ光半導体を積層する「CFB技術」の開発を発表し、技術力をアピール。

2025年10月事業統合

合弁会社「ETRIA」に参画し、プリンター事業の開発・生産拠点を統合する構造改革を完遂。

2026年2月好材料

本庄工場H1棟が国際的な省エネ評価であるASHRAE Technology Awardの最優秀賞を受賞。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率35.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
1,104億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,529億円
会社の純資産

財務健全性は、過去の赤字による資産の毀損を乗り越え、大幅な財務基盤の強化が進んでいます。2024/03期には純資産が大きく増加し、自己資本比率も33.3%まで回復、続く2025/03期には35.4%まで改善しました。有利子負債の管理を徹底しつつ、成長投資と財務規律の両立を図る安定したバランスシートを維持しています。 【3Q 2026/03期】総資産4189億円、純資産1529億円、自己資本比率35.6%、有利子負債1104億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+393億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-196億円
投資に使ったお金
Financing CF
-179億円
借入・返済など
Free CF
+196億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期174億円138億円88.5億円36.1億円
2022/03期59.2億円176億円16.8億円117億円
2023/03期31.5億円176億円233億円208億円
2024/03期247億円143億円157億円104億円
2025/03期393億円196億円179億円196億円

営業キャッシュフローの回復が著しく、本業による稼ぐ力が大幅に強化されたことで、フリーキャッシュフローは2025/03期には約196億円のプラスへと転換しました。投資活動においては、事業構造改革や次世代技術への投資を継続しつつ、財務CFでは借入金の返済などを行い健全性を高めています。今後は安定したキャッシュ創出能力を背景に、成長投資と株主還元を両立させる計画です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 1名(7.7% 男性 12
8%
92%
監査報酬
3億7,800万円
連結子会社数
57
設備投資額
18.4億円
平均勤続年数(従業員)
19.1
臨時従業員数
2503

ガバナンス体制においては女性役員比率が7.7%と向上途上にありますが、社外取締役の登用による経営の透明性確保が進められています。連結子会社57社を擁する大規模企業として、監査体制の強化や資本効率(ROIC)を意識した経営方針を掲げることで、持続的な企業価値の向上を目指しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主32.9%
浮動株67.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関27.8%
事業法人等5%
外国法人等27.9%
個人その他36.9%
証券会社2.3%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(13,385,000株)15.44%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(4,999,000株)5.77%
沖電気グループ従業員持株会(2,149,000株)2.48%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,778,000株)2.05%
BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(1,721,000株)1.99%
株式会社みずほ銀行(1,419,000株)1.64%
明治安田生命保険相互会社(1,400,000株)1.61%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,273,000株)1.47%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,211,000株)1.4%
JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,167,000株)1.35%

株主構成は機関投資家が上位を占める構成となっており、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が安定株主として存在感を示しています。創業家による支配色は薄く、従業員持株会や事業会社、金融機関が名を連ねることで、長期的な安定とガバナンスの均衡を保つ構造と言えます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 OKIグループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(経営成績等)の状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクには以下のようなものがあります
2なお、当該事項は2025年3月31日現在においてOKIグループが判断したものであります
3OKIグループはこれらのリスクを認識し、その影響の低減に取り組んでまいります
4(1)世界の政治経済の動向に係るもの OKIグループの製品に対する需要は、製品を販売している日本国内、海外の各地域の政治経済状況の影響を受けます
5OKIグループの海外市場は米州、欧州、アジア等であり、当該地域における売上は当連結会計年度においては500億円(連結売上高比率11.1%)を占めております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
781万円
従業員数
13,906
平均年齢
44.2歳
平均年収従業員数前年比
当期781万円13,906-

従業員の平均年収は781万円となっており、製造業・電気機器業界の平均的な水準と比較して安定した雇用環境と納得感のある報酬水準が維持されています。長年の技術蓄積を背景とした社会インフラシステム事業の堅調さが、こうした従業員の処遇を支えるベースとなっていると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、ほぼ一貫してTOPIXをアンダーパフォームしており、株主へのリターン創出が課題でした。これは、構造改革の途上にあり、安定的な利益成長を実現できていなかったことが主な要因です。しかし、直近の株価上昇や増配により、2025期のTSRは改善傾向にあります。今後は新経営計画の達成を通じて持続的な企業価値向上を果たし、TOPIXを上回るTSRを実現できるかが問われます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
45
方針: 配当性向30%以上目標
1株配当配当性向
2016/03期565.7%
2018/03期5073.7%
2019/03期5051.5%
2020/03期5030.7%
2021/03期20-
2022/03期30125.8%
2023/03期20-
2024/03期3010.1%
2025/03期4531.3%
2期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

同社は資本効率を重視しつつ、配当性向30%以上を目標とした安定的かつ持続的な還元を目指す方針を掲げています。業績の拡大に伴い、2026年3月期には配当予想を増額修正するなど、株主還元への意識を高めています。今後は強固な財務基盤とキャッシュ創出力を背景に、利益成長に応じた増配を期待できる体制です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 111.3万円 になりました (11.3万円)
+11.3%
年度末時点評価額損益TSR
2021期115.4万円15.4万円15.4%
2022期88.4万円11.6万円-11.6%
2023期77.7万円22.3万円-22.3%
2024期123.7万円23.7万円23.7%
2025期111.3万円11.3万円11.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,429,500株
売り残430,900株
信用倍率3.32倍
2026年5月30日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
第102期 定時株主総会2026年6月下旬
新経営計画 詳細発表2026年3月5日

同社のPER・PBRは電気機器業界の平均とほぼ同水準であり、現在の株価が市場から見て極端な割高・割安圏にあるわけではないことを示唆しています。信用買い残は売り残を上回っており、株価上昇を期待する個人投資家が多い一方、将来的な売り圧力も潜在しています。今後は新経営計画の進捗が具体的な数字として業績に現れるかが、市場評価を左右する重要なポイントとなります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期87.7億円95.8億円109.3%
2022/03期76.9億円56.3億円73.2%
2023/03期-3.3億円0円-
2024/03期183億円0円0.0%
2025/03期168億円43.3億円25.8%

過去には赤字による繰越欠損金の利用等で税負担が変動しましたが、直近では業績黒字化に伴い適正な税負担水準へと移行しています。2024/03期は繰延税金資産の取り崩し等の影響で実効税率が一時的に低下しましたが、2025/03期以降は法的な実効税率に近い25-26%程度の水準で推移する見込みです。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

沖電気工業 まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 45円
安全性
普通
自己資本比率 35.6%
稼ぐ力
普通
ROE 5.0%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「日本のATMと通信を支えた創業140年の老舗が、祖業を大胆に再編し社会インフラDX企業へと変貌を遂げる第二創業期」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU