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太陽誘電6976

TAIYO YUDEN CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 90円
安全性
普通
自己資本比率 48.4%
稼ぐ力
普通
ROE 4.3%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたがスマートフォンで動画を見たり、ゲームをしたりするとき、その内部では数え切れないほどの超小型部品が働いています。太陽誘電は、そうした電子機器に欠かせない「積層セラミックコンデンサ」という米粒よりも小さな部品で、世界トップクラスのシェアを誇る会社です。普段何気なく使っているパソコンやテレビ、これからますます普及する電気自動車の中にも、同社の最先端技術がぎっしり詰まっています。目に見えないところで、私たちの快適なデジタルライフを支えている縁の下の力持ち、それが太陽誘電です。

積層セラミックコンデンサ(MLCC)で世界大手の太陽誘電は、スマートフォン市場の低迷を受け、2025期決算で売上高3,414億円、営業利益104.59億円と厳しい業績が続いた。これはピーク時の2022期(営業利益682億円)から大幅な減益となる。しかし、会社は2026期に売上高3,500億円、営業利益200億円とV字回復を見込んでおり、成長領域である自動車向けやデータセンター向けなど、高付加価値製品へのシフトが復活の鍵を握る。株価は業績悪化を織り込みつつも、将来の回復期待を背景に推移している。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
東京都中央区京橋2-7-19 京橋イーストビル

サービスの実績は?

3,414億円
連結売上高
2025期実績
+5.8% YoY
104.6億円
連結営業利益
2025期実績
+15.2% YoY
90
1株当たり配当金
2025期実績
0.0% YoY
30%以上
新卒女性採用率目標
中期経営計画2025
10%以上
女性管理職比率目標
2030年目標
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.3%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.1%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
6.2%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期11.7%7.1%-
2022/03期20.0%12.4%-
2023/03期7.5%4.7%-
2024/03期2.6%1.5%2.8%
2025/03期0.7%0.4%3.1%
3Q FY2026/34.3%(累計)2.1%(累計)6.2%

収益性については、かつては19.5%(2022/03期)を誇った営業利益率が、近年の需要低迷に伴い3%前後まで低下しています。ROE(自己資本利益率)も同様に大幅な低下を余儀なくされており、効率的な資本運用が課題となっています。今後は、高付加価値製品の販売拡大とコスト削減策による収益性の早期回復が求められるフェーズです。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期3,009億円286億円228.0円-
2022/03期3,496億円544億円433.5円+16.2%
2023/03期3,195億円232億円186.3円-8.6%
2024/03期3,226億円90.8億円83.2億円66.8円+1.0%
2025/03期3,414億円105億円23.3億円18.7円+5.8%

太陽誘電の業績は、スマートフォンや車載向け電子部品市場の停滞を受け、2022/03期をピークに調整局面が続いています。2024/03期以降は、需要減退の影響で営業利益が大幅に縮小する厳しい状況が継続しました。しかし、2026/03期期には主要製品の需要回復と生産効率化により、緩やかな業績の改善が期待されています。 【3Q 2026/03期実績】売上2661億円(通期予想比78%)、営業利益165億円(同103%)、純利益126億円(同158%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.3%(累計)
業界平均
7.7%
営業利益率下回る
この会社
6.2%
業界平均
8.1%
自己資本比率下回る
この会社
48.4%
業界平均
54.7%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億2,600万円
取締役8名の合計

EDINET開示情報では、積層セラミックコンデンサ(MLCC)を中心とした電子部品の製造・販売を主軸としています。主なリスク要因には、電子機器市場の市況変動や為替リスク、および急速な技術革新による競争激化が挙げられています。

会社の計画は順調?

D
総合評価
「中期経営計画2025」は市況悪化で大幅未達。業績予想も下方修正が多く、計画達成力には課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2025
2021期~2025期
売上高: 目標 4,800億円 未達 (3,414億円)
71.1%
営業利益率: 目標 15.0% 未達 (3.06%)
20.4%
ROE: 目標 15.0%以上 未達 (0.62%)
4.1%
ROIC: 目標 10.0%以上 未達 (0.51%)
5.1%
FY2026 会社予想
2026期
売上高: 目標 3,500億円 順調 (3,414億円)
97.6%
営業利益: 目標 200億円 やや遅れ (104.59億円)
52.3%
純利益: 目標 110億円 大幅遅れ (23.28億円)
21.2%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2023期3,850億円3,300億円3,195億円-17.0%
2024期3,220億円3,227億円+0.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2023期700億円350億円320億円-54.3%
2025期160億円105億円-34.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2025年度を最終年度とする「中期経営計画2025」は、売上高4,800億円、営業利益率15%という高い目標を掲げましたが、主力のスマートフォン市場の急激な減速により、実績は売上高3,414億円、営業利益率3.1%と目標を大幅に下回る結果となりました。業績予想の精度も低く、特に利益面での下方修正が目立ちます。現在は2026期の会社予想達成に向け、車載向けなどの高付加価値製品へのシフトを急いでおり、次の成長戦略で信頼を回復できるかが焦点です。

最新ニュース

中立
太陽誘電、26年3月期業績予想を発表
2/6 · 株予報Pro
ポジティブ
米系大手証券が目標株価を4,900円に引き上げ
3/24 · IFIS株予報
ポジティブ
太陽誘電の26年3月期経常予想が前週比4.7%上昇
3/18 · IFIS株予報
ポジティブ
アナリストによる目標株価引き上げと増益見通し
3/17 · ダイヤモンドZai
ポジティブ
新潟太陽誘電によるオフサイト型PPA活用への取り組み
2/20 · PR TIMES

どんな話題が多い?

決算・業績45%
株価動向・レーティング30%
ESG・サステナビリティ15%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
38
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報オンライン, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 15%
電気機器業界 480社中 72位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年2月業績予想更新

26年3月期の業績予想を公表。次期中期経営計画に向けた収益基盤の強化を強調。

2024年10月PPA提携

新潟太陽誘電がオフサイト型コーポレートPPAを活用し、CO2排出量削減を加速。

2024年4月新製品開発

積層セラミックコンデンサおよび通信デバイスの量産技術刷新に関する投資を推進。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率48.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
1,202億円
借金(有利子負債)
Net Assets
3,390億円
会社の純資産

財務健全性に関しては、長年無借金経営を継続してきましたが、2024/03期期に成長投資のための設備投資資金として約2,381億円の有利子負債を調達しました。これにより自己資本比率は以前の60%超から55.6%(2025/03期)へ低下したものの、依然として安定した水準を維持しています。潤沢な資産背景のもと、中長期的な成長に向けた構造転換を支える財務基盤を有しています。 【3Q 2026/03期】総資産6086億円、純資産3390億円、自己資本比率48.4%、有利子負債1202億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+339億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-635億円
投資に使ったお金
Financing CF
+30.5億円
借入・返済など
Free CF
-296億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期529億円422億円126億円107億円
2022/03期673億円506億円147億円167億円
2023/03期395億円604億円145億円210億円
2024/03期511億円828億円376億円317億円
2025/03期339億円635億円30.5億円296億円

営業キャッシュフローは安定的な創出を維持していますが、マレーシア新工場などの積極的な設備投資が継続しているため、フリーキャッシュフローは直近3期連続でマイナスとなっています。不足分は財務キャッシュフローのプラス(調達)で補填する構造です。将来の成長に向けた先行投資が重なっている時期であり、投資回収フェーズへの移行が今後のキャッシュフロー改善の鍵となります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 3名(30.0% 男性 7
30%
70%
監査報酬
1億円
連結子会社数
30
設備投資額
627.1億円
平均勤続年数(従業員)
16.5

女性役員比率が30.0%に達しており、多様な視点を取り入れたガバナンス体制を積極的に構築しています。30社の連結子会社を統括する規模を持ちながら、監査報酬1億円規模の適切な監視体制を維持することで、経営の透明性向上を図っています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主49.6%
浮動株50.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関45.7%
事業法人等3.8%
外国法人等26.6%
個人その他21.5%
証券会社2.3%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はSTATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301 (常任代理人 みずほ銀行決済営業部)。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(32,462,000株)26.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(20,118,000株)16.12%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(4,753,000株)3.81%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(2,651,000株)2.12%
株式会社伊予銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(2,000,000株)1.6%
公益財団法人佐藤交通遺児福祉基金(1,916,000株)1.53%
BNP PARIBAS FINANCIAL MARKETS (常任代理人 BNPパリバ証券株式会社)(1,867,000株)1.49%
HSBC HONG KONG - TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES (常任代理人 香港上海銀行 東京支店 カストディ業務部)(1,763,000株)1.41%
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(1,666,000株)1.33%
JUNIPER (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(1,230,000株)0.98%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が上位を占めており、機関投資家による保有が中心の構成です。特定の創業者一族による支配色は薄く、国内外の幅広い投資家から安定的に資金が供給されている状況です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1電子部品の価格低下 電子機器の市場競争は激しく、電子部品市場でもセットメーカーからの値下げ要請と部品メーカー間の企業競争から電子部品価格は下落傾向にあります
2顧客の信用リスク 当社グループは、世界各国の電子機器メーカーを中心に取引をしておりますが、電子機器市場は事業環境の変化が激しく、顧客の業績が悪化した場合、売上債権の回収に影響を及ぼす可能性があります
3法的規制等 当社グループは、事業を展開する各国において、事業・投資の許可、税制及び国家安全保障等による輸出制限等の政府規制の適用を受けるとともに、通商、独占禁止、環境・リサイクル関連の法的規制を受けております
4環境規制におけるリスク 当社グループは、事業を展開する各国において、製品中の有害物質、産業廃棄物の処分、水質・大気・土壌の汚染防止について様々な環境関連法令の規制を受けております
5人材確保に関するリスク 当社グループの業績は、研究開発、生産、販売、経営管理等において優秀な人材の貢献に大きく依存しております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
676万円
従業員数
20,779
平均年齢
41.2歳
平均年収従業員数前年比
当期676万円20,779-

従業員の平均年収は676万円であり、電子部品業界の平均と比較しても標準的な水準を維持しています。近年はスマートフォンや車載向けなど先端市場の需要変動に伴い、業績連動型の報酬が反映されやすい傾向にあります。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価変動と配当を合算した総合的な投資リターンを示す指標です。2022期まではTOPIXを上回る高いリターンを実現していましたが、2023期以降は業績悪化に伴う株価下落が響き、2年連続でTOPIXを大きく下回る(アンダーパフォーム)結果となりました。これは、スマートフォン市場の低迷という外部環境の変化が、同社の株主価値に直接的な影響を与えたことを示しています。今後のTSR改善には、安定的な業績回復と株主還元の両立が不可欠です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
90
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
2016/03期1512.0%
2017/03期2043.4%
2018/03期2014.4%
2019/03期2111.1%
2020/03期2618.2%
2021/03期4017.5%
2022/03期8018.5%
2023/03期9048.3%
2024/03期90134.8%
2025/03期90482.1%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

太陽誘電は株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、連結配当性向30%を目標とする安定的な配当継続を基本方針としています。近年の業績低迷期においても90円の配当を維持していますが、これは将来の業績回復を織り込んだ配当維持の姿勢の表れです。今後の配当性向は、利益成長に伴い目標水準へ安定化させる方針です。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 99.9万円 になりました (-0.1万円)
-0.1%
年度末時点評価額損益TSR
2021期183.2万円83.2万円83.2%
2022期198.2万円98.2万円98.2%
2023期162.5万円62.5万円62.5%
2024期137.2万円37.2万円37.2%
2025期99.9万円0.1万円-0.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残2,260,200株
売り残276,000株
信用倍率8.19倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年5月上旬
第85期定時株主総会2026年6月下旬

現在のPERは64.3倍と、業界平均に比べて割高な水準にあります。これは現在の利益が落ち込んでいる一方で、株価が将来の業績回復を織り込んでいるためです。信用倍率は8.19倍と買い残が多く、短期的な株価上昇を期待する投資家が多いことを示唆していますが、将来の売り圧力になる可能性も需給面の注意点です。PBRや配当利回りは業界平均と近い水準です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期412億円126億円30.6%
2022/03期722億円178億円24.7%
2023/03期348億円116億円33.3%
2024/03期138億円54.4億円39.5%
2025/03期105億円81.9億円77.9%

法人税等の支払額は利益の変動に伴い推移していますが、近年の利益水準低下により実効税率が一時的に上昇しています。特に2025/03期期は、利益規模の縮小に対して税務上の調整などが影響し、税率が高く見えています。今後は業績回復に伴い、税率も通常水準へ収束することが予想されます。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

太陽誘電 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 90円
安全性
普通
自己資本比率 48.4%
稼ぐ力
普通
ROE 4.3%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「『スマホ依存』から脱却し、自動車向けコンデンサで再成長を狙う部品メーカーの雄」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU