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アイコム6820

ICOM INCORPORATED

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 83円
安全性
安定
自己資本比率 81.0%
稼ぐ力
普通
ROE 1.9%(累計)
話題性
不評
ポジ 30%

この会社ってなに?

あなたが大規模な音楽フェスやスポーツイベントに参加したとき、スタッフが胸元につけたインカムで連絡を取り合っているのを見かけませんか?あれがアイコムの製品かもしれません。また、テレビで見るマラソン中継や災害時の救助活動など、一瞬の途切れも許されない通信の裏側で、アイコムの業務用無線機が活躍しています。さらに、趣味でアマチュア無線を楽しむ人々の間でも「アイコム」は世界的なブランド。プロの現場から個人の楽しみまで、私たちの社会の重要なコミュニケーションを支えている会社です。

無線機専業メーカーとして陸上業務用、アマチュア無線、海上無線を3本柱に安定成長を続けるグローバル企業。2025年3月期は売上高374.7億円、営業利益37.21億円を達成し、増収増益を維持しました。現在はM&Aや他社との提携を積極化し、従来の無線技術にIP技術やAIを組み合わせたソリューション事業への転換を加速させています。PBRは0.62倍と1倍を大きく下回っており、今後の資本効率改善と株価上昇が期待される局面です。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
大阪府大阪市平野区加美南1-1-32

サービスの実績は?

+0.9%
売上高成長率 (YoY)
2025年3月期実績
FY24は+8.6%
+8.9%
営業利益成長率 (YoY)
2025年3月期実績
FY24は+19.8%
83
1株当たり配当金
2025年3月期実績
-14円 YoY
40.4%
配当性向
2025年3月期実績
前年並み
40%
海外売上高比率(推定)
会社四季報より
グローバル展開が主力
5,809万円
従業員一人当たり売上高
2025年3月期実績ベース
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
1.9%(累計)
株主資本の利回り
ROA
1.5%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
5.8%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期3.1%2.8%-
2022/03期1.9%1.7%-
2023/03期4.4%3.9%-
2024/03期5.5%4.9%9.2%
2025/03期4.4%4.0%9.9%
3Q FY2026/31.9%(累計)1.5%(累計)5.8%

収益性は安定的な推移を見せており、特に無線機事業の付加価値向上により営業利益率は約10%付近まで改善しています。ROE(自己資本利益率)は5%前後で推移しており、効率的な経営体制を維持しています。高付加価値な製品開発による利益率の維持が、安定した収益基盤の要となっています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期279億円17.4億円120.2円-
2022/03期283億円10.9億円76.2円+1.2%
2023/03期342億円25.7億円179.4円+20.9%
2024/03期371億円34.1億円34.6億円241.2円+8.6%
2025/03期375億円37.2億円29.5億円205.6円+0.9%

アイコムは無線機器専業メーカーとして、アマチュア無線や陸上業務無線を主軸にグローバル展開しており、近年の海外需要の堅調さにより売上高は400億円規模まで成長しています。2023/03期以降は円安効果や堅調な販売により利益水準が向上し、2025/03期の純利益は約29.5億円となりました。今期も国内外での安定的な需要を背景に、売上高400億円、純利益34.3億円を見込む堅実な成長軌道を描いています。 【3Q 2026/03期実績】売上261億円(通期予想比65%)、営業利益15億円(同37%)、純利益12億円(同34%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
1.9%(累計)
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
5.8%
業界平均
8.0%
自己資本比率上回る
この会社
81.0%
業界平均
54.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億5,500万円
取締役4名の合計

売上高の約4割を北米・欧州が占めるグローバル展開が特徴ですが、模倣品問題や地政学リスクを重要な経営課題として認識しています。無線通信機器という社会インフラを支える事業特性上、研究開発への先行投資を継続する姿勢が鮮明です。

会社の計画は順調?

B
総合評価
旧中計は未達も、現中計は目標達成圏内。業績予想は堅実で、しばしば上振れする傾向。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2026
2024期〜2026期
売上高: 目標 400億円 順調 (374.7億円)
93.68%
営業利益: 目標 40億円 順調 (37.21億円)
93.03%
営業利益率: 目標 10.0% 順調 (9.93%)
99.3%
(旧)中期経営計画2023
2021期〜2023期
売上高: 目標 350億円 未達 (341.7億円)
97.63%
営業利益: 目標 30億円 未達 (28.5億円)
95%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期380億円375億円-1.4%
2024期350億円371億円+6.1%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期35億円37億円+6.3%
2024期29億円34億円+17.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の「中期経営計画2026」では最終年度に売上高400億円、営業利益40億円を目標としています。2025年3月期実績で売上・利益ともに進捗率93%超と、目標達成は射程圏内にあります。過去の「中期経営計画2023」は目標未達で終了しましたが、会社予想に対しては堅実な実績を積み重ねており、特に利益面で期初予想を上回る傾向が見られます。安定した財務基盤を背景に、着実な成長を目指す姿勢が伺えます。

どんな話題が多い?

決算・業績修正40%
製品・技術開発30%
M&A・提携20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
42
前月比 +15.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, QUICK Money World, 日経電子版
業界内ランキング
上位 40%
電気機器 500社中 200位
報道のトーン
30%
好意的
30%
中立
40%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年7月戦略的提携

ボイット株式会社と提携し、法人向けAIインカムアプリ「ICOM CONNECT」の提供を開始。

2025年11月下方修正

今期経常利益の下方修正および配当の減額を発表し、市場の警戒感が強まった。

2024年9月ブランド毀損

レバノンでの模倣品爆発事故を受け、ブランド毀損リスクへの対応を余儀なくされた。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率81.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
0円
借金(有利子負債)
Net Assets
693億円
会社の純資産

アイコムの財務基盤は極めて強固であり、自己資本比率は90%を超える無借金経営を継続しています。潤沢なネットキャッシュを背景に、成長投資や株主還元を柔軟に実施できる財務余力を備えています。この極めて高い財務健全性は、不測の事態にも耐えうる強固な基盤と言えます。 【3Q 2026/03期】総資産769億円、純資産693億円、自己資本比率81.0%。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+25.1億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-26.7億円
投資に使ったお金
Financing CF
-13.9億円
借入・返済など
Free CF
-1.6億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期29.7億円7.3億円19.4億円37.0億円
2022/03期20.8億円34.4億円7.2億円13.5億円
2023/03期34.2億円24.8億円7.2億円59.0億円
2024/03期22.1億円36.8億円11.2億円14.7億円
2025/03期25.1億円26.7億円13.9億円1.6億円

営業キャッシュフローは本業の好調により継続的にプラスを確保しています。一方で、積極的な設備投資や子会社化に伴う投資キャッシュフローの流出が発生しており、成長に向けた資本投下が優先されています。FCF(フリー・キャッシュフロー)は投資タイミングにより変動しますが、無借金経営を維持しつつ安定的に株主還元を行うキャッシュ創出力を有しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
3,500万円
連結子会社数
14
設備投資額
19.0億円
平均勤続年数(従業員)
17
臨時従業員数
66

女性役員比率は11.1%で今後の登用拡大が期待されますが、社外取締役を半数登用するなど透明性の高いガバナンス体制を構築しています。14社の連結子会社を統括し、堅実な監査体制のもとでグローバルな経営管理を徹底しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主57.1%
浮動株42.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関13.2%
事業法人等43.8%
外国法人等4.7%
個人その他37.4%
証券会社0.8%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はギガパレス・UH Partners 2・光通信。

井上 徳造(2,049,000株)14.28%
ギガパレス㈱(1,472,000株)10.26%
㈱UH Partners 2(1,379,000株)9.61%
光通信㈱(1,185,000株)8.26%
公益財団法人アイコム電子通信工学振興財団(1,000,000株)6.97%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(681,000株)4.75%
㈱JVCケンウッド(445,000株)3.1%
アイコム従業員持株会(358,000株)2.5%
住友不動産㈱(357,000株)2.49%
明治安田生命保険相互会社(326,000株)2.27%

創業家である井上徳造氏が筆頭株主として14.28%を保有しており、強いリーダーシップを維持しています。また、ギガパレスや公益財団法人、従業員持株会など安定株主の比率が高く、敵対的買収リスクを抑えた盤石な資本構成が特徴です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料の調達に関するリスク 当社グループは電子部品等の製品の原材料を主に日本国内、中国、台湾及び東南アジア諸国より調達しており、調達先において紛争や自然災害の発生等、予期しない要因により長期にわたり調達が滞るような場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります
2為替相場の変動によるリスク 当社グループの連結売上高に占める海外売上高の割合は、2023年3月期67.0%、2024年3月期69.5%、2025年3月期66.6%と高水準であり、外貨建て支払いによる原材料の調達を拡大する等の対策を講じておりますが、為替相場の変動は当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります
3知的財産権に関するリスク 当社グループは、特許権、商標権等の知的財産権を取得することにより自社の知的財産権を保護しております
4パンデミックに相当する大規模な感染症流行のリスク 大規模な感染症の流行により、経済活動が制限され、海外からの原材料の調達に支障が出ること等による生産遅れや、販売機会の減少及び消失が起こる可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
706万円
従業員数
1,057
平均年齢
42歳
平均年収従業員数前年比
当期706万円1,057-

従業員平均年収は706万円と、製造業や電気機器セクターの中でも安定した給与水準を維持しています。無線機専業というニッチな市場で高いシェアを誇る強みが、堅実な利益体質と適正な待遇還元に繋がっています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫して市場平均であるTOPIXを下回って推移しています。これは、同社の業績が比較的安定している一方で、市場全体の成長率と比較すると株価の上昇が緩やかであったことを示しています。PBRが1倍を割れていることからも分かる通り、市場からは成長性について高い評価を得られていない状況が続いています。今後は、M&Aやソリューション事業への転換といった成長戦略が株価にどう反映されるかが、アンダーパフォームを解消する鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
83
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
2016/03期3632.1%
2017/03期2062.5%
2018/03期3071.0%
2019/03期4533.9%
2020/03期5340.6%
2021/03期5041.6%
2022/03期5065.6%
2023/03期7240.1%
2024/03期9740.2%
2025/03期8340.4%
株主優待
あり
全国特産品カタログギフト
必要株数100株以上(約30万円)
金額相当約3,000円相当
権利確定月3月

配当方針は配当性向40%を目標として掲げており、業績に応じた還元を実施しています。強固な財務基盤を背景に、安定的な配当維持と成長投資のバランスを重視した資本政策を推進しています。今後も業績成長に伴う利益還元が期待できる配当姿勢です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 121.4万円 になりました (21.4万円)
+21.4%
年度末時点評価額損益TSR
2021期110.1万円10.1万円10.1%
2022期100.7万円0.7万円0.7%
2023期105.7万円5.7万円5.7%
2024期143.8万円43.8万円43.8%
2025期121.4万円21.4万円21.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残396,000株
売り残21,700株
信用倍率18.25倍
2026年3月13日時点時点
今後の予定
2026年3月期 第4四半期決算発表2026年5月中旬
定時株主総会2026年6月下旬

PER、PBRともに業界平均を下回っており、株価は割安圏にあると判断されます。特にPBRが0.62倍と、解散価値を大きく割り込んでいる点は注目に値します。信用倍率は18倍超と高水準で、将来の株価上昇を見込んだ個人投資家の買いが多い状況ですが、これは将来的な売り圧力にもなり得ます。配当利回りは業界平均より高く、インカムゲイン狙いの投資家にとっても魅力的です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期22.6億円5.2億円23.2%
2022/03期15.7億円4.8億円30.6%
2023/03期32.6億円6.9億円21.1%
2024/03期44.2億円9.6億円21.6%
2025/03期39.0億円9.5億円24.4%

法人税等の支払いは、経常利益の変動に合わせて適切に計上されています。実効税率は概ね20%から30%の範囲内で推移しており、一般的な税務水準です。業績予想に基づく将来の税負担も計画の範囲内であり、財務への大きな影響は限定的です。

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アイコム まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 83円
安全性
安定
自己資本比率 81.0%
稼ぐ力
普通
ROE 1.9%(累計)
話題性
不評
ポジ 30%

「無線機一筋70年、ニッチ市場で世界を席巻しIP化の波に乗るMade in Japanメーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU