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ダブル・スコープ6619

W-SCOPE Corporation

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
低迷
赤字
配当
なし
配当なし
安全性
安定
自己資本比率 58.6%
稼ぐ力
低い
ROE -34.1%
話題性
不評
ポジ 15%

この会社ってなに?

あなたが毎日使うスマートフォンやタブレット、そして街で見かける電気自動車(EV)。これらの製品には、動力源となるリチウムイオン電池が不可欠です。実はその電池の内部には、プラスとマイナスの電極が直接触れ合ってショートするのを防ぐ、とても薄い『セパレーター(絶縁材)』というフィルムが入っています。ダブル・スコープは、この電池の安全性と性能を左右する重要な部品を専門に作っている会社です。普段意識することはありませんが、私たちのデジタルライフやクリーンな交通社会を、見えないところで支えているのです。

リチウムイオン電池の重要部材であるセパレーター専業メーカー。韓国子会社の上場を巡る混乱で株価が急落し、財務状況が悪化。直近の2026年1月期決算では、EV市場の需要減速も重なり、売上高が前期比88.3%減の36.3億円、営業損失49.19億円と大幅な赤字を計上しました。現在は事業再編の真っ只中にあり、PBRは0.31倍と解散価値を大きく下回る水準で、市場からの信頼回復と収益構造の立て直しが急務となっています。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
1月
本社
東京都品川区東五反田1-22-6 五反田さくらビル8階

サービスの実績は?

36.3億円
連結売上高
2026年1月期実績
-88.3% YoY
-49.19億円
連結営業利益
2026年1月期実績
赤字拡大
-124.65億円
親会社株主に帰属する当期純利益
2026年1月期実績
赤字拡大
0
1株当たり配当金
2026年1月期実績
無配継続
-225.9
1株当たり当期純利益 (EPS)
2026年1月期実績
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません
ROE
-34.1%
株主資本の利回り
ROA
-22.2%
総資産の活用度
Op. Margin
-135.5%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2016/01期9.4%6.4%26.2%
2017/01期0.5%0.3%2.9%
2018/01期14.0%6.1%38.3%
2019/01期21.3%6.0%25.0%
2020/01期88.8%15.9%15.4%
2021/01期9.8%3.8%6.3%
2022/01期5.4%4.0%17.4%
2024/01期0.8%0.6%8.0%
2025/01期4.3%3.2%3.2%
2026/01期27.5%22.2%135.5%
2026/01期34.1%22.2%135.5%

収益性は非常に低迷しており、2026/03期時点では営業利益率が-135.5%と極めて深刻な水準にあります。かつてはセパレーター専業メーカーとして高い利益率を誇る時期もありましたが、足元では稼働率の低下が収益を大きく圧迫しています。ROE(自己資本利益率)も大幅なマイナスが続いており、早期のコスト構造改善と黒字化が喫緊の経営課題です。

儲かってるの?

赤字です
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/01期300億円19.0億円29.4億円-56.7円+62.2%
2022/01期451億円78.3億円44.1億円80.4円+50.5%
2024/01期480億円38.6億円9.4億円17.1円+6.5%
2025/01期310億円10.1億円37.1億円-67.6円-35.4%
2026/01期36.3億円49.2億円125億円-225.9円-88.3%

ダブル・スコープの業績は、EV市場の減速と主要取引先の需要低迷を受け、近年の赤字幅が急拡大する厳しい局面が続いています。2022/03期には売上高451億円を達成し成長を牽引しましたが、その後は需要減により2026/03期には売上高が約36億円まで激減しました。今後は市場の構造的な逆風を背景に、大幅な赤字からの脱却に向けた厳しい事業再編が求められる状況です。 【2026/01期実績】売上36億円(前期比-88.3%)、営業利益△49億円、純利益△125億円。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
-34.1%
業界平均
7.9%
営業利益率下回る
この会社
-135.5%
業界平均
9.2%
自己資本比率上回る
この会社
58.6%
業界平均
54.5%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

EDINET開示情報では、リチウムイオン電池用セパレーターの専業メーカーとしての韓国生産拠点への依存と、EV市場の景況感に直結する収益モデルが顕著です。原材料価格の高騰や競合とのシェア争いによる収益悪化リスクが継続的に記載されています。

会社の計画は順調?

D
総合評価
過去の中計は未達、近年の業績予想は大幅な下振れが続いており、計画達成力に深刻な課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2027年1月期 業績予想
2026期
売上高: 目標 60億円 やや遅れ (36.3億円)
60.5%
営業利益: 目標 -24億円 順調 (-49.19億円)
204.9%
純利益: 目標 -44億円 順調 (-124.65億円)
283.3%
(旧)中期経営計画『Vision 2022』
2020期〜2022期
売上高: 目標 500億円 未達 (451.0億円)
90.2%
営業利益: 目標 100億円 未達 (78.29億円)
78.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2026期-43億円-49億円未達
2025期40億円-10億円大幅未達
2024期55億円39億円-29.7%
2022期50億円78億円+56.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

過去の中期経営計画『Vision 2022』は売上高・営業利益ともに未達に終わりました。近年の業績予想は精度が著しく低く、特に2025期以降は期初予想を大幅に下回る赤字決算が続いています。これは、EV市場の需要変動や韓国子会社の上場失敗といった外部環境の激変に対応しきれていないことを示唆しています。進行中の再建計画の達成確度は極めて不透明と言わざるを得ません。

どんな話題が多い?

決算・財務状況50%
株価動向25%
EV市場関連15%
経営戦略10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
142
前月比 -12.5%
メディア数
48
株探, 日本経済新聞, 会社四季報, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES
業界内ランキング
上位 35%
電気機器業 850社中 297位
報道のトーン
15%
好意的
25%
中立
60%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月赤字拡大

2026年1月期決算にて、最終赤字が124.65億円となり赤字幅が拡大。

2025年11月業績下振れ

2025年1月期の営業損失10.08億円という厳しい経営環境が嫌気され株価が下落。

2024年2月前期実績

2024期の業績は売上高480.4億円、営業利益38.65億円で着地。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率58.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
78.5億円
借金(有利子負債)
Net Assets
409億円
会社の純資産

財務健全性については、度重なる赤字により純資産が減少傾向にあるものの、自己資本比率は78.5%と極めて高い水準を維持しています。現時点では有利子負債を抱えていない実質無借金経営であり、資金繰り面での猶予があることが唯一の支えです。ただし、継続的な赤字による資産の目減りは資産価値を棄損させており、今後は資本の有効活用が重要となります。 【2026/01期】総資産520億円、純資産409億円、自己資本比率58.6%、有利子負債79億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+7.5億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-7.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
+2,200万円
借入・返済など
Free CF
+1,800万円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2016/01期27.3億円74.6億円114億円47.3億円
2017/01期7.0億円143億円136億円136億円
2018/01期9.4億円98.3億円56.4億円108億円
2019/01期20.9億円162億円258億円183億円
2020/01期8,500万円146億円45.3億円145億円
2021/01期22.6億円23.7億円88.8億円1.0億円
2022/01期66.0億円283億円417億円217億円
2024/01期132億円510億円150億円378億円
2025/01期40.1億円287億円173億円247億円
2026/01期7.5億円7.3億円2,200万円1,800万円

営業キャッシュフローは近年プラスを維持していますが、旺盛な需要に対応するための巨額な設備投資によってフリーキャッシュフローは恒常的にマイナスとなっていました。2026/03期には投資を大幅に抑制した結果、フリーキャッシュフローは僅かながらプラスに転じました。今後は過剰な投資サイクルを抑え、持続可能なキャッシュを生み出せる体質への転換が不可欠です。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 成長に向けた内部留保の確保
1株配当配当性向
2016/01期1.33.7%
2017/01期1.3-
2018/01期1.3-
2019/01期00.0%
2020/01期00.0%
2021/01期00.0%
2022/01期00.0%
2024/01期00.0%
2025/01期00.0%
2026/01期00.0%
株主優待
なし

株主優待として、抽選で韓国の自社工場見学会への招待が行われる場合があります。

配当については、将来の成長のための内部留保を優先する方針を維持しており、長期間にわたり無配が継続されています。業績が不安定な現状では安定配当の実施は困難であり、当面は経営基盤の立て直しが最優先となります。株主への利益還元は、業績が安定成長フェーズへ移行した後の重要な検討課題です。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残4,714,000株
売り残1,682,400株
信用倍率2.80倍
2026年3月19日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年6月中旬(予定)
第2四半期決算発表2026年9月中旬(予定)

PBRが0.31倍と、解散価値を大幅に下回る水準で取引されており、市場からの評価が極めて低い状況です。信用買い残が売り残の2.8倍と高水準にあり、将来の株価上昇を見込む個人投資家が多い一方、需給面での重石となる可能性も秘めています。赤字企業のためPERは参考値ですが、業界平均と比較して各種指標が著しく見劣りしており、割安感よりも事業の先行き不透明感が株価を抑制していると考えられます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2016/01期24.8億円5.3億円21.5%
2017/01期-1.1億円0円-
2018/01期-33.0億円0円-
2019/01期-39.5億円0円-
2020/01期-78.2億円0円-
2021/01期-34.1億円0円-
2022/01期82.9億円38.8億円46.8%
2024/01期46.0億円36.6億円79.6%
2025/01期-32.4億円0円-
2026/01期-114億円0円-

当期は業績悪化により赤字決算となったため、法人税等の発生はありません。過去の黒字期には40%を超える高い実効税率が適用されていました。今後、業績回復とともに税務上の繰越欠損金の活用状況が納税額に影響を与える見込みです。

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ダブル・スコープ まとめ

業績
低迷
赤字
配当
なし
配当なし
安全性
安定
自己資本比率 58.6%
稼ぐ力
低い
ROE -34.1%
話題性
不評
ポジ 15%

「EVブームの寵児から一転、韓国子会社の上場頓挫で事業再編を迫られるリチウムイオン電池セパレーターメーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU