6750プライム

エレコム

ELECOM CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE11.2%
BPS89.7円
自己資本比率71.9%
FY2025/3 有報データ

暮らしのデジタルを快適に、PC・スマホ周辺機器のトップランナー

BtoCでは「デジタルライフのNo.1ブランド」として、BtoBでは「課題解決のNo.1パートナー」として、人々の暮らしやビジネスを支える存在となることを目指します。

この会社ってなに?

あなたがパソコンを使うとき、その手元にあるマウスやキーボードはエレコム製品かもしれません。スマートフォンを充電するケーブルや、外出先で活躍するモバイルバッテリーも、国内トップクラスのシェアを誇ります。最近では、コンビニで見かけるスマホアクセサリー(多摩電子工業)や、家の屋根にあるテレビアンテナ(DXアンテナ)もエレコムグループの一員になりました。普段何気なく手に取っているデジタル製品の裏側で、エレコムはあなたの便利な生活を支えているのです。

PC周辺機器のファブレス大手。FY2025は売上高1,180.1億円、営業利益135.31億円と増収増益を達成。DXアンテナや日本アンテナなど積極的なM&Aを通じてアンテナ事業や防災無線といったBtoB領域へ事業を拡大し、成長ドライバーの多角化を進めている。株主還元にも積極的で11期連続増配を予定しており、株主優待廃止後は配当を重視する方針へ転換している。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
大阪市中央区伏見町4丁目1番1号 明治安田生命大阪御堂筋ビル9F
公式
www.elecom.co.jp

社長プロフィール

柴田 幸生
柴田 幸生
代表取締役 取締役社長
挑戦者
世界中のお客さまの暮らしを、より快適で、より良いものにできるよう、新しい製品・サービスを創出しつづけています。これからも、変化を恐れず挑戦し続けることで、企業価値を高め、社会の発展に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1986
創業、パソコンデスクから始まる

大阪市でコンピュータ関連製品の開発・販売を目的にエレコム株式会社を設立。パソコンデスクの製造・販売から事業をスタートさせた。

2006
JASDAQ市場への上場

創業から20年を経て、JASDAQ証券取引所に上場。企業としての信頼性を高め、さらなる成長への基盤を築いた。

2013
東京証券取引所第一部へ市場変更

JASDAQから東証二部、そして東証一部へとステップアップ。日本を代表する企業の一つとして認知される存在となった。

2017
DXアンテナを子会社化、BtoB事業を強化

アンテナ国内トップシェアのDXアンテナを子会社化。家庭用(BtoC)だけでなく、放送・通信インフラという法人向け(BtoB)事業領域へ本格的に進出した。

2021
株主優待廃止と増配への転換

株主への還元方針を変更し、QUOカードなどの株主優待制度を廃止。その分を配当金に充当し、10期を超える連続増配で株主への利益還元を強化した。

2024
多摩電子工業と日本アンテナの買収

コンビニ販路に強みを持つスマホ周辺機器の多摩電子工業、防災無線などを手掛ける日本アンテナを立て続けに買収。積極的なM&Aで事業領域を拡大し続けている。

2025
次世代電池技術で市場をリード

世界初となるナトリウムイオン電池搭載モバイルバッテリーや、発火リスクを抑えた半固体電池製品を発売。安全性と技術力で市場のニーズに応える。

注目ポイント

積極的なM&Aによる成長戦略

DXアンテナや日本アンテナなどを次々と買収し、事業領域を拡大。PC周辺機器だけでなく、通信インフラや防災分野にも進出し、持続的な成長を目指しています。

10期以上の連続増配!安定した株主還元

株主優待を廃止し、配当による利益還元を重視する方針に転換。配当性向30%以上を目安に10期を超える連続増配を実現しており、株主への還元意欲が高い企業です。

世界初!ナトリウムイオン電池で技術革新

世界で初めてナトリウムイオン電池を搭載したモバイルバッテリーを発売。発火リスクが低く安全性の高い製品を開発し、技術力で市場をリードしています。

サービスの実績は?

11
連続増配年数
FY2025予定時点
+1期 YoY
48
1株当たり配当金
FY2025実績
+9.1% YoY
40.3%
配当性向
FY2025実績
-0.2pt YoY
+7.1%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
4
主要なM&A件数
過去5年間 (2020-2024)
事業領域拡大

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 48円
安全性
安定
自己資本比率 71.9%
稼ぐ力
高い
ROE 11.2%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
48
方針: 配当性向30%〜40%を目安とした安定配当
1株配当配当性向
FY2021/36957.7%
FY2022/33732.2%
FY2023/34042.0%
FY2024/34436.7%
FY2025/34840.3%
3期連続増配
株主優待
なし

エレコムは2021年3月権利確定分をもって株主優待制度を廃止しており、現在は配当による直接的な還元に注力しています。

エレコムは株主還元を重視し、安定的な配当の継続と増配を目指す方針を掲げています。かつて実施していた株主優待制度を廃止して配当へ原資を集中させたことで、配当性向は40%程度を目安に推移しています。継続的な業績成長を背景に、長期的な株主価値の向上を目指す姿勢が明確です。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
11.2%
業界平均
10.3%
営業利益率上回る
この会社
11.5%
業界平均
8.1%
自己資本比率上回る
この会社
71.9%
業界平均
52.5%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,074億円
FY2023/31,037億円
FY2024/31,102億円
FY2025/31,180億円
営業利益
FY2022/3139億円
FY2023/3113億円
FY2024/3124億円
FY2025/3135億円

エレコムは、IT周辺機器の企画・開発を主力とし、近年の売上高は1,300億円規模まで拡大傾向にあります。FY2025/3には売上高1,180億円を達成し、FY2026/3には子会社化した日本アンテナ等の寄与もあり更なる増収を見込んでいます。デジタル機器需要の取り込みが奏功し、営業利益も堅調な推移を辿っています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
11.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
8.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
11.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/314.0%10.2%14.8%
FY2022/312.8%9.4%13.0%
FY2023/310.0%7.6%10.9%
FY2024/311.6%8.5%11.2%
FY2025/311.2%8.1%11.5%

収益性については、かつて14%を超えていた営業利益率が競争激化により10%〜12%前後で推移しています。ROE(自己資本利益率)は11%前後で安定しており、効率的な資産活用を維持している状況です。付加価値の高い新製品の開発とグループ再編によるコスト適正化が、安定した収益性を支える鍵となっています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率71.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
193億円
会社の純資産
827億円

財務健全性は極めて高く、自己資本比率は70%を超えて維持される強固な基盤を有しています。FY2024/3以降、有利子負債が約160億円〜190億円発生していますが、潤沢な現預金水準と比較しても問題ない範囲です。実質無借金経営に近い財務体質は、積極的なM&A戦略を支える重要な強みです。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+174億円
営業CF
投資に使ったお金
-44.2億円
投資CF
借入・返済など
-106億円
財務CF
手元に残ったお金
+129億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3148億円-51.1億円47.3億円96.9億円
FY2022/396.7億円-56.6億円-141億円40.0億円
FY2023/391.6億円-71.1億円-32.5億円20.5億円
FY2024/396.7億円-24.3億円-81.7億円72.4億円
FY2025/3174億円-44.2億円-106億円129億円

営業キャッシュフローは安定して創出されており、FY2025/3には約173億円と過去最高水準のキャッシュを獲得しました。稼いだ資金をDXアンテナや多摩電子工業等の買収による事業拡大に充てつつ、FCF(フリー・キャッシュ・フロー)も黒字を維持しています。財務CFのマイナスは主に配当金の支払いや自己株式の取得に充てられたものであり、積極的な株主還元姿勢が表れています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1市場動向について 当社グループは主にパソコン・デジタル機器・家電関連製品の市場を主要な事業活動の領域としているため、当該市場の動向が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります
2海外の事業展開強化について 当社グループは、企業として一層の成長を図るため、当社単独または現地法人と合弁で子会社等を設立する等して、当社グループ製品の販売拡大に取組む方針であります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3152億円44.5億円29.3%
FY2022/3144億円40.0億円27.8%
FY2023/3114億円32.5億円28.5%
FY2024/3134億円33.8億円25.3%
FY2025/3132億円38.9億円29.5%

法人税等の支払額は経常的な利益水準に連動しており、おおむね約30億円から47億円の間で推移しています。実効税率は概ね法定実効税率に近い範囲に収まっており、税務上の特段の歪みは見られません。FY2026/3の予想税率はやや高めに設定されており、利益の増加に伴う適正な納税が見込まれています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
638万円
従業員数
1,936
平均年齢
36.9歳
平均年収従業員数前年比
当期638万円1,936-

従業員平均年収は638万円と、メーカー業界の平均と比較しても標準的からやや高い水準を維持しています。PC周辺機器市場での首位シェアを背景とした安定収益が、従業員への継続的な還元を支える基盤となっていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主34.3%
浮動株65.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関18.9%
事業法人等15.3%
外国法人等16.7%
個人その他47.8%
証券会社1.2%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。

葉田 順治(17,535,000株)22.96%
有限会社サンズ(12,600,000株)16.5%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(7,887,600株)10.33%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,641,000株)3.46%
株式会社三菱UFJ銀行(1,872,000株)2.45%
エレコム社員持株会(1,517,100株)1.99%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505227 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,477,000株)1.93%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE WS WALES PENSION PARTNERSHIP (WALES PP) ASSET POOLING ACS UMBRELLA (常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)(1,019,700株)1.34%
株式会社三井住友銀行(1,008,000株)1.32%
株式会社みずほ銀行(1,008,000株)1.32%

創業者である葉田順治氏が22.96%を保有する筆頭株主であり、同氏と関連会社で約4割を占めるオーナー色が強い構成です。一方で日本マスタートラスト信託銀行など機関投資家の保有も進んでおり、安定株主と市場の資金が混在する構造となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億2,200万円
取締役5名の合計

PC周辺機器を中心とするIT機器事業が柱であり、デジタルホームやネットワーク工事など多角化も進行中です。競合他社との激しい価格競争が継続的なリスク要因ですが、防災無線や電池事業など成長領域への買収戦略で収益源の拡大を図っています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
4,600万円
連結子会社数
17
設備投資額
35.4億円
平均勤続年数(従業員)
8.3
臨時従業員数
608

女性役員比率は9.1%と改善の余地があるものの、取締役会による監督体制が整備されています。連結子会社17社を統括する経営規模に対し、外部監査を通じて企業統治の客観性と透明性を確保するガバナンス体制を構築しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
明確な中計はないが、期初予想の精度はFY2023を除き概ね安定している。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

(参考)旧中期経営計画
FY2022~FY2024
売上高: 目標 1,300億円 未達 (1,101.7億円)
84.7%
営業利益: 目標 170億円 未達 (123.8億円)
72.8%
FY2026 業績予想
FY2026
売上高: 目標 1300億円 順調 (1180.1億円)
90.8%
営業利益: 目標 149億円 順調 (135.31億円)
90.8%
当期純利益: 目標 101.5億円 順調 (93.00億円)
91.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,200億円1,180億円-1.7%
FY20241,100億円1,102億円+0.2%
FY20231,116億円1,037億円-7.1%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025134億円135億円+1.0%
FY2024123億円124億円+0.7%
FY2023136億円113億円-16.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は具体的な中期経営計画を開示していませんが、毎期の業績予想が実質的な目標となります。FY2023は市況悪化で期初予想を大幅に下回りましたが、FY2024およびFY2025は売上・利益ともに期初予想を達成・もしくは僅かな乖離に留めており、計画精度は回復傾向にあります。FY2026の予想達成に向けては、既存事業の堅調な推移に加え、M&Aで取得したアンテナ事業や法人向けソリューション事業の成長が鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、全ての年でTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、2020年をピークに株価が軟調に推移したことが主な要因です。同社は株主優待を廃止し、連続増配を続けるなど株主還元を強化していますが、それが株価に十分に反映されていない状況です。今後、M&Aによる事業多角化が収益拡大に繋がり、市場からの成長期待を再び集めることができるかが、TSR向上の鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-1.4%
100万円 →98.6万円
-1.4万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202167.1万円-32.9万円-32.9%
FY202282.0万円-18.0万円-18.0%
FY202372.6万円-27.4万円-27.4%
FY202490.3万円-9.7万円-9.7%
FY202598.6万円-1.4万円-1.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残142,900株
売り残51,500株
信用倍率2.77倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬

PER、PBRともに電気機器セクターの平均と比較して割安な水準にあります。一方で配当利回りは業界平均を上回っており、バリュー株としての投資魅力が示唆されます。信用倍率は2.77倍と標準的な水準で、短期的な需給の偏りは見られません。市場はM&A戦略の成果が本格的に利益貢献するのを待っている状態と言えるでしょう。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 東洋経済オンライン ほか
業界内ランキング
上位 15%
電気機器業界 600社中 88位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
M&A・事業拡大30%
新製品開発20%
その他10%

最近の出来事

2025年11月日本アンテナ買収

防災無線用通信機器の強化を目的に日本アンテナを完全子会社化し、官需市場への拡大を推進。

2026年1月多摩電子工業買収

スマホ周辺機器のシェア拡大を図り、多摩電子工業を傘下に収めコンビニエンスストア向け販路を強化。

2026年2月業績上方修正

第3四半期における増収増益と日本アンテナ連結寄与により、2026年3月期の通期利益見通しを大幅上方修正

エレコム まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 48円
安全性
安定
自己資本比率 71.9%
稼ぐ力
高い
ROE 11.2%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「PC周辺機器の王者が、M&Aを連打して防災無線から次世代バッテリーまで手掛ける総合ITサプライヤーに変貌中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU