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図研6947

ZUKEN INC.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 100円
安全性
安定
自己資本比率 58.1%
稼ぐ力
普通
ROE 9.4%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが毎日使うスマートフォンやパソコン、運転する自動車の中には、緑色の複雑な電子回路基板が入っています。この基板は、電子機器の神経や血管のようなもので、これがなければ動きません。図研は、この非常に複雑な電子回路基板を『どう設計するか』を支援する専門のソフトウェア(CAD)を作っている会社です。普段目にすることはないけれど、世界中のメーカーが図研のソフトウェアを使って、より高性能で、より小さな電子機器を生み出しているのです。つまり、私たちの便利な暮らしは、図研の技術によって陰から支えられています。

プリント基板用CADソフトで国内首位、世界トップ級の技術を持つ電子設計自動化(EDA)の専門企業。2025期は売上高407.4億円、営業利益53.92億円と増収増益を継続し、過去最高業績を更新。近年は米Vitech社の買収などM&Aを積極的に行い、システムレベルの設計ソリューションへと事業領域を拡大。今後は先端半導体の3D実装設計や自動車のエレクトロニクス化を追い風とした成長が期待されます。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
神奈川県横浜市都筑区荏田東2丁目25番1号

サービスの実績は?

5.9%
売上高成長率 (YoY)
2025期実績
12.4%
営業利益成長率 (YoY)
2025期実績
100
1株当たり配当金
2025期実績
+81.8% YoY
42.6%
総還元性向
2025期実績
9,301万円
従業員一人当たり売上高
2025期実績ベース
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.4%(累計)
株主資本の利回り
ROA
5.5%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
12.7%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期5.5%3.7%-
2022/03期7.8%5.2%-
2023/03期8.0%5.3%-
2024/03期9.4%6.1%12.5%
2025/03期12.9%8.2%13.2%
3Q FY2026/39.4%(累計)5.5%(累計)12.7%

収益性に関しては、効率的な事業運営と高付加価値なソフトウェア提供により、営業利益率は2021/03期の10.0%から2025/03期には13.2%へと着実に改善しています。売上拡大に伴う規模の経済が働き、効率的なリソース配分が行われていることが示唆されます。ROE(自己資本利益率)も2025/03期時点で13.1%に達しており、資本効率を重視した経営が株主価値の向上に直結しているといえるでしょう。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期288億円21.4億円91.9円-
2022/03期315億円30.0億円129.2円+9.3%
2023/03期351億円32.0億円137.5円+11.3%
2024/03期385億円48.0億円38.7億円171.4円+9.7%
2025/03期407億円53.9億円52.3億円237.0円+5.9%

図研は、プリント基板CAD/CAMのリーディングカンパニーとして、自動車や産業機器向けの堅調なIT投資を背景に、売上高を2021/03期の288億円から2025/03期には407億円まで順調に拡大させています。積極的な研究開発投資や海外事業の成長、さらには買収効果によるソリューションの拡充が奏功し、営業利益も右肩上がりで成長を続けています。2026/03期も売上高430億円、営業利益56億円を見込んでおり、強固な顧客基盤を軸にさらなる業容拡大が期待されます。 【3Q 2026/03期実績】売上302億円(通期予想比70%)、営業利益38億円(同68%)、純利益35億円(同78%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
9.4%(累計)
業界平均
7.6%
営業利益率上回る
この会社
12.7%
業界平均
8.0%
自己資本比率上回る
この会社
58.1%
業界平均
54.6%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億1,825万円
取締役3名の合計

プリント基板CAD/CAMで国内最大手の地位を確立しており、連結子会社21社を擁するグローバルな体制を有しています。最新の決算では過去最高益を更新するなど成長基調にありますが、開発の高度化に伴う研究開発費の増加や、海外展開における為替・地政学リスクが継続的な注視ポイントです。

会社の計画は順調?

B
総合評価
期初予想を上回る実績を重ねるも、中計目標には僅かに届かず。計画達成への執着は課題か。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画
2026期〜2028期
売上高: 目標 490億円 順調 (430億円)
87.8%
営業利益: 目標 74億円 順調 (56億円)
75.7%
(旧)中期経営計画
2023期〜2025期
売上高: 目標 410億円 未達 (407.4億円)
99.4%
営業利益: 目標 56億円 未達 (53.92億円)
96.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期410億円407億円-0.6%
2024期370億円385億円+4.0%
2023期335億円351億円+4.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期55億円54億円-2.0%
2024期46億円48億円+4.3%
2023期41億円44億円+8.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

図研は2026期から始まる新中期経営計画で、最終年度の2028期に売上高490億円、営業利益74億円という挑戦的な目標を掲げています。これは、堅調なIT投資を背景とした既存事業の成長に加え、M&Aで取得した新事業領域の拡大を見込んだものです。一方で、2025期を最終年度とする旧中期経営計画は、売上・利益ともに目標をわずかに下回る「未達」で終了しました。毎年の業績予想は上回って着地することが多く経営の堅実さは見られるものの、中期的な目標達成力には若干の課題を残しています。

どんな話題が多い?

業績・決算40%
技術・製品30%
株主還元・IR20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
22
日経電子版, 株探, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス ほか
業界内ランキング
上位 30%
電気機器業界 400社中 115位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年12月新技術展示

SEMICON Japan 2025にて半導体設計の統合設計環境を披露。

2025年9月共同研究

IBM Researchと先端半導体分野における共同研究開発を発表。

2025年7月新中期計画

最終年度の売上高490億円を目指す新中期経営計画を公表。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率58.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
0円
借金(有利子負債)
Net Assets
393億円
会社の純資産

同社は強固な財務体質を有しており、調査の結果でも実質無借金経営を継続しています。自己資本比率は60%台を安定的に維持しており、潤沢な現預金と自己資本を背景に、機動的なM&Aや先行投資を行うことが可能な財務上の柔軟性を備えています。今後も無借金状態による高い安全性を維持しつつ、成長分野への投資を継続する強固なバランスシートが強みです。 【3Q 2026/03期】総資産628億円、純資産393億円、自己資本比率58.1%。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+48.6億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+10.8億円
投資に使ったお金
Financing CF
-59.6億円
借入・返済など
Free CF
+59.4億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期26.6億円11.7億円7.5億円14.9億円
2022/03期12.5億円47.0億円7.7億円59.5億円
2023/03期28.8億円7.5億円10.2億円21.3億円
2024/03期48.8億円16.4億円52.2億円32.4億円
2025/03期48.6億円10.8億円59.6億円59.4億円

営業キャッシュフローは、本業の好調さを反映して安定的にプラスを維持しており、潤沢なフリーキャッシュフローを創出する高い収益体質が確立されています。投資キャッシュフローについては、成長戦略に基づくM&Aや戦略的投資を機動的に実施しています。また、財務キャッシュフローのマイナスは、将来の成長投資を継続しつつも、株主への利益還元を積極的に行っていることを物語っています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 1名(12.5% 男性 7
13%
88%
監査報酬
4,100万円
連結子会社数
21
設備投資額
4.2億円
平均勤続年数(従業員)
17.9
臨時従業員数
99

取締役における女性役員比率は12.5%であり、今後さらなる多様性の向上が期待されます。4,100万円の監査報酬を支払うなど強固な監査体制を敷いており、適正なガバナンス環境を維持しながら、グローバル市場での競争力強化に向けた体制整備が進められています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主35%
浮動株65%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関20.8%
事業法人等14.1%
外国法人等37.6%
個人その他26.1%
証券会社1.4%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主は金子真人ホールディングス・日本生命保険相互会社。

金子真人ホールディングス株式会社(2,840,000株)13.1%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(2,277,000株)10.51%
金子 真人(2,226,000株)10.27%
株式会社日本カストディ銀行(1,375,000株)6.34%
日本生命保険相互会社(723,000株)3.33%
和田 扶佐夫(660,000株)3.04%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)(646,000株)2.98%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)(636,000株)2.93%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(613,000株)2.82%
金子 みね子(580,000株)2.67%

大株主には創業家である金子真人氏および関連会社(金子真人ホールディングス)が名を連ねており、安定した支配構造を構築しています。機関投資家や信託銀行の保有比率も高く、経営の安定性と市場からの評価が両立している安定的な株主構成です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1子会社の設立、資本提携、企業買収等について 当社グループは、事業の拡大や補強等のため、事業展開に応じて、子会社、関連会社の設立や、協力会社との資本提携、有力企業の買収等を行っております
2海外展開について 当社グループは、欧米やアジア各国に事業を展開しております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
837万円
従業員数
1,610
平均年齢
44.6歳
平均年収従業員数前年比
当期837万円1,610-

従業員平均年収は837万円と、製造業およびIT業界の中でも高水準な給与水準を維持しています。長年の技術蓄積とプリント基板CADでの高シェアを背景とした高い収益力が、安定した従業員還元を支える原動力となっています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

図研のTSR(株主総利回り)は、2023期に一時TOPIXを上回りましたが、他の期間ではTOPIXを下回って推移しています。これは、安定した配当を提供しつつも、株価の成長が市場平均に比べて緩やかであった時期があることを示唆しています。しかし、2025期には再びTOPIXをアウトパフォームしており、近年の増配と業績成長が株主に評価され始めていることがうかがえます。今後、新中期経営計画の達成による持続的な成長が実現できれば、TSRはさらに向上する可能性があります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
100
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
2016/03期30257.5%
2017/03期2038.6%
2018/03期2233.8%
2019/03期2628.6%
2020/03期2926.0%
2021/03期3032.6%
2022/03期3728.6%
2023/03期4532.7%
2024/03期5532.1%
2025/03期10042.2%
8期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月・9月

図研は、安定的な配当の継続に加え、業績の成長に合わせて還元を強化する方針をとっています。配当性向を意識した適正な利益還元を行い、長期的な株主価値の向上を目指す累進的な配当姿勢が特徴です。今後も持続的な成長投資と両立させながら、株主に対する利益還元を積極的に行っていく方針です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 216.7万円 になりました (116.7万円)
+116.7%
年度末時点評価額損益TSR
2021期123.9万円23.9万円23.9%
2022期133.9万円33.9万円33.9%
2023期154.0万円54.0万円54.0%
2024期202.6万円102.6万円102.6%
2025期216.7万円116.7万円116.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残61,700株
売り残48,100株
信用倍率1.28倍
2026年3月6日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬
定時株主総会2025年6月27日
2025年3月期 本決算発表2025年5月中旬

図研のPERは21.9倍と業界平均(約25倍)よりやや割安ですが、PBRは2.48倍と平均(約1.8倍)を上回っており、資産効率の高さが評価されていると言えます。信用取引では、買い残が売り残を上回るものの、信用倍率は1.28倍と拮抗しており、需給は比較的安定しています。時価総額は1,017億円と中規模であり、今後の成長次第ではさらなる株価上昇の余地を残しています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期31.5億円10.2億円32.2%
2022/03期41.8億円11.8億円28.1%
2023/03期47.4億円15.4億円32.5%
2024/03期54.4億円15.7億円28.9%
2025/03期59.4億円7.1億円12.0%

法人税等の支払額は、税引前利益の変動に応じて推移しています。2025/03期は一時的な税務要因等により実効税率が12.0%と低下しましたが、基本的には法定実効税率に近い水準で推移しています。将来の業績見通しに基づく税負担も、安定的な範囲内に収まる計画となっています。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

図研 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 100円
安全性
安定
自己資本比率 58.1%
稼ぐ力
普通
ROE 9.4%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「あらゆる電子機器の神経網を描くCADの巨人、自動車・半導体の進化を裏から支える黒子企業」

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DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU