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ジーエス・ユアサ コーポレーション

GS Yuasa Corporation

最終更新日: 2026年3月28日

ROE7.8%
BPS389.2円
自己資本比率50.0%
FY2025/3 有報データ

自動車から宇宙まで、エネルギー技術で社会の未来を支える電池のグローバルリーダー

革新と成長を通じ、人と社会と地球環境に貢献する。

この会社ってなに?

あなたが普段運転する自動車のエンジンをかける時、その心臓部であるバッテリーはGSユアサ製かもしれません。また、ハイブリッドカーや電気自動車(EV)が静かに街を走る、その動力源となる高性能なリチウムイオン電池も同社が手掛けています。さらに、街中の信号機や病院、データセンターが停電しても動き続けられるのは、GSユアサの非常用電源システムが裏側で支えているからです。あなたが意識しないところで、同社の技術は社会の安全と利便性を守っています。

自動車・産業用電池の国内最大手。FY2025は売上高5,803.4億円、営業利益500.28億円と増収増益を達成し、特に車載用リチウムイオン電池事業が成長を牽引しています。伝統的な鉛蓄電池の安定収益を基盤に、北関東に703億円規模の新工場を建設するなど、成長領域であるEV向けや蓄電システム用リチウムイオン電池への大型投資を加速させています。株価は52週高値圏で推移しており、市場の期待は高いものの、グローバルでの競争激化が今後の課題です。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
京都府京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地
公式
www.gs-yuasa.com

社長プロフィール

阿部 貴志
阿部 貴志
代表取締役 社長執行役員 CEO
ビジョナリー
私たちは、カーボンニュートラル社会の実現に貢献するため、高性能な電池技術の開発に全力で取り組んでいます。株主様への還元を経営の最重要課題と位置づけ、持続的な成長と企業価値の向上を通じて、ステークホルダーの皆様のご期待に応えてまいります。

この会社のストーリー

1895
二つの源流の創業

日本電池の創業者・島津源蔵とユアサコーポレーションの創業者・湯浅七左衛門がそれぞれ事業を開始。日本の電池産業の礎を築く。

2004
世紀の経営統合、GSユアサ誕生

日本電池とユアサコーポレーションが経営統合し、「株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーション」が発足。電池業界のリーディングカンパニーとして新たなスタートを切る。

2009
EV向けリチウムイオン電池の量産開始

三菱自動車工業、三菱商事と共同でリチウムエナジージャパンを設立。世界初の量産電気自動車「i-MiEV」向けにリチウムイオン電池の供給を開始し、電動化時代の到来をリードする。

2012
航空機・宇宙分野への進出

最新鋭旅客機「ボーイング787」にリチウムイオン電池が採用される。さらに国際宇宙ステーション(ISS)にも採用され、その技術力は宇宙空間でも証明された。

2020
事業再編による競争力強化

サンケン電気の電源装置事業を買収。産業用電源システム事業を強化し、シナジー創出によるグループ全体の競争力向上を図る。

2024
中期経営計画を上方修正

好調な業績を受け、2026年3月期を最終年度とする中期経営計画をアップデート。売上高目標を6000億円以上に設定し、さらなる成長への自信を示す。

2026
国内最大級の新工場建設へ

再生可能エネルギーの普及に不可欠な蓄電システム向けリチウムイオン電池の需要拡大に対応するため、北関東に国内最大級の新工場を建設すると発表。国産電池の安定供給を目指す。

注目ポイント

EVから宇宙まで!世界が認める技術力

世界初の量産EVから国際宇宙ステーション(ISS)まで、そのリチウムイオン電池は極限環境で採用されています。世界トップレベルの技術力が、私たちの生活と未来の探求を支えています。

株主還元への強い意志!総還元性向30%以上

中期経営計画で「総還元性向30%以上」を目標に掲げており、安定的な配当による株主還元を重視しています。株主とともに成長していく姿勢が明確な企業です。

脱炭素社会のキープレイヤー

再生可能エネルギーの普及に不可欠な蓄電システムの国内生産能力を大幅に増強。新工場建設など積極的な投資で、カーボンニュートラル社会の実現をリードする存在です。

サービスの実績は?

5,803億円
売上高
FY2025実績
+3.1% YoY
500億円
営業利益
FY2025実績
+20.3% YoY
75
1株当たり配当金
FY2025実績
+7.1% YoY
24.7%
配当性向
FY2025実績
目標30%以上
393億円
営業キャッシュフロー
FY2025実績
-37.8% YoY

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 75円
安全性
安定
自己資本比率 50.0%
稼ぐ力
普通
ROE 7.8%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
75
方針: 総還元性向30%以上目標
1株配当配当性向
FY2021/35035.2%
FY2022/35047.5%
FY2023/35028.9%
FY2024/37018.9%
FY2025/37524.7%
2期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施しておりません。

配当方針として利益成長に合わせた安定的な配当と総還元性向30%以上を目標に掲げています。業績が飛躍的に伸びた近年の実績に基づき、1株当たり配当金はFY2025/3に75円まで増配されました。今後も成長投資とのバランスを考慮しつつ、株主還元を重視する姿勢を継続する見通しです。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.8%
業界平均
10.3%
営業利益率上回る
この会社
8.6%
業界平均
8.1%
自己資本比率下回る
この会社
50.0%
業界平均
52.7%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/34,321億円
FY2023/35,177億円
FY2024/35,629億円
FY2025/35,803億円
営業利益
FY2022/3227億円
FY2023/3315億円
FY2024/3416億円
FY2025/3500億円

ジーエス・ユアサ コーポレーションの業績は、産業用および車載用電池事業の堅調な需要を背景に拡大傾向にあり、FY2024/3には純利益が約320億円へ大幅に伸長しました。その後もリチウムイオン電池の生産能力増強に向けた投資が奏功し、売上高は堅調に推移しています。FY2026/3も引き続き成長を見込んでおり、過去最高水準の純利益330億円を目指す強気な計画となっています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.8%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.4%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/34.9%2.7%6.4%
FY2022/33.4%1.8%5.2%
FY2023/35.1%2.6%6.1%
FY2024/38.6%4.9%7.4%
FY2025/37.8%4.4%8.6%

収益性は、高付加価値製品へのシフトや生産性向上により改善傾向にあり、営業利益率はFY2021/3の6.4%からFY2025/3には8.6%まで向上しました。ROE(自己資本利益率)も近年は8%前後で推移しており、資本効率の改善が見て取れます。今後も車載用リチウムイオン電池の需要取り込みにより、さらなる利益率の拡大と収益基盤の強化が期待されます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率50.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
1,974億円
会社の純資産
3,910億円

財務健全性は安定しており、FY2025/3時点での自己資本比率は50.0%と高い水準を維持しています。一方で、リチウムイオン電池新工場などの大規模投資に伴い有利子負債は約1,974億円へと増加していますが、手元流動性は十分に確保されています。強固な資本構成を背景に、将来の成長に向けた積極的な設備投資を継続できる財務体質を構築しています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+393億円
営業CF
投資に使ったお金
-588億円
投資CF
借入・返済など
+142億円
財務CF
手元に残ったお金
-195億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3358億円-193億円-70.2億円165億円
FY2022/3129億円-302億円52.0億円-173億円
FY2023/3283億円-266億円88.3億円17.6億円
FY2024/3632億円-462億円34.8億円170億円
FY2025/3393億円-588億円142億円-195億円

営業キャッシュフローは本業の好調により安定的に創出されていますが、成長分野であるリチウムイオン電池への戦略的投資が活発化しており、投資CFの流出額が増大傾向にあります。これによりフリーキャッシュフローがマイナスとなる期も見られますが、これは将来の成長に向けた必要不可欠な先行投資と評価できます。財務CFはこうした大型投資を支えるための借入等により、柔軟に調整されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1気候変動への対応」に記載しております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3273億円158億円58.0%
FY2022/3247億円162億円65.7%
FY2023/3242億円103億円42.5%
FY2024/3440億円119億円27.1%
FY2025/3463億円159億円34.4%

法人税等の支払額は利益の変動に伴い推移しており、近年の利益成長に合わせて納税額も増加傾向にあります。過去には繰延税金資産の取り崩しや特有の会計処理の影響により実効税率が一時的に高まる局面がありました。直近では概ね一般的な法人税負担の範囲に収束しつつあります。今後も安定した利益水準を維持することで、継続的な納税による社会貢献が期待されます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1,074万円
従業員数
12,478
平均年齢
51.4歳
平均年収従業員数前年比
当期1,074万円12,478-

平均年収は約1,074万円と電気機器業界の中でも高水準な給与体系を維持しています。長年の蓄電池技術の蓄積に加え、近年はリチウムイオン電池など成長分野への投資を積極化させており、専門的な技術職の重要性が高まっていることが給与水準を支えています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主55.3%
浮動株44.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関45.1%
事業法人等10.3%
外国法人等25.7%
個人その他16.7%
証券会社2.3%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は本田技研工業。

日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(17,068,000株)16.99%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(8,343,000株)8.31%
本田技研工業㈱(4,915,000株)4.89%
明治安田生命保険(相)(2,800,000株)2.79%
トヨタ自動車㈱(2,236,000株)2.23%
㈱三菱UFJ銀行(1,865,000株)1.86%
日本生命保険(相)(1,789,000株)1.78%
㈱京都銀行(1,548,000株)1.54%
三井住友信託銀行㈱(1,470,000株)1.46%
㈱三井住友銀行(1,421,000株)1.42%

主要株主には日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの信託口が上位を占めており、機関投資家による保有比率が高い安定的な株主構成です。また、本田技研工業やトヨタ自動車などの大手自動車メーカーが名を連ねており、同社の車載電池事業における強力なパートナーシップが資本面にも反映されています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億3,000万円
取締役5名の合計

事業リスクとして、原材料価格の変動や為替リスクに加え、世界的な電池需要の急速な変化に伴う競争激化を挙げています。国内外で47社の連結子会社を抱えるグローバルな事業運営を行っており、社会インフラを支える産業電池および車載用電池が収益の柱となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
1億5,700万円
連結子会社数
47
設備投資額
30.1億円
平均勤続年数(従業員)
26.5
臨時従業員数
2358

女性役員比率は9.0%と改善の余地があるものの、ガバナンス体制の強化に取り組んでいます。監査報酬に約1億5,700万円を投じるなど監査体制に厚みを持たせており、連結子会社47社を擁する大規模な企業グループとしての適切な経営監視とコンプライアンス遵守を徹底しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
利益目標はほぼ達成圏内だが、トップライン(売上高)は目標にやや届かない見込み。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第六次中期経営計画(アップデート版)
FY2023〜FY2025
売上高: 目標 6,000億円以上 順調 (5,803.4億円)
96.7%
営業利益: 目標 510億円 順調 (500.28億円)
98.1%
総還元性向: 目標 30%以上 順調 (24.7%)
82.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20256,000億円5,803億円-3.3%
FY20245,800億円5,629億円-2.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025510億円500億円-1.9%
FY2024330億円416億円+26.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の「第六次中期経営計画」では、最終年度(FY2025)に売上高6,000億円、営業利益510億円を目標としています。直近実績では、営業利益は目標に迫る水準で推移しており、収益性改善は評価できます。一方で、売上高は計画をやや下回るペースであり、目標達成には最終年度での巻き返しが必要です。株主還元については、総還元性向30%以上を掲げており、安定配当への意識は高いと言えます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、FY2025を除き過去5年間でTOPIXを一貫してアウトパフォームしています。これは、安定した配当と、特に近年におけるリチウムイオン電池事業の成長期待を背景とした株価上昇が複合的に株主価値向上に貢献したことを示しています。FY2025は相場全体の好調によりTOPIXを若干下回りましたが、企業価値向上のトレンドは継続していると評価できます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+84.1%
100万円 →184.1万円
84.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021209.8万円+109.8万円109.8%
FY2022167.9万円+67.9万円67.9%
FY2023174.1万円+74.1万円74.1%
FY2024231.5万円+131.5万円131.5%
FY2025184.1万円+84.1万円84.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残759,900株
売り残55,400株
信用倍率13.72倍
2026年3月19日時点
今後の予定
第22期 定時株主総会2026年6月27日(予定)
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)

信用倍率は13.72倍と高く、信用買い残が積み上がっている状況は、将来的な株価の上値を抑える要因となり得ます。これは、短期的な利益確定売りが出やすいことを示唆しています。業界平均と比較すると、PER・PBRともにやや割安な水準にあり、今後の成長期待が織り込まれ切っていない可能性も考えられます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, 会社四季報オンライン, ロイター ほか
業界内ランキング
上位 15%
電気機器業界 280社中 42位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

設備投資・新工場40%
決算・業績30%
事業再編・M&A20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月新工場建設

蓄電所需要拡大に対応するため、北関東に総事業費703億円を投じるリチウムイオン電池新工場の建設を発表しました。

2026年1月事業統合

グループ再編としてLEJの大型リチウムイオン電池事業をGSユアサへ統合し、事業運営の効率化を推進しました。

2025年8月好決算

2026年3月期第1四半期決算にて、経常損益172.83億円を計上し、事前予想を上回る好業績を達成しました。

ジーエス・ユアサ コーポレーション まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 75円
安全性
安定
自己資本比率 50.0%
稼ぐ力
普通
ROE 7.8%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「自動車バッテリーの老舗が、EV・蓄電時代の覇権を握るべくリチウムイオン電池へ全力投資する『電力インフラの心臓部』」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU