6875プライム

メガチップス

MegaChips Corporation

最終更新日: 2026年3月28日

ROE4.5%
BPS620.8円
自己資本比率78.6%
FY2025/3 有報データ

ゲーム機から次世代通信まで!世界を動かす頭脳を創るファブレス半導体のパイオニア

私たちは「Innovation for the better world」をスローガンに、人々の暮らしを豊かにする技術とサービスを提供し、より良い社会の実現に貢献します。

この会社ってなに?

あなたが普段楽しんでいるNintendo Switch™のようなゲーム機を想像してみてください。その中で、キャラクターを動かしたり、美しいグラフィックを表示したりする複雑な計算を、超高速で処理しているのが「LSI」という電子部品です。メガチップスは、まさにそのLSIを専門に設計・開発している会社。工場は持たずに設計に特化し、世界中のゲームファンが熱中する体験を、縁の下の力持ちとして支えています。あなたがゲームで遊ぶとき、その裏側ではメガチップスの技術が活躍しているかもしれません。

特定用途向け半導体(ASIC)の設計開発を手掛けるファブレスメーカー。主力のゲーム機向けが需要変動の影響を受ける一方、2025年3月期は売上高423.3億円、営業利益21.90億円を確保。近年は積極的なM&AやWi-Fi HaLow™など次世代通信技術への投資で事業ポートフォリオの多角化を推進しています。3期連続の増配を発表するなど株主還元にも積極的で、資本効率を意識した経営が注目されています。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
大阪市淀川区宮原1丁目1番1号 新大阪阪急ビル
公式
www.megachips.co.jp

社長プロフィール

肥川 哲士
肥川 哲士
代表取締役社長
挑戦者
当社は「Innovation for the better world」をスローガンに、独創的なシステムLSIで社会の進化に貢献してきました。今後は既存事業の深化とM&Aを含む新規事業の創出を両輪とし、事業ポートフォリオを強化することで、持続的な企業価値向上を目指します。

この会社のストーリー

1990
日本初のファブレス半導体メーカーとして誕生

創業者の進藤晶弘氏が、製造工場を持たずに設計・開発に特化する「ファブレス」という新しいビジネスモデルを掲げ、株式会社メガチップスを設立。

1994
大手ゲーム会社との取引開始と急成長

任天堂のゲーム機向けにカスタムLSI(特定用途向け半導体)を供給開始。以降、強力なパートナーシップを築き、会社の成長を牽引する主力事業となる。

1998
大阪証券取引所第二部に上場

創業からわずか8年で株式上場を果たす。これにより、社会的信用を高め、さらなる事業拡大のための資金調達基盤を確立した。

2014
米MEMS企業をM&A、事業多角化へ挑戦

米国のMEMSタイミングデバイス企業SiTime社を買収。主力のアミューズメント事業に次ぐ、新たな収益の柱を育成するため、積極的なM&A戦略を開始する。

2019
SiTime Corporationの米国NASDAQ上場

買収した子会社のSiTime社が米国NASDAQ市場に上場。メガチップスのM&A戦略が大きな成功を収め、企業価値向上に大きく貢献した。

2022
次世代Wi-Fi技術への戦略的投資

長距離・低消費電力の無線通信規格「Wi-Fi HaLow」を手掛ける豪Morse Micro社へ出資。IoT時代の新たな通信ソリューション事業の確立を目指す。

2025
事業ポートフォリオ変革と中長期経営方針

「2030年度にROE8%以上、PBR1倍超の早期実現」を目標とする中長期経営方針を公表。ASIC事業と通信事業を軸に、持続的な成長を目指す新章が始まる。

注目ポイント

ファブレス経営の先駆者

日本でいち早く「ファブレス(工場を持たない)」形態を導入。膨大な設備投資を抑え、LSIの設計・開発という高付加価値領域に経営資源を集中させています。

積極的な株主還元姿勢

近年、連続増配を実施しており、株主への利益還元に積極的です。安定した配当は、長期的な資産形成を目指す投資家にとって大きな魅力となります。

M&Aによる事業ポートフォリオ変革力

米SiTime社の買収・育成とNASDAQ上場成功など、M&Aを巧みに活用して事業構造を大きく変革。次世代通信分野への投資など、未来に向けた挑戦を続けています。

サービスの実績は?

140
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+27.3% YoY
-27.0%
売上高成長率 (YoY)
2025年3月期実績
需要減による
3
過去のM&A(買収)実績
2024年時点
事業多角化
1.29億円
従業員一人当たり売上高
2025年3月期
9.46億円
総還元額(配当+自社株買い)
2008年3月期

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 140円
安全性
安定
自己資本比率 78.6%
稼ぐ力
普通
ROE 4.5%
話題性
好評
ポジティブ 55%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
140
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
FY2021/3808.3%
FY2022/3906.7%
FY2023/39024.4%
FY2024/311045.4%
FY2025/314045.7%
2期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施しておりません。

メガチップスは株主還元を経営の重要課題と位置づけており、配当の維持・向上に積極的に取り組んでいます。配当性向の目標を掲げるとともに、必要に応じて機動的に自己株式の取得を行うことで、資本効率の向上と株主価値の最大化を図る方針です。中長期的な増収増益を目指す中で、安定した還元体制の構築に努めています。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.5%
業界平均
10.3%
営業利益率下回る
この会社
5.2%
業界平均
8.1%
自己資本比率上回る
この会社
78.6%
業界平均
52.4%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3753億円
FY2023/3707億円
FY2024/3579億円
FY2025/3423億円
営業利益
FY2022/370.3億円
FY2023/360.3億円
FY2024/354.8億円
FY2025/321.9億円

メガチップスの業績は、主力である任天堂向けLSI事業の需要変動の影響を大きく受けて推移しています。FY2021/3からFY2025/3にかけて売上高は838億円から423億円へと減少傾向にあり、半導体市況の減速が直撃しました。今後はASIC事業等の構造改革を通じて、収益の回復と事業ポートフォリオの再構築を目指すフェーズにあります。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
5.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/341.8%28.0%6.0%
FY2022/340.8%30.7%9.3%
FY2023/39.5%8.0%8.5%
FY2024/34.4%3.5%9.5%
FY2025/34.5%3.6%5.2%

収益性は、高水準の利益を上げたFY2021/3やFY2022/3と比べ、近年は営業利益率が低下傾向にあります。FY2025/3時点では営業利益率は5.2%まで縮小しており、売上の減少が利益を圧迫している状況です。今後は高付加価値な製品開発や通信事業等の育成により、再びROEやROAの向上を目指す経営が求められます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率78.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
1,182億円

同社は強固な財務基盤を有しており、**有利子負債ゼロの実質無借金経営**を維持しています。総資産はFY2021/3の746億円からFY2025/3には1499億円へと大幅に拡大しており、高い自己資本比率を保ちながら安定した経営を行っています。潤沢な自己資本を背景に、将来的な成長投資や株主還元を積極的に行える体質が強みです。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-37.3億円
営業CF
投資に使ったお金
+35.9億円
投資CF
借入・返済など
-75.1億円
財務CF
手元に残ったお金
-1.4億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/355.1億円170億円-188億円225億円
FY2022/3-1.9億円200億円-165億円198億円
FY2023/312.4億円-55.2億円-17.4億円-42.8億円
FY2024/381.6億円2.1億円-53.9億円83.7億円
FY2025/3-37.3億円35.9億円-75.1億円-1.4億円

キャッシュフローは、事業構造の転換や投資活動の進展により変動が見られます。特にFY2022/3までは資産売却などによる投資CFのプラスが目立ちましたが、近年は本業による営業CFの安定化が重要な課題となっています。財務活動では自己株式の取得などを通じて株主還元を強化しており、キャッシュの配分を適正化する戦略をとっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1人的資本に関する方針と取り組みをご参照ください

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/339.1億円0円0.0%
FY2022/378.6億円0円0.0%
FY2023/373.1億円2.3億円3.1%
FY2024/334.6億円0円0.0%
FY2025/326.1億円0円0.0%

法人税等の支払額が低水準となっている背景には、過去の繰越欠損金の利用や税効果会計の適用が関与していると考えられます。利益水準に対して税負担が抑えられており、当期純利益の確保に寄与しています。今後、恒常的に利益を計上することで税負担率が適正化される見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
885万円
従業員数
337
平均年齢
42.9歳
平均年収従業員数前年比
当期885万円337-

従業員の平均年収は885万円であり、製造業の平均水準と比較しても高い給与水準を維持しています。これは同社がファブレス(工場を持たない)形態で高い付加価値を追求するビジネスモデルを採用しており、設計・開発職を中心とした優秀な人材への還元が反映されているためと考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主31.7%
浮動株68.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関19.1%
事業法人等12.6%
外国法人等23.5%
個人その他42.3%
証券会社2.5%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はシンドウ・アンド・アソシエイツ・BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)  (常任代理人 三菱UFJ銀行)。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(2,015,000株)11.81%
株式会社シンドウ・アンド・アソシエイツ(1,260,000株)7.39%
有限会社シンドウ(1,239,000株)7.26%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)  (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(785,000株)4.6%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(664,000株)3.89%
進藤晶弘(556,000株)3.26%
進藤律子(536,000株)3.14%
松井典子(507,000株)2.97%
青木未佳(494,000株)2.9%
株式会社三菱UFJ銀行(487,000株)2.86%

株主構成は、日本マスタートラスト信託銀行が筆頭株主であるほか、創業家関連の資産管理会社や個人が安定株主として名を連ねている点が特徴です。一方で、自己株式の保有比率が22%を超えるなど、資本効率の向上を重視した経営方針が浮き彫りとなっており、機関投資家や海外投資家の動向も注目される構成です。

会社の公式開示情報

役員報酬

3億8,446万円
取締役6名の合計

主な事業リスクとして、特定顧客(任天堂など)への売上依存度の高さや、半導体市況の変動に伴う受託開発費の増減リスクが挙げられます。EDINET開示情報からは、ファブレス半導体事業を主軸としつつ、通信事業を新たな収益柱として育成するポートフォリオ転換を図っている経営戦略が読み取れます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
7,428万円
連結子会社数
8
設備投資額
25.8億円
平均勤続年数(従業員)
10.4
臨時従業員数
4

ガバナンス体制については、女性役員比率が9.1%と改善の余地があるものの、連結子会社8社を統括するグループ管理体制を構築しています。監査報酬に約7,400万円を投じ、独立性の高い監査体制の確保に努めている点が特徴であり、企業規模に見合ったガバナンス強化が進行中です。

会社の計画は順調?

B
総合評価
PBR1倍超えは前倒し達成も、主力のゲーム機向け事業の変動で売上予想は未達が続く。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中長期経営方針
〜2030年度
ROE: 目標 8%以上 順調 (8.3%)
100%
PBR: 目標 1倍超 前倒し達成 (1.22倍)
100%
年間配当: 目標 140円以上 達成 (140円)
100%
FY2026 連結業績予想
FY2026
売上高: 目標 420.0億円 順調 (423.3億円)
100.8%
営業利益: 目標 30.0億円 順調 (21.9億円)
73%
純利益: 目標 40.0億円 順調 (53.7億円)
134.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025520億円423億円-18.6%
FY2024700億円579億円-17.2%
FY2023720億円707億円-1.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202540億円22億円-45.3%
FY202458億円55億円-5.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2030年度に向けた中長期経営方針では、資本効率を重視し「PBR1倍超の早期実現」と「ROE8%以上」を掲げています。PBR1倍超は株価上昇と自己株取得により既に達成済みです。一方で、近年の業績予想は主力のゲーム機向け半導体の需要減速により、特に売上高で期初予想を大幅に下回る傾向が見られます。経営陣の目標達成力と、新規事業が業績に与える影響が今後の評価の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。メガチップスのTSRは、FY2021からFY2025までの5年間、継続して市場平均であるTOPIXを大幅に上回って(アウトパフォームして)います。これは、堅調な株価推移に加え、積極的な増配による株主還元策が投資家に高く評価された結果です。特にFY2025は自社TSRが317%に達し、TOPIXの213.4%を大きく超過しており、優れた株主価値創造力を示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+217.0%
100万円 →317.0万円
217.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021234.3万円+134.3万円134.3%
FY2022256.2万円+156.2万円156.2%
FY2023229.2万円+129.2万円129.2%
FY2024275.2万円+175.2万円175.2%
FY2025317.0万円+217.0万円217.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残65,400株
売り残45,300株
信用倍率1.44倍
2026年2月27日時点
今後の予定
通期決算発表2026年05月上旬
第1四半期決算発表2026年08月上旬
配当落ち日2026年03月30日

現在のPERは35.9倍と、電気機器業界の平均(約25倍)と比較して割高な水準にあります。これは、将来の成長や株主還元強化への期待が株価に織り込まれていることを示唆します。信用倍率は1.44倍と拮抗しており、短期的な過熱感は限定的です。PBRは1.22倍と1倍を超えており、資本効率改善への取り組みが市場に評価され始めています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
32
日本経済新聞, 株探, ダイヤモンドZai, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 15%
電気機器業種 600社中 88位
報道のトーン
55%
好意的
25%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
株価・市況30%
株主還元15%
事業戦略15%

最近の出来事

2025年11月中長期方針

中長期経営方針を公表し、2030年度のROE8%以上達成を掲げました。

2025年12月技術連携

Acumino社とのロボットソリューションをIREX2025に出展し技術連携を強化しました。

2026年2月上方修正

純利益見通しを25億円上方修正し、期末配当の積み増しを発表しました。

最新ニュース

中立
日系大手証券がレーティングを中立に引き下げ、目標株価は8,900円を設定
1/30 · IFIS株予報

メガチップス まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 140円
安全性
安定
自己資本比率 78.6%
稼ぐ力
普通
ROE 4.5%
話題性
好評
ポジティブ 55%

「任天堂のゲーム機を心臓部で支える、工場を持たない半導体設計の黒子企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU