6871プライム

日本マイクロニクス

MICRONICS JAPAN CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE20.9%
BPS1704.0円
自己資本比率57.0%
FY2025/3 有報データ

AI時代の半導体を支える、世界トップクラスの検査技術

独創的な技術と製品を通じて、エレクトロニクス産業の発展を支え、世界中の人々の豊かな生活を実現します。

この会社ってなに?

あなたが普段使っているスマートフォンやパソコン、ゲーム機の中には、たくさんの小さな半導体が入っています。これらの半導体が正しく動くか工場でチェックするとき、髪の毛よりも細い無数の針がついた『プローブカード』という超精密な道具が使われます。日本マイクロニクスは、まさにこの『針の山』を作る世界トップクラスの会社です。最近話題のAIを動かす高性能な半導体の検査にも同社の技術は欠かせず、見えないところで皆さんの便利なデジタルライフを力強く支えています。

日本マイクロニクスは、半導体検査に不可欠な「プローブカード」で世界トップクラスのシェアを誇る技術系メーカーです。FY2025の業績は、売上高701.7億円(前期比26.1%増)、営業利益165.42億円(同31.6%増)と過去最高を見込んでいます。生成AI向け広帯域幅メモリー(HBM)の需要急増を追い風に、青森工場への241億円規模の追加投資で生産能力を強化。半導体試験装置大手のアドバンテストとの提携も開始し、次世代技術への布石も着々と打っています。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
12月
本社
東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目6番8号
公式
www.mjc.co.jp

社長プロフィール

長谷川 正義
長谷川 正義
代表取締役社長
挑戦者
私たちは「最先端の独創的な技術・製品・サービスにより世界中の人々の豊かな生活の実現に貢献する」ことを経営理念に掲げています。今後も半導体業界の技術革新をリードし、変化を恐れず挑戦し続けることで、更なる企業価値の向上に努めてまいります。

この会社のストーリー

1970
創業 - 日本マイクロニクス誕生

東京都武蔵野市に株式会社日本マイクロニクスを設立。電子機器および各種部品の販売を開始し、未来のエレクトロニクス産業への挑戦が始まった。

1973
プローブカード事業への進出

半導体の品質を左右する重要な検査器具「プローブカード」の製造・販売を開始。これが現在の主力事業の礎となる。

1996
株式の上場とグローバル展開

日本証券業協会(現:JASDAQ)に株式を店頭登録。グローバルな事業展開を加速させ、世界市場での地位を確立していく。

2012
株価の試練と再起

市場環境の変化により株価が上場来安値を記録するも、技術開発への投資を継続し、将来の飛躍に向けた基盤を固める。

2021
新体制による成長加速

長谷川正義氏が代表取締役社長に就任。新体制のもとで経営改革を進め、過去最高の売上高を達成するなど、急成長を遂げる。

2024
AI需要に対応する大規模投資

生成AI向け半導体の需要増に対応するため、青森工場へ241億円の追加投資を決定。積極的な生産能力増強で市場の期待に応える。

2025
アドバンテストとの戦略的提携

半導体テスト業界の巨人、株式会社アドバンテストとの戦略的パートナーシップを締結。次世代半導体テスト技術の革新を共に目指す。

注目ポイント

世界トップクラスの市場シェア

半導体検査に不可欠な「プローブカード」で世界トップクラスのシェアを誇ります。特にAIやデータセンターで需要が急増するメモリ向けでは世界No.1の実績です。

AI・HBM需要で業績急拡大

生成AIの普及に伴い、高性能なHBM(広帯域幅メモリ)の需要が爆発的に増加。同社の高い技術力が市場のニーズを捉え、過去最高の業績を更新し続けています。

積極的な株主還元

業績好調を背景に、配当金を大幅に増額しています。2025年12月期は前期比で大幅な増配を予定しており、株主への利益還元に積極的な姿勢が魅力です。

サービスの実績は?

26.1%
売上高成長率 (対前期)
FY2025予想
+26.1% YoY
31.6%
営業利益成長率 (対前期)
FY2025予想
+31.6% YoY
95
1株当たり配当金
FY2025予想
+35.7% YoY
3
プローブカード世界シェア
会社四季報より
メモリー向けは1位
241億円
青森工場への追加投資額
生成AIデータセンター需要対応
生産能力強化

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 95円
安全性
安定
自己資本比率 57.0%
稼ぐ力
高い
ROE 20.9%
話題性
好評
ポジティブ 75%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
95
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
FY2016/315113.3%
FY2017/31033.8%
FY2018/31929.7%
FY2019/31043.5%
FY2020/32733.1%
FY2021/36530.2%
FY2022/35930.1%
FY2023/33330.8%
FY2024/37030.7%
FY2025/39530.5%
2期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

当社は成長投資を優先しつつ、利益成長に応じた適正な利益還元を方針としています。配当性向30%をひとつの指標とし、業績に連動した増配による株主還元を積極的に実施しています。今後も持続的な成長を実現し、配当を通じた長期的な株主価値の向上を目指します。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
20.9%
業界平均
-13.1%
営業利益率上回る
この会社
23.6%
業界平均
8.1%
自己資本比率上回る
この会社
57.0%
業界平均
42.9%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3443億円
FY2023/3383億円
FY2024/3556億円
FY2025/3702億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/3126億円
FY2025/3165億円

当社の業績は、半導体市場の活況を追い風に過去最高水準の成長を遂げており、2025年3月期には売上高が約702億円、純利益が約121億円に達しました。メモリ向けプローブカードの堅調な需要に加え、生成AI市場の拡大が収益を強力に牽引しています。2026年3月期は反動減が見込まれるものの、高付加価値製品への注力により引き続き高い水準での着地を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
20.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
12.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
23.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/327.7%16.6%-
FY2022/322.6%13.8%-
FY2023/310.7%7.4%-
FY2024/320.1%11.0%22.6%
FY2025/320.9%12.2%23.6%

収益性は非常に高く、売上高営業利益率は20%前後を安定して維持しており、2025年3月期には23.6%という卓越した水準を記録しました。世界シェア上位を誇るプローブカード事業の強力な競争力が、高利益率を支える基盤となっています。ROEも18%超と資本効率が極めて良好であり、持続的な高収益体制が確立されています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率57.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
192億円
会社の純資産
661億円

財務健全性は極めて強固であり、自己資本比率は60%台後半を維持しています。2025年3月期には設備投資等のための借入により有利子負債は約192億円となりましたが、潤沢な手元資金と高い利益創出能力があるため財務の安全性に懸念はありません。強固な資産背景をもとに、将来の成長に向けた積極的な投資を継続できる体制が整っています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+129億円
営業CF
投資に使ったお金
-217億円
投資CF
借入・返済など
+32.8億円
財務CF
手元に残ったお金
-87.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/373.8億円-19.4億円-12.5億円54.4億円
FY2022/384.0億円-22.7億円-24.8億円61.3億円
FY2023/348.4億円-75.0億円-21.8億円-26.6億円
FY2024/3151億円-78.3億円-14.4億円72.6億円
FY2025/3129億円-217億円32.8億円-87.9億円

営業キャッシュフローは本業の好調さにより高いプラスを維持していますが、2025年3月期は生産能力増強に向けた大規模な設備投資を実行したため、フリーキャッシュフローは一時的にマイナスとなりました。これは将来の需要拡大に対応するための戦略的な支出です。今後は先行投資が収益として回収されるサイクルに入り、再びキャッシュ創出力が強化される見通しです。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1その他 当社グループが事業を遂行するにあたっては、国内外及び各地域における経済環境、金融・株式市場、外国為替変動等の影響を受け、場合により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/386.9億円4.5億円5.2%
FY2022/3104億円28.9億円27.8%
FY2023/356.8億円15.5億円27.3%
FY2024/3123億円34.4億円28.1%
FY2025/3171億円50.4億円29.5%

法人税等の支払額は、税引前利益の拡大に伴い順調に増加しています。2021年3月期に一時的な税率低下が見られましたが、直近では実効税率が約30%前後の水準で安定しています。今後も業績拡大に合わせて、適切な納税を継続する見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
787万円
従業員数
1,785
平均年齢
37歳
平均年収従業員数前年比
当期787万円1,785-

従業員の平均年収は787万円と、製造業の中でも半導体検査装置という高付加価値な製品を手掛ける強みを背景に、業界内でも高い水準を維持しています。業績が過去最高を記録するなど成長基調にあるため、賞与や業績連動報酬が年収を押し上げる構造となっていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主39.1%
浮動株60.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関34.6%
事業法人等4.6%
外国法人等19.3%
個人その他38%
証券会社3.5%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 主な安定株主は日本生命保険相互会社・三菱UFJ銀行。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(5,048,000株)13.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(4,829,000株)12.45%
長谷川 正義(2,556,000株)6.59%
日本生命保険相互会社(1,685,000株)4.34%
株式会社三菱UFJ銀行(1,331,000株)3.43%
長谷川 勝美(1,188,000株)3.06%
長谷川 丈広(1,185,000株)3.05%
MTKインベストメント株式会社(1,116,000株)2.87%
長谷川 義榮(945,000株)2.43%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(676,000株)1.74%

株主構成は、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの信託口が約25%を占めるほか、創業家である長谷川家が複数の資産管理会社や個人として関与しており、安定的な支配体制を築いています。機関投資家の保有比率が高い一方、創業家による経営への関与も強いため、長期的な成長戦略と株主還元を重視するガバナンス構造となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

4億2,600万円
取締役8名の合計

EDINETデータによれば、同社は半導体検査に不可欠なプローブカードで世界トップクラスのシェアを誇り、AIデータセンター等の需要急増が業績を牽引しています。主なリスクとして半導体市場の循環的な変動が挙げられますが、独自技術による高い参入障壁が事業の安定性と成長力を担保する重要な要因となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 2名(18.2% 男性 9
18%
82%
監査報酬
5,100万円
連結子会社数
8
設備投資額
152.5億円
平均勤続年数(従業員)
14

女性役員比率が18.2%と多様性の確保を進めており、監査等委員会設置会社として経営監視機能の強化を図っています。連結子会社8社を擁するグローバル企業として、強固なガバナンス体制のもと、AI需要などの急激な市場変化に機動的に対応する経営基盤を整えています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
市場の追い風を捉え、計画を上回るペースで成長。業績予想も強気な上方修正が目立つ。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

(旧)FY2024 当初業績予想
FY2024
売上高: 目標 480.0億円 達成 (556.4億円)
115.9%
営業利益: 目標 80.0億円 達成 (125.72億円)
157.2%
純利益: 目標 55.0億円 達成 (88.11億円)
160.2%
FY2025 会社業績予想
FY2025
売上高: 目標 701.7億円 順調 (556.4億円)
79.3%
営業利益: 目標 165.42億円 順調 (125.72億円)
76%
純利益: 目標 120.63億円 順調 (88.11億円)
73%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

経常利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025133億円171億円+28.6%
FY2024 (2Q)45億円58億円+28.9%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024550億円556億円+1.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024120億円126億円+4.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は現在、具体的な中期経営計画を開示していませんが、単年度の業績予想を公表しています。FY2025の会社予想は、生成AI向け半導体需要の拡大を背景に、売上・利益ともに前期比で約3割増という非常にアグレッシブな内容です。特に、FY2025の経常利益予想を期初133億円から171億円へ大幅に上方修正するなど、市場の期待を上回る業績進捗が続いており、経営陣の事業環境に対する自信がうかがえます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

同社のTSR(株主総利回り)は、過去5年間にわたりTOPIXを一貫して、かつ大幅にアウトパフォームしています。特にFY2023以降は生成AI向け半導体需要の追い風を受け、株価が急騰したことでTSRが飛躍的に向上しました。FY2025にはTSRが568%に達し、同期間のTOPIX(213.2%)を2倍以上も上回る驚異的なパフォーマンスを記録。これは、同社のプローブカード事業が半導体市場の成長の恩恵を直接的に受けるポジションにあり、業績拡大が株主価値の向上に直結していることを明確に示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+468.0%
100万円 →568.0万円
468.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021147.8万円+47.8万円47.8%
FY2022109.9万円+9.9万円9.9%
FY2023294.8万円+194.8万円194.8%
FY2024308.3万円+208.3万円208.3%
FY2025568.0万円+468.0万円468.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残532,100株
売り残111,300株
信用倍率4.78倍
2026年3月20日週時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月中旬
2026年12月期 第2四半期決算発表2026年8月中旬

PER・PBRともに業界平均を大きく上回っており、市場から極めて高い成長期待が寄せられていることがわかります。信用倍率は4.78倍とやや高めですが、加熱感があるレベルではなく、買い意欲の強さを示唆しています。今後の決算で高い成長期待に応え続けられるかが株価の鍵となるでしょう。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
48
前月比 +18.5%
メディア数
32
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報, 日刊工業新聞 ほか
業界内ランキング
上位 12%
電気機器業界 480社中 58位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
技術提携25%
設備投資15%
その他10%

最近の出来事

2024年12月生産増強

青森工場での新棟建設を開始し、半導体検査装置の供給能力を大幅に強化しました。

2025年2月業務提携

株式会社アドバンテストと次世代半導体テスト技術分野での戦略的パートナーシップ契約を締結しました。

2026年2月業績発表

2025年12月期の売上高701.7億円、営業利益165.42億円を記録し過去最高の業績を達成しました。

日本マイクロニクス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 95円
安全性
安定
自己資本比率 57.0%
稼ぐ力
高い
ROE 20.9%
話題性
好評
ポジティブ 75%

「半導体検査の「針の山」で世界を制し、生成AIブームのど真ん中を突き進む技術者集団」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU