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チノー6850

Chino Corporation

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 80円
安全性
安定
自己資本比率 54.8%
稼ぐ力
普通
ROE 4.3%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが普段使うスマートフォンや自動車、これらの部品を製造する工場では、製品の品質を保つために非常に精密な温度管理が欠かせません。チノーの製品は、そうした最先端の製造ラインで「温度を測り、コントロールする」という重要な役割を担う、縁の下の力持ちです。他にも、食品工場での安全管理や医薬品の品質維持など、私たちの生活に身近なモノづくりの現場で活躍しています。あなたが安心して製品を手に取れる背景には、チノーのような会社の計測技術が隠れているかもしれません。

温度制御主体の計測器専業メーカー。2025期(2025年3月期)決算では、売上高293.3億円(前期比6.9%増)、営業利益28.79億円(同32.5%増)と過去最高を更新しました。半導体や自動車関連の旺盛な設備投資需要を背景に主力の計測制御機器が好調を維持しています。会社は2026期(2026年3月期)予想として売上高300.0億円、営業利益29.00億円と更なる成長を見込んでおり、年間配当も80円から増額予定で株主還元にも積極的な姿勢を示しています。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
東京都板橋区熊野町32-8

サービスの実績は?

293.3億円
連結売上高
2025年3月期実績
+6.9% YoY
28.79億円
連結営業利益
2025年3月期実績
+32.5% YoY
6.9%
売上高成長率
2025年3月期 (YoY)
32.5%
営業利益成長率
2025年3月期 (YoY)
80
1株当たり年間配当金
2025年3月期実績
+33.3% YoY
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.3%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.4%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
7.8%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期6.6%4.2%-
2022/03期5.3%3.4%-
2023/03期7.4%4.5%-
2024/03期7.8%4.8%7.9%
2025/03期8.3%5.4%9.8%
3Q FY2026/34.3%(累計)2.4%(累計)7.8%

営業利益率は約5%から約9.8%まで順調に改善しており、高付加価値な計測ソリューションへの注力と効率的な生産体制が利益率の向上を牽引しています。ROEは2025/03期時点で8.0%まで向上し、資本効率を意識した経営が浸透しつつあります。ROAも同様に上昇傾向にあり、資産の有効活用が着実に進んでいることを示しています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期211億円12.9億円152.2円-
2022/03期219億円10.5億円124.1円+3.9%
2023/03期238億円15.4億円181.2円+8.6%
2024/03期274億円21.7億円17.6億円206.9円+15.3%
2025/03期293億円28.8億円19.9億円234.3円+6.9%

チノーは計測・制御機器専業の強みを活かし、売上高・各利益ともに過去最高水準を更新する堅調な成長を遂げています。2021/03期から2025/03期にかけて売上高は約211億円から約293億円まで拡大し、事業ポートフォリオの最適化と製品需要の取り込みが奏功しました。2026/03期も引き続き増収増益を見込んでおり、強固な顧客基盤を背景に成長トレンドが維持されています。 【3Q 2026/03期実績】売上213億円(通期予想比71%)、営業利益17億円(同57%)、純利益9.2億円(同46%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.3%(累計)
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
7.8%
業界平均
8.0%
自己資本比率上回る
この会社
54.8%
業界平均
54.6%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億6,800万円
取締役4名の合計

EDINET開示情報によると、同社は温度制御を中心とした計測・制御機器事業を核としており、脱炭素や省エネ化といった社会的ニーズを捉えた高付加価値な製品展開が成長の源泉です。事業リスクとしては、原材料価格の高騰や海外市場における経済変動、および特定顧客への依存度などが挙げられます。

会社の計画は順調?

A
総合評価
期初予想を上回る着地が続いており、中計目標も最終年度での達成が視野に入るなど、計画遂行能力は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
2021期〜2026期
売上高: 目標 300億円 順調 (293.3億円)
97.77%
営業利益: 目標 29億円 順調 (28.79億円)
99.28%
当期純利益: 目標 20億円 順調 (19.91億円)
99.55%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期285億円293億円+2.9%
2024期260億円274億円+5.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期25億円29億円+17.5%
2024期22億円22億円+1.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現在進行中の中期経営計画(2021期-2026)では、最終年度に売上高300億円、営業利益29億円を目標に掲げています。直近の2025期実績は売上高293.3億円、営業利益28.79億円と、目標達成に向けて極めて順調に進捗しています。特に過去2期連続で期初予想を上回る業績を達成しており、外部環境の好機を確実に捉える実行力が評価されます。最終年度の会社予想も中計目標水準であり、達成の確度は高いと見られます。

どんな話題が多い?

業績・決算40%
新製品・技術30%
株主還元・IR20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +12.5%
メディア数
18
株探, 日経電子版, PR TIMES, 会社四季報オンライン, Yahoo!ファイナンスほか
業界内ランキング
上位 32%
電気機器業界 600社中 192位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月決算好調

第3四半期決算にて経常利益が9%増益を達成し、市場の評価を高めた。

2025年11月製品投入

温度管理の利便性を向上させるスマートカードロガーの新製品を市場投入

2025年8月株主還元

株式分割の実施および株主優待制度の変更を公表し、投資環境の整備を進めた。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率54.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
43.1億円
借金(有利子負債)
Net Assets
254億円
会社の純資産

自己資本比率は約58%と高く、極めて盤石な財務基盤を維持しています。2024/03期以降に有利子負債が発生していますが、潤沢な資産規模に対して十分に管理可能な範囲内です。BPS(1株当たり純資産)も右肩上がりで成長しており、株主価値の源泉となる純資産が堅実に積み上がっています。 【3Q 2026/03期】総資産388億円、純資産254億円、自己資本比率54.8%、有利子負債43億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+25.4億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-6.7億円
投資に使ったお金
Financing CF
-11.0億円
借入・返済など
Free CF
+18.8億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期23.4億円7.5億円9.7億円15.9億円
2022/03期18.8億円5.8億円9.8億円13.0億円
2023/03期16.2億円5.6億円6.5億円10.6億円
2024/03期1.0億円8,100万円11.0億円1.8億円
2025/03期25.4億円6.7億円11.0億円18.8億円

営業活動によるキャッシュフローは概ね安定してプラスを維持しており、本業による収益獲得能力の高さを示しています。投資活動には継続的に資金を充当しつつも、FCF(フリー・キャッシュフロー)は総じてポジティブであり、財務的な余力があります。2024/03期の一時的な減少を除き、稼いだ資金を適切に配当や自社株買いへ還元するサイクルが定着しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
2,800万円
連結子会社数
12
設備投資額
9.4億円
平均勤続年数(従業員)
16.37
臨時従業員数
157

女性役員比率は10.0%と改善の余地があるものの、監査体制は整備されており、12社の連結子会社を擁するグループ経営を強固なガバナンス体制の下で推進しています。技術力を武器にした計測専業メーカーとして、持続可能な成長とリスク管理を両立させる経営基盤を構築しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主30.5%
浮動株69.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関12%
事業法人等18.5%
外国法人等3%
個人その他65.8%
証券会社0.8%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はチノ-取引先持株会・チノー従業員持株会。

チノ-取引先持株会(809,000株)9.52%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(737,000株)8.68%
チノー従業員持株会(318,000株)3.75%
株式会社ニッカトー(209,000株)2.47%
株式会社共和電業(207,000株)2.44%
株式会社北浜製作所(182,000株)2.14%
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託  銀行株式会社)(152,000株)1.79%
東亜ディーケーケー株式会社(101,000株)1.19%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(83,000株)0.98%
明陽電機従業員持株会(78,000株)0.92%

チノーの株主構成は、取引先持株会(9.52%)や従業員持株会(3.75%)が上位に並ぶ安定株主重視の傾向が強く、長期的な経営の安定性を優先する姿勢が見て取れます。また、ニッカトーや共和電業といった事業上の協力関係にある企業も出資しており、強固なネットワークが形成されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1景気の悪化 当社グループは、温度を中心とする計測と制御の専門企業集団として、様々な業種に製品を提供しておりますが、売上高全体のうち、その多くは製造業が占めております
2地政学リスク 当社グループでは、中国等アジアを中心に生産・販売等の海外活動を展開しております
3他社との競合・競争 当社グループでは、長年培った「計測・制御・監視」の技術で、計測制御機器、計装システム、温度センサ等の製品・サービスを提供する事業等を営んでおります
4材料・部品等の調達 当社グループは、製品の生産活動において電気・電子部品及び金属、プラスチック等の材料部品を使用しており、半導体をはじめとする材料部品の供給不足による生産停止を招かないように複数購買先の確保や代替部材の検討等に努めております
5人財の採用・確保と育成 当社グループでは、当社の事業活動を担う人財の確保と育成のため、様々な施策を行っております
6取引先の財務状況悪化 当社グループでは、定期的に取引先の信用状況を確認し、不良債権の発生防止に努めております
7パンデミック 当社グループでは、各種感染症対策を行い、事業活動への影響を低減しておりますが、想定以上に感染症が拡大した場合、当社グループにおいて、国内・海外の生産活動及び販売活動が停滞し、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります
8自然災害 当社グループでは、自然災害等を想定したBCPを整備しておりますが、不測の大規模地震や台風等の自然災害により、生産設備への被害等が発生し、工場の操業や顧客への供給に支障が生じた場合、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
628万円
従業員数
1,093
平均年齢
42.54歳
平均年収従業員数前年比
当期628万円1,093-

従業員の平均年収は628万円であり、計測制御機器業界の中では堅実かつ安定的な給与水準を維持しています。平均勤続年数が16年を超えていることは、福利厚生や働きやすい環境が一定水準以上であることを示唆しており、離職率を抑えた人的資本経営が行われています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

2025期のTSR(株主総利回り)は185.2%となり、TOPIXの213.4%を下回るアンダーパフォームとなりました。これは、好調な業績を背景に株価は上昇したものの、同期間における日本株市場全体の力強い上昇(TOPIXの上昇)には及ばなかったことを示唆しています。ただし、2023期、2024期にはTOPIXを上回るパフォーマンスを記録しており、期間によっては高いリターンを株主にもたらしています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
80
方針: 配当性向30%以上目標
1株配当配当性向
2016/03期40113.0%
2017/03期3580.2%
2018/03期4040.7%
2019/03期4534.2%
2020/03期4531.3%
2021/03期4529.6%
2022/03期4637.1%
2023/03期5228.7%
2024/03期6029.0%
2025/03期8034.1%
8期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

チノーは安定的な利益成長と配当性向30%以上を目安とした還元方針を掲げており、増配傾向を継続しています。2025/03期には1株当たり80円の配当を実施し、高い配当利回りを実現しています。業績の拡大とともに株主への利益配分を強化する姿勢が評価されており、株主優待と併せて魅力的なインカムゲインを提供しています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 185.2万円 になりました (85.2万円)
+85.2%
年度末時点評価額損益TSR
2021期122.3万円22.3万円22.3%
2022期139.5万円39.5万円39.5%
2023期187.2万円87.2万円87.2%
2024期230.1万円130.1万円130.1%
2025期185.2万円85.2万円85.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残情報なし
売り残情報なし
信用倍率情報なし
2026年3月27日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬(予定)
2026年3月期 第2四半期決算発表2025年11月上旬(予定)
定時株主総会2025年6月下旬(予定)

同業種の電気機器セクターの平均PERが約25倍、PBRが約2.2倍であるのに対し、チノーの株価指標はそれぞれ13.2倍、1.20倍と業界平均に比べて割安な水準にあると考えられます。一方で、配当利回りは5.17%と業界平均を大きく上回っており、株主還元への積極性がうかがえます。時価総額は287億円と、セクター内では中小型株に位置づけられます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期12.8億円0円0.0%
2022/03期17.4億円6.9億円39.8%
2023/03期22.9億円7.6億円33.0%
2024/03期24.1億円6.6億円27.2%
2025/03期30.3億円10.4億円34.4%

納税状況は税引前利益の変動に連動しており、概ね法定実効税率に近い水準で推移しています。2021/03期は繰越欠損金の解消等による一時的な影響で税負担が抑えられましたが、以降は安定した納税が継続しています。将来の業績見通しに基づく予想税率も妥当な範囲内に収まっています。

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もっと知る

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チノー まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 80円
安全性
安定
自己資本比率 54.8%
稼ぐ力
普通
ROE 4.3%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「『測る』技術で工場の安定稼働を支え、地味ながら過去最高益を更新し続ける老舗計測器メーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU