JUMP

TOA6809

TOA CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/28
01 / 4 sections

まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 40円
安全性
安定
自己資本比率 64.3%
稼ぐ力
普通
ROE 5.1%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

あなたが空港で搭乗アナウンスを聞くとき、駅のホームで電車の接近放送を耳にするとき、そのスピーカーはTOA製かもしれません。同社は、私たちの暮らしの安全と快適を支える「音」のプロフェッショナルです。学校のチャイムや非常放送、商業施設のBGMシステムなど、普段意識しない場所でTOAの技術が活躍しています。いわば、社会インフラの「声」を届ける縁の下の力持ちなのです。

TOAは空港や鉄道で使われる業務用放送設備の国内トップメーカー。2025期は売上高506.3億円、営業利益35.89億円と増収増益を達成した。続く2026期も会社予想で売上高545.0億円、営業利益45.00億円と過去最高業績を見込んでおり、旺盛な更新需要や海外展開が成長を牽引している。近年は配当方針の変更により株主還元姿勢を強めており、安定成長と高配当が魅力の銘柄として注目される。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
神戸市中央区港島中町7-2-1

サービスの実績は?

3.7%
売上高成長率(YoY)
2025期実績
5期連続増収
18.5%
営業利益成長率(YoY)
2025期実績
+78%超(前年比)
40
年間1株当たり配当金
2025期実績
2年で倍増
35.2%
配当性向
2025期実績
目標30%目安
6,204万円
従業員一人当たり売上高
2025期実績
02 / 4 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.1%(累計)
株主資本の利回り
ROA
3.2%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
8.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期3.4%2.7%-
2022/03期3.1%2.5%-
2023/03期3.7%2.8%-
2024/03期4.1%3.1%6.2%
2025/03期4.6%3.5%7.1%
3Q FY2026/35.1%(累計)3.2%(累計)8.0%

収益性については、営業利益率が2023/03期の3.8%から2025/03期には7.1%まで改善するなど、経営効率が着実に高まっています。自己資本利益率(ROE)や総資産利益率(ROA)も、コスト削減と高付加価値製品へのシフトにより緩やかな上昇基調を辿っています。今後も音響デジタル技術を活用した付加価値向上により、さらなる収益力の強化が見込まれます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期406億円16.0億円48.9円-
2022/03期409億円14.7億円45.1円+0.7%
2023/03期451億円17.6億円54.5円+10.4%
2024/03期488億円30.3億円20.0億円62.6円+8.2%
2025/03期506億円35.9億円23.6億円78.7円+3.7%

TOAは音響・映像機器事業を核として安定的な成長を続けており、2026年3月期には売上高545億円、営業利益45億円を見込むなど、過去最高水準の業績を達成する見通しです。原材料価格の高騰が一段落したことに加え、製造段階でのコスト管理強化や国内販売の堅調さが利益を押し上げています。今後は長期経営戦略「NEXT100 TOA」のもと、海外市場の加速や事業変革を通じて、さらなる飛躍を目指しています。 【3Q 2026/03期実績】売上386億円(通期予想比71%)、営業利益31億円(同69%)、純利益22億円(同81%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.1%(累計)
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
8.0%
業界平均
8.1%
自己資本比率上回る
この会社
64.3%
業界平均
54.6%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

9,000万円
取締役5名の合計

EDINET開示情報によると、主力事業は放送設備やセキュリティシステム等の音響・映像関連製品であり、国内外での安定した受注が強みです。リスク要因として原材料価格の変動や為替リスクを挙げていますが、海外成長の加速と高付加価値化への事業変革により、利益構造の強化を図っています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
利益面の進捗は要注視だが、最終年度の会社予想は強気で達成に期待。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営基本計画
2022期~2026期
売上高: 目標 545億円 順調 (506.3億円)
92.9%
営業利益: 目標 45億円 順調 (35.89億円)
79.8%
ROE: 目標 8.0% 順調 (7.0%)
87.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期520億円506億円-2.6%
2024期480億円488億円+1.7%
2023期440億円451億円+2.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期37億円36億円-3.0%
2024期25億円30億円+21.1%
2023期29億円17億円-41.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画(2022期-2026)は最終年度を迎えています。2025期実績は売上高506.3億円と計画に対して順調ですが、営業利益は目標45億円に対し35.89億円と進捗に課題を残します。しかし、2026期の会社予想は売上高545億円、営業利益45億円と目標達成を見込んでおり、業績の上方修正も発表されるなど勢いがあります。過去の業績予想はブレがあるものの、株主還元強化を背景に計画達成へのコミットメントは高いと見られます。

どんな話題が多い?

決算・業績45%
配当・株主還元25%
M&A・事業拡大15%
不祥事・ガバナンス15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +18.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 四季報オンライン, ロイター
業界内ランキング
上位 12%
電気機器業界 235社中 28位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月業績上方修正

2026年3月期連結決算の経常利益予想を47億円から50億円へ上方修正し、成長基調を維持。

2026年2月資金流出

米国子会社における資金流出事案を受け、再発防止策の策定と役員報酬の自主返納を発表。

2025年11月増配

配当方針の変更による大幅増配を発表し、市場の評価が向上。

2024年9月海外買収

音響案内システムの強化のため、オランダのPA-Vox Holding B.V.を完全子会社化

社長プロフィール

05 / 6 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率64.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
21.0億円
借金(有利子負債)
Net Assets
579億円
会社の純資産

同社の財務健全性は極めて高く、自己資本比率は70%台を維持しており、盤石な財務基盤を築いています。有利子負債は極めて軽微な水準に抑えられており、長期的には無借金経営に近い健全なバランスシートが強みです。潤沢な自己資本を背景に、成長投資や株主還元を機動的に行える余力がある点は投資家にとって大きな魅力と言えます。 【3Q 2026/03期】総資産733億円、純資産579億円、自己資本比率64.3%、有利子負債21億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+56.2億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-24.0億円
投資に使ったお金
Financing CF
-20.9億円
借入・返済など
Free CF
+32.2億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期52.9億円20.7億円30.6億円32.2億円
2022/03期16.3億円7.5億円4.6億円8.8億円
2023/03期5.8億円27.9億円14.4億円22.0億円
2024/03期50.7億円9.3億円52.3億円41.5億円
2025/03期56.2億円24.0億円20.9億円32.2億円

営業キャッシュフローは本業の安定的な収益により、毎期プラスを維持し、強力なキャッシュ創出力を有しています。2023/03期には一時的な投資増によりフリーキャッシュフローがマイナスとなりましたが、以降は再び大幅なプラスへ回復しました。潤沢な営業CFを原資として、将来成長に向けた投資と、配当などの株主還元をバランスよく両立させています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
5,000万円
連結子会社数
26
設備投資額
13.3億円
平均勤続年数(従業員)
15.8

女性役員比率は11.0%であり、今後さらなる登用が期待される領域です。26社もの連結子会社を統括する大規模な体制を敷いており、監査報酬5,000万円を投じた堅実な監査体制の構築を通じて、コーポレート・ガバナンスの透明性向上に努めています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主44.5%
浮動株55.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関21.9%
事業法人等22.6%
外国法人等6.8%
個人その他47.6%
証券会社1.1%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はTOA取引先持株会・公益財団法人神戸やまぶき財団・三菱UFJ銀行。

TOA取引先持株会(2,816,000株)9.37%
日本マスタートラスト信託銀行  株式会社(信託口)(2,640,000株)8.78%
公益財団法人神戸やまぶき財団(2,000,000株)6.65%
株式会社三菱UFJ銀行(1,500,000株)4.99%
シスメックス株式会社(1,457,000株)4.85%
井 谷 憲 次(1,373,000株)4.57%
公益財団法人中谷財団(1,297,000株)4.32%
株式会社三井住友銀行(1,188,000株)3.95%
国立大学法人京都大学(1,000,000株)3.33%
TOAグループ従業員持株会(807,000株)2.68%

TOAの株主構成は、取引先持株会(9.37%)や従業員持株会(2.68%)など安定株主による保有比率が高い点が特徴です。さらに日本マスタートラスト信託銀行等の信託口や金融機関、公益財団法人も上位に名を連ねており、長期的な視点での資本関係が維持されている安定的な構造と言えます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1大規模災害、感染症にかかるリスクについて 当社グループは地震をはじめとする大規模災害や感染症の発生に対し、生産面、資金面、情報システム面などから対策を進めておりますが、予想外の大規模災害や感染症のまん延が発生した場合には、原材料の調達、製品の生産や供給などの事業活動に支障をきたし、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
696万円
従業員数
3,144
平均年齢
43.1歳
平均年収従業員数前年比
当期696万円3,144-

従業員平均年収は696万円となっており、電気機器業界の標準的な水準と比較しても安定した給与水準を維持しています。近年は業績の好調や増配など、企業価値向上に向けた取り組みが続いており、従業員への還元も適正に配分される環境が整っていると考えられます。

06 / 5 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、継続して市場平均であるTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、過去の株価が業績に比べて伸び悩んでいた時期が長かったことを示唆しています。しかし、直近の株価上昇と増配により、今後のTSR改善が期待されます。投資家は、企業が安定した利益成長を株価に反映させ、このアンダーパフォームを解消できるかに注目しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
40
方針: 安定配当
1株配当配当性向
2016/03期2235.6%
2017/03期2242.6%
2018/03期2336.4%
2019/03期2635.1%
2020/03期2642.6%
2021/03期2040.9%
2022/03期2044.4%
2023/03期4073.4%
2024/03期4063.9%
2025/03期4050.9%
4期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

TOAは配当を重要な株主還元策と位置づけており、業績動向や財務状況を総合的に勘案した安定的な配当を実施しています。配当性向は概ね30%から50%程度を目途としており、成長投資とのバランスを重視した資本政策を継続中です。今後も経営基盤の強化を通じて、持続的な利益還元を目指す方針です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 134.8万円 になりました (34.8万円)
+34.8%
年度末時点評価額損益TSR
2021期122.1万円22.1万円22.1%
2022期89.4万円10.6万円-10.6%
2023期112.4万円12.4万円12.4%
2024期160.6万円60.6万円60.6%
2025期134.8万円34.8万円34.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残143,400株
売り残8,700株
信用倍率16.48倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年3月期 第4四半期決算発表2026年5月上旬
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬

同業他社と比較してPER・PBRは割安な水準にあります。一方で、配当利回りは4.63%と業界平均を大きく上回っており、高配当株としての魅力が高いです。信用買い残が売り残を大幅に上回っており、信用倍率は16.48倍と高水準のため、将来的な需給悪化には注意が必要です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期25.6億円9.6億円37.6%
2022/03期24.1億円9.4億円39.1%
2023/03期21.0億円3.4億円16.1%
2024/03期37.1億円17.1億円46.2%
2025/03期39.2億円15.6億円39.7%

法人税等の支払いは概ね法定実効税率に近い水準で推移していますが、2024/03期には税効果会計の影響などにより一時的に実効税率が高まりました。税引前利益は業績拡大に伴い増加傾向にあり、これに連動して納税額も堅調に推移しています。企業の税負担は適切に管理されており、今後も安定した利益成長に伴う納税が期待されます。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

TOA まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 40円
安全性
安定
自己資本比率 64.3%
稼ぐ力
普通
ROE 5.1%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「空港のアナウンスから防災無線まで、社会インフラを「音」で支えるニッチトップ企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU