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日本航空電子工業6807

Japan Aviation Electronics Industry,Limited

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 60円
安全性
安定
自己資本比率 50.4%
稼ぐ力
普通
ROE 3.9%(累計)
話題性
好評
ポジ 55%

この会社ってなに?

あなたが毎日使うスマートフォンを充電したり、イヤホンを接続したりするとき、その小さな接続部分(コネクタ)で日本航空電子工業の技術が活躍しているかもしれません。実は、スマホの中にある精密な部品同士を繋ぐ役割も担っています。また、普段運転する自動車のエンジンやカーナビ、安全装置が正しく動く裏側でも、同社の製品が電気信号を確実に伝える重要な働きをしています。目立たないけれど、現代の便利な生活を支える「縁の下の力持ち」、それがこの会社です。

日本航空電子工業は、スマートフォンや自動車向けコネクターの老舗大手です。直近の2025期では売上高2216.4億円、営業利益156.15億円と、市況変動を受けつつも安定した収益基盤を維持しています。大きな転換点として、長年の筆頭株主だったNECに代わり京セラと資本業務提携を締結しました。今後は京セラのグローバルな販売網や生産拠点を活用し、成長分野である車載向けや産業機器向け事業の拡大を加速させる戦略です。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
東京都渋谷区道玄坂1丁目21番1号 渋谷ソラスタ12階

サービスの実績は?

60
1株当たり配当金
2025期実績
+9.1% YoY
2,216億円
連結売上高
2025期実績
-1.8% YoY
156億円
連結営業利益
2025期実績
+8.3% YoY
34.9%
配当性向
2025期実績
前年比+4.7pt
180億円
設備投資額
2025期実績
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
3.9%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.0%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
3.5%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期4.0%2.6%-
2022/03期9.6%6.4%-
2023/03期8.9%6.5%-
2024/03期8.2%5.3%6.4%
2025/03期8.9%5.1%7.0%
3Q FY2026/33.9%(累計)2.0%(累計)3.5%

収益性については、2022/03期以降、営業利益率が6%から8%の水準で安定しており、効率的な生産体制が利益を下支えしています。ROE(自己資本利益率)は概ね8%から9%台で推移しており、資本効率を意識した経営が一定の成果を上げています。今後は高付加価値製品へのシフトを進めることで、さらなる利益率の向上が期待されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期2,097億円56.9億円62.6円-
2022/03期2,251億円143億円157.5円+7.3%
2023/03期2,359億円146億円160.8円+4.8%
2024/03期2,258億円144億円122億円137.1円-4.3%
2025/03期2,216億円156億円116億円172.1円-1.8%

当社の業績は、コネクタ事業の堅調な需要を背景に、売上高が年間で約2,200億円から2,400億円規模で安定的に推移しています。2022/03期には収益が大きく拡大しましたが、その後は市場環境の変化に伴い利益水準が変動し、2025/03期は営業利益156億円を確保しました。2026/03期に向けては、製品ミックスの最適化や新製品の寄与により、営業利益185億円への増益を計画しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1668億円(通期予想比69%)、営業利益59億円(同32%)、純利益45億円(同35%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
3.9%(累計)
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
3.5%
業界平均
8.1%
自己資本比率下回る
この会社
50.4%
業界平均
54.7%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億9,600万円
取締役5名の合計

事業の柱であるコネクタ事業に加え、インターフェース・ソリューション事業、航機事業の3つを展開しています。技術革新の速いIT・自動車業界の変化に伴う受注変動が業績リスクとなっており、これに対する製品ポートフォリオの最適化が重要な経営課題です。

会社の計画は順調?

C
総合評価
旧中計は未達に終わったが、京セラとの提携をテコに新たな成長軌道を描けるかが焦点。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

旧中期経営計画
2023期〜2025期
売上高: 目標 3,000億円 未達 (2,216億円)
73.9%
経常利益: 目標 300億円 未達 (158.4億円)
52.8%
FY2026 会社業績予想
2026期
売上高: 目標 2,400億円 順調
92.3%
営業利益: 目標 185億円 順調
84.4%
純利益: 目標 130億円 順調
89.2%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2023期2,450億円2,359億円-3.7%
2024期2,300億円2,258億円-1.8%
2025期2,300億円2,216億円-3.6%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2023期200億円176億円-12.2%
2025期170億円156億円-8.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2025年度を最終年度とする中期経営計画では売上高3,000億円、経常利益300億円を掲げていましたが、市況の悪化などから目標を大きく下回り未達で終了しました。業績予想も近年は未達傾向にあり、計画達成力には課題が残ります。現在は明確な新中計は公表されていませんが、京セラとの資本業務提携が実質的な新成長戦略となっており、両社のシナジーを活かして車載分野などで巻き返しを図る方針です。今後の具体的な数値目標の開示が待たれます。

どんな話題が多い?

資本業務提携・経営40%
決算・業績30%
新事業・海外展開20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 日経電子版
業界内ランキング
上位 30%
電気機器業界 250社中 75位
報道のトーン
55%
好意的
25%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月事業拡大

カナダの油田関連システム事業を買収し、グローバルでの成長戦略を強化。

2025年11月資本業務提携

京セラとの資本業務提携を発表し、NECからの株取得により新たな協力体制を構築。

2024年10月業績修正

中間決算における経常利益の減益を受け、通期連結業績予想の修正を公表。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率50.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
425億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,397億円
会社の純資産

財務健全性は極めて高く、自己資本比率は62.0%と強固な水準を維持しています。かつて有利子負債ゼロを達成していた時期もありましたが、直近では戦略的な投資や運営資金の確保に伴い負債を管理しつつ、豊富な手元流動性を確保しています。強固なBSを背景に、将来の成長投資と安定配当の両立が可能な財務基盤を有しています。 【3Q 2026/03期】総資産2313億円、純資産1397億円、自己資本比率50.4%、有利子負債425億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+363億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-192億円
投資に使ったお金
Financing CF
-316億円
借入・返済など
Free CF
+171億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期291億円188億円155億円103億円
2022/03期244億円203億円99.8億円41.5億円
2023/03期325億円234億円116億円90.2億円
2024/03期349億円203億円119億円145億円
2025/03期363億円192億円316億円171億円

営業活動によるキャッシュフローは堅調に推移しており、2025/03期には約363億円のキャッシュを創出し、本業の収益力の高さを示しています。投資活動には年間約190億円規模を継続的に投じており、先端技術への設備投資を優先しています。強固なフリーキャッシュフロー(FCF)を背景に、財務の健全性を保ちながら株主還元を強化する余裕があります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 2名(14.3% 男性 12
14%
86%
監査報酬
7,300万円
連結子会社数
18
設備投資額
180.5億円
平均勤続年数(従業員)
16.9
臨時従業員数
145

女性役員比率は14.3%(2名/14名)であり、さらなる多様性の推進が求められています。連結子会社18社を抱える大企業として、監査報酬7,300万円を投じた厳格な内部統制体制を構築し、ガバナンスとリスク管理の強化に努めています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主50.2%
浮動株49.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関16.1%
事業法人等34.1%
外国法人等34.1%
個人その他12.3%
証券会社3.4%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主は日本電気・THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDON SPECIAL ACCOUNT NO.1(常任代理人 みずほ銀行決済営業部)。

日本電気株式会社(22,578,000株)33.5%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(6,923,000株)10.27%
THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDON SPECIAL ACCOUNT NO.1(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(4,625,000株)6.86%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,075,000株)3.08%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)(2,014,000株)2.99%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(1,915,000株)2.84%
JPモルガン証券株式会社(1,821,000株)2.7%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,261,000株)1.87%
CHARLES SCHWAB FBO CUSTOMER(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(1,000,000株)1.48%
BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(850,000株)1.26%

日本電気(NEC)が33.5%を保有し、筆頭株主として強固な影響力を保持してきましたが、京セラとの資本業務提携によりNECの保有株が一部譲渡されるなど、経営の枠組みに大きな変化が生じています。残る株式は信託銀行や大手金融機関などが保有しており、安定した株主構成を維持しつつ、事業シナジーによる企業価値の向上が期待されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1品質に関するリスク当社グループは、「品質・ものづくりの革新」を経営の基本方針として推進しており、社会的に有用で、安全に十分配慮した高い品質の商品とサービスを提供しておりますが、万一、当社製品に品質上、安全上の不具合が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
716万円
従業員数
10,154
平均年齢
41.7歳
平均年収従業員数前年比
当期716万円10,154-

従業員平均年収は716万円であり、コネクタ業界の中でも安定した給与水準を維持しています。業績連動型の報酬体系を一部採用している可能性が高く、小型・高速伝送に強みを持つ製品群の市場需要が給与水準を支える要因となっています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的な投資リターンを示す指標です。2022期、2023期、2025期においてはTOPIXを上回るパフォーマンス(アウトパフォーム)を達成しており、特に増配を続けたことが株主リターン向上に貢献しています。一方で、2024期はTOPIXの上昇率に及ばず、アンダーパフォームとなりました。これは、市況悪化による業績への懸念が株価の重しとなったためと考えられます。安定的な配当と今後の成長による株価上昇の両立が、継続的なアウトパフォームの鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
60
方針: 配当性向30%以上目標
1株配当配当性向
2016/03期3021.8%
2017/03期3040.5%
2018/03期3021.1%
2019/03期3523.6%
2020/03期4032.7%
2021/03期2539.9%
2022/03期3522.2%
2023/03期5031.1%
2024/03期5540.1%
2025/03期6034.9%
4期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は実施していません。

当社は株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、配当性向30%以上を目安とした安定的かつ継続的な配当を実施しています。業績向上に合わせて増配を重ねており、株主還元への姿勢は非常に積極的です。今後もキャッシュ・フローを重視したバランスの良い配当政策により、株主価値の向上を目指します。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 217.8万円 になりました (117.8万円)
+117.8%
年度末時点評価額損益TSR
2021期139.5万円39.5万円39.5%
2022期157.6万円57.6万円57.6%
2023期185.1万円85.1万円85.1%
2024期203.2万円103.2万円103.2%
2025期217.8万円117.8万円117.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残99,000株
売り残69,500株
信用倍率1.42倍
2026年3月13日時点
今後の予定
通期決算発表2026年4月下旬
第1四半期決算発表2026年7月下旬

PER・PBRともに業界平均と比較して割安な水準にあり、株価に出遅れ感が見られます。一方で配当利回りは業界平均を上回っており、株主還元への意識は評価できます。信用倍率は1.42倍と拮抗しており、短期的な需給の偏りは小さい状況です。京セラとの提携効果が業績に反映され始めれば、割安感から見直し買いが入る可能性があります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期78.8億円21.9億円27.8%
2022/03期186億円42.7億円23.0%
2023/03期191億円44.8億円23.4%
2024/03期148億円25.2億円17.1%
2025/03期148億円32.5億円21.9%

法人税等の支払いは、連結業績の変動に伴い変動していますが、実効税率は概ね20%から30%の範囲内で安定しています。2024/03期には税効果会計の影響等により実効税率が一時的に低下しました。将来の見通しでは、増益計画を反映し、適正な水準での納税が予定されています。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

日本航空電子工業 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 60円
安全性
安定
自己資本比率 50.4%
稼ぐ力
普通
ROE 3.9%(累計)
話題性
好評
ポジ 55%

「老舗コネクターメーカーが京セラと電撃提携、車載・産機向けでグローバル再挑戦の号砲を鳴らす」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU