6517プライム

デンヨー

Denyo Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE7.0%
BPS369円
自己資本比率75.0%
FY2025/3 有報データ

現場を照らし、社会を支える、"電源"のトップランナー

新動力源への転換や新技術の活用により、環境に配慮した「新しい動力源のカタチ」を創造し、サステナブル社会の実現に貢献します。

この会社ってなに?

あなたが普段街で見かける工事現場、その機械を動かしているのは、デンヨーの発電機かもしれません。また、夏祭りや野外コンサートで使う大量の電気も、同社の発電機が支えています。実は、可搬型エンジン発電機では国内シェア約7割を誇るトップ企業です。災害時に停電した際、避難所や病院で明かりが灯るのも、デンヨーの非常用発電機のおかげ。目立たないけれど、私たちの生活の様々な場面で「電源」を供給している縁の下の力持ちなのです。

可搬形エンジン発電機・溶接機で国内トップシェアを誇るメーカー。FY2025は売上高707.5億円、営業利益73.93億円と減収増益を達成しました。国内の堅調な建設・防災需要に加え、コスト削減が利益を押し上げています。現在は中期経営計画「Denyo2026」を推進中で、アメリカ市場の回復を織り込みながら、持続的な成長に向けた投資を進めており、今後の収益拡大が期待されます。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
東京都中央区日本橋堀留町二丁目8番5号
公式
www.denyo.co.jp

社長プロフィール

白鳥 昌一
白鳥 昌一
代表取締役社長執行役員
堅実派
創業以来、屋外用電源機器のパイオニアとして社会インフラを支えてきました。『クリーンなエナジーで、未来をひらく。』というスローガンのもと、環境配慮型製品の開発を通じて、サステナブルな社会の実現に貢献することを目指しています。

この会社のストーリー

1948
日本発電機溶接機製造株式会社として創業

東京都中野区に資本金100万円で会社を設立。日本の戦後復興を支えるべく、発電機・溶接機の製造を開始した。

1959
世界初のロータリー式エンジン溶接機を開発

画期的な新技術により、業界にイノベーションを起こす。この成功が、後のグローバル展開への足がかりとなった。

1966
社名を「デンヨー株式会社」に変更

海外市場への本格的な進出を目指し、グローバルに通用するブランド名として「Denyo」を採用。新たなステージへと歩みを進めた。

1973
オイルショックによる経営危機

第一次オイルショックの影響で需要が激減し、経営は深刻な打撃を受けた。全社一丸となった合理化努力でこの苦境を乗り越えた。

1983
東京証券取引所市場第二部に上場

安定した経営基盤と将来性が評価され、株式上場を果たす。これにより社会的信用を高め、さらなる成長のための資金調達力も強化した。

2011
東日本大震災での社会貢献と需要拡大

震災復旧や計画停電対策として、同社の発電機の需要が急増。社会インフラを支える企業としての重要性が再認識される大きな転機となった。

2024
中期経営計画「Denyo 2026」を始動

持続的な成長を目指し、新たな中期経営計画を策定。カーボンニュートラルへの貢献や新分野への挑戦を掲げ、未来への投資を加速させる。

注目ポイント

国内シェアNo.1の圧倒的ブランド力

屋外で使う可搬形エンジン発電機で国内シェア約70%を誇るトップメーカー。工事現場からイベント、災害時まで、あらゆる場所で社会を支える縁の下の力持ちです。

安定した財務基盤と株主還元

高い利益率と健全な財務体質を維持し、安定した配当を継続しています。株主優待として「おこめ券」がもらえるのも嬉しいポイントです。

環境配慮と未来への投資

CO2排出削減に貢献する製品開発や、水素などの新エネルギー活用にも積極的に取り組んでいます。持続可能な社会の実現を目指す、未来志向の企業です。

サービスの実績は?

70%
国内シェア(可搬形エンジン発電機)
2024年5月時点
国内トップ
707.5億円
連結売上高
FY2025実績
-3.3% YoY
73.93億円
連結営業利益
FY2025実績
+4.3% YoY
75
1株当たり配当金
FY2025実績
+17.2% YoY
56.47億円
純利益
FY2025実績
+10.8% YoY

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 75円
安全性
安定
自己資本比率 75.0%
稼ぐ力
普通
ROE 7.0%
話題性
不評
ポジティブ 30%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
75
方針: 配当性向30%程度を目安とした成果配分
1株配当配当性向
FY2021/34725.4%
FY2022/34735.6%
FY2023/35028.5%
FY2024/36425.9%
FY2025/37527.4%
3期連続増配
株主優待
あり
おこめ券
必要株数100株以上(約36万円)
金額相当1,000円相当
権利確定月3月

デンヨーは安定的な配当の継続を基本方針としつつ、業績連動型の増配を積極的に実施しています。配当性向は25%から35%程度を目安としており、収益成長に合わせて株主還元を強化しています。今後も強固な財務基盤を背景に、安定的かつ長期的な配当還元を図る姿勢です。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.0%
業界平均
10.3%
営業利益率上回る
この会社
10.4%
業界平均
8.1%
自己資本比率上回る
この会社
75.0%
業界平均
52.5%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3552億円
FY2023/3643億円
FY2024/3731億円
FY2025/3708億円
営業利益
FY2022/336.5億円
FY2023/348.7億円
FY2024/370.9億円
FY2025/373.9億円

デンヨーは可搬形エンジン発電機で国内トップシェアを誇り、防災や建設需要を背景に売上高はFY2024/3に過去最高水準の約731億円を達成しました。その後は微減となりましたが、利益面では高付加価値製品へのシフトやコスト管理が奏功し、営業利益は安定的な成長基調を維持しています。FY2026/3期も引き続き堅調な需要を取り込み、高水準の利益を確保する計画です。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.5%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
10.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.3%4.9%9.7%
FY2022/34.3%3.4%6.6%
FY2023/35.3%4.0%7.6%
FY2024/36.7%5.1%9.7%
FY2025/37.0%5.5%10.4%

収益性は、高付加価値製品の販売増や生産効率の改善により、営業利益率はFY2025/3期に10.4%まで向上しました。ROE(自己資本利益率)も緩やかな改善傾向にあり、資産効率の向上が着実に進んでいます。今後も主力の発電機・溶接機分野で効率的な事業運営を行い、収益性の維持・向上を目指す方針です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率75.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
73.6億円
会社の純資産
807億円

デンヨーの財務基盤は極めて強固であり、自己資本比率は75.0%という高い水準を維持しています。近年は成長投資に伴い有利子負債を一部計上していますが、潤沢な現預金と比較しても財務健全性に懸念はありません。無借金経営に近い強固なバランスシートは、将来の成長投資や安定配当を支える重要な源泉となっています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+73.2億円
営業CF
投資に使ったお金
-55.5億円
投資CF
借入・返済など
-17.9億円
財務CF
手元に残ったお金
+17.7億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/349.4億円-17.5億円-10.9億円31.9億円
FY2022/326.9億円-8.2億円-16.4億円18.8億円
FY2023/320.3億円-41.2億円9.4億円-20.9億円
FY2024/341.8億円-18.4億円-8.2億円23.4億円
FY2025/373.2億円-55.5億円-17.9億円17.7億円

営業キャッシュフローは本業の好調により安定的にプラスで推移しており、FY2025/3期には約73億円と大幅な稼ぎを生み出しました。投資キャッシュフローは工場の設備更新や成長投資に伴う支出が継続していますが、営業活動で得た資金の範囲内で賄われています。フリーキャッシュフローは変動があるものの概ね黒字を維持しており、健全なキャッシュ創出能力を示しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財務状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります
3(1)外部環境に関するリスク ① 主力販売先が建設関連市場であることについて 当社グループの製品は、販売店を経由して販売しておりますため、すべてのユーザーを把握することは困難ですが、主たる市場として建設関連分野に販売されているものが多数を占めていると推測されます
4このため、中長期的には国内外の経済状態の悪化により各国における民間・公共投資が抑制傾向になると、可搬形発電機等の建設関連分野向け製品の需要が減少し、経営成績にマイナスの影響を与える可能性があります
5このリスクに対して、当社グループは、中期経営計画「Denyo2026」の基本方針に従い、非常用発電機をはじめとする定置形発電機の拡販を目指すなど、建設関連以外の分野に注力し、環境変化に強い収益構造を目指しております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/356.5億円17.9億円31.6%
FY2022/340.3億円12.8億円31.7%
FY2023/351.8億円15.5億円29.9%
FY2024/373.8億円22.8億円30.9%
FY2025/380.0億円23.6億円29.4%

法人税等の支払額は税引前利益の変動に連動して推移しており、大きな特殊要因は見当たりません。実効税率は概ね30%前後で推移しており、標準的な税負担水準と言えます。今後も適正な納税を通じて企業の社会的責任を果たすとともに、税効果会計の影響を含めた適切な損益管理が行われます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
652万円
従業員数
1,377
平均年齢
38.4歳
平均年収従業員数前年比
当期652万円1,377-

従業員平均年収は652万円であり、製造業の平均水準と比較して安定した給与水準を維持しています。可搬形発電機での圧倒的な市場シェアという強固な収益基盤があり、継続的な利益還元が従業員の厚遇に繋がっていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主48.4%
浮動株51.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関25.9%
事業法人等22.4%
外国法人等22.4%
個人その他28.2%
証券会社1%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はザ エスエフピー バリュー  リアライゼーション マスター  ファンド エルティーディー (常任代理人 立花証券)・久栄。

ザ エスエフピー バリュー  リアライゼーション マスター  ファンド エルティーディー (常任代理人 立花証券株式会社)(1,926,000株)9.07%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,915,000株)9.02%
株式会社久栄(1,417,000株)6.67%
みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行(1,055,000株)4.96%
株式会社日本カストディ銀行 (信託E口)(729,000株)3.43%
デンヨー親栄会(689,000株)3.24%
第一生命保険株式会社(610,000株)2.87%
ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ ロンドン スペシャル オムニバス エス エル アカウント (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(553,000株)2.6%
株式会社鶴見製作所(543,000株)2.55%
株式会社三菱UFJ銀行(540,000株)2.54%

上位株主には海外機関投資家や信託銀行の信託口が名を連ねており、安定的な運用ニーズが高い銘柄であることが伺えます。また、創業家関連の株式会社久栄や取引銀行などが一定の株式を保有しており、中長期的な視点での経営安定性が確保された構成となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億7,700万円
取締役7名の合計

主力である発電機・溶接機事業は震災や防災意識の高まりにより堅調な需要がありますが、海外市場の変動や原材料価格の高騰が主要なリスク要因として認識されています。安定した財務体質を持ちつつ、世界各地の生産拠点でグローバルな展開を推進しているのが特徴です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 2名(16.7% 男性 10
17%
83%
監査報酬
3,900万円
連結子会社数
11
設備投資額
60.9億円
平均勤続年数(従業員)
12.6
臨時従業員数
74

女性役員比率は16.7%と一定水準を確保しており、指名・報酬諮問委員会を設置するなど透明性の高い経営体制を構築しています。連結子会社11社を抱える堅実な企業規模に対し、監査等委員会設置会社として適切な監視機能が働いています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上は保守的、利益は強気な予想を出す傾向があり、最終的に利益は上振れ着地することが多い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 業績予想
FY2026
売上高: 目標 720億円 順調 (707.5億円)
98.3%
営業利益: 目標 73億円 順調 (73.93億円)
101.3%
純利益: 目標 51億円 順調 (56.47億円)
110.7%
(旧)中期経営計画
FY2021〜FY2023
売上高: 目標 610億円 達成 (643.1億円)
105.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025740億円708億円708億円-4.4%
FY2024650億円731億円+12.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202567億円74億円74億円+10.3%
FY202450億円71億円+41.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画「Denyo2026」では具体的な数値目標は限定的ですが、FY2026の会社予想では売上720億円、営業利益73億円を目指しています。過去の業績予想を見ると、売上高は期初予想に対してやや未達になる傾向がある一方、営業利益は大幅に上振れするケースが目立ちます。これは、同社がコスト管理を徹底し、保守的な売上見通しの中から利益を最大化する戦略をとっていることを示唆しています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、FY2021からFY2025まで一貫してTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」という結果になっています。これは、同社の安定した事業基盤や配当がありながらも、市場全体の成長率と比較すると株価の上昇が緩やかであったことを示しています。特に成長株が注目された市場環境では、同社のような安定志向のバリュー株は相対的に見劣りしがちだったと分析できます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+41.5%
100万円 →141.5万円
41.5万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021111.1万円+11.1万円11.1%
FY202289.9万円-10.1万円-10.1%
FY202395.8万円-4.2万円-4.2%
FY2024131.5万円+31.5万円31.5%
FY2025141.5万円+41.5万円41.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残37,900株
売り残12,000株
信用倍率3.16倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2025年11月上旬

業界平均と比較してPER(14.4倍)とPBR(0.95倍)は割安な水準にあり、株価に出遅れ感があります。一方で配当利回りは2.78%と業界平均より高く、株主還元への意識が評価できます。信用倍率は3.16倍と標準的で、短期的な需給の偏りは見られません。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
42
前月比 -12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, みんかぶ ほか
業界内ランキング
上位 35%
電気機器業界 250社中 88位
報道のトーン
30%
好意的
20%
中立
50%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
株価・市場動向25%
経営戦略・IR15%
パートナーシップ10%

最近の出来事

2025年5月中計策定

中期経営計画を策定し、持続的な成長に向けた施策を公表しました。

2025年5月新規契約

音楽フェス「LuckyFes'24」と発電機パートナー契約を締結し、高品質な電力を供給しました。

2026年2月減益発表

第3四半期決算にて、連結経常利益が前年同期比7.5%減の53.9億円となる減益を発表しました。

最新ニュース

ポジティブ
デンヨー、中期経営計画(2024-2026)の策定に関するお知らせ
5/08 · 株探

デンヨー まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 75円
安全性
安定
自己資本比率 75.0%
稼ぐ力
普通
ROE 7.0%
話題性
不評
ポジティブ 30%

「『工事現場の黒子』が、防災・イベント需要で表舞台に立つ発電機の巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU