日本トリム6788
NIHON TRIM CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
毎日飲むお水、もっと体に良いものにしたいと思ったことはありませんか?日本トリムは、水道の蛇口に取り付けるだけで胃腸症状の改善効果が認められた「電解水素水」をつくる機械(整水器)のトップ企業です。皆さんが家庭で手軽に健康的な水を使えるようにするだけでなく、病院での人工透析や、農作物を育てる水など、普段は目に触れない場所でも「水」の力で社会を支えています。もしかしたら、あなたの健康や食生活を支える水も、日本トリムの技術から生まれているかもしれません。
電解水素水整水器の国内トップメーカー。主力のウォーターヘルスケア事業が安定的に成長し、2025年3月期は売上高224.6億円、営業利益32.85億円を達成しました。近年は血液透析や農業分野など医療・産業領域への応用も進めており、事業の多角化を推進しています。業績連動を意識した配当方針を掲げ、安定的な株主還元も魅力の一つです。
会社概要
- 業種
- 電気機器
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪府大阪市北区梅田2丁目2-22ハービスENTオフィスタワー 22F
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 8.5% | 6.1% | - |
| 2022/03期 | 10.1% | 7.5% | - |
| 2023/03期 | 7.7% | 5.9% | - |
| 2024/03期 | 9.4% | 7.1% | 15.1% |
| 2025/03期 | 9.1% | 6.7% | 14.6% |
| 3Q FY2026/3 | 6.6%(累計) | 4.4%(累計) | 12.4% |
同社は独自の技術力を背景に高い粗利率を維持しており、営業利益率は12%から15%前後で推移する高い収益性を誇ります。ROE(自己資本利益率)も概ね8%から9%台と資本効率を重視した経営が行われており、株主資本を効率的に活用して利益を生み出す体制が整っています。競争優位性の高い製品ラインナップにより、同業他社と比較しても安定して高い収益体質を維持している点が特徴です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 149億円 | — | 15.2億円 | 195.4円 | - |
| 2022/03期 | 163億円 | — | 19.4億円 | 250.6円 | +9.2% |
| 2023/03期 | 180億円 | — | 16.5億円 | 214.8円 | +10.3% |
| 2024/03期 | 204億円 | 30.8億円 | 21.5億円 | 280.5円 | +13.7% |
| 2025/03期 | 225億円 | 32.9億円 | 22.4億円 | 292.4円 | +10.0% |
日本トリムの業績は、電解水素水整水器の堅調な販売により、2021/03期の売上高約149億円から2025/03期には約225億円まで右肩上がりで成長を続けています。この間、営業利益も着実に積み上がり、2026/03期には過去最高水準となる35億円超を見込むなど、安定した収益基盤を構築しています。独自の技術を核とした製品展開が功を奏し、主力のウォーターヘルスケア事業がグループ全体の成長を力強く牽引しています。 【3Q 2026/03期実績】売上183億円(通期予想比73%)、営業利益23億円(同64%)、純利益16億円(同68%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
電気機器の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業の柱は電解水素水整水器を中心としたウォーターヘルスケア事業であり、近年では医療分野への展開も強化しています。一方で、主力製品への依存度や景気動向による個人消費の減速が事業リスクとして懸念されており、多角化戦略が今後の持続的な成長を占う鍵となります。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 228億円 | — | 225億円 | -1.5% |
| 2024期 | 198億円 | — | 204億円 | +3.1% |
| 2023期 | 181億円 | — | 180億円 | -1.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 36億円 | — | 33億円 | -8.0% |
| 2024期 | 27億円 | — | 31億円 | +13.2% |
| 2023期 | 25億円 | — | 24億円 | -4.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画を公表していません。投資家は、単年度の会社業績予想を計画達成能力の判断材料とする必要があります。直近3期を見ると、2024期は売上・利益ともに会社予想を上回って着地しましたが、2023期と2025期は未達となりました。特に利益面での下方乖離が目立ち、外部環境の変化に対する業績の安定性には課題が残ります。
最新ニュース
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メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
完全子会社である株式会社トリムメディカルホールディングスを吸収合併し、経営効率化を推進。
コンパクトでストレスフリーな新モデルの電解水素水整水器の販売を開始。
第3四半期累計期間において売上高は過去最高を更新するも、経常利益は前年同期比で減益となった。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、自己資本比率は2025/03期時点でも約68%と強固な資本基盤を維持しています。長年にわたり有利子負債を実質ゼロで運営してきた無借金経営の歴史があり、2025/03期に約31億円の有利子負債が発生したものの、依然として盤石な財務状態です。厚い純資産により急激な市場変動にも耐えうる、安全性の高いバランスシートを構築しています。 【3Q 2026/03期】総資産349億円、純資産248億円、自己資本比率66.4%、有利子負債11億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 26.8億円 | 8.9億円 | 1.1億円 | 17.9億円 |
| 2022/03期 | 11.4億円 | 4.3億円 | 5.7億円 | 15.8億円 |
| 2023/03期 | 19.4億円 | 5.5億円 | 5.0億円 | 13.9億円 |
| 2024/03期 | 29.7億円 | 8.8億円 | 10.0億円 | 20.9億円 |
| 2025/03期 | 26.8億円 | 18.9億円 | 5.5億円 | 7.9億円 |
営業活動によるキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、事業活動を通じて恒常的に現金を生み出す高い収益構造が確立されています。2025/03期には積極的な投資活動により投資CFがマイナス18.9億円となりましたが、これは将来の成長を見据えた先行投資によるものです。フリーキャッシュフローもプラス基調が続いており、事業運営における資金流動性は非常に健全な水準にあります。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が25.0%と、日本の製造業の中では女性の登用が比較的進んでいるガバナンス体制を有しています。監査体制についても監査報酬4,700万円を投じて実効性を確保しており、連結子会社8社を抱える企業規模に見合った統治が図られています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 711万円 | 735人 | - |
従業員の平均年収は711万円であり、製造業の中でも比較的高い水準を維持しています。これは電解水素水整水器という高付加価値なニッチ製品を主力としており、高い収益性を背景に従業員への還元が一定程度行われていることが示唆されます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価変動と配当を合算した総合的な投資リターンを示す指標です。2022期以降、日本トリムのTSRは市場平均であるTOPIXを継続して下回る「アンダーパフォーム」の状態が続いています。これは、増配を続けているものの、それを上回る市場全体の株価上昇ペースにキャッチアップできていないことを示唆しています。今後の成長戦略によって株価が再評価されるかが、TSR向上の鍵となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 60円 | 24.0% |
| 2017/03期 | 60円 | 25.6% |
| 2018/03期 | 60円 | 41.9% |
| 2019/03期 | 60円 | 38.2% |
| 2020/03期 | 70円 | 253.0% |
| 2021/03期 | 60円 | 30.7% |
| 2022/03期 | 60円 | 23.9% |
| 2023/03期 | 120円 | 55.9% |
| 2024/03期 | 85円 | 30.3% |
| 2025/03期 | 130円 | 44.5% |
| 権利確定月 | 3月 |
配当方針として安定的な利益還元を重視しており、業績動向に応じた配当を実施しつつ、長期的な成長投資とのバランスを考慮しています。配当性向は30%から50%の間で柔軟に推移しており、株主還元への意識が見て取れます。今後も業績拡大に伴い、株主への利益配分を適切に行う姿勢を堅持するものと考えられます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 146.4万円 | 46.4万円 | 46.4% |
| 2022期 | 94.7万円 | 5.3万円 | -5.3% |
| 2023期 | 115.0万円 | 15.0万円 | 15.0% |
| 2024期 | 146.3万円 | 46.3万円 | 46.3% |
| 2025期 | 151.5万円 | 51.5万円 | 51.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
競合他社が含まれる電気機器業界の平均PER(約24倍)やPBR(約1.9倍)と比較すると、日本トリムの株価は比較的割安な水準にあると評価できます。配当利回りが業界平均を上回っている点も魅力的です。一方で、信用倍率は0.39倍と売り残が買い残を上回っており、短期的な需給面では株価の上値が重くなる可能性も示唆されています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 23.6億円 | 8.3億円 | 35.4% |
| 2022/03期 | 20.9億円 | 1.5億円 | 7.2% |
| 2023/03期 | 25.1億円 | 8.7億円 | 34.6% |
| 2024/03期 | 32.3億円 | 10.8億円 | 33.4% |
| 2025/03期 | 35.4億円 | 12.9億円 | 36.6% |
法人税等の支払いは、概ね法定実効税率に近い30%から36%程度の水準で推移しており、税務上の大きな歪みは見られません。2022/03期期のみ税率が一時的に低下していますが、これは税効果会計や繰越欠損金の活用、あるいは一時的な税制上の要因によるものと考えられます。基本的には税引前利益の変動に比例して、適正に納税が行われている状況です。
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