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帝国通信工業6763

Teikoku Tsushin Kogyo Co.,Ltd.

プライムUpdated 2026/03/28
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どんな会社?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比+75.6%・今期予想は減益
配当
高め
1株 100円
安全性
安定
自己資本比率 69.2%(3Q 2026/03期末時点)
稼ぐ力
普通
ROE 7.2%(2025/03期実績)
話題性
普通
ポジ 30%

この会社ってなに?

あなたがゲームをするとき、コントローラーのスティックを倒す微妙な力加減をキャラクターの動きに変えているのは、実は帝国通信工業のセンサーかもしれません。また、自動車のアクセルペダルを踏み込む感覚や、エアコンの温度調節ダイヤルを回すときのクリック感も、この会社の技術が支えています。普段何気なく触れている電子機器の「ちょうどいい操作感」の裏側で、『NOBLE』というブランドで80年以上にわたり活躍しているのがこの会社なのです。

可変抵抗器の老舗、帝国通信工業は、センサー技術を核にゲーム機や自動車向け電子部品で安定した収益基盤を築いています。2025年3月期は売上高167.9億円、営業利益16.63億円と増収増益を達成しました。2026年3月期は売上高170.0億円を見込む一方、営業利益は15.00億円と若干の減益を予想していますが、積極的な株主還元姿勢は継続し、年間配当100円を維持する計画です。PBRは0.98倍と依然として1倍を割れており、資産価値から見た株価の割安感と安定した配当利回りが投資家からの注目を集めています。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
神奈川県川崎市中原区苅宿45番1号

サービスの実績は?

167.9億円
連結売上高
2025年3月期実績
+10.3% YoY
16.63億円
連結営業利益
2025年3月期実績
+75.6% YoY
20.09億円
連結純利益
2025年3月期実績
+47.5% YoY
100円
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+42.9% YoY
47.2%
配当性向
2025年3月期実績
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です

2025/03期実績

ROE
7.2%
株主資本の利回り
ROA
6.1%
総資産の活用度
Op. Margin
9.9%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期3.3%2.8%-
2022/03期6.7%5.6%-
2023/03期5.5%4.7%-
2024/03期5.1%4.4%6.2%
2025/03期7.2%6.1%9.9%
3Q 2026/03期4.2%(累計)2.9%(累計)8.1%

収益性指標については、営業利益率が2022/03期の11.2%をピークに変動しており、2025/03期には9.9%まで回復しました。ROE(自己資本利益率)は5%から7%台で推移しており、資本効率のさらなる改善が今後の成長の鍵となります。売上高規模の拡大とともに、高付加価値製品へのシフトを進めることで中長期的な利益率の向上が期待されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPS増収率
2021/03期120億円—7.5億円76.7円—
2022/03期151億円—15.8億円161.6円+25.7%
2023/03期165億円—13.8億円141.5円+9.2%
2024/03期152億円9.5億円13.6億円141.1円-7.7%
2025/03期168億円16.6億円20.1億円212.0円+10.3%

当社の売上高は2022/03期以降、150億円から160億円台で安定的に推移しており、電子部品メーカーとしての強固な事業基盤を有しています。2025/03期は純利益が約20億円と過去数年で最高水準に達しましたが、2026/03期予想では競争環境の激化を背景に、売上高170億円に対し純利益は13億円へと減益を見込んでいます。短期的には市場環境の影響を受けやすいものの、安定した収益確保が可能な体質を維持しています。 【3Q 2026/03期実績】売上130億円(通期予想比77%)、営業利益11億円(同71%)、純利益9.7億円(同74%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)

ROE(自社 2025/03期)上回る
この会社
7.2%
他社平均
7.2%
営業利益率(自社 2025/03期)上回る
この会社
9.9%
他社平均
7.9%
自己資本比率(自社 2025/03期末)上回る
この会社
70.0%
他社平均
54.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億5,731万円
5名の合計

事業リスクとして、国内外の同業他社との競争激化や為替変動、特定取引先への依存等が挙げられています。電子部品メーカーとして抵抗器やセンサー等の技術革新を軸に安定した業績を目指していますが、市場環境の変化に柔軟に対応できる経営体制の構築が不可欠です。

会社の計画は順調?

B
総合評価
中期経営計画は未公表だが、業績予想の精度は期によってばらつきが見られる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2026年3月期 連結業績予想
2026期
売上高: 目標 170億円 順調 (167.9億円)
98.8%
営業利益: 目標 15億円 順調 (16.63億円)
110.9%
純利益: 目標 13億円 順調 (20.09億円)
154.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期165億円168億円168億円+1.7%
2024期165億円—152億円-7.8%
2023期158億円—165億円+4.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期15億円16.6億円16.6億円+10.9%
2024期15億円—9.5億円-36.9%
2023期13億円—16.0億円+23.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は具体的な中期経営計画を公表していませんが、毎期の業績予想が計画の役割を果たしています。2025期は期初予想を上回る着地となりましたが、2024期は大幅な未達となるなど、外部環境の影響を受けやすい事業構造がうかがえます。2026期の予想は売上高170億円、営業利益15億円と高水準を維持する計画ですが、過去の修正履歴を踏まえると、進捗には注意が必要です。

どんな話題が多い?

決算・業績50%
株価・大株主25%
設備投資・工場15%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立」
報道件数(30日)
42件
前月比 +5.2%
メディア数
18社
株探, 日本経済新聞, 電波新聞, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス
業界内ランキング
上位 35%
電気機器業界 228社中 79位
報道のトーン
30%
好意的
45%
中立
25%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月減益発表

第3四半期決算にて、連結経常利益が前年同期比21.9%減となる厳しい結果を発表しました。

2025年12月生産増強

子会社の木曽精機にて、産業機器向け部品の新工場が完成し、生産能力を1.5倍に引き上げました。

2025年9月IR活動

個人投資家向け説明会をWEB開催し、中長期的な事業戦略を投資家へ直接説明しました。

代表者プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率(3Q 2026/03期末時点)69.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%

※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点

Interest-bearing Debt
4,500万円
借金(有利子負債)
Net Assets
282億円
会社の純資産

自己資本比率は83%前後で安定しており、極めて高い財務の健全性を維持しています。有利子負債は2024/03期から計上されていますが、依然として資産規模に対して極めて少なく、実質無借金経営に近い強固な財務体質を誇ります。潤沢なネット資産を背景に、将来的な成長投資や株主還元を柔軟に実施できる盤石な経営基盤です。 【3Q 2026/03期】総資産333億円、純資産282億円、自己資本比率69.2%、有利子負債45百万円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです2025/03期通期で判定
Operating CF
+18.1億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+2.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
-12.8億円
借入・返済など
Free CF
+20.4億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期4.1億円▲9.7億円▲4.7億円▲5.6億円
2022/03期17.9億円▲7.6億円▲6.5億円10.3億円
2023/03期16.3億円▲5.3億円▲7.5億円11.0億円
2024/03期29.2億円▲8,700万円▲12.7億円28.4億円
2025/03期18.1億円2.3億円▲12.8億円20.4億円

営業活動によるキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、本業での稼ぐ力が確かなものであることを示しています。投資キャッシュフローは設備投資の抑制や資産売却によって近年は小幅な支出またはプラスに転じており、フリーキャッシュフローの創出能力が高まっている点が特徴です。創出された資金は、積極的な配当還元や事業維持に向けた財務基盤の強化に充てられています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 3名(30.0%) 男性 7名
30%
70%
監査報酬
3,920万円
連結子会社数
15社
設備投資額
8.8億円
平均勤続年数(従業員)
19.4年
臨時従業員数
27人

女性役員比率は30.0%と、日本の上場企業の中でも高い水準でダイバーシティ経営を推進しています。強固な監査体制と15社の連結子会社を束ねる統治機能により、持続的な企業価値向上に向けたガバナンス体制が整えられています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主37.6%
浮動株62.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関28.3%
事業法人等9.3%
外国法人等19.6%
個人その他41.7%
証券会社1.1%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はTHE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LIMITED - HONGKONG PRIVATE BANKING DIVISION CLIENT A/C 8028-394841 (常任代理人 香港上海銀行東京支店)・NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC(常任代理人 香港上海銀行東京支店)・みずほ銀行。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,087,000株)11.35%
THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LIMITED - HONGKONG PRIVATE BANKING DIVISION CLIENT A/C 8028-394841 (常任代理人 香港上海銀行東京支店)(730,000株)7.62%
NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC(常任代理人 香港上海銀行東京支店)(495,000株)5.17%
株式会社みずほ銀行(446,000株)4.66%
有限会社丸子興業(395,000株)4.13%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(348,000株)3.64%
ノーブル協力会(323,000株)3.37%
帝通工従業員持株会(275,000株)2.88%
菊池 公男(255,000株)2.67%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行)(233,000株)2.44%

同社は機関投資家や信託銀行などの大口保有者が名を連ねる一方、個人の大株主や従業員持株会も存在しており、安定株主とアクティビスト(物言う株主)のバランスが取れた構成となっています。特定の親会社を持たない独立系企業として、株主還元の強化と長期的成長の両立が求められる環境にあります。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1市場動向に関するリスク当社グループは電子部品の製造販売を主たる事業としております
2製品の欠陥等に関するリスク 当社グループは顧客に満足していただける品質の製品やサービスを提供することを企業理念としておりますが、製品の欠陥により顧客に多大な損害を与える場合があります
3人材確保と育成に関するリスク当社グループの継続的な成長は、優秀な人材の確保と育成に大きく依存しております
4特定製品に依存するリスク当社グループの主要な製品には顧客の個別要求に応えて開発したカスタム製品があります
5競合に関するリスク当社グループは常に国内外の同業他社と競合しております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
623万円
従業員数
1,729人
平均年齢
41.8歳
期平均年収従業員数前年比
当期623万円1,729人-

平均年収は約623万円であり、電気機器業界の平均水準に並ぶ堅実な給与体系を維持しています。長年の事業運営により蓄積された技術力と安定した雇用環境が、従業員の勤続年数(約19.4年)の長さにも表れています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。2024期まではTOPIXのパフォーマンスを下回る(アンダーパフォーム)状況が続いていましたが、2025期には自社TSRが228.6%とTOPIXの213.4%を上回り、アウトパフォームに転じました。これは、近年の業績回復と大幅な増配を背景とした株価上昇が主な要因と考えられます。

※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
100円
方針: 配当性向40%目標
期1株配当配当性向
2016/03期6円63.2%
2017/03期7円48.3%
2019/03期50円51.5%
2020/03期50円-
2021/03期40円52.1%
2022/03期60円37.1%
2023/03期60円42.4%
2024/03期70円49.6%
2025/03期100円47.2%
4期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は実施していません。

当社は利益還元を重要課題と位置づけており、連結配当性向を指標とした安定的かつ継続的な配当実施を基本方針としています。近年の業績向上に伴い、2025/03期には年間配当を100円に増配するなど、株主還元を積極的に強化する姿勢が鮮明です。強固な財務基盤を背景に、今後も収益に応じた適切な配当水準を維持することが期待されます。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
2025期末時点で、100万円が 228.6万円 になりました (+128.6万円)
+128.6%
年度末時点評価額損益TSR
2021期96.0万円▲4.0万円-4.0%
2022期129.9万円29.9万円29.9%
2023期140.8万円40.8万円40.8%
2024期176.8万円76.8万円76.8%
2025期228.6万円128.6万円128.6%

※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残17,600株
売り残33,700株
信用倍率0.52倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬(予定)

業界平均と比較してPBRが0.98倍と著しく低く、資産価値の面で割安と評価されています。一方、PERは業界平均並みです。信用倍率が0.52倍と売り残が買い残を上回っており、将来の株価下落を見込む投資家が多い一方、株価が上昇した際の買い戻し(踏み上げ)への期待も高まっています。配当利回りは業界平均を大きく上回り、魅力的です。

税金はいくら払ってる?

期税引前利益法人税等実効税率
2021/03期8.8億円1.3億円14.5%
2022/03期20.2億円4.4億円21.8%
2023/03期21.9億円8.1億円36.8%
2024/03期15.6億円2.0億円12.6%
2025/03期21.3億円1.2億円5.5%

法人税等の実効税率は、過去の税務上の繰越欠損金の利用や税額控除の適用などにより、年度によって大きく変動する傾向があります。特に2025/03期は実効税率が約5.5%と低水準に抑えられており、純利益の押し上げ要因となりました。今後の予測については税務環境の正常化を想定し、13%台の税率を見込んでいます。

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もっと知る

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帝国通信工業 まとめ

業績
普通
営業益 前年比+75.6%・今期予想は減益
配当
高め
1株 100円
安全性
安定
自己資本比率 69.2%(3Q 2026/03期末時点)
稼ぐ力
普通
ROE 7.2%(2025/03期実績)
話題性
普通
ポジ 30%

「ゲーム機のコントローラーから自動車のアクセルまで、"感覚"を電子化する80年選手の部品メーカー」

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データ提供: OSHIKABU