創業ストーリー
日立製作所とNEC(のちに三菱電機も参画)の半導体部門が統合し、ルネサステクノロジが誕生。日本半導体産業再編の象徴的な出来事でした。
ルネサステクノロジとNECエレクトロニクスが統合し現在の社名に。車載マイコンで世界トップシェアを持つ一方、業績低迷と巨額赤字に苦しむ時代が続きました。
経営危機を受け、官民ファンドの産業革新機構(現INCJ)が約1,500億円を出資して筆頭株主に。大規模なリストラと工場閉鎖を断行し、構造改革を進めました。
元日本電産・元ルネサスCFOの柴田英利氏がCEOに就任。IDT(約7,300億円)を皮切りに、攻めのM&A戦略を展開し、企業文化を「守り」から「攻め」へ転換しました。
Dialog買収のシナジーが本格化し、営業利益率28.3%・ROE 16.7%を記録。かつて経営危機に陥った企業が高収益の優良企業に生まれ変わった瞬間でした。
プリント基板設計ソフト大手Altiumを約9,000億円で買収。半導体とソフトウェアの融合による「Renesas 365」プラットフォーム構想を発表。しかし半導体サイクル下降と減損費用で2025年12月期は赤字に転落し、新たな試練に直面しています。
