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日東工業6651

NITTO KOGYO CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 160円
安全性
安定
自己資本比率 60.6%
稼ぐ力
普通
ROE 7.4%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

普段、街中で見かける信号機や通信基地局、ショッピングモールの電気室には、電気設備を雨風から守る金属製の「箱」が設置されていますよね。実は、その「箱」(配電盤やキャビネット)で国内トップシェアを誇るのが日東工業です。あなたがスマートフォンを使うとき、そのデータを処理するデータセンターを守っているのも同社の製品かもしれません。太陽光発電パネルの横にあるパワーコンディショナを収める箱など、再生可能エネルギーの現場でも大活躍。私たちの便利な暮らしに欠かせない電気や通信を、陰ながら支える縁の下の力持ちなのです。

電設資材で国内首位の日東工業は、2025期に売上高1,846.8億円、営業利益134.32億円と増収増益を達成し、好調な業績を維持しています。データセンターや再生可能エネルギー関連の旺盛な需要を背景に、現行の「2026中期経営計画」では最終年度に売上高2,000億円、営業利益150億円という野心的な目標を掲げています。また、DOE(自己資本配当率)4.0%を下限とするなど株主還元にも積極的で、安定成長と資本効率の両立を目指す姿勢が鮮明です。

電気機器プライム市場

会社概要

業種
電気機器
決算期
3月
本社
愛知県長久手市蟹原2201番地

サービスの実績は?

160
1株当たり配当金
2025期実績
+128.6% vs FY2023
14.9%
売上高成長率(YoY)
2025期実績
2期連続2桁成長
83.3百万円
従業員一人当たり売上高
2025期実績 (連結)
6.1百万円
従業員一人当たり営業利益
2025期実績 (連結)
50.2%
配当性向
2025期実績
DOE 4.0%以上を維持
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.4%(累計)
株主資本の利回り
ROA
4.4%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
7.7%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期8.9%6.9%-
2022/03期6.7%5.2%-
2023/03期5.5%4.2%-
2024/03期8.3%5.9%7.4%
2025/03期10.7%7.0%7.3%
3Q FY2026/37.4%(累計)4.4%(累計)7.7%

収益性は、高付加価値製品へのシフトや価格転嫁の推進により改善傾向にあり、2025/03期期にはROEが10.4%まで向上しました。利益率は一時的な原材料価格高騰の影響を受けたものの、足元では営業利益率が7%台を維持するまで回復しています。経営資源の効率的な配分により、資本効率を重視した筋肉質な収益体質への転換が着実に進んでいます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1,379億円88.3億円218.2円-
2022/03期1,327億円66.1億円164.8円-3.7%
2023/03期1,467億円54.8億円144.4円+10.5%
2024/03期1,607億円120億円87.2億円229.8円+9.6%
2025/03期1,847億円134億円121億円318.9円+14.9%

当社の売上高は、電設資材のキャビネットや配電盤における国内トップシェアを背景に、2025/03期期には1,847億円まで順調に拡大しました。近年の旺盛な設備投資需要や案件価格の改善が収益を押し上げており、2026/03期期も売上高1,920億円を計画する等、安定成長が続いています。特に電気機器事業の競争優位性が高く、市場環境の変化に柔軟に対応しつつ着実な業績拡大を実現しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1430億円(通期予想比74%)、営業利益110億円(同81%)、純利益80億円(同86%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気機器の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.4%(累計)
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
7.7%
業界平均
8.1%
自己資本比率上回る
この会社
60.6%
業界平均
54.6%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億9,700万円
取締役8名の合計

EDINET開示情報によると、同社は配電盤・制御盤などの電気機器事業を主軸に、連結子会社34社を展開するグループ経営を行っています。事業リスクとして、原材料価格の変動や為替、特定の市場環境の変化が収益に影響を及ぼす可能性を指摘しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
期初予想を上回る着地が続いており、中計目標達成の確度は高いと評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2026中期経営計画
2024期〜2026期
売上高: 目標 2,000億円 順調 (1,846.8億円)
92.3%
営業利益: 目標 150億円 順調 (134.32億円)
89.5%
ROE: 目標 9.0%以上 順調 (10.3%)
114.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,800億円1,847億円+2.6%
2024期1,560億円1,607億円+3.0%
2023期1,450億円1,467億円+1.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期125億円134億円+7.5%
2024期101億円120億円+18.5%
2023期96億円82億円-14.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の「2026中期経営計画」では、最終年度(2027年3月期)に売上高2,000億円、営業利益150億円を目標に掲げています。初年度にあたる2025期の実績は売上高1,846.8億円、営業利益134.32億円と、目標に対しそれぞれ92.3%、89.5%の高い進捗を見せています。近年の業績予想は保守的に発表され、期中に上方修正される傾向があり、経営陣の計画達成に対するコミットメントは強いと考えられます。データセンターやEV関連の旺盛な需要を背景に、目標の前倒し達成も視野に入ります。

どんな話題が多い?

決算・業績45%
成長戦略・中計25%
製品・IR情報20%
人事・機構改革10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 日刊工業新聞 ほか
業界内ランキング
上位 15%
電気機器業界 300社中 42位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年5月中計策定

「2026中期経営計画」を公表し、2027年3月期に売上高2,000億円を目指す成長戦略を打ち出しました。

2025年10月海外展開

米国「OCP Global Summit 2025」にて次世代AIインフラ向けソリューションを展示し、グローバルでの存在感を高めました。

2026年2月業績上方修正

第3四半期決算にて11期ぶり最高益更新見通しを発表し、併せて増配も実施しました。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率60.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
280億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,191億円
会社の純資産

財務健全性は極めて高く、近年は成長投資や株主還元を加速させたことで、自己資本比率は2025/03期期時点で62.6%と盤石な水準を維持しています。これまでは無借金経営を誇ってきましたが、現在では成長投資のための有利子負債を適度に活用する資本戦略へ転換しました。強固な資産基盤を背景に、不透明な経済環境下でも柔軟な投資活動が可能な財務体質を有しています。 【3Q 2026/03期】総資産1807億円、純資産1191億円、自己資本比率60.6%、有利子負債280億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+186億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-125億円
投資に使ったお金
Financing CF
+9.7億円
借入・返済など
Free CF
+61.9億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期123億円38.6億円38.8億円83.9億円
2022/03期84.7億円49.7億円100億円35.0億円
2023/03期37.5億円139億円14.5億円101億円
2024/03期123億円144億円69.3億円21.1億円
2025/03期186億円125億円9.7億円61.9億円

営業キャッシュフローは本業の好調により直近で約186億円の黒字を計上するなど、高い稼ぐ力を示しています。投資キャッシュフローは成長に向けた設備投資や資本業務提携により積極的な支出が続いていますが、潤沢な営業キャッシュフローで十分に賄える範囲です。フリーキャッシュフローは投資計画に応じて変動しますが、全体として企業価値向上に向けた循環が確立されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 2名(16.7% 男性 10
17%
83%
監査報酬
1,800万円
連結子会社数
34
設備投資額
64.8億円
平均勤続年数(従業員)
15.1
臨時従業員数
533

女性役員比率は17.0%であり、多様な視点を取り入れた経営体制の強化を進めています。監査体制については監査等委員会設置会社を採用し、連結子会社34社を統括する中で、適切なモニタリングと透明性の高いガバナンス構築に注力しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主53.2%
浮動株46.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関23.1%
事業法人等30%
外国法人等8.4%
個人その他37.6%
証券会社0.9%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は名東興産・日東工業取引先持株会・明治安田生命保険相互会社。

名東興産株式会社(6,918,000株)18.19%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,804,000株)12.63%
日東工業取引先持株会(2,432,000株)6.39%
明治安田生命保険相互会社(1,586,000株)4.17%
有限会社伸和興産(1,050,000株)2.76%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(962,000株)2.53%
日東工業社員持株会(802,000株)2.11%
公益財団法人日東学術振興財団(779,000株)2.05%
株式会社名古屋銀行(586,000株)1.54%
有限会社横山不動産(515,000株)1.35%

同社は名東興産株式会社が第1位株主として18.19%を保有しており、創業家や関係会社による安定的な資本関係が維持されています。次いで日本マスタートラスト信託銀行などの機関投資家が名を連ねており、取引先や社員持株会による安定株主の比率が高い構成となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13 【事業等のリスク】当社グループは、「内部統制委員会」を設置し、取締役社長の下にリスク管理体制を構築しています
2平時においては、各委員会および各本部において「経営リスク管理規程」に従いリスクの軽減等に取り組むとともに、有事においては「緊急時対応要領」に基づき対応する体制を整備し、リスク管理体制の推進を図っています
3また主要な各グループ会社からもリスク管理活動に係る報告を受けています
4当社グループの財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性のある主なリスクは以下のようなものがあります
5なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2025年3月31日)時点において当社グループが判断したものです

社員の給料はどのくらい?

平均年収
645万円
従業員数
5,338
平均年齢
40.1歳
平均年収従業員数前年比
当期645万円5,338-

従業員平均年収は645万円と、製造業の平均と比較して一定の安定性と高い水準を維持しています。分電盤やキャビネットで国内トップシェアを誇る強固な事業基盤が、安定した給与水準を支える背景となっています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的な投資リターンを示す指標です。2023期以降、日東工業のTSRはTOPIXを継続的に上回っており、特に2024期には267.8%とTOPIX(216.8%)を大きくアウトパフォームしました。これは、データセンターやEV関連需要を背景とした大幅な増収増益と、DOE(自己資本配当率)を重視した積極的な増配姿勢が市場から高く評価された結果です。資本効率を意識した経営への転換が、株主価値の向上に直結していることを示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
160
方針: DOE4.0%下限
1株配当配当性向
2016/03期5731.1%
2017/03期5044.9%
2018/03期4056.1%
2019/03期4040.0%
2020/03期6030.2%
2021/03期6630.3%
2022/03期5030.3%
2023/03期145100.4%
2024/03期230100.1%
2025/03期16050.2%
株主優待
なし

株主優待制度は現在実施しておりません。

当社は資本効率と株主還元を重視する方針を掲げており、DOE(連結純資産配当率)の下限を4.0%に設定する配当方針を採用しています。これにより、業績変動に左右されにくい安定的かつ充実した配当実施を目指しています。過去には高水準の配当を実施した実績もあり、株主還元への積極的な姿勢が明確です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 217.8万円 になりました (117.8万円)
+117.8%
年度末時点評価額損益TSR
2021期121.1万円21.1万円21.1%
2022期97.9万円2.1万円-2.1%
2023期167.9万円67.9万円67.9%
2024期267.8万円167.8万円167.8%
2025期217.8万円117.8万円117.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残54,000株
売り残34,200株
信用倍率1.58倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年5月15日(予定)
第77回定時株主総会2026年6月(予定)
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)

同業他社比較では、PER・PBR共に業界平均を下回っており、株価に割安感が見られます。一方で、配当利回りは3.57%と業界平均の約2倍であり、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。信用倍率は1.58倍と落ち着いており、需給バランスは良好と言えるでしょう。今後の決算発表で「2026中期経営計画」のさらなる進捗が示されれば、株価水準の是正が期待されます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期127億円38.3億円30.3%
2022/03期94.1億円28.1億円29.8%
2023/03期90.6億円35.8億円39.5%
2024/03期126億円38.5億円30.6%
2025/03期135億円14.2億円10.5%

法人税等の支払いは、概ね法定実効税率に基づいた水準で推移しており、税務上の大きな乖離は見られません。2025/03期期の実効税率が一時的に低水準となったのは、税効果会計等の会計処理による特殊要因と考えられます。将来の税金費用は、通常期において税引前利益の約30%程度を目安に発生する構造となっています。

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日東工業 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 160円
安全性
安定
自己資本比率 60.6%
稼ぐ力
普通
ROE 7.4%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「街の『電気の箱』で国内トップ、データセンターと脱炭素の波に乗るインフラ界の巨人」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU