KOKUSAI ELECTRIC6525
KOKUSAI ELECTRIC CORPORATION
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが毎日使うスマートフォンやパソコン、ゲーム機がサクサク動くのは、内部に入っている「半導体」のおかげです。KOKUSAI ELECTRICは、その半導体の性能を決定づける超精密な「膜」を、シリコンウェハーという土台の上に形成する特殊な装置を作っています。普段私たちが目にすることのない半導体工場の内部で、同社の装置が何層にもわたって絶縁膜や導電膜を積み重ねています。あなたのデジタルライフをより豊かに、そして快適にするための縁の下の力持ち、それがこの会社です。
半導体製造の重要工程「成膜」装置で世界トップクラスのシェアを誇るメーカー。直近の2025期決算では売上高2,389.3億円、営業利益513.20億円と大幅な増収増益を達成しました。続く2026期は売上高2,440.0億円、営業利益492.00億円と売上は堅調ながらも利益は調整局面を見込んでいます。AIやデータセンター需要の拡大を背景に、先端半導体向け成膜装置への投資が継続しており、同社の技術優位性が業績を牽引しています。
会社概要
- 業種
- 電気機器
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都千代田区神田鍛冶町3丁目4番地 oak神田鍛冶町5階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 50.9% | 12.1% | - |
| 2022/03期 | 55.7% | 16.3% | - |
| 2023/03期 | 28.7% | 11.0% | - |
| 2024/03期 | 12.8% | 6.0% | 17.0% |
| 2025/03期 | 18.8% | 10.0% | 21.5% |
| 3Q FY2026/3 | 11.2%(累計) | 6.6%(累計) | 18.8% |
収益性は着実に向上しており、営業利益率は2024/03期の17.0%から2025/03期には21.5%まで上昇しました。これは高付加価値な成膜装置の売上構成比向上による効率的な生産体制の構築が要因です。結果としてROEも18.4%と高い水準にあり、資本を効率的に活用して利益を生み出す体質が強化されています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1,780億円 | — | 330億円 | 143.4円 | - |
| 2022/03期 | 2,454億円 | — | 513億円 | 222.8円 | +37.9% |
| 2023/03期 | 2,457億円 | — | 403億円 | 174.9円 | +0.1% |
| 2024/03期 | 1,808億円 | 307億円 | 224億円 | 96.8円 | -26.4% |
| 2025/03期 | 2,389億円 | 513億円 | 360億円 | 154.6円 | +32.1% |
当社の業績は、半導体製造装置市場の拡大を背景に、2024/03期の売上高1,808億円から2025/03期には2,389億円へと大幅な増収増益を達成しました。成膜装置における高い世界シェアが収益を牽引し、最終利益も224億円から360億円へと大きく飛躍しています。2026/03期も引き続き高水準な売上高2,440億円を見込んでおり、安定した成長基調を維持しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1731億円(通期予想比71%)、営業利益325億円(同66%)、純利益228億円(同63%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
電気機器の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によれば、半導体製造プロセスにおける「成膜工程」に特化した専業メーカーとして事業を展開しています。主要リスクとして、半導体市場の市況変動や地政学的な規制による輸出制限などが挙げられており、世界経済の影響を受けやすい構造です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2026期 | 2,440億円 | — | — | 進行中 |
| 2025期 | 2,175億円 | — | 2,389億円 | +9.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2026期 | 492億円 | — | — | 進行中 |
| 2025期 | 448億円 | — | 513億円 | +14.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現在、具体的な数値目標を掲げた中期経営計画は公表されていません。しかし、会社は「WFE(ウェーハファブ装置)市場の成長を上回る事業成長」を目標として掲げています。直近の2025期決算では、期初予想を売上高で約10%、営業利益で約15%上回る好決算を達成しました。2026期の会社予想も堅調であり、半導体市場の回復局面において、計画達成能力は高いと評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
東京証券取引所プライム市場へ新規上場を果たし、時価総額4000億円超でスタートしました。
2025期における売上高2389.3億円、営業利益513.20億円という強力な業績成長を達成しました。
第3四半期累計では、市況の影響により営業利益325億円と前年同期比18.1%減の減収減益を記録しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は、純資産の積み上げと有利子負債の削減により着実に改善しています。2025/03期時点での自己資本比率は57.4%へと向上し、強固な財務基盤を構築することで将来の成長投資に向けた余力を確保しています。有利子負債も前期の約915億円から600億円まで圧縮され、財務リスクの低減が進んでいます。 【3Q 2026/03期】総資産3521億円、純資産2128億円、自己資本比率60.4%、有利子負債527億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2022/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2023/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2024/03期 | 29.4億円 | 120億円 | 63.1億円 | 90.1億円 |
| 2025/03期 | 385億円 | 277億円 | 581億円 | 108億円 |
2025/03期には営業キャッシュフローが約385億円まで急増し、積極的な投資を行いながらもフリーキャッシュフローの黒字化を達成しました。2024/03期には一時的な支出やキャッシュフローの変動が見られましたが、事業の収益拡大に伴い、本業で稼ぐ力が大幅に強化されています。創出した資金は適切な設備投資や株主還元に充てられ、健全なキャッシュ管理が行われています。
この会社のガバナンスは?
ガバナンス体制は、女性役員比率が18.2%であり、プライム上場企業として多様性の確保を進めています。社外取締役を過半数配置する等、ファンドの影響力を排した透明性の高い監査体制を構築しており、企業規模に見合った現代的な企業統治が行われています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 863万円 | 2,540人 | - |
従業員平均年収は863万円であり、半導体製造装置業界の中でも高い水準にあります。この背景には、世界シェア7割を誇る「成膜装置」というニッチトップの技術力と、グローバルな供給体制による高い付加価値の獲得があると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
2025期における当社のTSR(株主総利回り)は58.7%となり、TOPIXの98.5%を大幅に下回る結果(アンダーパフォーム)となりました。これは、比較期間の期初において株価が非常に高値圏にあったこと、また期末にかけての金利上昇懸念などで半導体セクター全体が調整したことが影響していると考えられます。ただし、上場来の株価パフォーマンスは好調であり、事業の成長性は高く評価されています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2024/03期 | 11円 | 11.4% |
| 2025/03期 | 37円 | 23.9% |
現在、株主優待制度は実施していません。
当社は持続的な成長と株主への利益還元を両立させる方針を掲げています。配当については業績連動を基本としつつも、安定的な還元を重視しており、配当性向の向上に努めています。今後は投資効率やキャッシュフローの状況を考慮し、より充実した株主還元を目指す方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2025期 | 58.7万円 | 41.3万円 | -41.3% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER・PBRともに業界平均を上回っており、市場から高い成長期待を寄せられていることがうかがえます。一方で配当利回りは業界平均より低く、成長投資を優先する姿勢が見られます。信用倍率は4.66倍とやや高水準で、将来の株価上昇を見込んだ個人投資家の買いが多い状況です。短期的には信用買い残の整理による株価変動リスクには注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 505億円 | 175億円 | 34.6% |
| 2022/03期 | 693億円 | 179億円 | 25.9% |
| 2023/03期 | 559億円 | 156億円 | 27.9% |
| 2024/03期 | 298億円 | 73.8億円 | 24.8% |
| 2025/03期 | 508億円 | 148億円 | 29.1% |
法人税等の支払額は利益水準の拡大に伴い増加傾向にあります。実効税率は概ね30%前後で推移しており、法令に基づいた適正な納税が行われています。今後も業績拡大に応じて納税額は安定的に推移する見込みです。
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※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。