ミマキエンジニアリング6638
MIMAKI ENGINEERING CO.,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが街で目にする大きな広告看板や、イベントで着るオリジナルTシャツの鮮やかなプリント、その多くはミマキエンジニアリングの技術が支えています。実は、あなたが使っているスマートフォンのケースに描かれたデザインや、家具の木目模様の印刷にも同社のプリンターが活躍しているかもしれません。普段何気なく見ている様々なモノの裏側で、紙以外のあらゆる素材に”彩り”を与える重要な役割を担っている会社です。
産業用インクジェットプリンタで世界トップクラスのシェアを誇るメーカー。2025期は売上高839.6億円、営業利益91.11億円と過去最高益を更新する勢いで成長を続けています。2026期も増収増益を見込んでおり、FA機器やソフトウェア開発企業の買収を通じて、プリンタ事業とのシナジー創出と事業領域の拡大を加速させています。海外売上高比率が7割を超えており、グローバルでの事業展開が業績を力強く牽引しています。
会社概要
- 業種
- 電気機器
- 決算期
- 3月
- 本社
- 長野県東御市滋野乙2182番地3
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | ▲1.9% | ▲0.6% | - |
| 2022/03期 | 13.4% | 4.2% | - |
| 2023/03期 | 13.8% | 4.3% | - |
| 2024/03期 | 15.0% | 5.1% | 7.2% |
| 2025/03期 | 20.6% | 8.1% | 10.9% |
| 3Q 2026/03期 | 14.3%(累計) | 5.8%(累計) | 10.5% |
収益性は劇的に改善しており、営業利益率は2021/03期のマイナス圏から2025/03期には10.9%まで大幅に向上しました。ROEも19.0%と高い資本効率を実現しており、これは国内外でのシェア拡大とコスト管理の徹底が成果を上げている証左です。今後は安定的な高収益体制を維持できるかが成長持続の鍵となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 487億円 | — | ▲3.0億円 | -10.2円 | — |
| 2022/03期 | 595億円 | — | 23.5億円 | 80.4円 | +22.1% |
| 2023/03期 | 706億円 | — | 28.1億円 | 97.5円 | +18.6% |
| 2024/03期 | 756億円 | 54.8億円 | 37.1億円 | 128.8円 | +7.1% |
| 2025/03期 | 840億円 | 91.1億円 | 61.6億円 | 213.3円 | +11.0% |
当社の売上高は2021/03期の約487億円から2025/03期には約840億円へと着実に成長しており、産業用インクジェットプリンターのグローバル展開が牽引しています。2021/03期は赤字を計上しましたが、以降は生産効率の改善と高付加価値製品の販売増により利益率が大きく回復しました。2026/03期も増収基調を維持し、過去最高水準の業績を更新する見通しです。 【3Q 2026/03期実績】売上604億円(通期予想比68%)、営業利益63億円(同69%)、純利益45億円(同77%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
電気機器の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
産業用インクジェットプリンタ等の製造販売を主軸とし、海外売上高比率が7割を超えるグローバル企業です。為替変動や地政学リスクを主要な事業リスクとして開示しており、グローバルな事業環境の変化に注力しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 808億円 | — | 840億円 | +3.9% |
| 2024期 | 780億円 | — | 756億円 | -3.0% |
| 2023期 | 656億円 | — | 706億円 | +7.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 65億円 | — | 91.1億円 | +40.2% |
| 2024期 | 44億円 | — | 54.8億円 | +24.5% |
| 2023期 | 23.3億円 | — | 42.4億円 | +82.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は2030年3月期を最終年度とする中長期経営戦略で売上高1,500億円、営業利益率15%を目標に掲げています。現状の進捗は順調です。通期の業績予想については、期初予想を上回る着地となることが多く、特に利益面で大幅なポジティブサプライズが続いています。これは、為替の円安効果に加え、高付加価値製品の販売が好調なことを示唆しており、会社の収益力の高さを物語っています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2030年3月期に向けた売上高1500億円を目指す中長期経営戦略を発表。
第3四半期累計の連結経常利益が60億円と前年同期比12.4%の減益となった。
ガバナンス強化を目的とした譲渡制限付株式報酬制度の導入を決議。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
財務健全性は着実に向上しており、自己資本比率は2021/03期の31.8%から2025/03期には42.3%へと大きく改善しました。有利子負債は一時増加しましたが、直近では圧縮が進み財務の安定性が高まっています。1株あたり純資産(BPS)も右肩上がりで推移しており、株主価値の源泉である資本の蓄積が順調に進んでいます。 【3Q 2026/03期】総資産806億円、純資産372億円、自己資本比率40.9%、有利子負債206億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 66.3億円 | 1,600万円 | ▲73.2億円 | 66.5億円 |
| 2022/03期 | ▲51.3億円 | ▲27.1億円 | 42.8億円 | ▲78.4億円 |
| 2023/03期 | 4.9億円 | ▲35.0億円 | 35.2億円 | ▲30.1億円 |
| 2024/03期 | 95.6億円 | ▲26.0億円 | ▲14.4億円 | 69.7億円 |
| 2025/03期 | 78.6億円 | ▲24.4億円 | ▲75.4億円 | 54.2億円 |
営業活動によるキャッシュフローは2024/03期以降、高い利益創出能力を背景に安定したプラス水準を維持しています。積極的な設備投資や子会社買収による投資支出を継続しつつも、強固な営業CFにより十分なフリーキャッシュフローを生み出せる体質へと変化しました。潤沢な資金は負債の返済や株主還元にも充てられており、資本構成の健全化に寄与しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は7.7%と改善の余地があるものの、監査体制の強化やコーポレートガバナンスの充実に努めています。25社の連結子会社を抱えるグローバル体制を構築しており、適正なリスク管理が求められる企業規模です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 727万円 | 2,114人 | - |
従業員平均年収は727万円と、製造業の中でも比較的高い水準にあります。産業用インクジェットプリンタというニッチで高付加価値な製品を世界展開し、高収益を維持していることが背景にあります。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
2021期から2025期までの5年間、ミマキエンジニアリングのTSR(株主総利回り)は一貫してTOPIXを上回る優れたパフォーマンス(アウトパフォーム)を記録しています。特に2025期には自社TSRが427.2%に達し、TOPIXの213.4%を倍以上引き離しました。これは、好調な業績を背景とした株価上昇に加え、積極的な増配による株主還元強化が投資家から高く評価された結果と言えます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 10円 | 19.2% |
| 2017/03期 | 10円 | 24.2% |
| 2018/03期 | 12.5円 | 20.5% |
| 2019/03期 | 15円 | 27.1% |
| 2020/03期 | 7.5円 | - |
| 2021/03期 | 7.5円 | - |
| 2022/03期 | 15円 | 18.7% |
| 2023/03期 | 17.5円 | 17.9% |
| 2024/03期 | 25円 | 19.4% |
| 2025/03期 | 52.5円 | 24.6% |
現在、株主優待制度は実施しておりません。
当社の配当方針は、業績成長に応じた成果の還元を重視しており、安定的かつ継続的な増配を基本方針としています。近年、業績の急成長に合わせて配当額を大幅に引き上げており、株主還元への姿勢を強めています。今後は配当性向の推移を見守りつつ、更なる還元強化が期待される段階にあります。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 153.9万円 | 53.9万円 | 53.9% |
| 2022期 | 171.5万円 | 71.5万円 | 71.5% |
| 2023期 | 171.7万円 | 71.7万円 | 71.7% |
| 2024期 | 298.1万円 | 198.1万円 | 198.1% |
| 2025期 | 427.2万円 | 327.2万円 | 327.2% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同社のPERは7.9倍と、電気機器業界の平均(約17.0倍)を大きく下回っており、市場からは成長性が過小評価されている可能性があります。一方で、配当利回りは3%を超え、業界平均よりも魅力的です。信用倍率は43.98倍と高水準で、将来の株価上昇を期待した信用買い残が積み上がっている状態であり、短期的な需給の変動には注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 3.7億円 | 6.7億円 | 182.2% |
| 2022/03期 | 26.9億円 | 3.4億円 | 12.7% |
| 2023/03期 | 37.9億円 | 9.8億円 | 25.9% |
| 2024/03期 | 48.8億円 | 11.8億円 | 24.1% |
| 2025/03期 | 84.4億円 | 22.9億円 | 27.1% |
法人税等の支払額は、業績の拡大に伴い増加傾向にあります。2021/03期は利益が低水準であったため特殊要因で税率が跳ね上がりましたが、現在は税引前利益の増加とともに税負担も標準的な水準で推移しています。2026/03期の予想税率は高めに見積もられていますが、これは今後の税制環境や各国の税負担を考慮した保守的な設定と推測されます。
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ミマキエンジニアリング まとめ
「街の看板からTシャツまで、世界中のあらゆる『モノ』に印刷するニッチの巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。