オープングループ6572
OPEN Group,Inc.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段インターネットで情報収集をしたり、オンラインショッピングを楽しんだりする、その裏側でオープングループの技術が活躍しているかもしれません。例えば、企業のウェブサイトで何度も繰り返される単純作業を、ソフトウェアのロボットが自動で行う「RPA」という技術を提供しています。これにより、企業の担当者はもっと創造的な仕事に時間を使えるようになります。また、あなたがクリックした広告から商品が購入された時にだけ広告費が発生する「成果報酬型広告」の仕組みも提供しており、多くの企業が効率的に製品を宣伝する手助けをしています。このように、見えないところで社会の仕事をスムーズにする縁の下の力持ち、それがオープングループです。
オープングループは、RPA(業務自動化)ツールと成果報酬型広告を二本柱とする企業です。2025年2月期は売上高72.2億円(前期比17.2%増)、営業利益6.53億円(同25.7%増)と増収増益を達成しました。2026年2月期はM&A効果も寄与し、売上高85.0億円(同17.7%増)、営業利益9.60億円(同46.9%増)とさらなる成長を見込んでいます。積極的なM&Aを通じて労務・給与計算といったバックオフィス領域へ事業を拡大し、企業のDX支援を多角的に展開しています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 東京都港区西新橋3-3-1 KDX西新橋ビル 3階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2026/02期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2018/02期 | 17.3% | 9.3% | 11.1% |
| 2019/02期 | 15.2% | 8.7% | 11.7% |
| 2020/02期 | 0.2% | 0.1% | 4.7% |
| 2021/02期 | 0.2% | 0.1% | 4.7% |
| 2022/02期 | ▲9.8% | ▲6.7% | 2.0% |
| 2023/02期 | 0.6% | 0.4% | 5.1% |
| 2024/02期 | 1.4% | 0.9% | 8.4% |
| 2025/02期 | 3.7% | 2.2% | 9.0% |
| 2026/02期 | 5.7% | 3.2% | 12.3% |
収益性については、2022/03期の赤字期を経て、営業利益率が大幅に改善しており、2025/03期には営業利益率が9.0%まで回復しました。これは、オートメーション技術を用いた業務効率化により、競合他社と比較して高い生産性を実現しているためです。ROE(自己資本利益率)も緩やかな回復傾向にあり、高付加価値なDX支援事業へのシフトが収益体質の強化に貢献しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/02期 | 112億円 | 5.3億円 | 2,100万円 | 0.4円 | +11.3% |
| 2022/02期 | 168億円 | 3.3億円 | ▲12.1億円 | -19.7円 | +49.9% |
| 2023/02期 | 59.6億円 | 3.0億円 | 6,400万円 | 1.1円 | -64.5% |
| 2024/02期 | 61.6億円 | 5.2億円 | 1.7億円 | 2.7円 | +3.5% |
| 2025/02期 | 72.2億円 | 6.5億円 | 4.3億円 | 7.2円 | +17.2% |
オープングループは、RPAツール「BizRobo!」と成果報酬型広告事業を主軸に展開しており、2025/03期には純利益が約4.4億円と大幅な回復を達成しました。過去には不採算案件の整理等により業績が乱高下しましたが、主力のCPA事業でのシェア拡大が奏功しています。2026年3月期予想では売上高85億円、営業利益9.6億円を見込むなど、AI技術を活用した効率化による持続的な成長基調を鮮明にしています。 【2026/02期実績】売上81億円(前期比12.8%)、営業利益10億円、純利益6.4億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業リスクとして、特定分野への依存度や、DX支援市場における競争環境が挙げられます。EDINET開示情報からは、連結子会社11社を擁し、AIやハイパーオートメーションを活用したデジタルBPO(業務代行)基盤を多角的に展開していることが分かります。事業の多角化を通じてリスク分散を図りつつ、成長投資を継続する戦略が読み取れます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 6.5億円 | — | 6.5億円 | +0.5% |
| 2024期 | 5億円 | — | 5.2億円 | +4.0% |
| 2023期 | 5億円 | — | 3.0億円 | -39.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 72億円 | — | 72.2億円 | +0.3% |
| 2024期 | 66億円 | — | 61.6億円 | -6.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
オープングループは「変化の激しい業界」を理由に、中期経営計画を公表していません。そのため、投資家は単年度の業績予想を計画達成能力の指標とする必要があります。直近の2025期は売上・利益ともに期初予想を僅かに上回りましたが、過去には事業整理の影響もあり業績予想が大きく変動した期もありました。現在はM&Aを積極化しており、のれん償却費をこなしながら利益を拡大できるかが、今後の計画達成に向けた焦点となります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
中小企業サポートセンターを完全子会社化し、デジタルBPO基盤の導入を加速。
株式会社FCEとRPA領域で提携し、DX推進ニーズへの対応力を強化。
主力事業の拡大により、3Q累計で大幅な増収増益を達成。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも2026/02期末時点
財務健全性は、自己資本比率が60%前後を維持しており、安定した資本構成を保っているのが特徴です。2024/03期以降、有利子負債が約76億円から83億円規模へと増加していますが、これは積極的なM&Aや事業拡大のための投資によるものです。現時点では強固な自己資本をベースに成長投資を継続するフェーズにあります。 【2026/02期】総資産196億円、純資産106億円、自己資本比率54.0%、有利子負債44億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2018/02期 | 5.7億円 | ▲2.4億円 | 10.6億円 | 3.3億円 |
| 2019/02期 | 8.6億円 | ▲18.0億円 | 49.7億円 | ▲9.4億円 |
| 2020/02期 | 1.3億円 | ▲22.7億円 | 86.6億円 | ▲21.4億円 |
| 2021/02期 | 15.8億円 | ▲5.5億円 | ▲1,500万円 | 10.3億円 |
| 2022/02期 | 6.1億円 | ▲9.7億円 | 6,000万円 | ▲3.7億円 |
| 2023/02期 | 7.6億円 | ▲26.5億円 | ▲300万円 | ▲18.9億円 |
| 2024/02期 | 10.2億円 | ▲8.7億円 | 1.4億円 | 1.6億円 |
| 2025/02期 | 3.4億円 | 3.7億円 | 6,600万円 | 7.1億円 |
営業キャッシュフローは安定的な稼ぎを生み出していますが、投資キャッシュフローはM&Aや新規事業開発のための戦略的な支出が反映されています。特に2023/03期には大規模な投資を実施しフリーキャッシュフローが一時的にマイナスとなりましたが、足元では営業CFの改善と投資の選別により健全な循環を取り戻しつつあります。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は12.5%となっており、さらなる多様性の推進が期待される水準です。監査体制については適切な報酬を伴う監査が行われており、連結子会社11社を統括する管理体制を構築しています。プライム市場上場企業として、成長性とガバナンスの適正なバランスを追求するフェーズにあります。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 1,032万円 | 241人 | - |
従業員平均年収は1,006万円と非常に高水準です。これは成果報酬型広告事業やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ソリューションという、付加価値の高いDX支援事業を展開していることが利益の源泉となり、従業員へ還元されているためです。高い専門性を求める業務特性がこの給与水準を支えています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価の値上がりを含めた総合的な投資リターンを示す指標です。2021期から2025期までの5年間、オープングループのTSRは一貫してTOPIXを大幅に下回る「アンダーパフォーム」という結果になっています。これは、同期間に配当が限定的であったことに加え、株価が長期的な下落トレンドにあったことが主な要因です。株主へのリターン創出が大きな課題であり、今後の成長戦略による企業価値向上と株価回復が強く求められます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2018/02期 | 0円 | 0.0% |
| 2019/02期 | 0円 | 0.0% |
| 2020/02期 | 0円 | 0.0% |
| 2021/02期 | 0円 | 0.0% |
| 2022/02期 | 0円 | 0.0% |
| 2023/02期 | 0円 | 0.0% |
| 2024/02期 | 0円 | 0.0% |
| 2025/02期 | 5.5円 | 76.9% |
現在、株主優待制度は実施されていません。
配当方針は、成長投資を優先するため長らく無配としてきましたが、2025/03期に復配を実現し株主還元を開始しました。今後は事業成長に合わせて安定的な配当を目指す姿勢ですが、成長投資と還元バランスを考慮した方針です。持続的な利益成長による増配を期待するフェーズにあります。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 69.4万円 | ▲30.6万円 | -30.6% |
| 2022期 | 37.3万円 | ▲62.7万円 | -62.7% |
| 2023期 | 37.9万円 | ▲62.1万円 | -62.1% |
| 2024期 | 29.3万円 | ▲70.7万円 | -70.7% |
| 2025期 | 29.8万円 | ▲70.2万円 | -70.2% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用買い残が売り残を大幅に上回っており、信用倍率は6.68倍と高水準です。これは将来的な売り圧力となる可能性があり、上値が重くなる一因と考えられます。業界平均と比較すると、PBRは1.14倍と割安感がある一方、PERは26.5倍とほぼ平均並みです。今後の成長期待が株価にどこまで織り込まれるかが注目されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2018/02期 | 4.5億円 | 1.6億円 | 34.9% |
| 2019/02期 | 9.1億円 | 3.5億円 | 38.4% |
| 2020/02期 | 3.8億円 | 3.6億円 | 95.5% |
| 2021/02期 | 5.2億円 | 5.0億円 | 96.0% |
| 2022/02期 | 2.8億円 | 14.9億円 | 538.4% |
| 2023/02期 | 8,000万円 | 1,600万円 | 20.0% |
| 2024/02期 | 2.6億円 | 9,700万円 | 36.9% |
| 2025/02期 | 2.3億円 | 0円 | 0.0% |
法人税等の実効税率は、過去の赤字計上や繰越欠損金の処理などにより年によって大きな変動が見られます。2022/03期には特殊要因により実効税率が著しく高くなりましたが、直近は正常化に向かっています。今後は業績拡大に伴い税負担も安定的に推移することが見込まれます。
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オープングループ まとめ
「RPAと広告の自動化で稼ぎつつ、M&Aで給与計算などバックオフィス業務のDXに乗り出す『業務効率化のデパート』」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。