(株)リンクアンドモチベーション
Link and Motivation Inc.
最終更新日: 2026年3月25日
「やる気」を科学して、組織を変える。日本の人的資本経営を牽引するモチベーションカンパニー
意味のあふれる社会を、つくる。
この会社ってなに?
あなたの会社でも使われているかもしれない「モチベーションクラウド」は、従業員のやる気や組織の健康度を可視化するサービス。転職サイトの口コミで見かける「OpenWork」も同社グループです。また、企業研修やコンサルティングを通じて、新入社員研修や管理職研修など「働きがい」を高めるサービスを幅広く提供しています。
リンクアンドモチベーションは2000年創業、「モチベーションエンジニアリング」という独自技術で組織変革コンサルティングとクラウドサービスを展開する企業です。主力の「モチベーションクラウド」は国内最大級のエンゲージメントサーベイSaaSで、導入企業数は拡大を続けています。FY2025/12は売上収益415億円(前年比+10.8%)と過去最高を更新しましたが、キャリアスクール事業の構造改革費用により純利益は一時的に減少。FY2026/12は売上467億円・営業利益63億円と過去最高益を見込んでいます。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都中央区銀座4丁目12-15 歌舞伎座タワー15階
- 公式
- www.lmi.ne.jp
社長プロフィール
世の中の「モチベーション」に火をつけたい。一人ひとりが「自分の存在意義」を感じながら働ける社会を実現するために、私たちは組織と人のエンゲージメントを科学し続けます。
この会社のストーリー
小笹芳央氏がリクルート出身の仲間と共に設立。「モチベーションエンジニアリング」という独自の技術で組織変革コンサルティングを開始。
IPO初値は公開価格の2倍。組織人事コンサルティングの需要拡大を背景に、急速に成長。
国内最大級のエンゲージメントサーベイSaaSをリリース。コンサルのノウハウをクラウド化し、ストック型ビジネスへの転換を開始。
東証市場再編に伴いプライム市場に移行。組織開発事業の営業利益率は20%超の高収益体質を確立。
ピアボーナスサービスのUniposを株式交換で完全子会社化。エンゲージメント向上サービスのラインナップを拡充。
営業利益150億円・ARR240億円を目指す中期的成長戦略を発表。経営資源をコンサル・クラウド事業に集中。
注目ポイント
「モチベーションクラウド」は8,740社以上の導入実績を持つ国内最大級のサーベイSaaS。組織の健康状態を可視化し、人的資本経営を支援するプラットフォームです。
配当利回り3.04%に加え、1,000株を1年以上保有で年間5万円分のデジタルギフトがもらえる株主優待を2025年に新設。長期保有で最大20万円分に増額される設計です。
現在の63億円(予想)から2030年に150億円へ約2.4倍の成長を目指す中期戦略。クラウド事業のARR拡大と不採算事業の整理により、高収益体質への転換を推進中です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 5.3円 | 42.6% |
| FY2017/3 | 6.2円 | 31.1% |
| FY2018/3 | 6.8円 | 36.9% |
| FY2019/3 | 7.2円 | 69.9% |
| FY2020/3 | 7.2円 | 12.0% |
| FY2021/3 | 7.4円 | 84.8% |
| FY2022/3 | 7.7円 | 44.3% |
| FY2023/3 | 11.3円 | 44.3% |
| FY2024/3 | 12.2円 | 35.5% |
| FY2025/3 | 16円 | 106.9% |
| 必要株数 | 1000株以上(約54万円) |
| 金額相当 | 50,000円〜200,000円相当 |
| 権利確定月 | 12月 |
| 長期特典 | 2年以上で100,000円分、3年以上で150,000円分、5年以上で200,000円分にグレードアップ |
配当は4期連続増配中で、FY2025/12は1株16円。FY2026/12予想は16.4円とさらなる増配を計画しています。FY2025/12の配当性向は構造改革による一時的な減益で106.9%と高くなりましたが、減配せず累進配当を継続した点は株主還元への強い姿勢の表れです。さらに2025年から株主優待制度を新設し、1,000株以上を1年以上保有で年間5万円分のデジタルギフトがもらえます。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上収益はFY2021/12の326億円からFY2025/12の415億円へと5期連続で増収を達成しました。FY2025/12は営業利益42億円・純利益16億円とキャリアスクール事業の構造改革費用により一時的に減益となりましたが、FY2026/12は営業利益63億円と過去最高益を見込んでいます。主力のコンサルティング・クラウド事業が安定成長を牽引しています。
事業ごとの売上・利益
モチベーションクラウド等のSaaSと組織変革コンサルティングが主力。売上構成比55%を占める最大・最高収益セグメント。
キャリアスクール(資格取得支援)事業。構造改革費用により一時的に赤字。アビタスブランドの会計・IT資格講座を展開。
人材紹介・採用支援サービス。企業と求職者のマッチングを手がけ、安定的な収益を確保。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 16.3% | 6.3% | - |
| FY2022/3 | 1.1% | 12.1% | - |
| FY2023/3 | 37.8% | 14.8% | - |
| FY2024/3 | 76.7% | 16.3% | 47.4% |
| FY2025/3 | 7.1% | 10.3% | 33.0% |
ROEはFY2024/12に25.7%と資本効率の高い経営を実現していましたが、FY2025/12はキャリアスクール事業の構造改革に伴う一時費用で9.6%に低下しました。営業利益率も6.3%から14.6%まで大幅に改善した後、FY2025/12は10.1%に。ただし中期目標ではROE30%以上を掲げており、FY2026/12以降の回復が期待されます。
財務は安全?
総資産はFY2025/12に約410億円まで拡大。FY2023/12まで実質無借金経営でしたが、FY2024/12にUnipos完全子会社化等のM&A資金として有利子負債が発生しました。自己資本比率は33%台と安定しており、BPSも67円から123円へと着実に増加しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2022/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2023/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2024/3 | 56.4億円 | -19.4億円 | -24.9億円 | 37.0億円 |
| FY2025/3 | 52.5億円 | -52.5億円 | -1.9億円 | -200万円 |
営業キャッシュフローは毎期35〜56億円と安定的にプラスを維持しています。コンサルティング・クラウドサービスはストック型収益比率が高く、キャッシュ創出力に優れています。FY2024/12以降は投資CFがM&A関連で増加していますが、FCFは引き続きプラスを確保しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -3.6億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | 4.9億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 23.1億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 64.8億円 | 10.6億円 | 16.4% |
| FY2025/3 | 23.4億円 | 0円 | 0.0% |
実効税率はFY2024/12に32.7%まで低下しましたが、FY2025/12はキャリアスクール事業の構造改革損失(税務上の損金不算入)により61.4%に上昇しました。FY2026/12は通常水準の45%程度に正常化する見込みです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/12 | 617万円 | 1,520人 | - |
平均年収は617万円、平均年齢31.2歳と若い組織が特徴です。コンサルティング・IT業界としては標準的な水準ですが、平均勤続年数6.4年と比較的若い人材が多く、成長企業らしい活気のある組織構成となっています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は小笹氏・フェニックス・リンクアンドモチベーション従業員持株会。
筆頭株主のフェニックス(32.9%)は創業者・小笹芳央氏の資産管理会社で、小笹氏個人(1.98%)と合わせると約35%を保有しています。勝呂彰氏(5.87%)、榊原清孝氏(2.66%)、坂下英樹氏(2.64%)は役員・関係者で、経営陣と従業員持株会(3.99%)で約48%を占める創業者主導型の安定した株主構成です。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 組織開発Division | 228億円 | 52億円 | 22.8% |
| 個人開発Division | 129億円 | -13億円 | -10.1% |
| マッチングDivision | 58億円 | 8億円 | 13.8% |
組織開発Divisionが売上の55%・利益の大半を稼ぐ主力事業で、営業利益率22.8%と高収益です。個人開発Division(キャリアスクール)はFY2025/12に構造改革費用を計上し赤字となりましたが、不採算事業の整理により今後の収益改善が見込まれます。マッチングDivisionも安定的に利益貢献しています。
この会社のガバナンスは?
取締役8名中、女性が3名(37.5%と業界平均を大きく上回る女性比率)を達成しています。臨時従業員5,205名を含む大規模なサービス提供体制を持ち、平均勤続年数6.4年は若い組織の特徴を反映しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 412億円 | — | 415億円 | +0.8% |
| FY2024 | 369億円 | — | 375億円 | +1.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
リンクアンドモチベーションは2030年に営業利益150億円・モチベーションクラウドARR240億円を掲げる成長戦略を発表しました。FY2026/12は営業利益63億円と過去最高を見込み、目標の42%に到達する計画です。キャリアスクール事業の構造改革を完了させ、コンサル・クラウド事業への経営資源集中が成長を加速させる見通しです。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSRは5年間で96.7%と投資元本をやや下回るパフォーマンスとなっており、TOPIX(213.2%)に対してアンダーパフォームしています。株価は2018年の上場来高値1,484円から大きく調整しましたが、中期成長戦略(2030年OP150億円)の実現とともに再評価が進む可能性があります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 95.3万円 | -4.7万円 | -4.7% |
| FY2022 | 112.8万円 | +12.8万円 | 12.8% |
| FY2023 | 99.7万円 | -0.3万円 | -0.3% |
| FY2024 | 108.0万円 | +8.0万円 | 8.0% |
| FY2025 | 96.7万円 | -3.3万円 | -3.3% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは16.9倍とサービス業平均(22.5倍)を下回る水準にあり、成長株としては割安感があります。一方でPBR 4.41倍は高めですが、ROE30%以上の目標を考慮すると妥当な評価です。配当利回り3.04%は業界平均を大きく上回り、成長と還元を兼ね備えた銘柄として注目されています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2030年営業利益150億円を目指す中期的な成長戦略を発表。モチベーションクラウドのARR拡大が柱。
ZENKIGEN社と資本業務提携し、AI面接サービスを組み合わせた採用支援クラウドを展開。
Uniposを株式交換で完全子会社化。ピアボーナスサービスを統合し、エンゲージメント向上サービスを強化。
最新ニュース
(株)リンクアンドモチベーション まとめ
ひとめ診断
「組織と人のやる気を科学する。モチベーションクラウドで人的資本経営を変革するプライム企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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