大和冷機工業6459
DAIWA INDUSTRIES LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段利用するレストランやカフェ、あるいはコンビニのバックヤードを想像してみてください。新鮮な食材を保管する大きな銀色の冷蔵庫や、氷を作る製氷機が動いています。大和冷機工業は、まさにそうした「食の現場」を支える業務用冷蔵庫やショーケースなどを製造・販売している会社です。日本全国の飲食店やスーパーの厨房で、同社の製品が24時間365日、私たちの食生活の安全と品質を守っているのです。あなたが美味しい食事を楽しめるのも、同社のような企業の働きがあってこそかもしれません。
大和冷機工業は、業務用冷凍冷蔵庫の国内大手メーカーとして安定した事業基盤を築いています。直近の2025年12月期決算では、売上高469.2億円、営業利益74.77億円を記録。続く2026年12月期は売上高494.0億円、営業利益84.0億円と増収増益を見込んでおり、堅調な成長が期待されます。全国を網羅するサービス網と好財務を武器に、飲食業界の省エネ化や人手不足といった課題解決に貢献し、持続的な企業価値向上を目指しています。
会社概要
- 業種
- 機械
- 決算期
- 12月
- 本社
- 大阪市天王寺区小橋町3-13 大和冷機上本町DRKビル
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2025/12期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/12期 | 7.2% | 6.1% | 16.4% |
| 2017/12期 | 6.4% | 5.4% | 14.2% |
| 2018/12期 | 6.2% | 5.3% | 14.9% |
| 2019/12期 | 6.3% | 5.3% | 14.9% |
| 2020/12期 | 4.7% | 4.0% | 12.7% |
| 2021/12期 | 5.2% | 4.4% | 14.2% |
| 2022/12期 | 6.8% | 5.3% | 15.9% |
| 2023/12期 | 8.9% | 6.2% | 17.7% |
| 2024/12期 | 8.2% | 5.9% | 16.8% |
| 2025/12期 | 7.3% | 5.4% | 15.9% |
| 2025/12期 | - | - | 15.9% |
同社の収益性は非常に高く、営業利益率は15%から18%の範囲で推移しており、厨房機器業界の中でも極めて効率的な経営体制を維持しています。ROE(自己資本利益率)は7%から8%前後で安定しており、資本を効率的に活用した利益創出が実現されています。高い技術力に裏打ちされた高付加価値な製品提供が、安定した利益率を支える重要な要因となっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 440億円 | 62.7億円 | 36.1億円 | 70.6円 | +10.5% |
| 2022/12期 | 439億円 | 69.8億円 | 44.5億円 | 87.9円 | -0.1% |
| 2023/12期 | 460億円 | 81.4億円 | 55.4億円 | 112.2円 | +4.6% |
| 2024/12期 | 479億円 | 80.8億円 | 54.4億円 | 110.2円 | +4.3% |
| 2025/12期 | 469億円 | 74.8億円 | 50.8億円 | 102.8円 | -2.1% |
大和冷機工業の業績は、業務用冷凍冷蔵庫の堅調な販売により売上高が約470億円から490億円規模で安定推移しています。2025/03期は一時的な減益となったものの、2026/03期予想では新製品の投入や省エネ需要の取り込みにより、売上高494億円、純利益56億円と過去最高水準の更新を目指す計画です。全国に広がる独自の営業・サービス網が、継続的な収益基盤として強固に機能しています。 【2025/12期実績】売上469億円(前期比-2.1%)、営業利益75億円、純利益0百万円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
機械の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
業務用冷蔵庫・冷凍庫の製造・販売を中核とし、全国に展開するサービス網が強みです。リスク要因として、原材料価格の変動や飲食店市場の景気動向、また製品の品質問題が発生した場合の多額の損害賠償リスク等が挙げられています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 488億円 | — | 469億円 | -3.9% |
| 2024期 | 468億円 | — | 479億円 | +2.4% |
| 2023期 | 448億円 | — | 460億円 | +2.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 82.3億円 | — | 74.8億円 | -9.1% |
| 2024期 | 83億円 | — | 80.8億円 | -2.7% |
| 2023期 | 71.2億円 | — | 81.4億円 | +14.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2026年2月に発表された新中期経営計画では、2028期に売上高520億円、営業利益90億円を目標に掲げています。これは年平均成長率で約3%程度の堅実な計画です。一方で、近年の業績予想は2025期に売上・利益ともに未達となるなど、精度にやや課題を残しています。計画達成には、外部環境の変動に対応しつつ、安定的に収益を伸ばせるかが鍵となります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
中期経営計画2026-2028を策定し、持続的な成長に向けた事業戦略を公表。
ゼナーアセットマネジメントによる株式保有比率5%超の大量保有報告が判明。
上期経常利益が前年同期比4.6%減となり、進捗が下振れ着地となった。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも2025/12期末時点
大和冷機工業の財務体質は極めて強固であり、自己資本比率は75%超の高水準を維持しています。特筆すべきは有利子負債がゼロの実質無借金経営を継続している点であり、外部環境の変化に対する高い耐性を備えています。豊富な手元資金と盤石な自己資本を背景に、将来の成長投資や株主還元を強力に推進できる財務的余地が確保されています。 【2025/12期】総資産935億円、純資産706億円、自己資本比率75.1%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/12期 | 42.3億円 | ▲14.9億円 | ▲5.1億円 | 27.4億円 |
| 2017/12期 | 50.0億円 | 5.1億円 | ▲5.2億円 | 55.1億円 |
| 2018/12期 | 55.1億円 | ▲37.7億円 | ▲7.7億円 | 17.4億円 |
| 2019/12期 | 42.0億円 | 15.9億円 | ▲22.8億円 | 57.8億円 |
| 2020/12期 | 38.5億円 | ▲9.8億円 | ▲10.3億円 | 28.7億円 |
| 2021/12期 | 64.3億円 | ▲31.4億円 | ▲16.6億円 | 32.9億円 |
| 2022/12期 | 42.9億円 | ▲11.4億円 | ▲33.9億円 | 31.5億円 |
| 2023/12期 | 88.9億円 | ▲12.2億円 | ▲14.8億円 | 76.7億円 |
| 2024/12期 | 34.5億円 | ▲24.5億円 | ▲14.8億円 | 10.0億円 |
| 2025/12期 | 43.0億円 | ▲15.2億円 | ▲29.6億円 | 27.8億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは毎期安定しており、強固なキャッシュ創出力が財務の安定性を裏付けています。投資キャッシュフローは主に設備更新や効率化に向けた投資に充てられており、フリーキャッシュフローの黒字基調が継続しています。潤沢な資金は、積極的な自己株式の取得や増配といった株主還元へ効率的に振り向けられています。
この会社のガバナンスは?
取締役の女性比率は16.7%であり、多様性の確保に向けた取り組みが進行中です。また、盤石な財務体質を背景に堅実な経営を行っていますが、コーポレート・ガバナンスの観点からは、更なる社外取締役の活用や経営の透明性向上が今後の課題とされています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 490万円 | 2,355人 | - |
従業員の平均年収は490万円で、製造業界の標準的な水準にあります。省エネ型製品への注力による収益確保は進んでいるものの、原材料費や人件費の高騰が続く中での安定した利益成長が、今後のさらなる賃上げの鍵を握ります。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。2024期まではTOPIXを上回るパフォーマンスを見せることが多かったものの、2025期は自社169.2%に対しTOPIXが213.2%と市場平均を大きく下回りました。これは、同期間の株価上昇率が市場全体の勢いに追いつけなかったことが主な要因と考えられます。株主還元は強化していますが、成長期待の喚起による株価上昇が今後の課題です。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 10円 | 12.3% |
| 2017/12期 | 15円 | 20.3% |
| 2018/12期 | 30円 | 39.8% |
| 2019/12期 | 30円 | 37.7% |
| 2020/12期 | 20円 | 32.6% |
| 2021/12期 | 30円 | 42.5% |
| 2022/12期 | 30円 | 34.1% |
| 2023/12期 | 30円 | 26.7% |
| 2024/12期 | 50円 | 45.4% |
| 2025/12期 | 50円 | 48.6% |
株主優待制度は現在実施されておりません。
同社は利益配分を重要な経営課題と位置づけ、配当性向を意識した安定的かつ継続的な還元を方針としています。近年は配当額を30円から50円へと引き上げるなど、株主還元を強化する姿勢を明確に示しています。実質無借金の財務基盤を背景に、今後も業績に連動した健全な配当が期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 123.1万円 | 23.1万円 | 23.1% |
| 2022期 | 112.8万円 | 12.8万円 | 12.8% |
| 2023期 | 152.1万円 | 52.1万円 | 52.1% |
| 2024期 | 159.1万円 | 59.1万円 | 59.1% |
| 2025期 | 169.2万円 | 69.2万円 | 69.2% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
競合他社(ホシザキ等)と比較すると、PER・PBRともに割安な水準にあります。一方で配当利回りは業界平均を上回っており、株主還元への意識の高さがうかがえます。信用倍率は0.43倍と売り残が買い残を上回っており、将来の株価下落を見込む投資家が多い状況ですが、これは将来的な買い戻し(踏み上げ)のエネルギーが溜まっているとも解釈できます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/12期 | 62.3億円 | 20.6億円 | 33.1% |
| 2017/12期 | 54.7億円 | 16.7億円 | 30.6% |
| 2018/12期 | 58.5億円 | 19.7億円 | 33.8% |
| 2019/12期 | 59.7億円 | 18.9億円 | 31.8% |
| 2020/12期 | 48.7億円 | 17.4億円 | 35.7% |
| 2021/12期 | 61.3億円 | 25.2億円 | 41.1% |
| 2022/12期 | 68.7億円 | 24.2億円 | 35.2% |
| 2023/12期 | 79.9億円 | 24.5億円 | 30.7% |
| 2024/12期 | 79.6億円 | 25.2億円 | 31.6% |
| 2025/12期 | 74.4億円 | 23.7億円 | 31.8% |
法人税等の支払額は、税引前利益の増減と連動して年間23億円から28億円規模で推移しています。実効税率は概ね30%から33%程度で安定しており、税務上の大きな変動要因は見当たりません。法的な税負担を適切に果たしながら、効率的なキャッシュフロー管理を行っている状況です。
もっと知る
まとめと、関連情報・似た会社へ
大和冷機工業 まとめ
「日本の飲食店の裏側を60年以上冷やし続ける、厨房のインフラ企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。