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理想科学工業6413

RISO KAGAKU CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 62.4%
稼ぐ力
普通
ROE 5.5%(累計)
話題性
普通
ポジ 30%

この会社ってなに?

あなたが学生時代に受け取ったテスト用紙や学級通信、あるいは町内会や役所から届く大量の「お知らせ」。その多くは、実は理想科学工業の印刷機「リソグラフ」や「オルフィス」で刷られています。これらの機械は、まるでコピー機のような手軽さで、驚くほどの速さで大量の印刷ができるのが特徴です。あなたが普段何気なく目にしている印刷物の裏側で、理想科学工業の技術が社会を支えているのです。

高速印刷機の名門、理想科学工業は安定した収益基盤を誇ります。2025年3月期の売上高は787.2億円、営業利益は61.83億円と堅調に推移しました。次期は売上高781.0億円、営業利益56.0億円を見込んでおり、事業の安定運営を継続する方針です。最近では東芝テックからインクジェットヘッド事業を買収するなど、コア技術への投資を積極化しており、今後の技術シナジーと事業拡大が注目されます。

機械プライム市場

会社概要

業種
機械
決算期
3月
本社
東京都港区芝浦5丁目34番7号

サービスの実績は?

787.2億円
連結売上高
2025年3月期
+5.5% YoY
61.83億円
連結営業利益
2025年3月期
+17.6% YoY
781.0億円
連結売上高予想
2026年3月期
-0.8% YoY
56.00億円
連結営業利益予想
2026年3月期
-9.4% YoY
50
1株当たり配当金
2025年3月期実績
79.6%
配当性向
2025年3月期実績
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.5%(累計)
株主資本の利回り
ROA
3.6%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
6.5%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期2.7%2.0%-
2022/03期5.8%4.4%-
2023/03期7.3%5.6%-
2024/03期7.4%5.6%7.0%
2025/03期6.1%4.6%7.9%
3Q FY2026/35.5%(累計)3.6%(累計)6.5%

同社の収益性は、営業利益率が7%から8%前後で安定して推移しており、製造業として一定の効率性を確保しています。ROE(自己資本利益率)は概ね6%から7%のレンジで推移しており、株主資本を活用した効率的な利益創出に努めています。今後は、高付加価値なインクジェット製品のシェア拡大を通じて、さらなる利益率の向上と収益構造の強化が期待されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期684億円16.5億円47.6円-
2022/03期693億円35.8億円105.2円+1.3%
2023/03期747億円46.2億円137.7円+7.7%
2024/03期746億円52.6億円48.3億円72.7円-0.1%
2025/03期787億円61.8億円40.9億円62.8円+5.5%

理想科学工業は、高速インクジェットプリンター「オルフィス」を中心とした印刷機器関連事業を主力としており、近年の売上高は700億円台後半で安定的に推移しています。2025/03期には売上高約787億円、純利益約41億円を確保するなど強固な収益基盤を維持していますが、今後はインクジェットヘッド事業等の統合に伴うコスト管理が焦点となります。研究開発への継続的な投資と効率的な販売体制の構築により、市場環境の変化に対応しながら安定成長を目指す戦略です。 【3Q 2026/03期実績】売上565億円(通期予想比72%)、営業利益37億円(同66%)、純利益32億円(同79%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

機械の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.5%(累計)
業界平均
8.5%
営業利益率下回る
この会社
6.5%
業界平均
10.2%
自己資本比率上回る
この会社
62.4%
業界平均
56.3%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億6,300万円
取締役3名の合計

主力は印刷機器関連事業であり、高速インクジェットプリンター「オルフィス」に強みを持っています。海外展開や新規のインクジェットヘッド事業の取り込みを図る一方、為替変動や原材料価格の変動が主要な事業リスクとして挙げられています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
業績予想を大幅に上回る実績を連発しており、計画達成能力は非常に高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第八次中期経営計画(RISO Vision 25)
2023期〜2025期
総還元性向(3年累計): 目標 112.9% 達成 (112.9%)
100%
インクジェット事業の拡大: 目標 目標達成 達成 (東芝テックからの事業買収等で事業基盤を強化)
100%
顧客志向に基づく販売企画体制の構築: 目標 目標達成 達成
100%
2026年3月期 業績予想
2026期
売上高: 目標 781億円 順調 (787.2億円 (FY2025実績))
100.8%
営業利益: 目標 56億円 順調 (61.83億円 (FY2025実績))
110.4%
純利益: 目標 41億円 順調 (40.88億円 (FY2025実績))
99.7%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期783億円787億円+0.5%
2024期721億円746億円+3.5%
2023期708億円747億円+5.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期49億円62億円+26.2%
2024期40億円53億円+31.4%
2023期38億円60億円+56.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は具体的な数値目標を掲げる中期経営計画ではなく、「RISO Vision 25」として定性的な方針を示しています。その中心はインクジェット事業の拡大であり、東芝テックからの事業買収はこの方針に沿ったものです。業績予想の精度を見ると、過去3年間、売上高・営業利益ともに期初予想を大幅に上回る実績を叩き出しており、保守的な予想を立てる傾向があります。株主還元にも積極的で、計画期間中の総還元性向112.9%を達成しており、経営目標に対するコミットメントは高いと評価できます。

最新ニュース

中立
理想科学工業[6413]:組織変更及び人事異動に関するお知らせ
3/5 · 日本経済新聞
ネガティブ
【決算速報】理想科学<6413>---26年3月期3Qは減益、経常利益は5.4%減
2/3 · 株探
ポジティブ
理想科学、自社株買いの実施を発表
2/3 · フィスコ
中立
理想科学の25年4〜12月期、純利益19.5%増 通期予想据え置き
2/2 · 日本経済新聞
ポジティブ
東芝テック<6588>グループからインクジェットヘッド事業を取得
12/22 · ストライク

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・事業提携25%
株主還元20%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
142
前月比 +5.4%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, フィスコ, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス
業界内ランキング
上位 32%
機械業 1200社中 384位
報道のトーン
30%
好意的
45%
中立
25%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年11月業績予想修正

2025年3月期通期連結業績予想を修正し、インクジェット事業の成長を反映させました。

2026年2月3Q減益

第3四半期累計期間において、営業利益は13.7%減の36.89億円となりました。

2026年2月自社株買い

株主還元策の一環として、自己株式の取得を発表し、投資家から好感されました。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率62.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
62.5億円
借金(有利子負債)
Net Assets
672億円
会社の純資産

財務健全性は極めて高く、自己資本比率は一貫して75%前後を維持しており、極めて強固な財務体質を有しています。長年無借金経営を続けてきましたが、2025/03期には戦略的な投資や事業環境の変化により、有利子負債が約132億円計上されました。しかしながら、潤沢な現預金と自己資本の厚みにより、将来の成長投資や株主還元を支える盤石なバランスシートを保持しています。 【3Q 2026/03期】総資産926億円、純資産672億円、自己資本比率62.4%、有利子負債63億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+33.5億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-83.0億円
投資に使ったお金
Financing CF
-14.7億円
借入・返済など
Free CF
-49.6億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期56.3億円21.6億円11.6億円34.7億円
2022/03期53.9億円13.8億円35.9億円40.1億円
2023/03期56.4億円7.4億円44.4億円49.0億円
2024/03期64.8億円13.1億円56.0億円51.8億円
2025/03期33.5億円83.0億円14.7億円49.6億円

営業活動によるキャッシュフローは安定して創出されており、強固な本業の稼ぐ力が持続的な経営を支えています。2025/03期の投資キャッシュフローのマイナス拡大は、インクジェットヘッド事業の取得などの成長に向けた戦略的な設備投資や事業統合によるものです。潤沢な手元資金を背景に、成長投資と株主還元のバランスをとりながら、健全なキャッシュフロー管理を継続しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
6,100万円
連結子会社数
25
設備投資額
46.4億円
平均勤続年数(従業員)
22

女性役員比率は11.0%と、さらなる多様性確保が今後の課題です。監査役会設置会社として監査報酬を適切に支払い、連結子会社25社を擁するグループ全体での統治体制を構築しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主50.6%
浮動株49.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関16.2%
事業法人等34.4%
外国法人等4.9%
個人その他43.7%
証券会社0.7%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は公益財団法人理想教育財団・あかつき興産。

有限会社理想社(9,883,000株)15.41%
公益財団法人理想教育財団(5,323,000株)8.3%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,960,000株)6.17%
あかつき興産株式会社(3,918,000株)6.11%
みずほ信託銀行株式会社退職給付信託きらぼし銀行口再信託受託者株式会社日本カストディ銀行(3,135,000株)4.88%
羽山 治(2,388,000株)3.72%
羽山 尚(2,292,000株)3.57%
羽山 明(2,034,000株)3.17%
理想科学工業従業員持株会(1,765,000株)2.75%
伊藤 眞理子(1,712,000株)2.66%

創業家である羽山家関連の資産管理会社や関係者が上位株主に名を連ねており、強固な安定株主体制を維持しています。機関投資家や信託銀行の保有も一定数存在しますが、創業家の影響力が色濃く残る構成です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1政情不安、反日感情の高まり及び経済環境の悪化
2優秀な労働力の不足、人件費の高騰、大規模な労働争議の発生
3社会インフラの未整備に起因するエネルギー供給の不安定化

社員の給料はどのくらい?

平均年収
816万円
従業員数
2,859
平均年齢
45.7歳
平均年収従業員数前年比
当期816万円2,859-

平均年収は816万円であり、製造業や機械業界の平均と比較しても相対的に高い水準を維持しています。長年蓄積された技術力と安定した収益基盤が、従業員への安定的な還元を支えている背景があります。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

同社のTSR(株主総利回り)は、過去5年間で2023期を除き、市場平均であるTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、安定的な配当にもかかわらず、株価自体が長期的にTOPIXほど上昇してこなかったことを示唆しています。事業の安定性は高いものの、市場を牽引するような爆発的な成長期待が株価に織り込まれてこなかったことが背景にあると考えられます。今後はM&Aによる事業拡大が株価再評価につながるかが焦点です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
50
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
2016/03期6045.2%
2017/03期6084.0%
2018/03期6073.2%
2019/03期39.578.2%
2020/03期1577.4%
2021/03期4084.1%
2022/03期10095.1%
2023/03期12087.1%
2024/03期5068.7%
2025/03期5079.6%
1期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

同社は株主還元を経営の重要課題と位置づけ、配当性向を意識した安定的な利益還元を基本方針としています。過去には高い配当水準を維持してきましたが、業績や成長投資の状況に応じて配当額を見直す柔軟性も有しています。強固な財務体質を背景に、将来的な成長と株主への直接的な還元の両立を目指す姿勢を継続しています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 180.8万円 になりました (80.8万円)
+80.8%
年度末時点評価額損益TSR
2021期92.5万円7.5万円-7.5%
2022期130.1万円30.1万円30.1%
2023期157.2万円57.2万円57.2%
2024期211.9万円111.9万円111.9%
2025期180.8万円80.8万円80.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残57,600株
売り残110,500株
信用倍率0.52倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2025年11月上旬
第71回 定時株主総会2025年6月下旬

PER・PBRは業界平均に比べてやや割安な水準にあります。一方で配当利回りは4%を超えており、高配当株としての魅力が評価されています。信用取引では売り残が買い残を上回る「信用倍率0.52倍」となっており、将来の株価下落を見込む投資家が多い状況ですが、これは将来の買い戻し需要(踏み上げ)につながる可能性も秘めています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期19.3億円2.7億円14.2%
2022/03期46.4億円10.7億円23.0%
2023/03期62.0億円15.8億円25.4%
2024/03期62.0億円13.7億円22.1%
2025/03期63.6億円22.8億円35.8%

法人税等の支払額は、年度ごとの税引前利益の増減に伴い変動しています。2025/03期には税負担率が一時的に上昇しましたが、これは繰延税金資産の取り崩し等の会計上の調整要因によるものです。概ね法定実効税率に近い水準で推移しており、税務上の大きな懸念事項は見当たりません。

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理想科学工業 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 62.4%
稼ぐ力
普通
ROE 5.5%(累計)
話題性
普通
ポジ 30%

「学校印刷のガリ版から始まった老舗が、M&Aで得た技術で高速インクジェットプリンターの世界展開を狙う」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU