6235プライム

オプトラン

OPTORUN CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE5.5%
BPS1439.5円
自己資本比率53.7%
FY2025/3 有報データ

原子レベルの技術で未来を照らす、光学薄膜装置のグローバルリーダー

オプトナノテクノロジーを基盤に、光学の可能性を追求し、世界の産業と人々の暮らしを豊かにする未来を創造します。

この会社ってなに?

あなたが毎日使うスマートフォンの画面、実はとても複雑なコーティングが施されているのをご存知ですか?光の反射を抑えて見やすくしたり、指紋をつきにくくしたりする機能は、目に見えないナノレベルの『薄い膜』のおかげです。オプトランは、まさにその『薄い膜』を原子レベルの精度で作り出すための専門機械を開発・製造している会社です。あなたのスマホのカメラレンズや、普段使っているメガネがクリアに見えるのも、同社の最先端技術が世界のどこかで活躍しているからかもしれません。

光学薄膜装置のトップメーカー。2025年12月期は売上高338.6億円、営業利益33.34億円と、前年比で増収減益で着地しました。これは利益率の高い製品の販売減少が影響したものです。しかし、2026年12月期は売上高382.0億円(前期比12.8%増)、営業利益62.0億円(同86.0%増)と大幅な回復を見込んでいます。スマートフォン市場の動向が業績を左右しますが、車載向けやIoT関連など新分野への展開を加速させ、2027年売上高500億円の中期目標達成を目指しています。

機械プライム市場

会社概要

業種
機械
決算期
12月
本社
埼玉県鶴ヶ島市富士見6-1-1
公式
www.optorun.co.jp

社長プロフィール

範 賓
代表取締役社長執行役員
挑戦者
当社は光学分野における成膜技術のリーディングカンパニーとして、常に技術革新を追求しています。今後は既存事業の深化に加え、M&Aや提携も積極的に活用し、新たな事業領域へ挑戦することで、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。

この会社のストーリー

1999
株式会社オプトラン設立

光学薄膜装置の製造・販売を目的として、埼玉県川越市に会社を設立。小さな一歩から未来を照らす挑戦が始まった。

2002
中国市場への進出

中国・上海に子会社を設立し、グローバル展開を本格化。世界の生産拠点である中国での事業基盤を確立した。

2013
台湾に研究開発拠点を設立

台湾に子会社を設立し、日本・中国・台湾の3拠点体制を構築。さらなる技術革新と顧客サポート体制の強化を図った。

2017
東京証券取引所第一部に上場

設立から18年、東京証券取引所市場第一部(現:プライム市場)へ新規上場。公開価格1,460円に対し、初値は2,436円と市場の高い期待を集めた。

2019
原子レベルの成膜技術開発に成功

原子レベルで膜を形成できる画期的な装置開発に成功。スマートフォンの高機能化など、最先端製品の進化を技術で支える。

2023
ナノリソティックス株式会社を設立

AIメカテックとの合弁会社を設立し、次世代技術への投資を加速。両社の技術シナジーによる新たな価値創造を目指す。

2027
中期経営目標 売上高500億円へ

中期経営計画にて、2027年12月期に売上高500億円、営業利益108億円という高い目標を掲げ、さらなる飛躍を目指す。

注目ポイント

世界を支える独自技術

スマートフォンやカメラレンズに不可欠な「光学薄膜」を作る装置で世界トップクラス。原子レベルで膜を形成する独自技術で、私たちの生活をより豊かにしています。

グローバルな成長戦略

中国や台湾に生産・開発拠点を持ち、売上の多くを海外で生み出しています。M&Aや提携にも積極的で、グローバル市場でのさらなる成長が期待されます。

株主への還元意欲

安定した配当を継続しており、株主還元に積極的な姿勢を見せています。業績の成長と共に、将来的な増配も期待される魅力的な企業です。

サービスの実績は?

338.6億円
連結売上高
2025年12月期実績
+4.5% YoY
33.34億円
連結営業利益
2025年12月期実績
-49.2% YoY
54
1株当たり配当金
2025年12月期実績
+2円 YoY
73.7%
配当性向
2025年12月期実績
+38.0pt YoY
382.0億円
連結売上高予想
2026年12月期会社予想
+12.8% YoY
62.0億円
連結営業利益予想
2026年12月期会社予想
+86.0% YoY

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 54円
安全性
安定
自己資本比率 53.7%
稼ぐ力
普通
ROE 5.5%
話題性
不評
ポジティブ 35%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
54
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2017/34029.7%
FY2018/35529.3%
FY2019/36027.7%
FY2020/35031.4%
FY2021/35034.1%
FY2022/35031.4%
FY2023/35047.1%
FY2024/35235.8%
FY2025/35473.7%
5期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施しておりません。

配当方針として、安定的な配当の維持を重視しつつ、業績に応じた利益還元を継続的に実施しています。近年は増配傾向にあり、FY2025/3期には1株当たり54円の配当を継続しました。高い自己資本比率を維持しつつ、株主への還元姿勢を明確に示しています。

同業比較(収益性)

機械の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.5%
業界平均
10.2%
営業利益率下回る
この会社
9.8%
業界平均
10.5%
自己資本比率上回る
この会社
53.7%
業界平均
49.3%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3343億円
FY2023/3368億円
FY2024/3324億円
FY2025/3339億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/365.7億円
FY2025/333.4億円

オプトランの業績は、スマートフォンや半導体向け光学薄膜装置の需要変動に大きく左右される傾向があります。FY2025/3期は、利益率の高い製品の販売減少や棚卸資産の影響により営業利益が約33億円へと大幅に減益となりました。FY2026/3期予想では、市場回復に伴い売上高約382億円、純利益約56億円の増収増益を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.4%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
9.8%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/312.8%9.8%-
FY2022/39.5%8.3%-
FY2023/316.5%5.9%-
FY2024/31.8%7.8%20.3%
FY2025/35.5%3.4%9.8%

収益性は、装置受注の進捗や部材コスト等の影響を強く受けます。過去には20%を超える高い営業利益率を維持していましたが、FY2025/3期は市場環境の悪化に伴い営業利益率が9.8%まで低下しました。今後は高付加価値な先端装置へのシフトによる利益率の回復が重要な指標となります。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率53.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
4.0億円
会社の純資産
576億円

同社の財務基盤は、自己資本比率が60%から70%台で推移しており、極めて強固です。有利子負債はほとんど発生しておらず、無借金に近い非常に健全な財務体質を維持しています。潤沢なネットキャッシュを背景に、成長投資や株主還元を行う余力も十分に備えています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+85.3億円
営業CF
投資に使ったお金
+2.6億円
投資CF
借入・返済など
-62.6億円
財務CF
手元に残ったお金
+87.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3107億円3.8億円-27.4億円111億円
FY2022/385.6億円-44.0億円-21.7億円41.6億円
FY2023/331.8億円-36.0億円-22.1億円-4.2億円
FY2024/350.5億円-77.0億円-38.1億円-26.5億円
FY2025/385.3億円2.6億円-62.6億円87.9億円

営業キャッシュフローは安定してプラスを維持しており、本業での稼ぐ力が高いことを示しています。FY2024/3期は投資活動が先行しフリーキャッシュフローがマイナスとなりましたが、FY2025/3期には再び87億円規模のキャッシュを創出しました。稼ぎ出した資金は、適切な設備投資や積極的な株主還元へと充当されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1新型装置の販売について新たに開発された装置が今後の当社グループの売上高及び利益の中で比率を高めるものと見込んでおり、見込みどおり新たに開発された装置が販売出来ない場合、業績見込みが達成できず、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります
2販売代金の決済条件について当社グループの標準的な決済条件は、受注時及び出荷時に販売代金の一部を回収する条件としておりますが、顧客によっては検収後に販売代金の全額を回収する条件となることもあります
3環境法規制について当社グループは、環境理念及び行動指針を定め、環境問題に積極的に取り組んでおります
4製造物責任について当社グループが提供する製品は、厳しい品質管理のもとに設計・製造されておりますが、当社グループ製品の使用により万一顧客に深刻な損失をもたらした場合には、損失に対する責任を問われる可能性があります
5価格競争の激化について光学薄膜装置業界は日本国内メーカーに加え中国、ヨーロッパ等にメーカーが存在しており、激しい競争の状況にあります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/379.0億円15.7億円19.9%
FY2022/387.6億円18.7億円21.4%
FY2023/360.5億円14.2億円23.5%
FY2024/381.9億円18.4億円22.5%
FY2025/332.0億円2.4億円7.6%

税引前利益に対する法人税等の負担割合は年度ごとに変動しており、FY2025/3期は業績の変動に伴い実効税率が7.6%となりました。今後も税制や海外拠点との損益構成によって変動する可能性があります。予想期間においても業績見通しに応じて適切に税務処理がなされています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
794万円
従業員数
620
平均年齢
41.8歳
平均年収従業員数前年比
当期794万円620-

従業員の平均年収は794万円と国内製造業の平均と比較して高い水準にあります。光学薄膜という高度な技術を扱うエンジニアが多く在籍するため、専門性の高い人材を確保するために高水準の報酬体系が維持されていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主22.3%
浮動株77.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関20.8%
事業法人等1.5%
外国法人等43.2%
個人その他32%
証券会社2.5%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主は浙江水晶光電科技股份有限公司(常任代理人 大和証券)・STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 みずほ銀行決済営業部)。

浙江水晶光電科技股份有限公司(常任代理人 大和証券株式会社)(6,507,000株)16.33%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(5,472,000株)13.73%
孫 大雄(2,481,000株)6.22%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,369,000株)5.94%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,687,000株)4.23%
林 為平(1,007,000株)2.53%
井村 俊哉(838,000株)2.1%
野村信託銀行株式会社(投信口)(786,000株)1.97%
GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(740,000株)1.86%
範 賓(708,000株)1.78%

主要株主には海外投資家や信託銀行が名を連ね、創業者の孫大雄氏や林為平氏が上位株主に残ることで、経営の一貫性が保たれています。浙江水晶光電科技といった事業会社が筆頭株主である点は、特定の業界との連携を強める戦略的な構造を示唆しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

6億700万円
取締役3名の合計

光学薄膜装置の設計・製造を主軸に、スマホや半導体分野の需要を捉えて成長しています。米中貿易摩擦や特定顧客への依存リスクが開示されており、技術競争が激しい業界特性を踏まえた事業展開が不可欠となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
3,820万円
連結子会社数
8
設備投資額
7.0億円
平均勤続年数(従業員)
9

女性役員比率は11.0%と改善の余地があるものの、グローバル展開する機械メーカーとして適正な体制を構築しています。8社の連結子会社を抱えるグループ経営を行っており、監査報酬の支払いやガバナンス報告書を通じて透明性の確保に努めています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
過去の予想精度は高かったが、直近の市場悪化で中計進捗は大幅に遅延。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営目標
〜FY2027
売上高: 目標 500億円 やや遅れ (338.6億円)
67.7%
営業利益: 目標 108億円 大幅遅れ (33.34億円)
30.8%
ROE: 目標 12.0% 大幅遅れ (4.5%)
37.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2022319億円343億円+7.5%
FY2023355億円368億円+3.7%
FY2024370億円324億円-12.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202265億円74億円+14.6%
FY202386億円98億円+13.4%
FY202562億円33億円-46.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2027年12月期に売上高500億円、営業利益108億円を掲げる中期経営目標を推進中です。しかし、2025年12月期実績は売上高338.6億円、営業利益33.34億円と、目標に対する進捗率はそれぞれ67.7%、30.8%に留まっています。特に利益面での遅れが顕著であり、スマートフォン市場の需要変動が大きく影響しました。2024年までは期初予想を上回る実績を上げていましたが、直近2期は市況悪化により大幅な未達となっており、目標達成へのハードルは高いと言わざるを得ません。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価変動を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。過去5年間のTSRを見ると、FY2023以降、TOPIXのパフォーマンスを大きく下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、FY2024・FY2025の業績悪化に伴う株価の低迷が主な要因です。株主還元として増配は継続しているものの、それを上回る株価下落が響き、市場全体の成長に追いつけていないことを示唆しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+2.7%
100万円 →102.7万円
2.7万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021115.0万円+15.0万円15.0%
FY2022111.0万円+11.0万円11.0%
FY202384.4万円-15.6万円-15.6%
FY202499.1万円-0.9万円-0.9%
FY2025102.7万円+2.7万円2.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残743,100株
売り残95,500株
信用倍率7.78倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月中旬
2026年12月期 第2四半期決算発表2026年8月中旬
第28期定時株主総会2026年3月下旬

信用倍率は7.78倍と高く、将来の株価上昇を期待した信用買い残が積み上がっている状況で、短期的な需給の重しとなる可能性があります。PER・PBRともに機械セクターの平均を上回っており、市場からは今後の成長性がある程度織り込まれていると考えられます。来期業績予想の大幅な回復が現実となれば、現在の株価指標の割高感は薄まる可能性があります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
24
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 15%
機械業種 1,200社中 180位
報道のトーン
35%
好意的
30%
中立
35%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績動向40%
資本業務提携・M&A30%
株主・大量保有情報20%
その他10%

最近の出来事

2025年9月大量保有

JSR株式会社がオプトラン株式の5%ルール報告書を提出し、機関投資家の関心が高まった。

2025年11月減益発表

第3四半期累計決算にて経常利益63%減益を発表し、業績への慎重な見方が広がった。

2026年2月増益・増配

本決算にて2.3倍の増益と増配を発表。AIメカテックとの提携も含め、反転の兆しが見える。

オプトラン まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 54円
安全性
安定
自己資本比率 53.7%
稼ぐ力
普通
ROE 5.5%
話題性
不評
ポジティブ 35%

「スマホの画面やカメラレンズを支える『見えない膜』を作る、原子レベルの精密加工装置メーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU