オプトラン
OPTORUN CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月28日
原子レベルの技術で未来を照らす、光学薄膜装置のグローバルリーダー
オプトナノテクノロジーを基盤に、光学の可能性を追求し、世界の産業と人々の暮らしを豊かにする未来を創造します。
この会社ってなに?
あなたが毎日使うスマートフォンの画面、実はとても複雑なコーティングが施されているのをご存知ですか?光の反射を抑えて見やすくしたり、指紋をつきにくくしたりする機能は、目に見えないナノレベルの『薄い膜』のおかげです。オプトランは、まさにその『薄い膜』を原子レベルの精度で作り出すための専門機械を開発・製造している会社です。あなたのスマホのカメラレンズや、普段使っているメガネがクリアに見えるのも、同社の最先端技術が世界のどこかで活躍しているからかもしれません。
光学薄膜装置のトップメーカー。2025年12月期は売上高338.6億円、営業利益33.34億円と、前年比で増収減益で着地しました。これは利益率の高い製品の販売減少が影響したものです。しかし、2026年12月期は売上高382.0億円(前期比12.8%増)、営業利益62.0億円(同86.0%増)と大幅な回復を見込んでいます。スマートフォン市場の動向が業績を左右しますが、車載向けやIoT関連など新分野への展開を加速させ、2027年売上高500億円の中期目標達成を目指しています。
会社概要
- 業種
- 機械
- 決算期
- 12月
- 本社
- 埼玉県鶴ヶ島市富士見6-1-1
- 公式
- www.optorun.co.jp
社長プロフィール
当社は光学分野における成膜技術のリーディングカンパニーとして、常に技術革新を追求しています。今後は既存事業の深化に加え、M&Aや提携も積極的に活用し、新たな事業領域へ挑戦することで、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。
この会社のストーリー
光学薄膜装置の製造・販売を目的として、埼玉県川越市に会社を設立。小さな一歩から未来を照らす挑戦が始まった。
中国・上海に子会社を設立し、グローバル展開を本格化。世界の生産拠点である中国での事業基盤を確立した。
台湾に子会社を設立し、日本・中国・台湾の3拠点体制を構築。さらなる技術革新と顧客サポート体制の強化を図った。
設立から18年、東京証券取引所市場第一部(現:プライム市場)へ新規上場。公開価格1,460円に対し、初値は2,436円と市場の高い期待を集めた。
原子レベルで膜を形成できる画期的な装置開発に成功。スマートフォンの高機能化など、最先端製品の進化を技術で支える。
AIメカテックとの合弁会社を設立し、次世代技術への投資を加速。両社の技術シナジーによる新たな価値創造を目指す。
中期経営計画にて、2027年12月期に売上高500億円、営業利益108億円という高い目標を掲げ、さらなる飛躍を目指す。
注目ポイント
スマートフォンやカメラレンズに不可欠な「光学薄膜」を作る装置で世界トップクラス。原子レベルで膜を形成する独自技術で、私たちの生活をより豊かにしています。
中国や台湾に生産・開発拠点を持ち、売上の多くを海外で生み出しています。M&Aや提携にも積極的で、グローバル市場でのさらなる成長が期待されます。
安定した配当を継続しており、株主還元に積極的な姿勢を見せています。業績の成長と共に、将来的な増配も期待される魅力的な企業です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2017/3 | 40円 | 29.7% |
| FY2018/3 | 55円 | 29.3% |
| FY2019/3 | 60円 | 27.7% |
| FY2020/3 | 50円 | 31.4% |
| FY2021/3 | 50円 | 34.1% |
| FY2022/3 | 50円 | 31.4% |
| FY2023/3 | 50円 | 47.1% |
| FY2024/3 | 52円 | 35.8% |
| FY2025/3 | 54円 | 73.7% |
現在、株主優待制度は実施しておりません。
配当方針として、安定的な配当の維持を重視しつつ、業績に応じた利益還元を継続的に実施しています。近年は増配傾向にあり、FY2025/3期には1株当たり54円の配当を継続しました。高い自己資本比率を維持しつつ、株主への還元姿勢を明確に示しています。
同業比較(収益性)
機械の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
オプトランの業績は、スマートフォンや半導体向け光学薄膜装置の需要変動に大きく左右される傾向があります。FY2025/3期は、利益率の高い製品の販売減少や棚卸資産の影響により営業利益が約33億円へと大幅に減益となりました。FY2026/3期予想では、市場回復に伴い売上高約382億円、純利益約56億円の増収増益を見込んでいます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 12.8% | 9.8% | - |
| FY2022/3 | 9.5% | 8.3% | - |
| FY2023/3 | 16.5% | 5.9% | - |
| FY2024/3 | 1.8% | 7.8% | 20.3% |
| FY2025/3 | 5.5% | 3.4% | 9.8% |
収益性は、装置受注の進捗や部材コスト等の影響を強く受けます。過去には20%を超える高い営業利益率を維持していましたが、FY2025/3期は市場環境の悪化に伴い営業利益率が9.8%まで低下しました。今後は高付加価値な先端装置へのシフトによる利益率の回復が重要な指標となります。
財務は安全?
同社の財務基盤は、自己資本比率が60%から70%台で推移しており、極めて強固です。有利子負債はほとんど発生しておらず、無借金に近い非常に健全な財務体質を維持しています。潤沢なネットキャッシュを背景に、成長投資や株主還元を行う余力も十分に備えています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 107億円 | 3.8億円 | -27.4億円 | 111億円 |
| FY2022/3 | 85.6億円 | -44.0億円 | -21.7億円 | 41.6億円 |
| FY2023/3 | 31.8億円 | -36.0億円 | -22.1億円 | -4.2億円 |
| FY2024/3 | 50.5億円 | -77.0億円 | -38.1億円 | -26.5億円 |
| FY2025/3 | 85.3億円 | 2.6億円 | -62.6億円 | 87.9億円 |
営業キャッシュフローは安定してプラスを維持しており、本業での稼ぐ力が高いことを示しています。FY2024/3期は投資活動が先行しフリーキャッシュフローがマイナスとなりましたが、FY2025/3期には再び87億円規模のキャッシュを創出しました。稼ぎ出した資金は、適切な設備投資や積極的な株主還元へと充当されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 79.0億円 | 15.7億円 | 19.9% |
| FY2022/3 | 87.6億円 | 18.7億円 | 21.4% |
| FY2023/3 | 60.5億円 | 14.2億円 | 23.5% |
| FY2024/3 | 81.9億円 | 18.4億円 | 22.5% |
| FY2025/3 | 32.0億円 | 2.4億円 | 7.6% |
税引前利益に対する法人税等の負担割合は年度ごとに変動しており、FY2025/3期は業績の変動に伴い実効税率が7.6%となりました。今後も税制や海外拠点との損益構成によって変動する可能性があります。予想期間においても業績見通しに応じて適切に税務処理がなされています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 794万円 | 620人 | - |
従業員の平均年収は794万円と国内製造業の平均と比較して高い水準にあります。光学薄膜という高度な技術を扱うエンジニアが多く在籍するため、専門性の高い人材を確保するために高水準の報酬体系が維持されていると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主は浙江水晶光電科技股份有限公司(常任代理人 大和証券)・STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 みずほ銀行決済営業部)。
主要株主には海外投資家や信託銀行が名を連ね、創業者の孫大雄氏や林為平氏が上位株主に残ることで、経営の一貫性が保たれています。浙江水晶光電科技といった事業会社が筆頭株主である点は、特定の業界との連携を強める戦略的な構造を示唆しています。
会社の公式開示情報
役員報酬
光学薄膜装置の設計・製造を主軸に、スマホや半導体分野の需要を捉えて成長しています。米中貿易摩擦や特定顧客への依存リスクが開示されており、技術競争が激しい業界特性を踏まえた事業展開が不可欠となっています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は11.0%と改善の余地があるものの、グローバル展開する機械メーカーとして適正な体制を構築しています。8社の連結子会社を抱えるグループ経営を行っており、監査報酬の支払いやガバナンス報告書を通じて透明性の確保に努めています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 319億円 | — | 343億円 | +7.5% |
| FY2023 | 355億円 | — | 368億円 | +3.7% |
| FY2024 | 370億円 | — | 324億円 | -12.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 65億円 | — | 74億円 | +14.6% |
| FY2023 | 86億円 | — | 98億円 | +13.4% |
| FY2025 | 62億円 | — | 33億円 | -46.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2027年12月期に売上高500億円、営業利益108億円を掲げる中期経営目標を推進中です。しかし、2025年12月期実績は売上高338.6億円、営業利益33.34億円と、目標に対する進捗率はそれぞれ67.7%、30.8%に留まっています。特に利益面での遅れが顕著であり、スマートフォン市場の需要変動が大きく影響しました。2024年までは期初予想を上回る実績を上げていましたが、直近2期は市況悪化により大幅な未達となっており、目標達成へのハードルは高いと言わざるを得ません。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価変動を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。過去5年間のTSRを見ると、FY2023以降、TOPIXのパフォーマンスを大きく下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、FY2024・FY2025の業績悪化に伴う株価の低迷が主な要因です。株主還元として増配は継続しているものの、それを上回る株価下落が響き、市場全体の成長に追いつけていないことを示唆しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 115.0万円 | +15.0万円 | 15.0% |
| FY2022 | 111.0万円 | +11.0万円 | 11.0% |
| FY2023 | 84.4万円 | -15.6万円 | -15.6% |
| FY2024 | 99.1万円 | -0.9万円 | -0.9% |
| FY2025 | 102.7万円 | +2.7万円 | 2.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は7.78倍と高く、将来の株価上昇を期待した信用買い残が積み上がっている状況で、短期的な需給の重しとなる可能性があります。PER・PBRともに機械セクターの平均を上回っており、市場からは今後の成長性がある程度織り込まれていると考えられます。来期業績予想の大幅な回復が現実となれば、現在の株価指標の割高感は薄まる可能性があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
JSR株式会社がオプトラン株式の5%ルール報告書を提出し、機関投資家の関心が高まった。
第3四半期累計決算にて経常利益63%減益を発表し、業績への慎重な見方が広がった。
本決算にて2.3倍の増益と増配を発表。AIメカテックとの提携も含め、反転の兆しが見える。
最新ニュース
オプトラン まとめ
ひとめ診断
「スマホの画面やカメラレンズを支える『見えない膜』を作る、原子レベルの精密加工装置メーカー」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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