JUMP

ナブテスコ6268

Nabtesco Corporation

プライムUpdated 2026/04/30
01 / 5 sections

まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑(営業利益207億円に回復。中計目標420億円にはまだ距離あり)
配当
少なめ
1株 80円(DOE 3.5%目安の安定配当。80円で4期連続維持)
安全性
安定
自己資本比率 58.6%(自己資本比率58.6%、無借金経営に近い堅固な財務基盤)
稼ぐ力
普通
ROE 5.8%(ROE 5.4%と低水準。ROIC 10%が中計目標)
話題性
普通
ポジ 45%(事業売却による選択と集中を市場は好感。ロボット市場の回復期待が株価を支える)

この会社ってなに?

あなたが毎日通るコンビニやオフィスの自動ドア、その約半数はナブテスコ製です。新幹線のブレーキシステムやドア開閉装置、工場で活躍する産業ロボットの関節を精密に制御する減速機、飛行機の翼を動かすアクチュエーター――私たちの移動や暮らしの安全を支える「見えない技術」の集合体がナブテスコです。

ナブテスコは2003年に帝人製機とナブコの統合により誕生した精密機器メーカー。産業ロボット用精密減速機で世界シェア約60%、自動ドアで国内シェア約55%・世界トップクラスの地位を誇ります。鉄道車両用ブレーキ・ドアシステム、航空機用フライトコントロールアクチュエーター、商用車用エアブレーキなど、輸送分野を中心に8つの事業領域を展開。2025/12期期は売上高3,079億円・営業利益207億円を計上。2025年2月に発表した新中期経営計画では、2027年度にROIC 10%以上、売上高4,000億円、営業利益420億円を目標に掲げています。油圧機器事業をイタリアのComer Industriesに142億円で譲渡する一方、ヒト型ロボットや協働ロボット向け小型減速機の拡充に注力し、事業ポートフォリオの変革を推進中。連結従業員約8,500名のグローバル企業です。

機械プライム市場

注目ポイント

精密減速機で世界シェア約60%の圧倒的首位

産業ロボットの関節を精密に制御するRV減速機で世界シェア約60%。高精度・高剛性・長寿命の三拍子が揃い、ファナック・安川電機・ABBなど世界の主要ロボットメーカーが採用。ロボット産業の成長がそのまま追い風になるポジションです。

自動ドアで国内シェア55%・世界トップクラス

日本初の自動ドア国産機メーカーとして65年以上の実績。コンビニ・オフィスビル・病院など身近な場所で圧倒的シェアを持つストック型ビジネス。バリアフリー需要やインバウンド回復で安定的な収益基盤を形成しています。

低収益事業の売却でROIC 10%への構造改革

油圧機器事業やイタリア鉄道子会社を売却し、経営資源を精密減速機・自動ドアなど高収益事業に集中。DOE 3.5%を目安とした安定配当も維持しつつ、2027年にROIC 10%以上を目指す攻めの経営を展開中。

会社概要

業種
機械
決算期
12月
本社
東京都千代田区平河町2丁目7番9号 JA共済ビル
公式
www.nabtesco.com

サービスの実績は?

60%
精密減速機 世界シェア
産業ロボット用
圧倒的首位
55%
自動ドア 国内シェア
世界トップクラス
安定
4,000億円
中計売上高目標
2027期目標
成長目標
420億円
中計営業利益目標
2027期目標
成長目標
10%以上
ROIC目標
2027期目標
成長目標
8,472
従業員数
単体ベース
02 / 5 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

コンポーネントソリューション
約1,400億円45.2%)
トランスポートソリューション
約800億円25.8%)
アクセシビリティソリューション
約600億円19.4%)
商用車用ブレーキ等
約300億円9.7%)
コンポーネントソリューション約1,400億円
利益: 約130億円利益率: 約9.3%

産業ロボット用精密減速機(世界シェア約60%)、油圧機器。主力事業でありロボット市場の成長が追い風。油圧機器事業はComerへ譲渡済み。

トランスポートソリューション約800億円
利益: 約60億円利益率: 約7.5%

鉄道車両用ブレーキ・ドアシステム、航空機用フライトコントロールアクチュエーター。安全・安心に直結する輸送インフラ向け製品群。

アクセシビリティソリューション約600億円
利益: 約50億円利益率: 約8.3%

自動ドア(国内シェア約55%)、プラットホームドア。バリアフリー需要とインバウンド回復で堅調に推移。

商用車用ブレーキ等約300億円
利益: 約15億円利益率: 約5.0%

商用車用エアブレーキ機器。子会社ナブテスコオートモーティブが独コンプレッサーメーカーを買収し、事業基盤を強化中。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.8%
株主資本の利回り
ROA
3.4%
総資産の活用度
Op. Margin
6.7%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期29.6%13.5%-
2022/03期3.9%2.1%-
2023/03期5.7%3.4%-
2024/03期3.8%2.3%4.6%
2025/03期5.8%3.4%6.7%

2021/12期のROE 25.4%は投資有価証券売却益による一時的な突出値です。実力ベースのROEは3〜5%台と低水準で推移しており、資本効率の改善が経営課題。営業利益率も2022期〜2024期は5〜6%にとどまりましたが、2025/12期は6.7%に改善。新中計では営業利益率10%以上・ROIC 10%以上を掲げ、低収益事業の売却と高付加価値製品への集中で収益力の向上を目指しています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期2,998億円0円648億円534.7円-
2022/03期3,087億円0円94.6億円78.9円+3.0%
2023/03期3,336億円0円146億円121.3円+8.1%
2024/03期2,805億円129億円101億円84.3円-15.9%
2025/03期3,079億円207億円157億円131.6円+9.8%

2023/12期に売上高3,336億円と過去最高を記録しましたが、2024/12期〜2025/12期は油圧機器事業の売却影響もあり減収が続いています。営業利益は2022期〜2024期の3期間170億円前後で停滞していましたが、2025/12期は207億円と回復基調。2021/12期の純利益648億円は投資有価証券売却益による一時的な突出値です。2026/12期は売上高3,270億円・営業利益277億円を予想し、新中計では2027期に売上高4,000億円・営業利益420億円を目指しています。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

機械の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.8%
業界平均
8.5%
営業利益率下回る
この会社
6.7%
業界平均
10.2%
自己資本比率上回る
この会社
58.6%
業界平均
56.3%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億5,600万円
取締役6名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
コンポーネントソリューション約1,400億円約130億円約9.3%
トランスポートソリューション約800億円約60億円約7.5%
アクセシビリティソリューション約600億円約50億円約8.3%
商用車用ブレーキ等約300億円約15億円約5.0%

コンポーネントソリューション(精密減速機)が売上・利益の柱で利益率約9%と最も高収益。自動ドア(アクセシビリティ)も利益率8%台と健全。油圧機器事業のComerへの譲渡と鉄道子会社OCLAPの売却により、低収益事業を切り離して高付加価値領域への集中を進めています。役員報酬は取締役6名に対し総額1億5,600万円(1人あたり推定約2,600万円)。監査報酬は1億3,800万円です。

会社の計画は順調?

B
総合評価
営業利益は上振れ傾向だが、売上高は事業売却影響で未達リスクあり

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

油圧機器・鉄道子会社の売却で売上高は計画より縮小する可能性。一方で利益率改善は進んでおり、営業利益は会社予想を上回る傾向がある。
新中期経営計画(2025-2027)
2025年1月〜2027年12月
売上高: 目標 4,000億円 大幅遅れ
25%
営業利益: 目標 420億円 大幅遅れ
20%
営業利益率: 目標 10%以上 大幅遅れ
30%
ROIC: 目標 10%以上 大幅遅れ
20%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2024/12期3,220億円3,234億円+0.4%
2025/12期3,220億円3,079億円-4.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2024/12期128億円148億円+15.6%
2025/12期200億円207億円+3.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2024/12期は営業利益が当初予想128億円に対し148億円と15.6%の上振れ着地。2025/12期も営業利益は会社予想を上回りました。一方、売上高は2025/12期に事業売却の影響で4.4%未達。新中計の最終年度2027期に売上4,000億円・営業利益420億円を達成するには現状から大幅な成長が必要で、M&Aを含む非連続的成長戦略の実行力が問われます。

最新ニュース

中立
油圧機器事業の売却完了、イタリアComer Industriesへ
01/05 · 日本経済新聞
ポジティブ
ヒト型ロボや協働ロボ向けに小型減速機を拡充
12/26 · 日本経済新聞
ネガティブ
鉄道車両用ドアシステムの伊子会社OCLAPを独ファンドに売却
12/25 · 日本経済新聞
中立
油圧機器事業をComer Industriesに142億円で譲渡と発表
07/31 · 日本経済新聞
ポジティブ
2024/12期決算と新中期経営計画を発表、ROIC 10%目標
02/12 · 株探

どんな話題が多い?

事業売却・再編30%
ロボット・減速機25%
決算・業績20%
新中期経営計画15%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや期待
報道件数(30日)
150
前月比 +12%
メディア数
45
日本経済新聞, 東洋経済オンライン, ダイヤモンド, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES
業界内ランキング
上位 15%
機械 120社中 18位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1944年
帝人製機として創業

帝人グループの機械部門として帝人製機が設立。航空機用精密減速機の製造技術を基盤に、高精度なモーション制御技術を蓄積していった。

1956年
日本初の自動ドアを開発

ナブコ(旧・日本エヤーブレーキ)が日本初の自動ドア国産機を開発。鉄道車両用ブレーキで培った空気圧制御技術を応用し、自動ドアの国内市場を切り開いた。

1980年代
産業ロボット用精密減速機で世界を制する

帝人製機がRV減速機を開発し、産業ロボットの関節駆動用に供給開始。高精度・高剛性・コンパクトな設計が世界の産業ロボットメーカーに採用され、世界シェア60%の圧倒的ポジションを確立。

2003年
帝人製機とナブコが統合、ナブテスコ誕生

帝人製機(精密減速機)とナブコ(自動ドア・ブレーキ)が対等統合し、ナブテスコが誕生。「うごかす、とめる」の技術を融合した独自のモーションコントロール企業として新たなスタートを切った。

2025年
事業ポートフォリオ変革、低収益事業を売却

油圧機器事業(142億円)と鉄道子会社OCLAPの売却を決断。中国勢の台頭と欧州競争激化を受け、低収益事業から撤退し高付加価値領域へ経営資源を集中。新中計でROIC 10%以上を掲げる。

2027年〜
ロボティクス×モビリティで次の成長へ

ヒト型ロボット・協働ロボット向け小型減速機の拡充、帆船型ドローンの共同研究、アシストユニットの販売開始など、精密制御技術を新領域に展開。売上高4,000億円・営業利益420億円の達成に向けた挑戦が続く。

出来事の年表

2026年1月事業完了

油圧機器事業のイタリアComer Industriesへの売却が完了。142億円で株式70%を譲渡し、建機向け低収益事業から撤退。

2025年12月製品拡充

ヒト型ロボや協働ロボ向けに小型減速機を拡充。成長市場への製品ラインナップ強化を発表。

2025年12月事業売却

鉄道車両用ドアシステムのイタリア子会社OCLAPを独ファンドに売却。欧州大手との競争激化で撤退を決断。

2025年7月事業再編

油圧機器事業を会社分割により新会社「コムテスコ」に移管、Comer Industriesへ142億円で譲渡すると発表。中国勢の台頭に対応。

2025年2月新中計発表

2024/12期決算と同時に新中期経営計画を発表。2027年度にROIC 10%以上・売上高4,000億円・営業利益420億円を目標に設定。

社長プロフィール

木村 和正
木村 和正
代表取締役社長
ポートフォリオ変革者
当社は新中期経営計画のもと、事業ポートフォリオの最適化と資本効率の改善に取り組んでまいります。精密減速機やモーションコントロール技術を核に、ロボティクス・自動化の成長市場で確固たる地位を築き、ROIC 10%以上の実現を目指します。「うごかす、とめる、ささえる」のコア技術で社会課題の解決に貢献し続けます。
05 / 6 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率58.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
468億円
借金(有利子負債)
Net Assets
2,719億円
会社の純資産

総資産4,640億円に対し純資産2,888億円、自己資本比率58.6%と堅固な財務基盤を持ちます。BPSは毎期着実に増加し2,320円に到達。2021/12期から2023/12期にかけて総資産が縮小した(4,817→4,221億円)のは有価証券売却による資産スリム化の影響。設備投資は年間115.9億円と技術基盤への投資を継続しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+328億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-157億円
投資に使ったお金
Financing CF
-136億円
借入・返済など
Free CF
+171億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期0円0円0円0円
2022/03期0円0円0円0円
2023/03期0円0円0円0円
2024/03期267億円287億円41.4億円20.8億円
2025/03期328億円157億円136億円171億円

2021/12期の投資CF+671億円と巨額FCF(1,035億円)は有価証券売却(関連会社株式等)の影響で一時的な突出値。2022/12期は営業利益の低下で営業CF 77億円と低水準でした。2025/12期は営業CF 328億円に回復し、投資CF▲157億円と合わせFCF 171億円の黒字。油圧機器事業売却による142億円の入金も財務基盤の強化に寄与しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 2名(14.3% 男性 12
14%
86%
監査報酬
1億3,800万円
設備投資額
115.9億円
平均勤続年数(従業員)
16.9
臨時従業員数
342

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主41.8%
浮動株58.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関30.7%
事業法人等11.1%
外国法人等41.4%
個人その他12%
証券会社4.7%

東海旅客鉄道(4.4%)・ファナック(3.2%)等の事業法人が安定株主。信託口・外国法人中心で機関投資家比率が高い。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(19,855,000株)16.88%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(11,210,000株)9.53%
東海旅客鉄道株式会社(5,171,000株)4.4%
ファナック株式会社(3,760,000株)3.2%
BBH (LUX) FOR FIDELITY FUNDS-GLOBAL TECHNOLOGY POOL(常任代理人)株式会社三菱UFJ銀行(3,556,000株)3.02%
BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC(常任代理人)株式会社三菱UFJ銀行(3,501,000株)2.98%
BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT  (常任代理人)株式会社三菱UFJ銀行(2,806,000株)2.39%
BNYMSANV AS AGENT/CLIENTS LUX UCITS NON TREATY 1 (常任代理人)株式会社三菱UFJ銀行(2,579,000株)2.19%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL  (常任代理人)ゴールドマン・サックス証券株式会社(2,049,000株)1.74%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人)株式会社みずほ銀行(1,676,000株)1.42%

筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行(16.9%)、次いで日本カストディ銀行(9.5%)と信託口が上位を占めます。事業法人では東海旅客鉄道(JR東海、4.4%)ファナック(3.2%)が株式を保有し、ロボット・輸送分野の事業パートナーとして安定株主の役割を担っています。Fidelity(3.0%)、Goldman Sachs(1.7%)など外国機関投資家の保有比率も高く、グローバルな機関投資家から注目される銘柄です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1産業ロボット市場の景気変動リスク。精密減速機は設備投資サイクルに連動するため、世界的な景気後退局面では受注が大幅に減少する可能性がある
2中国メーカーの台頭による価格競争リスク。精密減速機分野で中国ローカルメーカーがコストを武器に市場シェアの拡大を図っており、価格維持が課題
3為替変動リスク。海外売上比率が高く、円高局面では連結業績にマイナスインパクトが生じる。特にユーロ・ドルの変動が影響大
4事業ポートフォリオ再編に伴うリスク。油圧機器事業やイタリア鉄道子会社の売却で経営資源を集中する一方、新規事業の立ち上がりが遅れると収益ギャップが生じる恐れ
5原材料・エネルギー価格の高騰リスク。鉄鋼・レアアース等の価格上昇は減速機の製造コストに直結し、製品価格への転嫁が困難なケースがある
6地政学リスク。中国・欧州を中心にサプライチェーンの分断や貿易規制強化が発生した場合、部品調達や納品に支障が生じる可能性がある

社員の給料はどのくらい?

平均年収
715万円
従業員数
8,472
平均年齢
42.6歳
平均年収従業員数前年比
当期715万円8,472-

06 / 5 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

5年累積TSRは91.7%(投資元本が約0.92倍)と元本割れ水準にとどまり、TOPIX(213.2%)を大幅に下回るアンダーパフォームが続いています。2023期にTSR 69%まで低下した後、2025期にかけて92%まで回復しましたが、依然として投資時点を下回る状況。ROEの低さとPBR 1.8倍というプレミアムバリュエーションの乖離が市場からの厳しい評価を反映しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
80
方針: DOE 3.5%を目安とした安定配当および機動的な自社株買い
1株配当配当性向
2016/03期5035.1%
2017/03期7235.3%
2018/03期7343.0%
2019/03期7350.5%
2020/03期7545.4%
2021/03期7714.4%
2022/03期7898.9%
2023/03期8066.0%
2024/03期8095.0%
2025/03期8060.8%
9期連続増配
株主優待
なし

なし

2021/12期の77円から2023/12期の80円まで増配し、その後は80円で安定配当を継続。新中期経営計画ではDOE(親会社所有者帰属持分配当率)3.5%を目安とした配当方針を掲げています。2021/12期の配当性向14.4%は有価証券売却益で純利益が膨らんだため低く見えますが、2022/12期・2024/12期は純利益低下で配当性向がほぼ100%に達しており、減配しない姿勢を示しています。株主優待制度はありません。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 91.7万円 になりました (-8.3万円)
-8.3%
年度末時点評価額損益TSR
2021期77.0万円23.0万円-23.0%
2022期77.9万円22.1万円-22.1%
2023期68.9万円31.1万円-31.1%
2024期69.1万円30.9万円-30.9%
2025期91.7万円8.3万円-8.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残290,000株
売り残15,000株
信用倍率20.9倍
2026年3月下旬時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年4月下旬(予定)
第2四半期決算発表2026年8月上旬(予定)

PER 27.6倍・PBR 1.79倍と機械セクター平均を大きく上回るプレミアム水準で取引されています。精密減速機の世界シェア60%という圧倒的なポジションが高バリュエーションの背景。信用倍率20.9倍と買い残が優勢で、52週高値5,217円から直近4,149円まで約20%の調整が入っています。配当利回り1.93%はセクター平均を若干下回ります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期1,020億円371億円36.4%
2022/03期158億円63.0億円40.0%
2023/03期256億円111億円43.2%
2024/03期138億円36.7億円26.6%
2025/03期217億円59.6億円27.5%

2026/12期予想では税引前利益277億円に対し法人税等101億円、実効税率36.5%と標準的な水準を見込みます。グローバル展開により各国の税率差異が生じますが、日本を主要な事業拠点としているため法定実効税率に近い水準で推移しています。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

ナブテスコ まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑(営業利益207億円に回復。中計目標420億円にはまだ距離あり)
配当
少なめ
1株 80円(DOE 3.5%目安の安定配当。80円で4期連続維持)
安全性
安定
自己資本比率 58.6%(自己資本比率58.6%、無借金経営に近い堅固な財務基盤)
稼ぐ力
普通
ROE 5.8%(ROE 5.4%と低水準。ROIC 10%が中計目標)
話題性
普通
ポジ 45%(事業売却による選択と集中を市場は好感。ロボット市場の回復期待が株価を支える)

「産業ロボット用精密減速機で世界6割、自動ドアで世界トップ級。見えない技術で社会を動かすモーションコントロールの王者」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU